今回は、ヨガインストラクターになる方法から、働き方、リアルな給料や年収などをお伝えします!
アルバイトの方にしても、正社員の方にしてもヨガインストラクターは、イキイキ、キラキラしているイメージがありますよね。
最近は特に、ヨガインストラクターを目指している方が多くなりました。
「身体を使う仕事がしたい」「自分のボディーメイクをしながら、同時に仕事ができるのは最高!」「憧れのあの人のようになりたい」ときっかけは様々あるかと思います。
「ヨガインストラクターになりたい」と思ってから色々情報収集をしていても、「長く続けられる仕事なのか」「どんなキャリアプランがあるのか」ということは、ネット上では探しにくいのが現状です。
初めての挑戦には不安なこともありますよね。
実際に働いてみないと分からない、意外なプランもあります。ぜひ自分にピッタリ合うプランを見つけてみてください。
目次
ヨガインストラクターになるには?
ヨガインストラクターになるには、働き方が大きく分けて2種類あります。
1,スタジオを運営する会社に就職をして、ヨガインストラクターになる
2,フリーランスのヨガインストラクターになる
一つずつご紹介していきます。
1つ目:スタジオを運営する会社に就職をして、ヨガインストラクターになる
大手のヨガスタジオだと、経験の有無に関わらず、インストラクターになることができます。会社独自の研修プログラムがあり、その研修を終了するとインストラクターとしてデビューすることが可能です。
集客数に関係なく、会社と契約した給与が支給されるので、この点はフリーランスとは大きく違う点です。
資格がなくても入社することが可能ですが、実際に研修を受けるにあたって、資格取得のために勉強をした経験は、研修中にもかなり役立ちます。
研修の最後には、レッスンデビューに向けた試験がありますので、就職する前に勉強や実践トレーニングをしておくことをオススメします。
更に、スタジオに就職してインストラクターになるこの働き方は、
① 正社員
② 派遣
③ アルバイト、パート
の3つがありますので、それぞれのメリット・デメリット、気になるお給料を見てみましょう。
① 正社員のヨガインストラクター
正社員としてのヨガインストラクターとは
正社員のヨガインストラクターは、インストラクターとして働くものの、あくまで属する企業の社員として働きます。
多くの場合、同じスタジオ内で1日に数回のヨガレッスンを行うことはもちろんですが、それ以外にも部下の教育やマネジメント、また教室の運営に関わる受付やレッスンの販売促進企画、レッスン内容の見直しといった様々な業務に携わります。
正社員はその安定性から人気のある雇用形態ですが、求人はさほど多くないようです。求人があったとしても、ヨガインストラクターとしての経験者を対象とすることが多く、狭き門といえます。
ただ、企業によっては初心者でも受け入れている企業もあり、そうした場合は入社後にインストラクターとしての研修を受けるといった求人もあります。
勤務形態としては、勤務時間は7時頃~23時頃といった時間のなかで、8時間のシフト制として働くケースが多いです。休みは週2日程度、多くは平日の休みとなります。
正社員として働くメリット・デメリット・給料
正社員として働くメリットとしては、やはりその安定性があげられます。給与面でも毎月決まった額が収入として得られ、福利厚生なども適用されます。また、企業によっては社内での研修などで、キャリアアップを図る機会が与えられることも。
ただ一方、デメリットとしては企業の社員ということで、複数のスタジオをもつ企業の場合は会社の都合での異動などが考えられます。また、担当するレッスンの指導方法や内容について、会社の方針に従わなければならないなどの制約もあります。
企業は利益を生み出さなければ続きません。
そうしたとき、自分のヨガに対する思いとは違ったことを指示されることもあるかもしれません。理想をもってヨガインストラクターになったのにこんなはずじゃなかったということがないよう、就職する企業の理念をきちんと理解する必要があります。
② 派遣のヨガインストラクター
派遣のヨガインストラクターとは
派遣のインストラクターの働き方としては、「出張レッスン」といった形が中心になります。これらは資格認定協会からの紹介や、ヨガインストラクターの派遣会社に登録しての紹介をもとに仕事を得ます。
派遣の際の仕事内容は、紹介されたスタジオでのレッスンや、イベントなどでのレッスンとなります。生徒も企業の従業員であったりシニアであったり親子連れであったりと様々ですので、幅広く知識のある方が求められます。
勤務時間は派遣の依頼があった際に働く形となるため、選択することができます。
派遣で働くメリット・デメリット・給料
派遣のヨガインストラクターのメリットは、時間の融通がきき、仕事も選べるので自分のペースでレッスンができることです。
また、様々な種類のレッスンを担当することでスキルアップも図れます。需要も安定しているため、今はフルタイムでは働けないけれど時間を決めて働きたいという方に向いています。
一方、派遣先が見つからなければ収入が得られないため、常に次の仕事を探す苦労が伴います。
また、派遣の場合は手数料がとられたり、登録の際に登録料がかかったりすることもありますので、契約の際には内容をきちんと確認したうえで締結するようにしましょう。
③ アルバイト、パートのヨガインストラクター
アルバイト、パートとしてのヨガインストラクターとは
アルバイト、パートのインストラクターは、ヨガスタジオやフィットネスジムなどでの勤務が多いです。また、内容も勤務先にもよりますが、インストラクターとしてのレッスンをメインとして担当するというよりはインストラクターのサポートであったり、受付や接客、掃除などであったりといった仕事が多いです。
ただ、未経験でも採用の可能性が高いため、とりあえずヨガの仕事に関わりたいということであれば、ハードルが低く採用されやすい職種になるかと思います。
勤務時間は7時頃~23時頃といった時間のなかでのシフト制です。
アルバイト、パートとして働くメリット・デメリット・給料
アルバイト、パートのメリットは、あまり経験がなくても採用されやすく、そこでの経験を積むことで次のステップにつながるということです。また、週に2~3日、短時間だけ継続して働きたいという人にも適しています。
ただ、仕事内容は最初のうちは特にヨガインストラクターというよりはサポート的なものが主になりますので、すぐにでもヨガインストラクターとしてレッスンを担当して働きたいという方には向いていない職種といえます。
2つ目:フリーランスのヨガインストラクターになる
未経験からフリーランスのヨガインストラクターとして生計を立てていくのは、時間がかかります。レッスンを開講しても、お客様を集めるのに時間がかかるからです。
自分のSNSにフォロワーが多くいて、そのフォロワーが実際のレッスンに参加してくれる確約があれば良いのですが、経験が浅いと集客に苦戦する場合がほとんどです。
実際にレッスンをしたい場合は、自分でスタジオを借りて、自分で集客をし、当日レッスンを行うという流れになります。
オススメは、副業としてフリーランスのヨガインストラクターを始めることです。
副業としてコツコツと活動をスタートし、集客が安定して確保できるようになったら、メインの仕事にするのが賢いやり方だと思います。
なお、ヨガインストラクターとして生計を立てる必要はなく、知り合いや友人にレッスンをしたい場合は、フリーランスでも十分に活躍できます。
フリーランスの形も大きく分けると3パターンあります。
④ フリーランス、業務委託
⑤ 独立、開業
⑥ 副業
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
④フリーランス、業務委託のヨガインストラクター
フリーランス、業務委託としてのヨガインストラクターとは
フリーランスという形で仕事をするこの形態は、ヨガインストラクターの働き方としては一般的なものになります。1か所ではなく、いくつかのヨガスタジオやフィットネスジムと業務委託契約をして、レッスン毎に報酬を受け取る形です。
仕事の内容としては、レッスンの他に掃除や接客などが含まれます。また、昨今ではオンラインでのレッスンも増えており、目の前の生徒に向けてではなく、画面を通してレッスンする場面も多くなってきています。
配信の方法はスタジオからであったり、自宅から自身のPCを用いての配信であったりと様々です。
勤務時間などは契約次第となり、やり方次第では1日に数か所のスタジオを回って終日レッスンを行うといった日も出てきます。
フリーランス、業務委託として働くメリット・デメリット・給料
フリーランス、業務委託のヨガインストラクターのメリットとしては、時間やレッスン内容の自由度が高いことにあります。複数の案件を掛け持ちすることができるので、色々なレッスンに挑戦することができます。また、実力があれば高額の収入を得ることも可能です。
一方、毎月決まったお金が入るわけではなく、契約が取れなければ収入も不安定になってしまうという点は気を付けなければなりません。
また、1日に何か所もまわる場合などは移動の時間や交通費なども自己負担となるため、そういった点も考えあわせたうえでのスケジュール管理が必要となります。
⑤独立、開業して働くヨガインストラクター
独立、開業するヨガインストラクターとは
独立・開業してスタジオを経営することもひとつの働き方です。スタジオを経営するということになれば当然、インストラクターとしてレッスンをする以外に掃除や接客、物品販売などの仕事に加え、集客などの経営に関するスキルも求められます。
また、スタジオが大きくなれば、他のインストラクターを雇用するなど雇用主としての仕事も発生します。
勤務時間はご自身のやり方次第となります。
独立、開業のメリット・デメリット・給料
独立、開業するメリットは、あらゆる面で自由であるという点です。レッスン内容や勤務時間、休み全て自分の思うように進めることができ、自身にとっての理想のヨガを広めることが実現できると共に希望通りの働き方ができます。
また、経営がうまくいけば高額の収入を得ることができることも大きなメリットです。
一方デメリットとしては初期費用がかかることと、経営というビジネススキルが要求されることです。ヨガインストラクターとしてレッスンにだけ集中することができません。また、経営がうまくいかなかった場合のリスクも負わなければなりません。
⑥副業として働くヨガインストラクター
副業としてのヨガインストラクターとは
正社員として他の仕事をしながら副業としてヨガインストラクターをする形態です。この場合は週に1~2回、ヨガスタジオなどでレッスンを行ったり、自主開催で場所も確保してレッスンを行ったりなどといった形になります。
自主開催であれば、集客から自分で行い、会場使用料などの経費を除いたレッスン料が報酬となります。
副業で働くメリット・デメリット・給料
副業の形は、一方で安定した収入を得ながら夜間や週末に無理のない範囲でレッスンを行うことができます。副業である程度経験を積んでから、ヨガインストラクターを本業にするというステップにもつながります。
デメリットとしては、やはりレッスン数の少なさからスキルアップに時間がかかるという点です。本業が忙しくなれば、ヨガインストラクターとしての仕事も少なくせざるを得ない点もデメリットといえます。
ヨガインストラクターとして活躍後のキャリアプラン
インストラクターとして、自分がレッスンをしているイメージはできるかと思いますが、インストラクターとして活躍した後、どんなキャリアプランがあるのか気になりますよね。
フリーランスのインストラクターの場合と、会社に就職した後のキャリア、どちらもご紹介していきます。
自分に合ったプランを想像してみてください。
会社に就職した場合のキャリアパスは?
会社に就職した場合のキャリアは、大きく分けて3つのプランがあります。
① 店長やスーパーバイザーへ昇格
インストラクターとして入社後、店長を経験し、複数の店舗を管轄するマネージャーとしてのキャリアアップがあります。
インストラクターの年齢が20代~30代なので、早い人だと入社して1年程度で店長に昇格する人もいます。インストラクターのスキルを磨きながら、同時に店舗のマネージメントを勉強することができます。将来独立を考えている人にはオススメのキャリアです。
さらに、店長として経験した後は、複数の店舗をマネージメントする立場へ昇格していきます。(呼び名は会社によって様々ですが、スーパーバイザーやエリア店長というのがメジャーです。)
将来ヨガインストラクター以外の仕事を選んだ際にも、転職活動に有利になります。複数のスタッフをマネージメントしていた経験は貴重です。
② トレーナーへ昇格
インストラクター業を深めたい方は、トレーナーとしてキャリアアップする道もあります。
トレーナーになると、新しいレッスン開発や新人の育成、現インストラクターの育成など、教えるという立場になるので、自分の知識やスキルをさらに向上することができます。
また、社外から有名な先生を迎えてワークショップを開催することもあるので、個人では中々会うことができない先生に会って勉強することも可能です。
③ 本社勤務
インストラクターとして店舗運営に携わっていくうちに、本社の仕事に興味を持つ方もいます。
ヨガの会社では、インストラクター出身で本社に勤務されている方もいるので、人事、育成、採用、広報、マーケティングなど、多方面で活躍されています。
かなり複数の選択肢があり、ヨガインストラクターからは想像がつかない意外なキャリアプランもありますよね。
自分のキャリアはどちらが理想でしょうか?
先ずは会社に就職をして経験を磨いてから、フリーランスとして独立する道もあります。
今の時代だと、オンラインレッスンも増えてきているので、ますますインストラクターとしての活躍の場は増えてきています。
フリーランスのキャリアパスは?
フリーランスのヨガインストラクターとして活躍されている方、SNSでよく見かけるようになりました。
集客が取れて、さらに知名度が上がると、ヨガフェスタでレッスンをすることができたり、雑誌に掲載されたり、インストラクター養成講座を開講したりと、活躍の場は無限です。
また、地域と提携をして、学校や福祉施設で出張ヨガレッスンを行うこともできます。年齢を重ねても続けられるのが魅力です。
ヨガインストラクターとして挑戦するための最初の一歩は!?
ヨガインストラクターになるには、資格や経験が必要だと思いますよね。
実際にフリーランスで仕事を探すと、資格保持者や経験者が契約の条件であることが多々あります。またお客様自身も、インストラクターに資格があるのかを気にされる方も多いのが現状です。
ヨガの資格といえば、みなさんご存知の「全米ヨガアライアンス(RYT200)」ですね。この資格を持っていると、世界中どこにいてもヨガのレッスンを行うことができます。
ヨガインストラクターとして活躍されているほとんどの方が、この資格を持っています。
ですが、資格がなくてもヨガのインストラクターとして仕事をしている方はいます。資格がなくてもインストラクターとして仕事ができるなんて意外ですよね。
それは、大手のホットヨガスタジオです。有名なのはLAVAや、最近店舗数を増やしているloIveが初心者でも挑戦できます。
それなら、資格が必要ない会社に就職して「ヨガインストラクターになろう」と思いがちですが、実際には資格があった方が、研修内容を深く理解することができたり、早くキャリアアップすることができたりします。
数年前にヨガの資格を取ろうと思うと、実際に学校へ通ったり、海外へ行ってトレーニングをするのが主流でしたが、今はオンラインで資格取得することが可能です。
RYT200取得できるオンライン講座はこちらをご覧ください。
→ヨガインストラクター資格おすすめ通信講座【11選】オンラインもあり!
自分らしいヨガインストラクターとしてのキャリアを!
ヨガインストラクターとして、「どんなキャリアプランがあるのか」についてご紹介しました。
フリーランスで活躍するイメージ、一度会社に就職して経験を積むイメージ、どちらの方が実現しやすいでしょうか?
ヨガインストラクターと一言にいっても働き方や求められるものは様々です。
ヨガインストラクターとしてどう働きたいのか、一度ご自身に問いかけてみるのもいいのではないでしょうか。
ゴールを決めたら、あとはリラックスして、ヨガインストラクターとしての自分らしいビジョンを描いてみてくださいね。
ヨガインストラクターの求人の探し方、情報はこちら。
→ヨガインストラクター求人情報まとめ【オンライン・スタジオ】随時更新
どうしてもヨガインストラクターとして働きたい方必見!働くための裏技を紹介!
→元大手ヨガスタジオ採用担当者が教える、ヨガインストラクターとして働くための裏ワザ!