元気なカラダと心の笑顔に健康づくりは欠かせません。運動はもちろん、何を食べるかによって私たちの体やマインドは作られています。
今回は「食」を通して健康をサポートできる栄養管理アプリをご紹介します。食生活を改善して、体と心をいっしょに整えていきましょう。
目次
栄養管理アプリとは?
「朝」「昼」「晩」「間食」など毎回の食事を記録し、どんな栄養が取れ、どのくらいのカロリーを摂取したかなどを見える化することができます。
また、目的に合わせ脂質や糖質を抑えたり、食物繊維などを増やすことで栄養バランスや体型を調整していきます。アプリによってはアドバイスをもらえたり、自分に合ったおすすめ料理や数日間分のまとまった献立表を知ることもできます。
栄養管理アプリの選び方
食事を管理したい理由は人によって様々です。ダイエット目的なら、体重・体脂肪・運動を管理しやすいアプリがおすすめです。ボディメイクよりも体調管理を中心にしたい場合は栄養バランスを細かくチェックできたり、睡眠時間や生理周期も入力できるものがいいでしょう。
体脂肪・カロリー計算
ダイエットやボディメイクが目的なら、体脂肪などを表示してくれるアプリがいいです。体重を入力するだけで自動計算によって体脂肪の増減を確認することができます。
また、摂取するカロリーを抑えるだけでなく、消費するカロリーを増やすことで目標達成に近づくため、運動量を入力できる機能があるのもおすすめです。
栄養バランス
貧血や疲れやすさを食事から改善したいなら、栄養バランスを細かく確認できるアプリがいいです。たんぱく質、緑黄色野菜、大豆、ナッツ類などを、今日の食事でどれだけ摂取したのか知ることができます。
また、不足している栄養素とその食材を使ったレシピを紹介してくれるアプリもあり、献立を考えるのも楽になります。
使いやすさ
どんな栄養管理アプリでも、毎日つづけることが一番大切です。入力のしやすさでは、写真を投稿するだけのアプリや、細かいメニューを省き注目したい栄養素だけをチェックするものだと手間が少なく継続しやすいです。
モチベーション維持では、数字やグラフが見やすくなっていて進み具合がわかるものや、チャット形式のように話しかけてくれるアプリが習慣化につながりやすいでしょう。
おすすめ栄養管理アプリ9選
あすけん
会員者数700万人を越える「あすけん」のアプリは、登録されているメニューが豊富で、写真やバーコードを読み取るだけでカロリーや栄養素を瞬時に計算してもらえます。AI栄養士によるアドバイスを受けることもでき、ダイエットに限らず健康的な食事習慣の見直しや、妊娠・授乳期などのニーズにも対応しています。
カロミル
こちらのアプリは写真を撮るだけでカロリーや栄養素を自動計算してくれます。「カロリー」が一番大きく表示され、「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」「糖質」「食物繊維」「塩分」がすぐに確認できるようになっています。
また、この7つの他にビタミン・マグネシウムなど12の栄養素も確認できます。AIの機能によって3ヶ月後の体重を予測してくれるのも面白いところです。
カロママ+プラス
チャット形式で話しかけてくれるアプリです。食べたもののよかった点や、食事のバランスが悪かった点などを教えてくれます。1日の目安となるカロリーも設定されているため、残りどのくらい食べても大丈夫なのかもわかります。
「カロママ+プラス」では食事だけでなく運動した種類や睡眠時間も入力でき、総合的な健康をサポートしてくれます。
FiNC/フィンク
有料アプリなら、AIのパーソナルトレーナー〝フィンクちゃん〟が指導してくれるアプリが注目されています。「食事」「体脂肪」「睡眠」「生理」「血圧」その他、全11種類の項目があり細かい管理をしたい方から人気です。
無料版もあるようですが、気づいたら有料になっていたというトラブルが目立つため、最初から無料アプリを使いたい人は他のアプリをおすすめします。
Welpath/ウェルパス
ごはん・麺類などの主食の入力が必要ない簡単なアプリです。「魚」「きのこ」「大豆」など栄養価の高い11種類のアイコンが並んでいます。食べたものを選ぶと色がつき、不足している栄養素が一目でわかります。
必要な栄養素のおすすめレシピや、食事をするのにベストな時間帯を教えてくれます。チャットを通して、管理栄養士からアドバイスをもらうこともできます。
YAZIO/ヤジオ
ファスティング(断食)もできるこちらのアプリは、減量や筋肉増量などさまざまなプランから自分の目的を選ぶことができます。年齢に合わせて毎日のカロリー目標を示してくれ、水を何杯飲むといいかまでわかります。
また、ファスティングの場合は〝食事を取らなかった時間〟まで記録することができ、血糖値の上昇などを確認しながら行うことができます。
ハミング
スケジュール帳に日記をつけるように、写真やスタンプを使って簡単に食事や運動の記録ができます。カレンダーを背景に体重のグラフが表示され、1ヶ月でどのように増減したのかを見ることができます。体脂肪、BMIだけでなく筋肉量を表示してくれるのも嬉しいところです。
また、1日の時間割のなかでどんな食事を取ったのかを振り返ることもできます。
me:new/ミーニュー
1週間分の献立を自動作成してくれるアプリです。アレルギーや苦手な食べ物を設定することができ、冷蔵庫の残りもので料理することも可能です。また、買い物リストも教えてくれる優れものです。
管理栄養士が監修したレシピで、子供と大人の栄養バランスを同時にサポートしてくれます。親子で同じものを食べることで心も健康になり生活全体の質を高めてくれます。
おいしい健康
こちらも管理栄養士監修の献立アプリです。「貧血」「便秘」「風邪」「きれいな肌」「100kcol以下のおやつ」など女性にとって嬉しいレシピが載っています。ダイエットはもちろん、妊娠、糖尿病、ガンなどにも沿った食事づくりをお手伝いしてくれます。気に入ったレシピは献立帳へ登録しておくと、グラフで栄養価を見ることができます。
食べもので変化するココロ
人間は体だけで生きているのではなく、感情や思考といった心を持っています。そして、体と心を機能させるためのエネルギーや、それらをコントロールする知性など様々な要素が何重にもなって存在します。
それはまるで玉ねぎのように何層にも覆われ、一番外側にあるのが肉体を表す食物鞘(しょくもつさや)だとヨガでは考えられています。食物鞘で肉体を整えると、その内側にあるエネルギーが浄化され、更に内側にある心もクリアになっていきます。
1回の食事、1回の運動ですぐに変わることはできないため、食生活の改善に挫折しやすい人も多いですが、長く続けられる自分のペースを見つけて栄養管理アプリを上手く活用していきましょう。