「趣味のヨガを仕事にしたい」
「プロのヨガインストラクターを名乗ってみたい」
といった思いを抱いている人は多いのではないでしょうか。
しかし、自分がヨガインストラクターに向いているか不安で、一歩を踏み出せない人もいるかもしれません。
そこで今回は、
ヨガインストラクターに向いている人の共通点10つ
ヨガインストラクターに向いていない人の共通点4つ
を順に紹介します。
また、不向きだと感じた人がやるべきことや、ヨガインストラクターになるための方法も解説するので是非、参考にしてみてください。
ヨガインストラクターに向いている人の特徴・共通点10つ
まずは、ヨガインストラクターに向いている人の特徴・共通点を10つ紹介します。
ヨガが大好きで仕事にしたい
当たり前ですが、ヨガインストラクターに向いている人のもっとも重要な特徴・共通点は、ヨガが大好きなことです。
この記事の読者にも、ヨガが大好きという人は多いのではないでしょうか。ヨガインストラクターを目指すなら、その気持ちを抱き続けることが何よりも大切です。
身体を動かすのが好き
身体を動かすことが好きな人の方が、ヨガインストラクターに向いています。
ヨガは身体を動かすことが多く、運動量が多いレッスンを希望している生徒の希望に応える必要もあります。
1日に4本前後のレッスンを担当したり、異なるスタジオ間を移動したりすることも多いです。
楽しく身体を動かせて、体力もある人がヨガインストラクターに向いているのです。
収入よりやりがいを重視している
ヨガインストラクターは収入が不安定な仕事です。
正社員であれば収入は安定するものの、大半の人はフリーランスや業務委託で働いています。そのためレッスン数によって収入額は大きく変動します。
収入以上に、誰かの健康に貢献できる点やヨガへの愛情といった、やりがいを重視できる人が向いている仕事です。
明るく前向きにレッスンできる
ヨガスタジオに通う人は、身体的もしくは精神的な悩みを抱えている場合も多いです。
ヨガインストラクターが明るく前向きであれば、生徒は悩みを忘れてヨガを楽しめます。
無理やり笑顔を作るのが苦手な人も、自然に微笑みながら、生徒にポジティブな言葉をかけるだけで魅力的なレッスンができます。明るく前向きにレッスンを提供できれば、生徒から信頼されて、次のレッスンにも来てもらえるでしょう。
楽しくコミュニケーションをとれる
ヨガインストラクターは、人と密にコミュニケーションをとる仕事です。
場合によっては生徒の身体に直接触れて、理想のポーズへと誘導します。また、身体の不調や痛みの改善などについて相談されたら、親身にアドバイスをする必要もあります。
ヨガインストラクターは、生徒の目を見て、悩みをじっくり聞くカウンセラーのような一面も持つのです。
そのため人とのコミュニケーション自体を楽しめる人の方が向いています。
体型維持やスキル向上を続けられる
ヨガインストラクターは日々、体型維持やスキルの向上を続けるべき仕事です。
生徒の前に立つ以上、食べすぎや飲みすぎに注意し、魅力的なスタイルをキープしなければいけません。
また苦手なポーズを克服するため、段階的にスキルアップも続ける必要があります。
そのためヨガインストラクターには、自分を律して、努力を続けられる人が向いています。
人の気持ちに寄り添える
先ほど紹介した通り、ヨガインストラクターは生徒の悩みに対して、アドバイスをすることもあります。
人の気持ちに寄り添い、話をじっくり聞く能力も求められるのです。
日頃から相手の考えを尊重し、話を真剣に聞ける人ほど、ヨガインストラクターに向いています。
哲学や精神世界に興味がある
ヨガスタジオに通う人の中には、身体を動かすだけでなく、哲学や精神世界に興味がある人もいます。
「本当の豊かさとは」といった人生論やスピリチュアルな世界について、真剣に語れる人はヨガインストラクターに向いているのです。
営業が苦にならない
大多数のヨガインストラクターは、フリーランスや業務委託としてレッスンを開催しています。そのため、ヨガのプロとしての自分を魅力的に売り込める人でなければ、そもそも活動できません。
受け身な人であれば、ヨガインストラクターになること自体を諦めてしまう場合もあります。営業が苦にならないことは大切な要素です。
人の意見を素直に受け入れられる
人の意見を素直に受け入れ、自分を改善させられる人は、ヨガインストラクターに向いています。
生徒に信頼されるには、自分のやり方に固執せず、生徒の意見をレッスンに取り入れることが大切です。
誰かの意見に落ち込んだり、腹を立てたりせず、寛大な心で受け入れられる人材は理想的なヨガインストラクターですね。
ヨガインストラクターに向いていない人の特徴・共通点4つ
ここからは、ヨガインストラクターに向いていない人の特徴と共通点を4つ紹介します。
ただし今の時点で不向きだとしても、不利な要素を克服することは可能です。「向いていない」と諦めるのではなく、克服すべき課題があるかチェックするつもりで見ていきましょう。
努力を続けられない
ヨガインストラクターは活動を続けるために、自分のスキルを日々向上させなければいけません。
活躍している人は、苦手なポーズを放置せず、少しずつであっても克服できるよう努力を続けているものです。
日々ヨガの練習に取り組み、努力を続けるのが嫌いな人は、ヨガインストラクターに向いていません。
収入を重視している
高い収入を稼ぎたい人は、ヨガインストラクターに向いていません。
先ほど紹介した通り、ほとんどのヨガインストラクターはフリーランスや業務委託として活動しています。
収入は不安定で、時給は1,000円前後であるケースが多いです。交通費を支給しないスタジオもあるため、高収入を得るのはなかなか難しいもの。
別の仕事を確保しながら副業でヨガインストラクターをしている人も多くいます。
「ヨガだけでお金を稼ぎたい」という気持ちが強い人は向いていないため注意しましょう。
コミュニケーションをとるのが嫌い
人とコミュニケーションをとることが嫌いな人は、ヨガインストラクターに向いていません。
生徒の話やレッスン中の様子から、相手の気持ちや体調をくみ取り、最適な言葉をかける必要があるためです。
ただし「コミュニケーション能力は低いけど、人と話すこと自体は好き」という人は大丈夫です。
そのような人は、今の時点でうまく人と話せなくても、以下のポイントをおさえてコミュニケーションをとるようにしましょう。
口角を上げて自然な笑顔を心がける
相手が理解しやすいようゆっくり話す
レッスン前に生徒の身体に不調がないか確認する
相手が話しているときは、しっかり内容を聞いて、反応するようにしてみてください。
ポイントを意識するだけで、少しずつコミュニケーション能力が上がっていくはずですよ。
自分の考えを押し付けがち
自分の考えを押し付けて一方的に話をしてしまう人は、ヨガインストラクターに不向きです。
理想的なヨガインストラクターは、生徒の話に反論したくなっても、相手の意見を尊重し、受け入れられる人。
あらゆる意見に耳を傾けるのが苦痛な人にとっては、不向きな仕事です。
ヨガインストラクターになる方法は?
ヨガインストラクターに向いている人と向いていない人の特徴・共通点を見てきました。
少しでも「やってみたいかも」と思えた人は、ぜひ挑戦してみましょう。
ここからは、ヨガインストラクターになるための方法を解説します。
ヨガ資格RYT200を取得しよう
ヨガインストラクターとして活動するために、必須の資格はありません。ただし活動するうえで有利になる資格はあるため、まずは取得を検討しましょう。
もっとも権威のある全米ヨガアライアンス協会のヨガ資格「RYT200」は、多くのスタジオで採用要件として指定されています。
スタジオに所属したい人も、フリーランスとして実績をアピールしたい人も、RYT200を取得すれば有利となるはずです。
RYT200養成スクールの選び方
RYT200を取得するには、全米ヨガアライアンス協会認定校「RYS(Registered Yoga School)」の講座を修了する必要があります。
ただ国内外に養成スクールがあるため、どれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。
チェックしておきたいポイントは以下です。
公式サイトに受講料金が明示されている
公式サイトにカリキュラムの内容が記載されている
卒業後に活動できるようサポートが充実している
特に卒業後のサポートの手厚さは重視したいポイントです。
RYT200を取得しても、ヨガインストラクターとして活動できない人もいます。
卒業校でレッスンを担当できるか、オーディションの対策をしてもらえるかなど、取得後を見据えて確認しましょう。
ヨガインストラクターに向いているか不安でもまずは挑戦
ヨガインストラクターは生徒の悩みに寄り添いながら、誰かの幸せな人生に貢献できる魅力的な仕事です。
向き不向きはあるものの、不向きな要素は少しずつ克服できます。少しでもヨガインストラクターに憧れているなら、まずは挑戦しましょう。
不安がある人はRYT200の養成スクールでプロからサポートしてもらい、ヨガインストラクターを目指してみてください。