昨今、フィットネスがブームになり、その中でもピラティスはとても人気が高くなっています。
そんなピラティスですが、インストラクター資格を取るための教育団体はたくさんあり、どこがいいか判断に悩む人も多いと思います。
そこで今回は、ピラティスの資格の種類、選ぶポイントと代表的な教育団体をご紹介します!
目次
ピラティス資格種類と選ぶポイント
資格の種類
ピラティスの資格は大きく3種類あります。
- マット
- マシン
- コンプリヘンシブ
マット資格とマシン資格を両方持つ場合は「コンプリヘンシブ資格」と呼ばれます。コンプリヘンシブ資格資格を取得する際は、マット→マシンの順番で進めていきます。
マシンを使ったレッスンは、マットよりも単価が高いため、より稼ぎたい人はコンプリヘンシブ資格がオススメです。
また、マシン資格は団体によって含まれる内容が異なります。リフォーマーのみなのか、他のマシン(チェアなど)も含むのか、事前に確認をしましょう。
選ぶポイント
ピラティス資格を選ぶポイントは5つあります。
- PMA加盟団体かどうか
- 受講方法
- 費用
- 日程
- 資格取得後の就職サポート
まず、ピラティスにはPMA(Pilates Method Alliance)という国際団体があり、国際的な教育水準を設定しています。国際水準の教育を受けたい、世界的に通用する資格を取りたい場合は、PMA加盟団体の資格を取得することがおすすめです。
また、受講方法は通学とオンライン、もしくは座学はオンライン・実技は通学というパターンもあります。自分の通いやすいコースを探しましょう。
費用面では、PMA加盟団体の受講費は高い傾向にあります。PMA加盟団体以外の資格であれば比較的安く済むケースが多いです。
日程については、開講が平日のみであったり、終日の受講が必要な場合もあるため、事前に確認をしてから申し込みましょう。
団体によっては、独自の養成コースを持つ場合があります。例えば、怪我をしたクライアントへの指導や妊婦・シニア向けのピラティスなどです。自分が学びたい内容に合わせて選びましょう。
最後に、ピラティスインストラクターとして働いていきたい人は、資格取得後にスタジオで働かせてもらえるなど、就職のサポートがあるか確認することをおすすめします。
おすすめピラティス資格10選
おすすめ!
MAJOLI(マジョリ)
MAJOLIピラティスインストラクター養成講座(RPT30)
MAJOLIはヨガ、ピラティスの資格講座が多数あるスクールです。MAJOLI(マジョリ)のマットピラティス資格RPT30オンラインコースは、国際ピラティス協会より正式認定されています。
完全オンラインで受講可能なので、忙しい方でも、通うのが難しい方でも資格が取得できます。
こちらは実際のオンライン受講の様子です。
取得可能な資格 | RPT30、その他RYT200、500 |
学ぶ内容 | ピラティスの歴史、基本原理、指導方法とキューイング、解剖学、トークスキル、クラスの作り方など |
資格取得までにかかる期間(目安) | 約2ヶ月〜 |
受講方法 | オンライン |
費用 | 198,000円→早割キャンペーン5万円割引 分割月々5,500円〜 |
PMA加盟団体
BASI
BASIは世界最大級のピラティス教育団体です。BASIの養成コースは、その質の高さで評価されており、PMAでは理事をつとめています。
また、資格取得後の就職サポートを手厚く行っている団体です。
取得可能な資格 | BASIでは「マット」「マシン」「コンプリヘンシブ」の3つの資格を取得することができます。 また、医療従事者向けのコースも開催されています。 |
学ぶ内容 | ピラティスのコンセプト、呼吸法、エクササイズ、姿勢のチェックの仕方、解剖学など |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット:6ヵ月~ マシン:1年半~ |
受講方法 | 通学、通学とオンラインのハイブリット、オンライン(近くにスタジオがないエリアのみ) |
費用 | マット資格:¥298,000~ マシン資格:¥640,000※変動あり コンプリヘンシブ資格:¥900,000~ |
balanced body
balanced bodyはピラティスマシンのトップシェアメーカーが運営する教育団体です。 ピラティスマシンメーカーが母体のため、マシンを使ったエクササイズの充実に強みがあります。
取得可能な資格 | 「マット」「リフォーマー」「マット&リフォーマー」「コンプリヘンシブ」「コアラインコース」「3D解剖コース」 |
学ぶ内容 | 体の動きの原則(ムーブメントプリンシパル)、エクササイズ、解剖学など |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット:6ヵ月 マシン(リフォーマーコースの場合):3ヵ月(別途課題あり) |
受講方法 | 体の動きの原則(ムーブメントプリンシパル)クラス、マットクラスのみオンライン可、他は通学が必要 |
費用 | マット:¥335,000~ リフォーマー:¥360,000~ コンプリヘンシブ:¥890,000 |
PHI Pilates
PHI Pilatesは姿勢改善に強みを持ち、病院でのリハビリテーションからトップアスリートのコンディショニングまで、幅広く対応できることが特徴のピラティスメソッドです。
取得可能な資格 | マット資格1つ、各道具・マシン別に7つの資格、腰背部痛に特化したYUR® BACK プログラム |
学ぶ内容 | 呼吸法、姿勢の評価、エクササイズ、グループセッションの指導法など |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット:1ヵ月~ マシン(リフォーマーIコースの場合):2週間~ |
受講方法 | Propsコース以外は通学が必要です |
費用 | マット:¥254,100~ マシン(リフォーマーIコースの場合):¥231,000~ |
Peak Pilates
Peak Pilatesはアメリカのピラティス団体の中でも中心的な存在で、セレブリティなども実践している流派です。日本ではPilates Allianceが唯一のトレーニングセンターとなっています。
取得可能な資格 | マットとエクイップメント資格(=コンプリヘンシブ資格)の2つがあり、それぞれの資格は3段階に分かれている |
学ぶ内容 | エクササイズ、呼吸、レッスンの組み立て方、姿勢の評価など |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット認定資格:3段階それぞれにつき1ヵ月~ エクイップメント認定資格:3段階それぞれにつき、5~10時間の受講と60~120時間の課題 |
受講方法 | 基本的に通学のみ |
費用 | マット認定資格:¥334,300~ エクイップメント認定資格:¥1,058,200~ |
FTP Pilates
FTP Pilatesはイギリスで創設されたピラティス教育団体で、「最高の効率と実践性」をコンセプトにインストラクター育成を行っている団体です。
マタニティピラティス・シニアピラティスの養成コースがあることが大きな特徴です。
日本国内には複数の認定アカデミーがあり、そこで開催される養成コースを受講します。
取得可能な資格 | マットピラティスを中心にレベル・専門別に8つの資格を取得することができます。マタニティピラティス・シニアピラティスの資格も取得可能 |
学ぶ内容 | ピラティスのコンセプト、呼吸法、エクササイズ、姿勢のチェックの仕方、解剖学、妊娠中/産後におけるピラティスエクササイズ(マタニティピラティス資格コース)など |
資格取得までにかかる期間(目安) | ベーシックマットピラティス養成コースの場合:30時間の講習+試験 |
受講方法 | 通学のみ |
費用 | 公認アカデミーのSATOKOピラティススクールの場合、ベーシックマットピラティス養成コースの6日間集中コース:¥191,400~ |
STOTT PILATES(英語サイト)
STOTT PILATESの特徴は、ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏のオリジナルメソッドに、生物力学・科学を取り入れているという点です。
創始者の一人がプロのバレエダンサーであったことから、バレエ界と関わりが深く、世界中のバレエ団やスクールで取り入れられているメソッドです。
日本国内にはSky Pilates Tokyo(東京)、ZONE(大阪)など、複数のアカデミーがあります。
取得可能な資格 | レベル別にマット、マシン資格があるほか、
・怪我のあるクライアントに対してのピラティス指導に特化したコース |
学ぶ内容 | 姿勢の評価、エクササイズ、プログラムの構成方法など |
資格取得までにかかる期間(目安) | IMPコース(初級/中級マットコース):40時間の受講と課題55時間 IRコース(初級/中級リフォーマーコース):50時間の受講と課題75時間 |
受講方法 | 通学のみ |
費用 | IMPコース(初級/中級マットコース):¥233,700
IRコース(初級/中級リフォーマーコース):¥276,250 |
POLESTAR PILATES
POLESTAR PILATESはリハビリテーション医学をベースにしたピラティスで、ピラティスの原理原則に、整形外科やスポーツ医学、運動科学などの科学的知見を融合しています。また、教育の中で「対話」を重視することも特徴です。
取得可能な資格 | 「マット」「リフォーマー」「コンプリヘンシブ」の3つ |
学ぶ内容 | |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット:9ヵ月~ リフォーマー:9ヵ月~ コンプリヘンシブ:1年~ |
受講方法 | 通学のみ |
費用 | マット:¥¥280,000(認定試験別途¥55,000) リフォーマー:¥360,000(認定試験別途¥65,000) コンプリヘンシブ:¥710,000(認定試験別途¥75,000) |
PMA加盟団体以外の団体
BESJ
BESJピラティスは日本初のピラティスメソッドで、日本人の体格に合わせたエクササイズが特徴です。
取得可能な資格 | マット、マシン |
学ぶ内容 | エクササイズ、解剖学、生理学、指導法、修正法など |
資格取得までにかかる期間(目安) | マット:3ヵ月 マシン:3ヵ月 |
受講方法 | 通学のみ |
費用 | マット:¥187,000 マシン:¥286,000 |
IBMA
国際ボディメンテナンス協会(IBMA)が発行するピラティス資格で、「解りやすい、面白い」をモットーにした養成コースです。
取得可能な資格 | 「ベーシック」「アドバンスド」「マスター」の3段階に分かれたマットピラティス資格 |
学ぶ内容 | 歴史、呼吸法、姿勢、エクササイズなど |
資格取得までにかかる期間(目安) | ベーシック:27時間 アドバンスド:27時間 マスター:15時間 |
受講方法 | 通学のみ |
費用 | ベーシック:¥207,900 アドバンスド:¥237,600 マスター:¥132,000 |
アグニヨガ
ヨガスタジオ「アグニヨガ」が主催するピラティス資格です。ピラティスの知識だけでなく、アロマテラピー、ハーブについても学びます。
取得可能な資格 | 「メディカルピラティスインストラクター」の資格 |
学ぶ内容 | ピラティスのエクササイズ、解剖学、医学、心理学、メディカルハーブ、アロマテラピーなど |
資格取得までにかかる期間(目安) | 3ヵ月~ |
受講方法 | 座学部分はオンライン、実技は通学 |
費用 | ¥283,800(入学金込み) |
まとめ
ピラティスの資格は自分の目的や受講スタイルに合わせた団体を選ぶことが大切です。
就職に強いのは→BASI
国際的な資格が取得できるのは→BASI、balanced body、PHI Pilates、Peak Pilates、FTP Pilates、STOTT PILATES、POLESTAR PILATES
最短で資格が取得できるのは→FTP Pilates
オンラインで学べるのは→MAJOLI、BASI(近くにスタジオがないエリアのみ)
費用が最も安いのは→BESJ
ピラティス以外の要素も学ぶことができるのは→アグニヨガ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ピラティスの資格取得について悩む皆様の参考になれば幸いです!
ピラティスの内容に関する説明はこちら。
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