ヨガインストラクターは憧れの職業の一つですよね。
私はヨガインストラクターを数年経験した後、スタジオ運営をマネージメントするスーパーバイザーを経て、採用業務に携わってきました。
スーパーバイザーの時には、100名以上のインストラクターとともに切磋琢磨してきたので、色々なインストラクター達を見てきました。
そんな中でも、お客様から人気があったり、常に成長をしている人に共通していたのは、「体調管理ができている」ということでした。
ただ、インストラクターでも疲れている時もあれば、元気が出ない時もあります。
フリーのインストラクターだと、もし体調を崩してレッスンができなくなったら、自分で代わりの人見つけないといけないですし、身体が資本の仕事ですよね。
今回は、「体調管理がよくできている」インストラクターの特徴を9つにまとめてみました。
最後にはおまけの情報もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「体調管理がよくできている」インストラクターの特徴を9つ
しっかり食べる
お酒が好きな人もいますし、ジャンクフードを食べる人もいますし、ビーガン、無添加と、食の思考は人それぞれです。
ヨガインストラクターだから、「理想的な食事を取らなくてはいけない」というわけではないと思います。
ですが、体調がいつも良い人は、発酵食品や野菜、フルーツをよく食べていました。
知っている方も多いと思いますが、「腸は第二の心臓」と言われているくらい大事な臓器です。この腸の健康を保つにも、発酵食品を取ることは非常に大事です。
納豆、キムチ、ヨーグルト、チーズといろいろありますが、自分の腸が喜ぶ発酵食品を積極的にとってみましょう。
ちなみに、フルーツは糖分が多いので、夕食以外のタイミングで食べることをオススメします。
→腸活ダイエットならスムージー!プロが教える効果とおすすめレシピ【5選】
夜は早く寝る
ヨガインストラクターだと、レッスン時間に合わせて生活するので、時間が不規則になりがちですよね。
なので、毎日夜早く寝るというわけにはいきませんが、睡眠時間は6~8時間確保することが理想です。(睡眠時間が6時間を下回ると、脳の機能が低下していきます。)
毎日同じ時間に寝るのは難しいと思いますが、「寝られる時に早く寝る」がコツです。
プロ意識が高い
慣れてくると、レッスンが日常化し、初心を忘れがちになります。
ですが、お客様はレッスンを楽しみにしていて、お金を払って来てくれるので、やはりレッスンのクオリティは常に高くありたいですよね。
こういった「意識を常に持っておく」これが大切です。
人間どうしても忘れがちになりますから、毎月1日は「自分は何のためにヨガインストラクターをしているのか」に思いを巡らす日、というように、定期的に目的に立ち返る日をつくっておくことをオススメします。
よく勉強している
自分が前に進んでいる感覚があると、人はモチベーションを維持しやすくなります。
この「前に進んでいる」という感覚をつかむには、新しい知識をインプットしたり、できることを増やしたりと、手法は色々あります。
この点で、いつも体調やテンションを維持できている人は、よく勉強している傾向にあります。休みの日にワークショップに参加している人も多いです。
よく勉強しているインストラクターは、スキルアップするので、お客様も増え、更にプロ意識も高まるという相乗効果が期待できます。
休みの日は、外に出て遊ぶ
一日中家にいるより、外に出て太陽の光を浴びて、活動する方が体調を維持しやすいです。
また、採用マネージャーをしていた時に、採用したい方の「理想像」をつくるために、モデルとなる子にどのような生活をしているかインタビューしてみると、ほとんどの子が「休みの日は外出することが多い」と答えていました。
身体と心の健康のためにも、外に出て日光をあびましょう。
常にテンションが安定している
女性には月経があったり、ホルモンバランスもあり、常にテンションを維持するのは難しいと思いますが、体調管理ができている人は常にテンションやモチベーションが安定している傾向にあります。
女性特有の症状に悩んでいる人の多くは、水分が不足している事が多くあります。
全ての方に当てはまるわけではありませんが、一度日常の水分量を見直してみましょう。
時間に余裕を持って行動している
時間に追われていると、大事なことを見落としたり、いつも通りのパフォーマンスができなかったりしますよね。
とくにレッスン前は気持ちを落ち着かせて、自分もお客様も満足いく時間を提供したいものです。
一日に何か所もスタジオを回る場合、電車の遅れやハプニングで時間通り行動できない日もあるかもしれません。急な出来事にも対応できるように、時間には余裕を持って行動し、安定した気持ちを維持しましょう。
一人で頑張り過ぎない
ワークショップに参加すると、同じこころざしを持つ仲間に出会えたりできるので、悩みや不安を相談することができます。
ただ、ヨガインストラクターは一人でお客様の前に立つことがほとんどなので「私が頑張らなくちゃ」と一人で抱え込みがちです。
一人で頑張ることも大切ですが、言葉に出すと、悩んでいたことが案外早く解決することができたりします。
悩みや不安は人それぞれですが、人間の悩みを大きく分類すると、それほど数は多くありません。人生の方向性、パートナーや人間関係、生活のこと、身体のこと、金銭的なこと等、大きく分類することができます。
そうすると、「私や友達が同じような経験があったよ」とヒントをもらえることが多くあります。
気持ちの安定は身体の安定にもつながります。いつも体調管理ができている人は、上手に周りに助けを求めています。
また、誰かが困っている時は手を差し伸べることができるインストラクターでいたいですよね。
ここだけの話
これは、私にかなり当てはまるエピソードです。
新しいレッスンを覚える期間に入ると、体調を崩しがちでした。
なぜかというと、ギリギリになってトレーニングを始めるので、寝不足になるからです。同じような経験を持っている方いるのではないでしょうか?
「あの日までに覚えないと!」と焦っていると、どこかで気持ちが落ち着いていなかったりします。
このギリギリになって覚えるというパターン、良い事ありませんよね。
常に体調管理ができている人は、コツコツトレーニングを進めている人が多くいました。
例えば、「休憩時間にテキストの1ページ分を覚えて、家に帰ってから今日覚えたところまでを通して練習する」といったように習慣づけしていました。
人間は視覚、聴覚、体感覚と3つのどれかが優位になっています。
目で見て記憶することが多い人は、まずテキストを目で見てインプットし、その後身体を一緒に動かしていく。
耳で記憶する傾向の人は、自分でインストラクションを録音して、繰り返し聞く。
体感覚の人は、実際に体を動かしながら覚える、といったように覚えるコツもあります。
ぜひこれを読んでくださっている方は、ギリギリに覚えて寝不足にならないことを願っています。
最後に
いかがでしたか?
みなさんが知っていることばかりだったと思いますが、この当たり前の事を習慣にして続けていくということが、プロのインストラクターに求められることだと思います。
「この習慣にするのが難しい~!」と思う方には、習慣化のテックニックがあります。
それは、「●●をしたら△△をする」というように、日頃の行動とセットにすることです。
例えば、「仕事帰りの電車内では、スマホでヨガの知識を調べる」というように、日常必ず行う行動と習慣化したい行動をセットにする方法です。
この習慣化のテクニックは、無意識に行動できるまで続けてみましょう。もし忘れてしまうようなら、自分がしっくりくる行動との組み合わせをいろいろ試してみる事をオススメします。
せっかくヨガインストラクターになるために、いろんなチャレンジをし、努力をしてきたからこそ、何歳になっても続けられる自分でいたいですね。
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