スタジオで受けるヨガのクラスでは、何かしら音楽がかかっていることが多いです。
ゆったりと滑らかな音楽とともに動いていくと、集中しやすくリラックスできて、終わった後は体も頭もスッキリと爽快な気分ではないでしょうか。
自宅でも、スタジオのように心地よい音楽をかけながら、ヨガの時間を過ごしたいですよね。
その時の気分や、どんなヨガをするかによっても、合う音楽は変わってきます。
ヨガと音楽の関係、ヨガタイムに合うおススメの音楽【5選】を紹介していきます。
目次
ヨガと音楽の関係
ヨガは、体に意識を向けて、呼吸に合わせながら動いていくことで、リラックス効果や自律神経を整える効果があります。
自分自身と体の内側に意識を向けていくことが大切ですが、仕事や家庭のことで考え事をしていたり、悩みで頭がいっぱいの時は、ヨガをしていてもなかなか集中できないですよね。
そんな時、音楽が体への意識やヨガへの集中力を高めてくれます。
また音楽には、自律神経を安定させ疲労回復などの効果があるので、ヨガと音楽を組み合わせることで、より深いリラックス効果を得られるでしょう。
日常からヨガモードへ切り替える
私たちは、1日に約6万回以上も思考していると言われています。
仕事や家庭のこと以外にも、様々な雑念に囚われていることが多いので、いきなりヨガモードに切り替えるのは難しいものです。
ヨガクラスで流れている音楽は、普段耳にするような流行りの曲やJ-POPではないので、日常生活と切り離された空間に身を置くことができます。
落ち着いた環境で、ゆるやかな音楽を傍らにゆっくりと呼吸を整えていくので、少しずつ体の内側に意識を向けていき、ヨガモードに切り替えていけるのです。
大切なのは心地よいと感じること
リラックスできる音楽をかける方が良いからと言って、無理やりかける必要はありません。
音楽をかけることで気が散る、呼吸が合わない、音に気を取られてしまうという場合は、音楽を変えるか、音がないほうが良いかもしれません。
自宅には、周辺の生活音や雑音、日常の物があふれているので、スタジオよりも集中しにくい環境です。音楽は、その中で目を閉じて呼吸を整えていき、ざわついた心を落ち着かせ、気持ちを切り替えるのに役立ちます。
自分のフィーリングに合った、心地よい音楽を見つけることがポイントです。
自宅でヨガをするときのおススメ音楽
ここからは、自宅でヨガをする時のおススメの音楽を紹介していきますね。
*最後の私がよく使っている音楽もURLつきでご紹介します。
朝ヨガは自然音でエネルギーチャージ
雨音や川の流れる音、さざ波や小鳥の鳴き声などの自然音を聞くと、気分が落ち着くという人は多いのではないでしょうか。
自然音には、セロトニンやエンドルフィンの分泌を活性化させる働きがあります。
セロトニンが分泌されることで、ストレスが軽減され、自律神経系や免疫機構が活性化されます。またエンドルフィンには、ストレスや不安感などを和らげ、幸福感を高める効果があります。
反対に、日常でよく聞く車の音や機械音、家電の音などは脳に負担をかけ、小さなストレスとなり蓄積されていくのです。
朝ヨガで自然音を流すことで、関節や筋肉のこわばりをほぐしながら、無意識のうちに感じていたストレスを軽減していき、体も心もクリアに目覚めさせてくれます。
→10分でできる!簡単な朝ヨガおすすめポーズ【5選】
自然音には集中力を高める効果もあるので、仕事前や、快適な1日を過ごす準備にピッタリではないでしょうか。
ヨガを深めるインドサウンドやマントラ
古代インドがヨガの発祥であるため、ヨガのクラスではインドサウンドが流れていることも多いでしょう。
インドサウンドには、シタールやサロードなどの弦楽器、タブラという太鼓、シャハナーイ、バーンスリといった笛類が使用されています。
それらの楽器には、ストレスを和らげたり、脳を活性化するアルファ波へ導く倍音を生み出しやすいと言われています。
またマントラには、真言や祈り、心を解放するという意味があり、唱えることで気持ちが鎮まり、穏やかな気持ちに導かれると言われています。
さらにマントラを聴くと、雑念を取り去り、より深い集中に入る手助けをしてくれます。
壮大な世界観を感じさせるインドサウンドや、心を浄化してくれるマントラは、心と体のバランスを取るヨガの時間を、より味わい深いものにしてくれるでしょう。
ゆったりとしたメロディや、テンポの速いものなど様々な種類があるので、その時に行うヨガや気分によって使い分けることができます。
クリスタルボウルとシンギングボウルで脳からリラックス
粉砕された天然の水晶をもとに作られたクリスタルボウルや、金属で作られたシンギングボウルは、どちらも癒しの効果が高い楽器で、ヨガのクラスに使われることもあります。
クリスタルボウルは透明感のある音で、その音の響きが耳から脳に、また皮膚や体の奥に浸透していき、肉体的疲労や精神的なストレスから解放されます。
→今話題!クリスタルボウルヨガとは?瞑想やヒーリング効果、販売先や値段、資格、受講方法まで完全ガイド
シンギングボウルは、ボウルの中で不思議な音を響かせ、その中で反響した音と音がぶつかり合い、癒しの効果がある倍音を生み出します。
どちらも、深いリラックス状態に入ると現れるアルファ波やシータ派に導く効果があるので、ヨガをすると同時に、脳もリラックスして休ませることができます。
眠る前にゆったりとヨガをしたい時や、ヨガで動いた後のクールダウン時に使うことで、心身の緊張がほぐれて、より深いリラクーゼーションを感じられるでしょう。
楽器音なので、メロディのある音楽をかけたくない、静かな楽器音に包まれたいという時にもおススメです。
心地よい眠りを誘うヒーリングミュージック
リラックス系のヨガクラスでは、聴くだけで癒されるような音楽が流れていますよね。
多くのヒーリングミュージックは、心理的に安心感を高め、心を落ち着かせることを目的に作られています。
不規則と規則性がバランスよく調和することで、脳の自律神経を調和して、ストレス発散の効果がある1/fゆらぎの理論を応用して作られている音楽も多くあります。
そのため、ヒーリングミュージックを聴いていると、ストレスや不安感が減少して気持ちが安らぎ、リラックスしやすいのですね。
ぐっすりと眠りにつきたい時は、ヒーリングミュージックを流し、柔らかな灯りにライトダウンした空間でヨガをしてみましょう。
呼吸と音楽に身をゆだねることで、疲れた体と頭を癒して、深い眠りに導いてくれます。
フローで動くなら洋楽やロックもおススメ
自宅でもしっかり動いて体を鍛えたい、ストレスを発散したいという時には、好きな音楽をかけるという選択もあります。
意外かもしれませんが、自分の好きな音楽を聴いている時にも、リラックスしている時に現れるアルファ波が出ています。
ヒーリングミュージックと真逆にあるようなハードロックやパンク、洋楽でも、その音楽が好きな人は、脳がリラックスしてストレスを軽減しているのです。
癒し系の音楽を聴いても落ち着かない、癒されないという時は、好きな音楽をかけて思い切り動いてみましょう。
最後は静寂の中に身をゆだねる
ヨガの練習を重ねていると、深い集中に入り、音楽や雑音が耳に入ってこなくなる時があります。
そんな時は音楽を止めて、自分の呼吸を聞きながらさらに集中するのも良いでしょう。
また最後のシャバアーサナでは、動きのない中で自分自身の状態を観察するので、音楽があると、聞くことに耳が働いてしまいます。
自宅でシャバアーサナをする時も、できれば音楽を切り、静寂の中で過ごすことをおススメします。
YouTubeにもヨガに合う音楽が数多くあるので、様々な音楽を試してみて、好きな音楽や集中しやすい音楽を見つけるのも良いですね。ただ、YouTubeには、集中を途切れさせる広告が入っているものも多いので、広告のない動画を選ぶことをおススメします。
ヨガをしていても、集中しやすい時やしにくい時、しっかり動きたい時もあればゆったり癒されたい時もありますよね。
私たちの気分や体の状態は、日ごとに移ろいやすいものです。
忙しい日々の中で過ごす、マイルドなヨガタイムにピッタリな音楽を探してみてください。
おすすめの音楽リスト【5選】
自然音は、
少し音楽が入っています。
または、
インドサウンド系の括りでは、少し現代風にアレンジされていますが、
https://www.niceness-music.com/light-on-yoga-nada
のCDをよく使っています。
クリスタルボウル、シンギングボウルは、
こちらと、
こちらがおすすめ。
ヒーリングミュージックは、
波の音も入ってます。
を使っています。是非、参考にしてみてください。