ヨガと聞くと、女性がするというイメージが強いかもしれませんが、ヨガで得られる効果は男性にも沢山あります。
最近ではトップアスリートや実業家、アンジャッシュの児島さんなどがヨガを取り入れていることから、少しずつ男性のヨガ実践者が増えてきましたが、興味がありつつもためらっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、男性がヨガで得られる効果や気をつけたいこと、日常に上手く取り入れるコツなどを、リアルな体験談つきでご紹介します。
ヨガを始めてみたいけどためらっている、パートナーと一緒にヨガをはじめたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ヨガはうつ病・不眠症・頭痛、動悸に効果的
自律神経を整える
自律神経は背骨を介して通っており、姿勢の悪さや骨盤の歪みなどで血流や背骨の流れが悪くなると、不眠や気力の低下など様々な不調が起こるようになります。
ヨガは呼吸と身体の動きを合わせながら背骨をほぐしたり捻じったりする動きが多くあるので、自律神経が整いやすくなります。
ヨガを初めて最初は手探りではありましたが、ヨガスタジオに行くとみんなが楽しそうに笑顔いっぱいでしたし、通っていくうちに自分自身も自然と笑顔になれていることに気付きました。もちろんヨガには健康効果や美容効果もありますが、自分の場合はメンタルケアとして続けている部分が多いです。
肩こりや頭痛も改善
また、ストレッチの動きで凝り固まった筋肉を伸ばしていくので血流がUP、肩凝りや頭痛にも効果的なのです。
ヨガを習慣化すると小さな不調を溜め込みにくく、些細な体調の変化にも気付きやすく早めの対処ができるようになりますよ。
女性がするイメージがあったので少し抵抗があったのですが、藁にもすがる思いでやってみることにしました。ヨガをするようになってから、身体の緊張が取れるのを実感するようになりました。今まで疲れやストレスで、身体がガチガチになっていたのかもしれません。
ヨガを始めて1ヶ月ぐらいで、気になっていた身体の不調が少しずつ改善されるようになりました。特に不眠に効果があり、以前より眠れるようになりました。効果を感じているので、今もヨガを定期的に続けています。
体幹、筋肉、柔軟性、上半身下半身のバランスなどがアップ
様々な業界のプロのアスリートたちがトレーニングの一貫として、取り入れているのがヨガです。
ヨガは、身体の使い方を身につけながら全身をまんべんなく動かして、上半身と下半身や左右のバランスを整える効果があることから、最近では実業家やサッカー選手(長友選手が一番有名)などプロアスリートのトレーニングにも取り入れられるようになっています。
スポーツは特定の筋肉を酷使することが多いので、幼少期や学生時代のスポーツ経験で筋肉の付き方にも偏りが出やすく、将来的に身体の歪みや不調に繋がることもあります。
また、ヨガはゆっくりと動くと思われがちですが、フローやパワーヨガ、アシュタンガヨガなどかなり筋肉を使う動きがあり、体幹の強化に向いています。
筋トレのようにただ筋肉を付けていくだけでなく、ストレッチ効果のある伸ばす動きも含まれているので、筋力をUPしながら柔軟性も上げることができるのです。
その知り合い曰く、最近はサーフィンやボディビルディング、トライアスロン、ゴルフなど、様々なスポーツの男性プロアスリートたちがヨガをトレーニングに取り入れるようになり、筋力や体力の向上、体幹が鍛えるなど上達が目覚ましいということでした。それを聞き私もヨガをトレーニングの一環として始めることにしました。
実際にクンバカと呼ばれるヨガを教えてもらい実践。はじめは簡単でストレッチと変わらないと思ってましたが、一週間くらいすると、体の可動域が大きくなっていることに気が付きました。足が上に上がるのはもちろんでしたが、股関節、膝関節の自由度が上がり、今まで出来なかった蹴り技ができるようになりました。
おかげでこの前の試合も勝つことができましたので、さらにヨガの可能性を追求して続けたいと思います。
明らかに身体の体幹が弱い事が分かっていたため、体幹を鍛えて身体のバランスを内部から整えるためにヨガを取り入れるようにしました。ヨガを始めてまだ数ヶ月ですが、少しずつ体幹が鍛えられて、下半身の軸もしっかりとしてくるようになりました。
また、ヨガは身体の代謝も良くなると言われているので、加齢で代謝が悪くなっている身体を整える目的でも続けています。
ヨガで怪我の治療・予防、肩こり・猫背を改善して健康促進!
ヨガは膝・腰痛治療のサポート、デスクワーク疲労に最適です。
仕事やスポーツ、身体の使い方の癖などで膝や腰を痛めると慢性化しやすく、日常生活にも影響が出てしまう事もあります。
ヨガは使いすぎ、固まった筋肉をほぐして、普段使っていない筋肉を動かすなど、正しい身体の使い方を身につけることができます。
ヨガで身につけた感覚を日ごろから意識することで、腰痛などの再発予防やケガ治療のサポートにも役立ちます。
また、ヨガの動きは肩回りや背骨をほぐしながら程よく筋肉を使うので、デスクワークで凝り固まった肩・首凝り解消、姿勢改善にも効果的ですよ。
そして、そんな時お付き合いしている今の彼女がヨガを習っているので、私も連れていって貰ったのがきっかけでした。おかげさまで、今では習慣となり彼女と一緒に通うことが楽しくてなりません。
また、これまで解消されなかった体の硬さがほんの少しづつですが解消されてきたのです。ですので、以前までは立った状態から屈伸をして指先が地面につかなかったのですが、今ではつくようになりました。本当にもっと早くにヨガに行けば良かったと思っています。
ですが続けていくにつれて、日頃の姿勢が良くなり、お腹周りも徐々にですがスッキリしました。それだけでなく肩首の凝りや頭痛もマシになり、すごく健康的になってきている気がします。ですので、これからも続けていきたいと思っています。
19歳で靭帯断裂。膝の治療の一環でヨガを取り入れる。
靭帯再建手術は、一般的には9割以上の回復を見込めると言われている。だが、術後の理学療法は続けていたものの、私の場合は亜脱臼のような感覚が抜けず、術前後の違いを感じることができなかった。なにか、打開策はないのかと模索しているなか、知人の紹介でヨガを知った。
■続けている理由
自身に適していると感じたため。その理由はさっくりと3つ。
・膝の亜脱臼しても、自身でほぐすと亜脱臼の回数が減少するので役に立つ
・ウエイトコントロールする際、ヨガが役立つ
・フィジカル/ストレスコントロールに役立つ
ストレス発散、基礎代謝・基礎体温アップ
リフレッシュしながら太りにくい体質に
ヨガはリラックス系のクラスから、パワー系のヨガまで様々な種類があります。
疲労が溜まっていてゆっくりと気持ちを鎮めたい時はリラックス系のクラスで心身を整え、イライラしていて、動いて発散したい時はフローやパワー系のヨガで集中して汗を流してストレス発散することができます。
ストレスにも種類があるので、今日はリラックス、リフレッシュしようなどその日の体調によって選べるのも、ヨガならではのメリットではないでしょうか。
また呼吸を意識しながら全身を動かすことで全身の血流がUPするので、体温や基礎代謝が上がり、継続することで脂肪を燃焼しやすく太りにくい体質に近づくことができます。
そんなとき、ネットでヨガが自律神経を整えるのに効果があるというのを知りました。そして私はヨガ教室に通うことにしたのです。そして、ヨガをするようになってから本当に精神的に落ち着いてストレスが発散されるようになりました。そして、自律神経の乱れも良くなって会社に行っても精神的にどっしりとしていられるようになりました。ですからこれからもヨガを続けていきたいと考えています。
男性がヨガする時に気をつけたいこと
男性がヨガをすることで得られる嬉しい効果は沢山ありますが、ここでは気をつけておきたいポイントをいくつかご紹介します。
やり過ぎによるゲガに注意
男性は女性よりも筋肉量が多く体力もあるので、もう少しやってみようと頑張りすぎてしまう傾向にあります。
辛いと感じるポーズでも限界ギリギリまで我慢してしまったり、無理をして伸ばしすぎてしまうとケガに繋がってしまいます。常に、頑張りすぎてしまうというのを意識しながら練習を続けることで、ケガ防止にも繋がります。
人と比べない
個人や団体のスポーツは、勝ち負けや順位で勝負をすることが多いですよね。
ヨガをしていても、隣の人の方が柔らかかったり、難しいポーズができている人を見て、うらやましく感じて比べてしまいそうになるかもしれません。
ですが、マットに立っている時に向き合うのは自分なのです。
身体を動かしながら自分の身体とマインドを客観的に見ていくことで、自分がどのように感じているか、どんな状態にあるかを冷静に感じ取れるようになります。
普段から自分と向き合ってマットに立っていると、日常でも人と比べることが少なくなり、ストレスを感じにくくなります。
ウェア選び
最近は男性のヨガ人口が増えてきたとはいえ、スタジオに通う半数以上が女性というスタジオも多くあります。
ヨガのポーズには足を上げたり逆転をする動きも多いので、暑い時期に短パンやゆったりしたハーフパンツを履く時は要注意です。短いパンツを履く時は、インナーにストレッチパンツを合わせることをおススメします。
オシャレなメンズヨガウェアも増えているので、吸汗速乾性でストレッチの効いたウェアをチョイスしてみましょう。
ヨガをする時間帯とそれぞれの効果
日常の中でヨガをしてはいけない時間帯はありませんが、ヨガをする時間帯や内容によって得られる効果が変わってきます。
朝の時間帯
朝に行うヨガは、一日を快適にスタートするのにピッタリです。
ただ起きたては関節や筋肉がこわばっているので、いきなり激しく動くのではなく、ウォーミングアップや身体をほぐす動きを取り入れましょう。
寝ころんだままや座った状態で腰回りをねじったり、背骨を伸ばしたりするだけでも血流がUPして頭もスッキリしますよ。
日中の時間帯
日中は身体が一番動きやすい状態なので、身体を鍛えたいという場合は、午後の時間帯にしっかり動くのがおススメです。
エネルギー消費もしやすく、柔軟性も上がりやすいですが、食後は胃に血液が集中するので、1時間半か2時間ほど空けてから行うようにしましょう。
夜の時間帯
18時~20時頃まではしっかり動くヨガで1日の疲れを汗とともに発散することで、ストレス発散やリフレッシュ効果にも繋がります。
20時以降に激しく動くと、交感神経が高くなり眠れなくなってしまうこともあるので、20時頃を過ぎてヨガをする場合はリストラティブヨガや陰ヨガなど、リラックス系のヨガをするようにしましょう。
睡眠前のリラックスヨガは、副交感神経を優位になるので深い睡眠に入りやすく、筋肉がほぐれて血流がUPするので疲れも取れやすくなりますよ。
また、日々の体調や気分は変化するので、いつもハード系のヨガを受けていても、しんどいなと感じたらいつもと違うヨガのクラスを受けてみることも、ヨガを継続するポイントになります。
変則的にリラックス系やメンテナンス系のヨガを受けてみるなど、受けるレッスンのバリエーションがいくつかあることで身体の状態や変化を感じやすくなりますよ。
ヨガの効果をより高めるためには
オンラインヨガで習慣化する
最近は様々な種類のオンラインヨガが普及しているので、仕事の合間にヨガをしたい、スタジオに通うのが億劫という方におススメです。
オンラインであれば、7時や8時~始まる早朝ヨガや21時以降のヨガのクラスも自宅で受けることができます。30分や45分など短い時間のヨガクラスもあるので、日常生活に取り入れやすく習慣化しやすいですよ。
また、YouTubeなどの動画を利用してヨガをするのも効果的ですよ。
スタジオに通う
近所に通いやすいヨガスタジオがあるという場合は、インストラクターから直接指導を受けられ、話もできるスタジオに通うのが良いでしょう。
直接コミュニケーションを取りながらレッスンを受けることで、ヨガがより身近になりモチベーションを継続しやすくなります。
RYT200でヨガを習得する
ヨガを続けていくと、身体の使い方や哲学について様々な疑問が出てくることがあります。今よりもヨガを深めていきたいと感じたら、RYT200でヨガを習得するのがおススメです。
RYTは全米で認定されているヨガの資格で、インストラクターになるために必要な最もメジャーな資格と言われています。
インストラクターになる気はない、と考えるかもしれませんが、RYT200を受けるのはインストラクターになりたい人達だけではありません。
普段のレッスンでは学びきれない哲学や、より細かな身体の使い方を学ぶことができるので、ヨガをさらに深めたいという人も数多く受けています。
RYTで身につけた身体の使い方や哲学の理解は、その後のヨガライフにもより素晴らしい影響を与えてくれるでしょう。
→体が硬くても大丈夫【RYT200】MAJOLIのオンラインヨガインストラクター養成講座
ヨガに興味を持ったら迷わずに始めてみよう!
ヨガは身体のメンテナンスからメンタルケア、ストレス発散まで、男性にとっても嬉しい効果が沢山あります。
また、ヨガは何歳からでも始めることができ、自分に合ったヨガを自分のペースで続けられます。
男性がヨガを始めるには少し勇気がいることかもしれませんが、一歩踏み出してみると、案外、ではなく全く違和感のないヨガの世界が広がっているかもしれませんよ。
おうち時間が増え、健康や時間の使い方に対する意識が高まっている今、自分のためのヨガ、始めてみませんか?