2021年の新年!今年はどんな一年になるのでしょう?健康や生活習慣が変わる中、家でもできる運動やヨガを始める人も多いですよね。
新しいことをワクワクしていたい1月。普段の生活や食事を考える薬膳をヨガに取り入れているスタイルがあるのはご存知ですか?
今回は、身体の中からきれいになる「薬膳とヨガ」のお話。あなたもぜひ試してみませんか?
薬膳ヨガとはどんなヨガ?
薬膳は食のアプローチ。四季を大切に今の自分の身体に良い食材を取って元気に過ごそうと考えられています。ヨガの生活とも近いものを感じますよね。
薬膳とヨガは、どのように関わっていったのでしょうか?
中医学とヨガの関係
東洋医学である中医学は、自然と共に調和して生きることが健康に繋がると考えられています。
中医学では、体を診ることや陰陽五行思想、自然治癒力、流れにまかせ生きる養生、自然と暮らすことなどを中心に食事や健康を見て過ごします。
薬膳はその食事の部分ですね。このように見ていくと、アーユルヴェーダとも一致する部分が垣間見れると思います。
古くから人々に伝わる自然からの知恵を最大限活かして、健康に過ごして行こうと考える中医学とヨガが出会ったのも自然なことのように感じますね。
ちなみに、陰ヨガも中医学の考えを取り入れたヨガの一つです。ヨガは、世界中に広がると共により様々な形で変化を続けているとも言えます。
ライフスタイルから見つめなおす薬膳ヨガ
現在の体を動かすヨガだけでは、不調が解消しにくいと感じる方もいるかも知れません。食事についても気をつけているかも知れませんが、実際に効果が出ているか感じにくいこともありますよね。
季節やその日の天気に合わせて考える薬膳の知識を、ヨガにも活かしながらストレッチと呼吸を行う薬膳ヨガ。もちろん食事のことも色々と学ぶことができます。
例えば、秋は冬に向かう季節は、乾燥がち。身体の潤いがなくなると肺がダメージを受けやすいと考えられています。
大腸や呼吸、皮膚とも関係が深い肺を守るために、大根、豚肉、蜂蜜などの体を潤す食材を取ることで身体の中からアプローチ。そして、ヨガで体を動かす時もそれぞれの臓器や巡りを考え、どんなストレッチや呼吸が良いかを教えてくれます。
今その時の弱りやすい箇所や自分の身体をみながら、ライフスタイルを見直していくのが薬膳ヨガなのです。
新春におすすめの薬膳「冬の養生」とは?
年を明けてもまだまだ寒い冬が続いています。冬に弱りがちな身体の部分などをご存知でしょうか?お酒を飲む季節なので、肝臓かと思いやすいですが、冬は腎が弱りがちになると言われています。
薬膳では、中医学に基づいた「冬の養生」を考えていきます。食事やヨガを取り入れた薬膳ヨガ。どんなことを行うのでしょう。
腎を養う薬膳を
腎の働きが衰えると、腰痛やむくみ、冷えを感じる他、乾燥性の不調にも見舞われることがあるそうです。腎の働きをは、発育や老化共深く関わります。寒さに負けずに元気に過ごすためにも腎を養う食事をとることを薬膳では進めています。
腎を助けるのは、黒い食べ物が良いとされています。黒豆や海藻、牡蠣、にら、くるみなどです。まずは、色を意識して食事を改善してみるのもおすすめです。
ヨガでは、腎へのアプローチを考え、中医学の経絡やツボをヨガに取り入れてストレッチと呼吸を行います。
例えば、横隔膜は、しっかりと動かすことで、身体の中から腎へと刺激を与えると言われています。そして、身体は様々な箇所で繋がっているのです。
冷えから守ろう!身体を温める薬膳
気の巡りが落ちて冷えやすいので鶏肉やカボチャ、生姜などの体をあっためる食材を食べるなど、冬の寒さに負けない食事をとることを考える冬の薬膳。
冷えて身体の巡りが悪くなれば、それだけ腎にも負担がかかるのです。血流をよくして免疫力もアップ。冷えは健康の大敵ともいえるでしょう。
ヨガでは、呼吸により身体の中から温めたり、身体の巡りがよくなるストレッチをしたりと冷えに負けない身体を目指していきます。
冷えを改善できないと感じている方におすすめの薬膳とヨガ。冷えも様々な原因があります。
まずは食事と身体を動かすことで「冬の養生」初めてみませんか?
薬膳&ヨガはどこでできるの?
「薬膳ヨガ」は、湘南の鵠沼で受けることができます。自身の健康と薬膳、ヨガの関わりを深く実感をした深井みほこさんが手がけてきた「薬膳ヨガ」。
その生徒はすでに3000人以上と、学んだインストラクターが各地で薬膳ヨガを開催していることも。
鎌倉が遠いという人は、近くの先生を探したり、薬膳料理の先生とコラボしたヨガイベントを見つけたりと近場でのレッスンに参加してみるのも面白いです。
また、漢方の先生が主宰するヨガもあるので、中医学とヨガの関係に触れられる良い機会となるでしょう。
日本の食事に近い、東洋医学の薬膳に目を向けるインストラクターは増えてきています。ヨガと薬膳のコミュニティーが開かれていたり、漢方薬局などでヨガが開催されていたりとするので、ぜひ参加してみてくださいね。
ヨガインストラクターもおすすめの薬膳茶
ヨガのインストラクターをしていて思うのは、冬のスタジオが寒いところも多いこと。もちろんインストラクターが一番はじめに部屋に入ることも多いです。冷え切ったスタジオでウォームアップを始めることだって少なくありません。
冷え性ではなくても、身体を冷やしたくないヨガインストラクター。冬には手軽に温まれるように薬膳茶などを持ち歩いてみてはいかがでしょうか?
身体の血行を促進してくれるシナモンや生姜、血液の循環をよくしてくれるローズマリーやヨモギなど、いつも飲んでいる好みのお茶に追加してみるのもおすすめです。
また、ヨギティーなどのハーブティーをマグに入れて持ち歩けば、どこでもほっと一息つけますね。
薬膳のおすすめ本3選
薬膳といってもどんなことから注意して良いか考えてしまうことも多いですよね。薬膳について学べる本をいくつかご紹介します。
毎日少しづつ読み進めてみませんか?
オトナ女子の薬膳的セルフケア大全 食べものの力と生活習慣で不調をとりのぞく
東洋医学の基礎から学ぶことができます。身体の不調に合わせた過ごし方を学ぶことも。自分の身体と向き合いながら、薬膳について学びたい方におすすめです。
1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日
薬膳の毎日少しずつ取り入れることができます。365日の献立やレシピを紹介してくれているので、簡単に毎日の薬膳に挑戦できるでしょう。
からだ巡りヨガ大全
東洋医学とヨガを融合し、身体の不調を整えます。鍼灸師でヨガインストラクターである高村マサさんが執筆。
薬膳ヨガで身体を内からも温めて冬を楽しもう
薬膳とヨガを合わせて、自分自身の身体と向き合うことは、不調を見逃さずに身体を整えることができるでしょう。
食事を大きく変えることは難しいと考える方もいるかもしれませんが、薬膳はその知恵を少しづつ取り入れていけば良いのです。ヨガでも経絡やツボといった視点を組み合わせていきます。
東洋の知恵をヨガにも取り入れている薬膳ヨガ。新年の新しい挑戦として薬膳ヨガをしてみてはいかがでしょうか?
スムージーもとても体に良く健康的です。気になる方はこちらをチェック!
→腸活ダイエットならスムージー!プロが教える効果とおすすめレシピ【5選】