ここではヨガを始める前、始めたばかりの初心者の方から、よく言われるご質問をまとめました。
「体が硬くても大丈夫ですか?」、「ヨガはどんな効果がありますか?」などなど、18の質問へお答えします!
RYT200資格取得についてのQ&Aはこちらの記事をご覧ください。
→【RYT200特集05】ここが気になる!RYT200ヨガ資格取得講座Q&Aまとめ
まず、朝・昼・夜のなかで最もおすすめなのは、「朝」と言われています。朝起きてからすぐ、朝食の前に日の光を浴びながら行うことで気持ちよく身体に酸素を行き渡らせることができます。また、次におすすめなのは「夜」行うヨガです。1日の終わりに行うヨガは、その日の疲れを精神的にも身体的にもほぐしてくれる効果があります。
逆に、ヨガを行わないほうが良い時間帯は、食後すぐです。ヨガは内臓を刺激するポーズが多いため、満腹の状態で行うと消化不良をおこしたり、気分が悪くなったりしてしまいます。食後は2時間ほどあけてから行うようにしましょう。また、ヨガ直後の食事も栄養吸収が良くなっていたりするため、ダイエットを目的としている場合は、食事の直前のヨガも避けたほうが良いでしょう。
慣れてきたら週2回・3回と増やしていきます。大きな変化を短期間で求めるのではなく、継続することで徐々に変わっていく自分の身体を感じながら自分にとって心地よい頻度を探していきます。そうしたことを大前提としたうえで、目的によってのおすすめの頻度をご紹介します。
・リラックスしたい場合:週1回~好きなだけ
・痩せたい場合:週2、3回を3か月程度
・筋肉をつけたい場合(ヨガならではのしなやかな筋肉):週2、3回を最低3か月
どういうことかというと、ヨガの本来の目的はポーズを完璧にとることではありません。自分と向き合うことがヨガの本来の目的です。身体の柔らかい人は、なんとなく先生のお手本通りにポーズの形をとれてしまいますが、それでは自分の身体と向き合っていることにならないのです。逆に身体の硬い方は、ポーズをとるごとに身体のどこかが辛かったり痛かったりするのを感じます。
その痛みを感じ、どのように動かせば痛みを感じず身体を伸ばすことができるのかを探っていくことが自分の身体との対話になります。「自分と向き合う」ことこそがヨガなのです。自分の身体と向き合いながら、徐々に身体を心地よいしなやかな状態に導いていきます。但し、身体の硬い方は無理をしすぎないようにだけ気を付けてください。
リストラティブヨガはセラピー要素の強いヨガで、プロップスと呼ばれる補助道具を使ってポーズを行うため、無理のない状態で身体を安定させることが可能です。
こういったヨガからチャレンジし、徐々に身体を慣らしていくと怪我することなくヨガを深めていくことができます。また、日常ではお風呂上りの身体が温まっている状態でストレッチするなど、無理のない範囲で徐々に身体を慣らしていくことが大切です。
全身の血流が促進され、自然と身体が柔らかくなっている状態でほぐしてあげることで、徐々に柔らかく変化していきます。また、ストレッチは基本的に毎日行うことが重要です。隙間時間を見つけてその場でできる簡単なストレッチを少しでも良いのでこまめに行います。
ただ、怪我無くヨガを続けていくために身体を柔らかくしていくことは有益ですので、ストレッチも合わせて行えばよりヨガを深めることにもつながります。
このハタヨガから各国の身体的・文化的なものに応じて様々なヨガが生まれました。そうして派生したヨガとして、アシュタンガヨガやパワーヨガ・ホットヨガやイシュタヨガ・アイアンガーヨガやリストラティブヨガなど様々なものが含まれます。
人によって最適なヨガはそれぞれです。どのヨガをやればいいか迷ったときには、ポイントとして「運動量」「呼吸法の重要度」「瞑想の有無」「内容が決まったものか」「流れるように動くものか、ひとつひとつポーズをとるものか」といったことに注目して自分に適したものを探してみてください。
ただ、ヨガをする環境としてホットヨガは室温38℃前後、湿度60%前後といった部屋のなかで行いますので、一般のヨガと比べて得られる効果が異なります。
ホットヨガのメリットとしては、室温・湿度が高いため身体が温まって柔らかくなりポーズがとりやすく、怪我が少ないことや、発汗作用が高く代謝が高まりデトックス効果が期待できる点が挙げられます。
逆にデメリットとしては、室温・湿度が高いことにより体力を消耗しやすくハードな点が挙げられます。体力がない方はホットヨガ中に気分が悪くなってしまうこともあるようです。
よりダイエット効果を期待してヨガを行う方にはホットヨガがおすすめですが、呼吸や心を整えるためには一般のヨガのほうがより落ち着いて行えるといえます。
・「YOGAポーズの教科書」 綿本彰著
ヨガの第一人者 日本ヨーガ瞑想協会会長 綿本彰氏によるヨガポーズの解説集。辞書的でシンプルな使いやすい内容でヨガ入門者に最適。さらにはヨガ上級者が読んでも理解が深まる一冊です。
2)ヨガの本質!ヨガ哲学を学びたい人におすすめの書籍
・「インテグラル・ヨーガ(パタンジャリのヨーガ・スートラ)」 スワミ・サッチダーナンダ著
ヨガの根本教典であるヨーガ・スートラをインドの思想家であるパタンジャリが編纂し、わかりやすく伝えているヨガ哲学の入門書。手元に置き、繰り返し読むことでヨガの理解を一層深めることができます。
・「やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガ スートラ」向井田みお著
インド哲学を学び続ける向井田みお がやさしく解説するヨーガ・スートラ。読んですぐ実践きるような解釈が加わり、初心者にも読みやすい一冊です。
もしくは、全く出来ない場合はお休みをしたりプロップス(補助道具)を使うなどしたりして無理のない範囲でチャレンジしてみても良いかもしれません。少しずつ、出来るようになるのを焦らずに待つ心の余裕をもつことを覚えることもヨガを深める一歩です。
ただ、生理中のヨガでは注意しなければいけないポーズがあります。まず一つ目がねじりのポーズです。ねじりのポーズは生理中の子宮に負担をかけてしまう可能性がありますので、ゆるめにねじるかそのポーズの間はお休みします。
もう一つが逆転のポーズです。逆転のポーズは経血が逆流してしまう可能性があるため、お尻の位置が胸や心臓より高くなるようなポーズはお休みしておきましょう。また、その他の注意点としては身体を冷やさないように行うことです。
特に最後のシャバアーサナ(お休みのポーズ)の際には身体が冷えやすいので、上着やブランケットなどを用意して身体を冷やさないように行いましょう。
また、ヨガで行う深い呼吸も関係しています。深い呼吸により身体に酸素を多く送り込むことで、より脂肪燃焼効果が高まります。そうした深い呼吸が日常的に行えるようになると基礎代謝も上がり、ますます痩せる要素が加わります。
その他、ヨガでリラックスすることにより自律神経が整いストレスでの暴飲暴食が減ることなども、ヨガの効果のひとつです。こういった要素により、ヨガを一定の頻度で続けていくことで身体全体がバランスよく痩せていきます。
とはいえ、ヨガには身体をあまり動かさないものもありますので、特に痩せることを目的としている方には運動量の多いパワーヨガやアシュタンガヨガ、ヴィンヤサヨガなどがおすすめです。
また、いきなり難しいポーズにチャレンジするのではなく、必ずウォーミングアップを入念に行ってからポーズに入っていきましょう。これらを怠ると怪我の原因になってしまいます。
体得したつもりのポーズでも自宅で行ううちに違ったやり方になっていることがありますので、定期的にスタジオに通うなどして正しい方法を確認しましょう。
ですので、軽くリラックスでき副交感神経を優位にしてくれる、ゆったりとした動きに止めましょう。
人にもよりますが、3か月ほどたつと柔軟性が高まった、姿勢が良くなった、内臓の位置が戻り便秘が解消されたなどの効果が見られます。
しかし、身体的な効果については短期的なものではなく、長期的なものと捉えたほうが良いでしょう。また、精神的な効果については、行った当日に感じるという方もいらっしゃいます。
ヨガの前はイライラしていた気持ちが治まった、気持ちが落ち着いたなどの声も聞かれます。ただ、こちらも日常的な心の安定といったところまで実感するには少なくとも3か月以上はかかると考え、少ない時間であっても継続してヨガを行うことが大切です。
そんなときには、いくつか工夫をしてみてはいかがでしょうか。まずは短い時間から行うこと。瞑想は急に長い時間できるものではありません。1分からでもいいので短い時間で行ってみましょう。
次に、瞑想をする時間帯を夜や食後といった眠くなってしまう時間ではなく、朝起きてすっきりした頭で行ってみます。なかなか時間をとるのは難しいかもしれませんが、こういった工夫もひとつです。
また、瞑想アプリやオンラインクラスに参加してみるのも良いでしょう。1人では寝てしまう、続かないという方にはこういった方法を試してみるのもおすすめです。
ニューデリーなどの喧騒から比べ、驚くほどに穏やかな雰囲気と自然に囲まれた心地の良い場所で、ここにはアシュラムと呼ばれるヨガの道場が100近くもあります。このアシュラムに世界各国から多くの人々がヨガの修行に訪れます。
なぜこのように修行の場として多くの人々が訪れるのかというと、リシケシュはヨガの修行に集中できる場であることが言えます。広大なガンジス川と山に囲まれた街には神聖な空気が流れ、ヨガの本質である心と身体の調和を理解するのに最高な環境であると言えます。
そして、ヨガのあとの食事ですが代謝が高まって吸収率もよくなっているため、できれば1~2時間ほどあけてからとるようにしましょう。食事の内容は汗で流れたビタミンやミネラルを補給し、筋肉を作るタンパク質を多くとることを意識したものにします。
チーズや豆乳、ヨーグルト、バナナ、サラダチキン、ゆで卵などはコンビニでも手に入り取り入れやすいのではないでしょうか。逆に、避けてほしい食事は糖質を多く含むものやカロリーが高いものです。
ヨガで代謝があがっているときに摂ると、ダイレクトに吸収されてしまいます。レッスン帰りにケーキ、などは避けたほうが良いでしょう。また、冷たい食べ物や飲み物も消化器官を冷やし消化機能を下げてしまいますので気を付けてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
もしこの質問リストにないものがあれば、ぜひコメントでご連絡くださいね。
随時追加していきたいと思います!