妊娠中に妊婦さんが行うマタニティヨガというのがありますが、最近では産後のママと赤ちゃんのヨガも人気が出てきています。
もちろん赤ちゃんが1人でヨガを行うことはできないので、ママが赤ちゃんの身体に触れながら一緒にヨガを行います。一緒にヨガを行うことで、産後のママと赤ちゃんの2人ともにヨガの効果があるのが特徴となっています。
目次
ママへの効果
産後のママは心身ともにまだ不安定な状態。母乳をあげているママはまとまった睡眠時間が取れず、身体の疲れは溜まっています。そんなときにママがヨガを行うと、身体の疲労回復にとても役立ちます。
また、ママのためのヨガは身体の疲れを取るだけではなく、産後の骨盤矯正やシェイプアップ、母乳の分泌促進を促す効果があるポーズを組み入れるので、身体のメンテナンスにもとても効果があります。
そして、身体だけではなく心への効果もあります。産後はホルモンバランスが整っていないママも多く、また子育てへの不安を持っている方も少なくありません。
ママがヨガを行うことで自律神経が整い、心が落ち着きます。更に、赤ちゃんに触れながらヨガを行うため、赤ちゃんへの愛情が高まり、絆を深める効果もあります。
赤ちゃんへの効果
産後のママと赤ちゃんのヨガに参加できる赤ちゃんの月齢は、およそ3ヵ月(首座りが目安)から一歳半までです。この時期の赤ちゃんの成長は著しく、とても大切な時。赤ちゃんのヨガでは日々の成長を助ける効果があります。
赤ちゃんがママからの誘導でポーズを取ることで、筋肉を強化、関節の動きを良くする、脳の成長といったことに役立ちます。
そして、赤ちゃんもママ同様に、身体だけではなく心への効果もあります。ママに触れられることで、赤ちゃんはとても安心します。安心をすることで、夜泣きやぐずりが軽減する効果が期待できます。
「産後のママと赤ちゃんのヨガ」を教える魅力
ヨガインストラクターの仕事をしている時の1番のやりがいは、生徒さんにヨガを楽しんでもらえることかと思います。
RYT200の資格を取得し、ヨガレッスンをすることも十分楽しいですが、教えることができるレッスンの範囲が広がるというのはインストラクターとしてやりがいが更に増えることは間違いありません。
産後のママと赤ちゃんはとても愛情に満ちています。レッスンをして生徒さんとコミュニケーションをとることで、その愛情を感じ、とてもほっこりした気分になれるのは、産後のママと赤ちゃんのヨガならではの魅力と言えます。
そして、産後のママと赤ちゃんの心身を理解することで、解剖学や生理学の面でもインストラクターとしての知識が増え、日々のレッスンの質の向上にも役立ちます。インストラクターとしての成長にも繋がるのもメリットと言えるでしょう。
「産後のママと赤ちゃんのヨガ」資格をとろう
もし今、あなたが産後のママと赤ちゃんのためのヨガレッスンをしたいと思っているのであれば、資格をとることをオススメします。
なぜなら、産後のママと赤ちゃんの身体はとてもデリケートで、扱いに注意が必要だからです。間違えたことを教えてしまうと、産後のママの骨盤の状態が悪化することがありますし、か弱い赤ちゃんの身体を痛めてしまうなんてことも起こり得ます。
そんなことになってしまっては取り返しがつかないため、必ず正しい知識を持ってヨガレッスンをするようにしましょう。
産後のママと赤ちゃんのヨガについて学ぶと、産後のママの心身の状態を理解できます。また、赤ちゃんに関しては月齢ごとの心身の状態や月齢に合うポーズを学ぶことができますので、参加メンバーによって、より最適なレッスンシークエンスを組むことができるようになります。
「産後のママと赤ちゃんのヨガ」資格の3つの取り方
産後のママと赤ちゃんのヨガの資格はRYT200ほどメジャーなものではないので、資格がとれる機関も限られています。
資格取得方法は、通学講座、通信講座、オンライン講座があるため、自身に合う講座を選びましょう!通学やオンラインであれば1〜4日程度、通信講座であれば最短1ヵ月程度で資格を取ることが可能であり、RYT200の資格を持っている方であれば、どの講座でも十分に理解することはできるでしょう。
次に各々の講座のメリットとデメリットをあげるので、自身に合う講座を探してみて下さい。
通学講座
メリット:講師から直接学ぶことができるので1番身につきやすい、わからないことがあればすぐ講師に聞くことができる、インストラクターの仲間が増える
デメリット:自宅から通学できる場所にない可能性がある、決められた日時に数日間参加しなくてはいけない
通信講座
メリット:テキストやDVDを使用して好きな時間に受講できる、メール等で気軽に講師に質問ができる
デメリット:わからないことがあってもすぐに質問できない
オンライン講座
メリット:パソコンやスマートフォンを使って自宅から受講ができる、通学と異なり通学時間が不要で交通費もかからない
デメリット:画面を通しての受講となるため通学と比較して多少学びにくさがある、インターネット環境がなければ受講が難しい、決められた日時に数日間参加しなくてはいけない
「産後のママと赤ちゃんのヨガ」オススメ講座3選
JAHA ベビーヨガ&ママヨガ養成講座(通学講座、通信講座、オンライン講座)
通信講座、通信講座、オンライン講座と3種類全ての講座を開講しているJAHA。産後のママや赤ちゃんの心身について学ぶことができるのはもちろん、レッスン時のコツなどインストラクターが知りたいことをしっかり学ぶことができます。産後のママのヨガに関しては骨盤矯正に特化しているのが特徴です。
JADP ベビーマッサージ&ベビーヨガインストラクター(通信講座)
ヨガだけではなく、ベビーマッサージの資格も同時に取得ができ、赤ちゃんへの理解がとても深まる講座。赤ちゃんの身体発達の基礎から学ぶことができ、実際使える実践法もしっかり身につけることができます。さらに教室開業に関するノウハウも学ぶことができることができます。
JADP ベビーマッサージ&ベビーヨガインストラクター公式HP
スマイルカルチャー ベビーヨガ講師資格スクール(通学講座、オンライン講座)
赤ちゃんの身体生理学と親子セラピーを学ぶことができるスクールです。赤ちゃんのヨガとは?という基礎から経営コンサルティングまでしっかりと学ぶことができるのが特徴です。通学講座、オンライン講座ともに1日で資格取得できます。またベビーヨガの他にもマタニティヨガや高齢書向けなどのヨガインストラクター資格取得の講座も開講しており、様々なヨガ資格に興味ある方にはピッタリです。
まとめ
これから更に需要が増えていくであろう、産後のママと赤ちゃんのヨガ。
インストラクターとしての活躍の幅を増やしたいと考えているのであれば、比較的短期間で資格をとることができるのでオススメです!
産後のママや赤ちゃんの心身について学び、より様々な生徒さんと触れ合うことで、ヨガインストラクターとして成長してみてはいかがでしょうか?