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プロヨガ講師が語る、オンラインヨガとオフラインヨガの違いと大事にすべき価値観とは?

皆様、こんにちは。Kouです。私は日々、ヨガインストラクターや理学療法士として活動しております。

今回、皆様にオンラインヨガとオフラインヨガの特徴やそれらの違いについて、これまでの私の経験や日々感じていることを含めながら、お話させて頂きたいと思っています。気楽にお付き合い下さい。

大きな変化とオンライン

振り返ってみると、とても不思議なのです。

以前は、オフライン、オンラインなどと言う言葉も現在のように多用されることは無かったと思います。

電波を使って配信されるものといえば、YouTubeやレッスン動画などがありましたが、その内容は配信先からの一方的なものであり、オンラインヨガのように電波で繋がって、お互いにやり取りしながらヨガをするなんてことは、これまでの私には経験がありませんでした。

そのため、私の認識ではヨガレッスンは、ヨガスタジオやスポーツクラブなどの比較的広い空間に、ヨガインストラクターとお客様が実際に集まって、ヨガを行うことで初めて成立するものであると何の疑いも無くそう思っていました。
 
しかしながら、そういった私の古い価値観や認識は、コロナ感染拡大による活動自粛によって変わっていったのです。特に、急激に変化したのは日本中に出された、緊急事態宣言ではなかったでしょうか。

ここで私にとって大きな転機がありました。

良い悪いではなく、オンラインヨガをやってみる、それ以外の方法が無かった、これが正直な気持ちです。

あの頃、私は理学療法士としても医療機関でお仕事をさせて頂いていたので、3密を避けて活動せざるを得ない状況であったことから、スタジオやスポーツクラブに出向くことが出来なくなり、他の方法を選択するしかなかったからです。

とは言えやってみようとは思ったものの、私自身にそういった経験や知識、そのためのスキルも無く、全てが一からでした。

そして色々なことがありながらも、今やっとオンラインヨガを始めて約半年程度となります。まだまだ現状を客観的に見れる時期ではないとも思いますが、今の私から見えている景色や、これから先に繋がっていく思いを皆様に少しでも共感して頂けると幸いです。

オフラインでの感覚

今振り返ると、以前の私は、我ながらとても頑張っていたということに他なりません。これは単に良い意味ではなく、本当に自分に合っていたかどうかを振り返り、吟味する必要があるということです。
 
何故なら、私は、一度に多くの方々とやり取りが出来るほど器用なほうではないからです。お仕事の現場に行くとヨガをする前から、スポーツクラブのスタッフや、スタジオオーナーとコミュニケーションをとるということが始まり、スタジオの準備もしていきます。

ここでお伝えしたいことは、ヨガレッスンに入るまでに、多くの方々とコミュニケーションをとる事が必要だということです。それぞれに立場やお考えがあるので、その方々の思いや考えに寄り添うように声をかけていく必要があります。  
 
そういったことをいつも当たり前のようにしていたので、その時はわかりませんでしたが、今振り返ってみると、私は不器用故に、かなり気を使っていたと思います。相手の方の気分を害さないように、お互いに楽しくお仕事が出来るようにと、いつも気を配っていたのではないかと思うのです。

しかしながら、こういったことは、ヨガのインストラクターだけのお話ではなく、会社にお勤めしている多くの方々もそう感じているのではないでしょうか?

毎日車や電車などを用いて通勤する必要が無くなり、オンラインで繋がってお仕事をし始めたことで、色々な気づきがあるのかもしれませんね。

移動時間や労力、そしてその環境に入れば、そこの空気を感じて、関わる人達の思いを組んで話をすること、人と人とが関わり合う社会だからこそ、こういった気配りはいつも必要であり、最近ではより繊細な対応が要求されているように感じるのです。

オンラインでの感覚

一方、オンラインでは、一度に多くのスタッフや従業員の方々と会う必要が無くなります。私が今、業務委託でお仕事をさせて頂いているオンラインスタジオは数か所ありますが、主に担当の方とはメールで連絡し合っています。

レッスン当日は、自分で設定しオンラインレッスンを行う会社もあれば、スタッフ1名の方と一緒にマイクやカメラのチェックをしてから始めるところもあります。

全体的に見ても、オンラインヨガを行うための環境設定に必要な確認のみを行うといった、とてもシンプルな人間関係や作業内容です。

またオンラインなので、Wi-Fi環境、カメラ、マイクなどの設備を整えた自宅スタジオを完備すればヨガレッスンは可能です。

ヨガレッスンを行うために、以前のように電車や車で出向くことも無ければ、ヨガレッスンの前に多くのスタッフや従業員の方々と話しながらコミュニケーションをとり、ヨガを始めるための良い雰囲気を作るといったことも必要が無くなるのです。

そのため、自分の限られたエネルギーをヨガレッスン以外のところで、散り散りに放出しなくてもいいのです。自分自身の大切なエネルギーをヨガレッスンに一心に向けて、レッスンにその思いを十分に注ぎ込むことが出来るのではないでしょうか?
 
私は、今、オンラインとオフラインの両方を経験してそう感じています。そしてそれがインストラクターとして活動の大きな違いだと思いますし、何より私自身が、今とても自由だと感じているのです。

オフラインでのヨガレッスン

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そうは言っても、お客様の立場に立って考えてこそ、人に喜んでもらえるお仕事が出来るのではないでしょうか。

先程お話させて頂いたように、コロナ感染拡大の問題があり、実際のスタジオレッスンからオンラインヨガレッスンに変更させて頂くことになった際、やはり、お客様それぞれに思いがありました。

例えば、お客様のご意見としては、「オンラインではヨガをやっている感じはしないと思います」「先生がそこにいてこそヨガレッスンです」「スマホやパソコンの操作は苦手だから出来ません」などの、皆様、様々な思いがありました。

分かります。

何故なら、私もお客様の立場だったら、同じようなことを考えるだろうと思うからです。

オフラインでは、実際に同じ空間にインストラクターがいることで、お互いに顔を見ながらお話をしたり、その空気を共有できますよね。そういった安心感があるのかもしれません。

また、実際にそこにいることで、ヨガポーズの練習をしているときに、お客様の身体を見ながら、声をかけて身体を使ってポーズを修正したり、近くでアドバイスも出来ます。

お客様の立場で考えてみると、よりヨガを学んでいることを、時間を作ってその場所に出向いたり、同じ空間にいること、そして一緒に練習することで、深く実感出来ていたのかもしれません。それも大切な感覚なのです。

ただ一方で、同じ空間に自分以外の人達がいるということは、インストラクターの誘導に対して反応しながら、隣の人のヨガポーズが気になったり、周囲の人たちに自分がどう見えているのかを気にする方もおられるかもしれないということです。

もしそうなら、いっそ1人で静かな場所でヨガをする方が、ご自身の内面に集中しやすいかもしれませんし、人と人とが一緒に過ごすことで起こりうる人間関係のストレスも感じずに済むかもしれません。

皆様はいかがお考えになりますか?

人それぞれで感じ方があると思うのです、そのため一概には、オンラインがいいとか、オフラインがいいなどとは決して言えないのではないでしょうか。

何が大切なのか

さあ、では何が大切なことなのでしょうか?個人的な見解ではありますが、私はヨガが大好きな仲間の方々と、どんな繋がり方であっても手を取り合うようにして繋がっていたいと思っていますし、それが私にとってとても大切なことです。

そのため、繋がり方はオンラインでもオフラインでもどちらでも構わないし、ただヨガを好きな方々と繋がって、一緒に楽しくヨガを行えることが私の幸せなのです。

だからこそ、いつ頃コロナ感染が終息するかはまだわかりませんが、形にこだわる必要は無いと思っています。それよりも繋がる可能性があるのなら、その方法を試してみる、繋がろうと行動することがとても大切だと思うのです。

振り返れば緊急事態宣言の頃、一緒にヨガをしたいと言って下さったお客様のおかげで、今私はオンラインでヨガをお伝えすることが出来ています。

また、お客様と繋がれたことで一緒にヨガが出来る、とても幸せな毎日を過ごさせて頂いております。全てが感謝でしかありません。

実際のオンラインヨガレッスン

オンラインレッスン

オンラインを始めた当初は、私もお客様もお互いにオンラインシステムの扱い方が分からず、私の画面が映らなくなったり、お客様の画面が映らなくなったり、黒い画面のままでヨガをして頂いたり、声が聞こえなくなってLINEでやりとりしながら調整するなど色々なことがありました。

問題がある度にオンラインで繋がる練習をして、お客様のご意見をお聞きしながら修正してきました。どれもこれも、お客様と一緒に楽しく過ごせた、とても尊い時間なのです。

そして今もその関係性は変わらず、一緒に楽しくヨガをさせて頂いております。いつも近況をお互いに報告しながら面白い出来事があったら、みんなで笑ったり、時には、コーチングの先生に依頼して、心を整えるワークショップを行ったりもしています。

私は、そのヨガクラスでは、お客様それぞれに喜んで頂けるように、ヨガに限らず、楽しいことを一緒にできる仲間作りを目指しています。今、世の中では色々なことが起こっていて、ざわざわと落ち着かないように感じています。

そのため、私は、このヨガクラスが、お客様にとって安心出来る、楽しくて心地の良い場所となることを目指していきたいと思っています。

何か困ったことがあったら協力して助け合えたり、楽しいことは一緒に心から楽しめるような、そんな仲間作りも含めて、皆にとって大切な場所となるように、少しずつ丁寧に作っていきたいと思っています。

本当に大切なこと

きっとオンライン、オフラインそれぞれに良さがあるでしょう。しかしながら、本当に大切なことは、どんな方法であってもいいから、人と人が繋がっていくこと、思いやりや温かさを感じられる関係性を作ることではないでしょうか。

こんな不安定な世の中だからこそ、目には見えないけれど大切にしたい何かがあるはずです。それが私には、温かな心の繋がりのような気がしています。

何故なら、多くの方々が優しい心を持って繋がって下さることで、実際に私自身が救われているからです。そういった経験から、大切な方々と繋がっていくために、オンラインに目を向けてまずはやってみる、それが大切だと思うのです。

人は皆一人では生きていくことは出来ませんよね、だからこそ、大切な誰かと繋がっていくこと、人の輪を育んでいくことが大切なことであり、実はそういった考え方が、ヨガが目指す平和な世界なのだとも思うのです。調和のとれた平和な世界を目指しましょう。明るい未来を信じましょうね。

幸せを願って。

オンラインでレッスンが受けられるスクールはこちらを参照ください。
オンラインヨガ【11選】レッスン受け放題のおすすめスクールまとめ

Kou ヨガ講師 / 理学療法士
Kou ヨガ講師 / 理学療法士
<経歴>
4年制大学を卒業後、会社員となるが、数年後、理学療法士を目指して、専門学校に通い理学療法士となる。その後、手術後から慢性期、在宅ケアまで、リハビリテーション全般を経験する。
その後、体調不良となり、一度、理学療法士を辞めて、ヨガインストラクター養成校に通い、ヨガインストラクターとして活動を開始する。
現在は、主にヨガインストラクターと理学療法士、ライターとして活動している。1男の母。

<資格>
理学療法士
RYT200ヨガインストラクター

<得意なテーマ>
①理学療法士として
主に整形外科的な肩こり、腰痛、膝痛などの痛みに対しての治療が得意で好きな治療分野です。身体の捻じれや姿勢不良などに対して、骨格や骨盤矯正、姿勢を整えて痛みの緩和 や改善を目指す治療を行っております。

②ヨガインストラクターとして
ハタヨガを中心に行っております。理学療法士としてのスキルも活かせるものが得意だと 個人的には思っております。そのため、肩こり改善、腰痛改善ヨガや骨盤矯正ヨガなどの体調不良や姿勢改善のためのヨガを得意としております。
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