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企業の中に瞑想を!インストラクターとして会社にマインドフルネスを提案した実例をご紹介

1.はじめに~ヨガを伝える者としての想い~

ヨガインストラクターの資格を取得し、3年目のアオイと申します。資格取得後、ヨガクラスの開催を中心に活動していましたが、より多くの性別・年代の方にヨガの良さを広めたいという気持ちから、様々なアプローチで徐々に活動の場を広げています。

最近は男性向けのヨガクラスなども増えてきてはいるものの、やはり未だに「ヨガは女性のもの」といった認識が多いのも事実です。

そうしたなか、今回は通常のアーサナを行うようなヨガクラスとしてではなく、企業(ビジネスマン)に向けたマインドフルネスを提案した事例についてご紹介したいと思います。

2.瞑想との出合い~偏見をもっていた瞑想に目覚めた瞬間~

ヨガ
私がマインドフルネスに興味をもったきっかけは、インストラクターの資格取得のため通ったスクールで「瞑想」に目覚めたことにあります。

それまで、「瞑想」に対して「身体を動かさずじっとして何も考えないようにするものだ」という偏見があり、身体を動かすことが好きで動いていないといられない、という自分の性格には「絶対合わないもの」との勝手なイメージがありました。

今では、そもそもその考えが間違っていることがわかるのですが、とにかく瞑想のクラスに恐怖感を感じていました。ですが、その間違いをすんなりと解いてくださったのがスクールで出会った先生でした。

独特の世界観を持った本当に素晴らしい先生で、授業ではその不思議な世界観に引き込まれるようにして瞑想に入っていくことができました。

自宅での瞑想はうまく入れるようになるまで少し時間はかかったものの、その先生の安定感のあるお話を聞いているうちに、どんなに瞑想が素晴らしいものか、自分の心と向き合うために必要で、本来ヨガが目指しているところに向かうためにどんなに重要なものなのか、段々と理解していきました。

スクールに通っている間は、自宅で1日5分でもいいから毎日瞑想をしてみましょう、と言われていましたので「とにかく5分瞑想すること」から始めました。

最初のうちは、やはりその日の仕事のことが気になってつい手帳を目で探してしまったり、立ち上がって観葉植物に水をあげてしまったり、と「やっぱり瞑想は自分に向いていない」と思うことの連続でしたが、続けていくうち、次第に落ち着いて自分の内面と向き合える時間が増えていきました。

そして3か月がたった頃、ある朝ふと「自分の核となっている豊かな気持ち」のようなものに触れられた感覚がありました。

このように表現すると、多くの方が「なんのことやら」と思われるかと思います。

ただ、ヨガの教えは「本来幸せは自分の一番内側に元々あるもので、その幸せとつながること」を目的としています。私の触れた「豊かな気持ち」というのは、ヨガの教えにおいての自分の一番内側にあるものであったと感じた瞬間でした。

それ以来、瞑想の良さを周りの友人に伝えてきましたが、特にヨガに興味の無い人からはあまり理解が得られませんでした。それまので私のように「じっと動かず何も考えないもの」であったり、「宗教的な怪しいもの」であったりという認識が大半でした。

どうにか正しく伝えたいと強く思ったのもこの頃です。

3.会社員時代の経験~ヨガを正しく伝えることの難しさ~

ビジネスとしてのヨガ
マインドフルネスに着目したもう一つのきっかけが、まだ会社員だった頃に社内で行っていた会議の前の瞑想でした。

当時、マインドフルネスといったものがビジネスに有効だというようなことがビジネス誌でも取り上げられるようになってきた頃で、部長が部の会議の前に取り入れたのです。

ただ、部長は特に瞑想の指導経験もなく、「ただ静かに3分目を閉じましょう」と促すだけだったので、当然ながら同僚たちは戸惑うばかりです。

「会議の前の無駄な時間」としてかなり不評でした。確かにどういう効果を目的に、どのように行うのか知らなければ、ただの苦痛な時間でしかありません。

このとき私はスクールに通っている途中だったので、瞑想がいいものだというものが分かっているものの、言葉としてうまく表現することができず、ましてや指導についても未熟だったため、なんとかして伝えたいと思いながらも、このときは半年ほどで会議前の瞑想は自然となくなっていきました。

そのとき抱いたのが、「もったいない!!」という思いでした。

4.転機となる出会い・マインドフルネスの提案~伝わりやすい言葉の選び方~

その後インストラクターとなり、瞑想に重きを置いたヨガクラスを開催していたのですが、そのなかで知り合った方が会社内の研修などを企画しており、その方から社内研修に瞑想を取り入れたいという相談を受けました。

その方は自身も瞑想などを日常に取り入れており、瞑想の良さを実感している人物でした。

その話を受け、企画書を作成することになったのですが、やはり会社組織のなかで企画を通すためには「瞑想」という表現よりも、より科学的に根拠があるとされている「マインドフルネス」という言葉を使う方が圧倒的に有利だと感じました。

そこで、マインドフルネスについて瞑想とどう違うのかなど徹底的に調べ上げ企画書を作成したところ、無事に企画が通り研修の場でマインドフルネスの時間を取っていただくことができました。

また、企業に向けてマインドフルネスに特化した提案をしたもうひとつの理由は「取り入れやすさ」です。

私は当初、企業に対してもヨガのアーサナを含めた提案をしていたのですが、やはり着替えをしたり、マットを用意したりといったことがハードルとなり、なかなか限られた場でしか実現しませんでした。

ですが、マインドフルネスであれば、スーツのままで少し身体をほぐしたあとマインドフルネス瞑想に入るという形をとることで、会議の合間にも取り入れやすいものになりました。

そもそも瞑想自体、いつでもどこでも実践できるものですので、それも上手く伝えるようにしました。

その後は取り入れやすさや実績を元に、最初に取り入れてくれた知人の関連企業などの人事担当者や事業開発担当者など、マインドフルネスをビジネスに取り入れたいという興味を持った方々を紹介いただき、提案していきました。

徐々に取り入れていただく機会も増え、現在は新人研修やアイディア会議といった少しリラックスする場面が欲しいときに、マインドフルネスの時間を取っていただいています。

当日は、マインドフルネスの実践の前にパワーポイントなどの資料を使って「マインドフルネスとは何か」や「マインドフルネスの効果・実践方法」を具体的に解説したのちに、一番ベーシックな呼吸法による瞑想を行っています。

さすがに1回のマインドフルネスで「効果をとても実感した!」という声を聞くことはできないのですが、「資料を見てマインドフルネスが何かが分かった」「是非日常に取り入れてみたい」といった感想も多くいただきました。

5.さいごに~自分の言葉・自分なりの方法で伝えることの大切さ~

企業にてマインドフルネスを取り入れていただくことができたものの、現在は“とある研修”、“とある会議”といった単発でのご依頼が多数です。

やはり瞑想は続けてこそ効果を感じられるものですので、今後は定期的な場でマインドフルネスを取り入れていただけるような提案ができればと思っています。

そんななかで、このコロナの影響で在宅ワークが増えたことは良い流れでした。

実際、7月以降に行ったマインドフルネスのクラスはいずれもZoomを使ったものでした。これですと、取り入れやすく気軽に依頼いただけるので、今後さらに機会を増やしていけたらと思っています。

今回は企業に向けたマインドフルネスの提案でしたが、これ以外にも違ったアプローチで提案することで、現在「ヨガ=フィットネス」と捉えられがちですが、ヨガの本質を多くの方々に知ってもらいたいと思います。

また同時に、皆さんそれぞれ、違った背景を持っていらっしゃることと思います。是非それを活かしたご自身なりのヨガの伝え方を実践いただけたらと思います。

余談ですが、私はビールが好きで自分で醸造したより深い瞑想に導いてくれるビール(免許が無いと違法になりますのでご注意ください)とヨガを組み合わせたビアヨガなども提案しています!

ご自身の本心から出る本当の言葉こそ、伝わる言葉になると思います。

マインドフルネスについて詳しく知りたい方はこちら。
マインドフルネスとは【解説】歴史、効果、ヨガの瞑想との違い、実践方法まで

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