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新型コロナ直撃!やっと手に入れた仕事、手放すべきか【ヨガインストラクターになった私 番外編#03】

いよいよ、番外編も今回が最終回となりました。

これまでのお話を振り返ってみて、私は自分のことを我ながらとても面白いと思えましたし、以前よりも増して自分のことが好きになりました。皆様のおかげです。お話を聞いて頂けたことに心から感謝します。

急激な変化

コロナ
今年に入って冬から春になる頃、世界中を襲い出したコロナウイルス感染。1月頃から徐々に世界中で感染が拡大し、日本でも同様に緊急事態宣言を出されるようにもなり、今もなお世の中を根底から変える大きな出来事となっています。

そしてこの大きな変化によって、お仕事を継続することが困難となっている方、体調を崩されている方も多くおられる事でしょう。私にもまた大きな変化がありました。

これまで私は理学療法士のアルバイトを続けながら、ホットヨガスタジオ、スポーツクラブ、観光ホテルでの朝ヨガレッスン、地域の公民館活動など、3年前では考えられない位、幅広くたくさんのお仕事をさせて頂くようになっていました。

そんなヨガインストラクターとして毎日忙しく充実していた日々が、コロナウイルス感染拡大によって大きく変化することとなったのです。

選択を迫られることに

ヨガスクール風景
ホットヨガもスポーツクラブも残念ながら3密で、感染リスクが高い場所だと言わざるを得ないでしょう。以前は、明るく健全なイメージのある場所でしたが、今は少し変わりつつあります。

お互いに感染し合わない様に一定の距離を取る、ソーシャルディスタンスなどという言葉も出てきました。何だかとても寂しく思いますが、これが現実なのです。

ある日のスポーツクラブのお仕事で、私は普段通りと自分に言い聞かせながら感染するかもしれないという怖さを感じてました。

ちょうどその頃、日本全国で感染拡大が心配されるようになり、マスコミでは不安を煽るようなコロナ感染に関するニュースを流し、マスクが足りないことで、薬局に大勢の人たちが殺到するような場面も報道されていました。

そのため私はとても不安で、お客様も私と同じような気持ちを抱えているのではないかと思っていました。

たとえ大きなスタジオで人数制限をして換気をしたり、十分に消毒をしていたとしても、同じ空間で多くの人たちがヨガをしながら深呼吸をするのです。きっといつものように、ゆったりとした気持ちで呼吸が出来るような状況では無かったでしょう。

スタジオには明らかにいつもと違う空気が流れていて、張り詰めるような緊張感もありました。そこにいる私、会員の方々も皆、3密の状況が怖いと感じているはずなのに、ヨガを続けている私自身に対して違和感を感じていましたし、続けていくべきか辞めるべきかと悩んでいました。

何故なら私は他のインストラクターの方々とは違って、医療機関で理学療法士としても働いていたからです。

自ら3密である場所に赴くこと、ヨガインストラクターとしてそういった場所で活動していること、それら全ての行動は、私自身が感染源となる可能性を持つことになります。

もし私が感染した場合、また感染していても気づくことなく理学療法士として勤務した場合、スタッフ、患者様への感染、特に高齢者の方々を感染させることや重篤な状態に悪化させる可能性もあるからです。

この事が、私と他のインストラクターの方々との違いでした。辛いことでしたが、この時私はヨガインストラクターのお仕事を手放さなければならないと自分自身に納得させようとしていました。

皆様、スポーツクラブの研修で私だけがヨガプログラムのテストに落ちて、悔しくて大声で泣いていたことを覚えていますか?

その後、辛い思いをしながらも、ようやく多くのプログラムを持たせて頂くところまで来ていたのです。やっとここまで成長してきたにも関わらず、得てきた数々のプログラムを今度は自分の意志で手放さないといけなくなってしまいました。

私はスポーツクラブの関係者やスタッフの皆様に、改めて私が理学療法士であることや、医療人であり日々高齢者と関わることが多いことなどの事情を説明し、その思いを理解して頂きました。

私はここでまた、変わらなければならなかったのです。

手放すこと

この出来事がきっかけとなり、私は今までヨガインストラクターとしてお仕事をさせて頂いていたスポーツクラブ、ホットヨガスタジオなどでの、全てのお仕事を1つずつ手放していくこととなりました。

ただ、特に大切にしていた場所を諦めた時、私は異常な寂しさを感じていました。

約3年前、私はまだまだ未熟で修行中の身ではありましたが、ある機会を頂いて小さなヨガスタジオを経営するようになっていました。会員数は8~10名程度と人数が少なく、細々と経営しているようなスタジオでした。

そのスタジオでは毎回、会員の皆様の近況や体調をお聞きしながら、私はその方々に適したヨガプログラムを考え、提案していくといった方法でお伝えしていました。

ヨガポーズを観察し、心と身体がどう変化してきたかを皆様にお聞きして、お互いに感じたことをやりとりしながら進めていくヨガレッスンはとても治療的であり、私にとっては理学療法士としての実践力も高めてくれる大切な場所でした。

会員の皆様はとても穏やかで思いやりがあり、そこにはお互いに競う合うことや争うことはなく、素朴で優しい気持ちが溢れていました。だから私は、この小さなヨガスタジオと会員の皆様が大好きでした。

しかしながら、とうとう私はその最後まで守りたかった大切な場所や大切な人たちまでも失うこととなってしまったのです。「またいつか一緒にヨガをしましょうね」と、いつになるかわからない約束をして。

長い休暇と引きこもり生活

理学療法士としてのお仕事をする以外は、家に引きこもるようになりました。ヨガレッスンが出来ない分、収入も減ってしまい、生活に対する不安も膨らんでいきました。

私はこれからどうしたら良いのか、ヨガインストラクターを辞めたほうがいいかもしれないとも考えていました。

しかしながら、いくら悩んでいても現状がすぐに改善される訳でもありません。私は長いお休みに入ったと思う事にして、やりたいことをして、出来るだけ楽しく過ごすことにしました。

そこで早速、私は断捨離を始めました。

これまで家にあった古いものを処分するには、行動に移す勢いやそのための作業時間が必要です。私には十分な余力や時間があったので、断捨離をして家中を掃除することから取り組んでみました。

自分の身の回りの要らないものを処分して、家中を綺麗にしていくと不思議な変化が起きてきたのです。それは、だんだんと家族が穏やかで優しくなり、皆が家に居てもお互いにやりたいことをして、それぞれが自分らしく過ごすようになってきたのです。

とても快適でした。

私は外の空気を吸いたくなり、毎日ウォーキングをして、人の目も気にせず公園でヨガをしてみたり、夕日を見て癒される、そんな日々を過ごせるようになっていきました。

今振り返ってみると、これまでの生活をリセットして心や身体にエネルギーを蓄え、次の進化へと繋げていくための必要な時間だったように思います。

ある日の連絡

ヨガスクールレッスン
ある日、私の経営するヨガスタジオのお客様からメールが届きました。

「先生、いつまでお休みですか?」「自分で練習していますが、一緒にヨガをしたいです」「いつになったらヨガが出来ますか」と。

ただその頃は、4月末で更なるコロナ感染拡大を防ぐためにゴールデンウィークは緊急事態宣言を出して、国民全体に外出を控えるようにと報道されていた時期でした。

スタジオに集まってヨガをすることなど、感染リスクのことを考えると決して出来ませんでした。

ただ、私はこの時ピンと来たのです。

毎日十分に時間があったことから、私はこれからの時代を生き抜いていくための考え方や、この時代に合った行動の仕方、オンラインやズームなど、人と直接接触しなくても自分の表現したいことが出来る可能性のあるものを少しずつ勉強していました。

パソコンは苦手でしたが、そうもいってはいられません。

そこで連絡を下さった皆様に、「スマホやパソコン、ダブレットを使ってヨガをしてみませんか?」「良かったら一緒にヨガをして楽しく過ごしませんか?」そんな風に声をかけてみたのです。

そうすると、「太ってきたから運動不足です、ヨガやりたいです」「どうやったら出来ますか?」と前向きな返信が届いたのです。

勿論、パソコンやタブレット、スマホを使いこなすことが苦手な方、直接近くで教えてもらうものがヨガレッスンだと考えている方もいました。しかし数名の方々は、私と一緒にオンラインヨガをチャレンジして下さったのです。

私は幸せでした。何故なら、私はまたヨガインストラクターとして復活することが出来たのですから。それから数か月間、紆余曲折もありましたが、現在ではオンラインヨガサロンを立ち上げ、以前のように会員の皆様とヨガをすることが出来ています。

またオンラインヨガレッスンを提供する会社のオーディションを受けて、お仕事のご依頼も頂くようになりました。

しばらく前では想像もつかなかったことですが、これまで私を導いて下さった方々や、今も一緒にヨガをして下さるお客様に感謝の気持ちを忘れないようにしながら、更に今度はオンラインヨガインストラクターとしてのスキルを磨いて、日本だけでなく、世界中の遠く離れている方々とも、大好きなヨガで繋がっていきたいと願っています。

さあ、これからが本番です。私らしくヨガの道を歩いていきますね。楽しみにしていてください。

親愛なる皆様へ

オンライン可能なヨガスクール
さて皆様、いかがだったでしょうか?

人生7転び8起きですね。どんな時もこの精神が大切です。これからも転んだ時、何かに試されているのだと思って小さなことでもやれることから真摯に取り組んでみたいと思っています。

私は決して器用なほうではありません。数々の失敗、怒鳴られたこと、40代で大泣きしたこと、開き直って祝杯をあげたり、非常に人間臭く生きてきました。皆様も一緒に見て下さっていたでしょう。

今の私が思うことは、不器用でも私は私のままで良いと言うことなのです。ありのままの私自身が、愛されるべき存在であるということなのだと思います。

また、人間は完璧ではないから、いつも心と身体を綺麗にそして快適に整えて、愛や光のある方向へ進もうと努力し続けることがとても大切で、その生き方こそがヨガとともに生きるということなのだと私は思っています。

今、世の中は大きく変化しています。そして苦しんでいる人たちも多くおられることでしょう。だからこそ皆様は、ヨガの教えを学び、日々練習をして、いつか皆様の周りの苦しんでいる人たちを温かく励ましてあげてほしいと願っています。

ヨガにはその力がありますし、ヨガを伝える皆様にはそれが出来ると私は信じています。

皆様の未来が光り輝くものでありますように。

皆様へ ~ヨガインストラクターになるには~

最後に追伸として、ヨガインストラクターになる方法について皆様にお伝えしますね。多少個人的な見解も含まれますが、ご了承ください。

まず結論から申し上げますと、特に日本ではヨガインストラクターになるために、必ずしも資格は求められてはいないと言うことです。

そのため、小さなヨガスタジオのインストラクター兼オーナーの方から指導を受けて、そのスタジオでお仕事をされる方もおられますし、またスポーツクラブやヨガスタジオに就職することで、そこで研修としてヨガを学び、そのままプログラムを担当して行くこともあるでしょう。

ただ、私が皆様にお勧めするのは、もしフリーで活動されるなら、出来ればアメリカのライセンスであるRYT200や500(200時間もしくは500時間の研修を受けて取得するアメリカのヨガ協会の認めた資格)を取得されたほうが、お仕事を得る際に有利かもしれません。

何故なら、私が面接を受けた時に度々RYTの資格がありますか?と尋ねられたことや、最近では瞑想や呼吸法なども人気があることから、そういった経験やヨガ全般の知識があるほうが望ましいとされているように感じるからです。

また、ヨガを本格的に学びたいと考える場合は、私には経験がありませんが、今後直接インドに渡って学んだり、インド政府公認のヨガ資格を取得することを検討してみてもいいかもしれませんね。

是非ご自身に合った方法を選んでみてください。

またその後、ヨガインストラクターとしてのスキルを上げていくためには、ご自身の興味のあるヨガのワークショップに参加してみたり、様々なオーディションを受けてチャレンジすることをお勧めします。

最後に、非常に個人的な事でまた余談となりますが、チャレンジと言えば私は今回初めて、ライターとして私自身の経験を書くというチャレンジをさせて頂きました。

そしてこの活動の中で私は、こうして皆様に私自身のことをお伝えしている時も、普段の生活をしている時も、いつも私にはそこにヨガの教えがあって、ヨガとともに生かせて頂いていることを改めて実感することが出来ました。

これからもずっと大切にしていきたい思いに気づかせて頂いたこと、また最後までお付き合い下さったことに、心から感謝します。

皆様、有難うございました。

幸せを願って。

yoga kou profile 新型コロナ直撃!やっと手に入れた仕事、手放すべきか【ヨガインストラクターになった私 番外編#03】
Kou ヨガ講師 / 理学療法士
<経歴>
4年制大学を卒業後、会社員となるが、数年後、理学療法士を目指して、専門学校に通い理学療法士となる。その後、手術後から慢性期、在宅ケアまで、リハビリテーション全般を経験する。
その後、体調不良となり、一度、理学療法士を辞めて、ヨガインストラクター養成校に通い、ヨガインストラクターとして活動を開始する。
現在は、主にヨガインストラクターと理学療法士、ライターとして活動している。1男の母。

<資格>
理学療法士
RYT200ヨガインストラクター

<得意なテーマ>
①理学療法士として
主に整形外科的な肩こり、腰痛、膝痛などの痛みに対しての治療が得意で好きな治療分野です。身体の捻じれや姿勢不良などに対して、骨格や骨盤矯正、姿勢を整えて痛みの緩和 や改善を目指す治療を行っております。

②ヨガインストラクターとして
ハタヨガを中心に行っております。理学療法士としてのスキルも活かせるものが得意だと 個人的には思っております。そのため、肩こり改善、腰痛改善ヨガや骨盤矯正ヨガなどの体調不良や姿勢改善のためのヨガを得意としております。

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