トップアスリートがトレーニングに取り入れていたり、人気女優がエクササイズに取り入れていたりして、注目を集めているピラティス。
美容や健康のためにピラティスに取り組んでいるうちに、自分もピラティスインストラクターとして活躍したいと思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はズバリ!そんなピラティスインストラクターの「年収」について解説します。
ピラティスインストラクターになりたいと思われた方は是非参考にしてみてください。
目次
ピラティスインストラクターの年収は?
ピラティスインストラクターの年収相場は、働き方や入社年数により異なります。
一般的に会社に勤めた場合300万~350万円前後といわれています。
月収にすると20万~25万円が相場です。
注意したい点は、無資格または指導未経験の方だと月収17万円が相場なので、はじめから稼げる仕事ではないのが現状です。
いくつか大手のピラティススタジオの求人情報から年収を見ていきましょう。
Zen Place Pilates の正社員の求人です。
引用:https://www.wholebodyeducator.com/apply/requirements
つづいて、Pilates K。
引用:https://hrmos.co/pages/be-lifecreate/jobs/2004479559038816259
マシンピラティススタジオRintosull。
引用:https://job-medley.com/ins/1199634/?ref_page=facility&ref_target=wanted
どこの会社も仕事を始める時点では相場からのスタートになる求人情報でした。
しかし、ピラティスインストラクターの年収は働き方によっても大きくことなります。
フリーランスとして働く場合、1レッスン(60分前後)で4,000円前後が相場です。
時給換算すると、条件の良い仕事といえますね。
仮に1日に4レッスン行い、1カ月に20日働くと32万円稼げます。そこから、レッスンに使用した場所代や道具など諸経費を引いた額がお給料になります。
では、ピラティスインストラクターの年収、キャリアアップの方法を確認していきましょう。
ピラティスインストラクターの年収・キャリアアップの方法3選
実は、ピラティスインストラクターは年収が上がりにくい職業と言われています。ですが、キャリアアップで年収を増やすことができるのも事実です。わかりやすい方法が以下です。
- スタジオで昇進を目指す
- PMA認定資格、マット・マシン両方のインストラクター資格を取得する
- スタジオを経営したり、フリーランスとして活動する
詳しくみていきましょう。
昇進を目指す
勤務しているスタジオで、昇進することで給与アップも期待できます。
インストラクターとしての仕事だけでなく、その他のスタジオを経営していくうえで必要なさまざまな業務にも正社員で勤務している場合には携わることができます。
そういったマネジメント業務を上手く行えるスキルがあると、昇進が狙いやすい傾向があります。
今、働いているスタジオで長くキャリアを積んでいきたい方におすすめの方法です。
PMA認定資格やマット・マシン両方の資格を取得する
ピラティスインストラクターの資格にPMA認定の資格があります。
PMA認定の資格は国際的に認められているもので、高い技術を身に着けている証拠になります。実際に、大手スタジオのインストラクターの求人には“PMA認定資格保持者優遇”などの記載があります。
これから資格取得を目指す方、すでに他の資格を取得したがキャリアアップをしたい方はPMA認定資格を検討することをおすすめします。
また、近年マシンピラティスの需要が上がり続けています。マットの資格を取得しているからといって、マシンピラティスの指導は出来ません。マシンピラティスは、マシン専用の資格を取得している方に限り指導できることになっています。
求人ページには“マシンピラティスインストラクター資格保持者優遇”とも記載されています。
インストラクターとしてキャリアアップを図りたい場合、最終的にはマシンの資格取得も必要になってくるため、両方の資格を取得することが年収アップのカギになってくるでしょう。
通常マシンピラティスの資格を取得する際は、マットピラティスの資格を持っていることが前提となりますが、PMA認定資格スクールであるMAJOLIでは、マシンピラティス単体だけでも取得可能です。
興味のある方はこちらからチェックしてみてください。
自分のスタジオを経営したり、フリーランスとして活動する
自宅やレンタルスペースなどを利用して自分の教室を経営したり、フランチャイズのオーナーになるなど自営業者として働いたり、フリーランスとして派遣登録をして仕事を得るという方法も収入アップが見込めます。
自営業者として働く場合、現在はピラティスの人気が上昇していることもあり、多くの成功例があるかもしれません。
しかし、ブームの波にとらわれずに経営を長く軌道に乗せていけるかどうかは個人の経営スキルによって大きく結果が変わってきます。
教室のオーナーになるには向き不向きもあるので、ご自身の性格や理想の働き方などさまざまな面から検討しチャレンジすることをおすすめします。
フリーランスでインストラクターをする場合は、大手教室などで社員としてインストラクターをする働き方と比較すると、ピラティスの指導のみに専念できますし、レッスン単価が高いので短時間で効率よく収入を得ることができます。
また、働き方の自由度が高いこともメリットです。
しかし、継続してレッスンをたくさんするためには、ご自身のレッスンスキルやコミュニケーション能力の高さなども必要になるため、すべての方がフリーランスになって収入が増えるわけではないので注意が必要です。
- ピラティスは正しい指導を行わなければ効果が得られないどころか身体を痛めてしまうこともあり危険を伴う。
- 資格を持っていない講師に習いたいと思う生徒は少ない。
- 資格がないと、給与が低い場合が多い。
安全面やレッスンの質、収入の面から考えても資格は重要です。
年収を増やすピラティスインストラクターの働き方
つづいて、フリーランスや自営のピラティスインストラクターとして収入を増やす働き方をそれぞれみていきます。
フリーランスで働く
フリーランスで働く場合は、仕事をまずは見つけることが大切です。そのため、ピラティスのインストラクターとして登録する場を増やすことが重要です。
たとえば、こちらのウェルネスキャリアは、無料で登録ができるインストラクターのためのキャリアプラットフォームです。
企業やスタジオとマッチングできます。ピラティスとヨガの求人情報に特化しているので、多くの求人サイトでさまざまな情報が届きめんどくさくなってしまう方でも、必要な情報が厳選されているので使いやすいです。
まだ、フリーランスとして働くかは決めていないという方でも、どのような求人があるかを知れるので登録の価値ありです!
インストラクターとしてたくさんの経験を積むことも大切ですし、またレッスンを受けてみたいというファンを増やすことも重要です。
大きくなくて構わないので、ご自身でイベントやレッスンを開催して、生徒さんと関わる場を多く持つことも心掛けたいですね。
自営で働く
自営で働く場合は、さまざまなリサーチをして計画を立て、しっかりとプランを練ってからチャレンジすることが成功の鍵です。
たとえば、ご自身でピラティス教室を開く場合には、まずレッスン場所で悩まれる方も多いのではないでしょうか?
自宅レッスン、出張レッスン、スタジオなどを借りてのレッスンなど選択肢で迷われている方はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
ご自身のオリジナルの教室ではなく、大手の教室のフランチャイズとしてピラティス教室を経営してみたいと考えられている方はメリット、デメリットやフランチャイズ教室の開業までの流れなどがまとめられているこちらの記事がおすすめです。
>>ピラティス開業したい方必見!方法とフランチャイズ募集スタジオまとめ
5. ピラティスインストラクターのこれから
ピラティスは、近年注目度が上がっています。ピラティスの検索数を調べてみると、2020年の時点では15万ですが、現在は100万とわずか4年で約6倍以上に激増しています。
ピラティスの人気が高まる一方で、ピラティスインストラクターの数は不足しているのが現状です。
現在、大手のピラティス教室でも多数の正社員の募集があり、今後ピラティスインストラクターだけでなく、管理職としてのキャリアを積んでいきたいという方もチャレンジするには最適なタイミングといえます。
おそらくこれからも日本でのピラティス市場は広がりをみせると思われますので、ピラティスを仕事にしたいと考えている方は、この機会を逃さず、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてくださいね!