ヨガウェアは、レッスンを行う上で欠かせないアイテムの一つ。だからこそ、どんなものを着たらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ヨガインストラクター が選ぶべきヨガウェアについて解説します!
1.基本的には自由!
結論から言うと、ヨガインストラクターもヨガウェアは自由。「こんなヨガウェアでなければならない!」と言うルールはありません。
きちんとしたヨガブランドのものを身につける必要もなければ、お客さんより目立つようにと派手なヨガウェアを身につける必要もないのです。
ただ、ヨガインストラクターとして人前に立ち、アーサナのお手本を見せるわけですから、ある程度押さえておいたほうがいいポイントもあります。
一体どんなヨガウェアを選べばいいのか、次の項目でチェックしていきましょう!
2.オススメのウェア
「これじゃなきゃダメ!」と言う明確なルールはないものの、インストラクターとしてのオススメがいくつかあります。
トップスとボトムスに分けてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2-1 トップス
まずはトップス。ノースリーブから長袖まで、袖丈だけでも様々なものがありますよね。どんなものを買うか迷ったら、まずは以下の3つを参考にしてみてください。
①ヘソ出し
とても勇気のいるヨガウェアですが、インストラクターならぜひ選んで欲しい1枚。なぜかと言うと、お腹が出ていれば体の動きがよく分かるからです。
例えば、ヨガといえば呼吸がとても大切ですよね。息を吐いたらお腹が凹み、息を吸ったらお腹が出る腹式呼吸が基本。それを説明する時に、ヘソ出しのウェアの方が圧倒的にわかりやすいと思いませんか?
また、コアへの力の入れ方や体の引き上げ方なども、実際にお腹の動きを見たほうがお客さんはイメージをしやすくなります。
さらに、しっかりと引き締まっている体を見せることができれば、「私もあんな風になりたい・・・!」とお客さんがついて来てくれるもの。
したがって、個人的にはヘソ出しのウェアが一番オススメです。
②タンクトップ
「動きを見せる」という観点から考えると、袖もないほうがベター。腕の動きだけでなく、筋肉の動きもしっかりと見せることができます。
とはいえ、冬は少し寒いもの。そんな時はしっかりと体のラインが見える長袖を選びましょう。
もしスタジオの温度を調節できる、もしくはホットスタジオのインストラクターであれば、ぜひタンクトップを選んでみてくださいね。
③ピタッとしたもの
「ヘソ出しもタンクトップもどうしても嫌!」と言う場合は、なるべく体のラインが見えるものを選ぶようにしましょう。
ゆとりがあるTシャツよりも、ボディラインが出るピタッとしたTシャツ。オーバーサイズのパーカーよりも、丈が短くこじんまりとしたシルエットのパーカー。袖や生地があっても、体の動きが見えるものであればお客さんに伝わりやすいです。
体型が隠れるようなものではなく、なるべくシルエットがはっきりと分かるものを選びましょう。
2-2 ボトムス
続いてはボトムス編。これもまた様々ですが、オススメは以下の2つです。
①レギンス
ベーシックなヨガウェアといえばレギンス。脚のラインがはっきりと見えるので、お客さんに動作が伝わりやすいです。
どうしても抵抗があると言う方は、柄があるものを選ぶのがオススメ。シルエットに目がいかなくなるので、多少は脚の形を隠すことができますよ。
また、ハイウエストのレギンスならお腹周りをカバーすることができるので、あまり露出したくない方や冷えがきになる方はチェックしてみてくださいね。
②アラジンパンツ
アラビアンパンツとも呼ばれる、ゆったりとしたシルエットのパンツ。足首の部分がキュッと絞られているデザインのものなら、比較的動きやすいです。
しかし、レギンスに比べるとシルエットは見えにくくなるので、そこまでオススメはしません。
生理中で下着のラインが気になる時や、リラックス系のゆったりとしたヨガクラスの時に選ぶといいかもしれませんね。
3.これはNG!
基本的にはどんなヨガウェアでも問題はありませんが、以下の点には注意しましょう。お客さんを不快にさせてしまう可能性があります。
3-1 オーバーサイズのもの
ダボっとしたヨガウェアでは、アーサナが綺麗に見えません。お客さんの見本になるわけですから、体のシルエットがしっかりと見えるものを選びましょう。
また、オーバーサイズのウェアは自分の手足が引っかかったり、アジャスト中にお客さんの手足が引っかかってしまうということもあります。
怪我や事故に繋がる可能性があるので気をつけてくださいね。
それでもゆったりとしたウェアが着たい場合は、あまり動かないリラックス系のヨガクラスか、自主トレの時に着るように配慮しましょう。
3-2 露出が激しいもの
ヘソ出しのウェアをオススメしましたが、中には露出が激しいものがあります。背中や胸が大きく開いたものはお客さんも目のやり場に困るので、なるべく避けましょう。
また、ショートパンツやショートスパッツも注意が必要。丈によっては非常に際どいものも多いです。
フルレングス〜7分丈くらいのボトムスを選ぶようにしましょう。
3-3 汚いもの
汗染みが染み込んでいる、穴が空いているといった古いウェアは避けましょう。お客さんに不潔な印象を与えてしまいます。
「清潔感に欠けるインストラクターのレッスンなんて受けたくない!」と言う人が大半のはず。
常に清潔感に気遣いましょう。
3-4 暴力的なロゴや柄のもの
ヨガウェアブランドのものにはあまりありませんが、スポーツブランドのウェアには時々暴力的なメッセージがプリントされていることがあります。
パッと見かっこよく見えるかもしれませんが、意味が分かる人は不快に思うかもしれません。
ロゴが入っているものは避けるか、温かい意味のロゴが入ったヨガウェアを選ぶようにしましょう。
4.ウェア選びのポイント
ヨガウェアは、自分をアピールするアイテムでもあります。「こんな風に思われたい!」という理想のイメージに近づけるようなものを選ぶのも一つの手です。
ここまででご紹介してきたオススメやNGポイントに加え、以下の3つも参考にしてみてくださいね。
4-1 イメージカラーで選ぶ
皆さんは「私といえば●●!」というようなイメージカラーをお持ちですか?もし持っているのであれば、その色を積極的に取り入れるのもオススメです。
イメージカラーをお持ちでなければ、これを機に決めるのもいいかもしれませんね。
明るいイメージにしたいなら暖色、落ち着いたイメージにしたいなら寒色。可愛らしいイメージにしたいなら淡い色、クールなイメージにしたいなら濃い色。
ぜひご自身のイメージカラーを決め、ヨガウェアに取り入れてみてください。
4-2 キャラに合わせた柄で選ぶ
イメージカラーと同様に、「私といえば●●!」という柄を決めるのもオススメです。
可愛らしいイメージなら花柄。
エスニックなイメージならボタニカル柄やアニマル柄。
ポップなイメージにしたいならドット。
爽やかなイメージにしたいならストライプやボーダー。
和柄をチョイスするのもオシャレかもしれませんね。
好きな柄とイメージカラーを組み合わせれば、とっておきの1枚が見つかるかもしれませんね。
4-3 体型を活かせるウェアを選ぶ
「ヘソ出し」「レギンス」と一口に言っても、形は様々。だからこそ、自分のスタイルを輝かせるシルエットのものを選びましょう。
例えば、トップスで注目すべきなのは襟元。Uネック、Vネック、スクエアネック、ハイネックなど様々な形があります。
ご自身の肩幅や顔の形に合わせて選ぶようにすると、ぴったりの1枚が見つかりますよ。
ちなみに、選び方は普通の洋服と同じでOK。
普段Uネックが多い人はUネックを、首が詰まったデザインが多いなら胸元があまり開いてないものを選んでみてくださいね。
5.まとめ
以上、ヨガインストラクターにオススメのヨガウェアについてご紹介しました。
「自分を輝かせるか」「お客さんが不快にならないか」、この2点を考えるだけでも、ウェア選びがだいぶ捗ります。
そして素敵な1枚に出会える確率がずっと高くなりますよ。ウェア選びで困っているという方、ぜひ参考にしてみてくださいね。