私はこれまで、ヨガはマットの上で行うものだと思っていましたが、整形外科のリハビリルームでチェアヨガに出会いました。
椅子を使うことで、ヨガを実践できる方や取り入れられる施設が増えることに気づき、RYT200で学んだこと以外にも知識を深めたくて資格を取得しました!
実際に取得した私の視点で、チェアヨガについて解説します!
・RYT200取得
・整形外科リハビリルーム勤務経験あり
目次
そもそもチェアヨガとは?
チェアヨガは、椅子を使って行うヨガの一種で、体力や柔軟性に自信がない方でも安心して取り組めます。
椅子に座ったまま、または椅子を支えにして行うポーズが中心のため、関節や筋肉に無理をかけることなく体を動かせます。
高齢者や運動初心者、また長時間座りっぱなしの仕事をする方にもおすすめのヨガです。
- 椅子を使うことでバランスが取りやすく、初心者でも安心。
- 腰痛や肩こりの緩和、血行促進に効果的。
- 限られたスペースでも実践可能で、自宅やオフィスでも手軽に取り入れられる。
チェアヨガは実際にどんな事を行うの?
チェアヨガは、椅子を使って行う優しいヨガのスタイルです。椅子に座ったり、椅子を支えにしたりすることで、体力や柔軟性に自信がない方でも安心して取り組めます。
例えば、椅子に座ったまま体をねじったり、腕を伸ばして肩や背中をほぐしたりする動きがあります。また、椅子を支えにしながら立って行うポーズもあり、バランス感覚を養いながら安全に体を動かすことができます。
- 初めてヨガをする方
- 長時間座りっぱなしで肩や腰が凝っている方
- 高齢者や妊婦さんなど、体に無理なく運動したい方
椅子があれば自宅でも手軽にできるので、忙しい日々の中でもリフレッシュや健康維持に役立ちます。
実際にリハビリ施設だけではなく、自宅やオフィスで取り入れている場所もあるので、レッスンを実施できる範囲が広がります!
仕事の休憩時間や、リモートワークで自宅にいる方、お子さんの送迎の時間がある為、時間が限られている方など。椅子さえあれば出来るので、誰でも始めやすいですよね!
チェアヨガを習得するためには?
1. 基本的なヨガの知識を身につける
チェアヨガはヨガの応用形なので、まずヨガの基本を理解しておくとスムーズです。以下が基礎になります
- ヨガの基本的なポーズ(アーサナ)
- 呼吸法(プラーナーヤーマ)
- ヨガ哲学の基礎
多くの場合、RYT200(ヨガアライアンス認定インストラクター資格)などの一般的なヨガ資格を先に取得するとスムーズです。
2. 解剖学や生理学の基礎知識を学ぶ
チェアヨガは、特に安全性や体への負担を考慮したプログラムが重要です。そのため、解剖学や生理学の基礎を学んでおくと安心して指導できます。特に以下の分野を学ぶことがおすすめです。
- 筋肉や関節の動き
- 高齢者やリハビリ中の方への配慮
- 安全な動きと負担の軽減法
3. チェアヨガに特化した講座を受講する
チェアヨガを専門的に学ぶ講座や資格プログラムを受講することで、指導者としてのスキルを高められます!
- チェアヨガ特有のポーズやアプローチ方法
- 高齢者や妊婦向けのケア方法
- グループや個人への指導テクニック
- 高齢者向けヨガや介護ヨガのプログラム
- オンラインのチェアヨガ講座(短期集中コースも多いです)
資格や養成講座は?
1. めぐりヨガ – チェアヨガ指導者養成講座(1日間)
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- 特徴: 基本的なチェアヨガの姿勢やシークエンス(動きの組み立て)、指導方法を1日で集中的に学べます。オンライン開催で、講座修了後には資格証明書が発行されます。再受講も可能です。
- 適している方: ヨガ初心者や短期間で資格を取得したい方
2. EARTH YOGA 協会 – チェアヨガインストラクター養成講座
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- 特徴: 高齢者や初心者に向けた軽減法、太陽礼拝やシークエンス構成を含むカリキュラム。解剖学や参加者に合わせた指導法も学べます。
- 適した方: ヨガインストラクター経験者やシニア向けクラスを考えている方
3. ヨガジェネレーション – シニア向けチェアヨガ養成講座(2日間)
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- 特徴: シニア世代の身体的特徴に特化した講座で、プロップ(椅子など)を使った指導方法を学べます。同意書や問診票などの実践ツールも提供。
- 適した方: 介護現場やシニア向けクラスを運営したい方
4. IWCA九州 – チェアヨガ指導者養成講座
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- 特徴: 仕事中や介護施設などで実践しやすいチェアヨガの基本的なポーズやシークエンスを学びます。短時間で手軽に受講可能。テキストを用いて、オンラインで取得可能
チェアヨガの養成講座をいくつかご紹介しましたが、ほとんどの講座がオンライン対応、短期間で資格が取れることが分かると思います。
なので、お仕事を探している方や、自分でクラスを開きたい方も、すぐに行動に移せるのがいいところです!
ちなみに、私は仕事をしながら休日を使って資格を取得しました!皆さんにぴったりの講座が見つかりますように。
チェアヨガインストラクターを目指す方へ、参考本や動画の紹介
おすすめの参考本
『チェアヨガ: いつでもどこでもできるヨガ』
>>販売ページへ
誰でも 椅子ヨガ(チェアヨガ)―いつでも どこでも 体をリセット』
(NHKまる得マガジン)この本は、椅子を使ったヨガを初心者でも簡単に始められる内容で構成されています。仕事中のリフレッシュや自宅でのストレス解消に役立つポーズが多数掲載されており、特別な道具を使わずにできるのが魅力です。
- 椅子さえあればどこでもできる手軽さ
- 写真や図解が豊富で分かりやすい説明
- 肩こりや腰痛を和らげる動きが充実
- 忙しい毎日でも短時間で体をリセット可能
『椅子に座って、いつでもできる 着席ヨーガ』
>>販売ページへ
この本は、椅子を使って簡単にヨガを楽しめるように作られた一冊です。特別な道具がなくても、椅子さえあればオフィスや自宅で気軽に実践できます。
- 椅子に座ったまま行える簡単なポーズを多数紹介
- 日常生活で感じる肩こりや腰痛の改善に効果的
- 忙しい方や運動が苦手な方でも安心して取り組める内容
- 短時間でリフレッシュできるプログラムが充実
おすすめのYouTubeチャンネル
座ったままストレッチで疲労回復!
この動画では、椅子を使って手軽にできるヨガの動きが丁寧に紹介されています。初心者でも安心して取り組める内容で、肩こりや腰痛の解消、体のリフレッシュに効果的です。
- 椅子に座ったまま、体に負担をかけずにヨガを実践
- わかりやすい動きと説明で、どなたでも簡単に始められる
- 自宅やオフィスでも手軽に取り入れられるプログラム
声のトーン、話し方や誘導の言葉も勉強になります。指導者を目指している方におすすめです!
「椅子ヨガで体をリセット!リフレッシュ&ストレッチ」
この動画では、椅子を使って体をリセットするための簡単なヨガのポーズを紹介しています。日常生活で溜まった疲れやコリを解消し、全身をリフレッシュできる内容です。
- 椅子を使って無理なく体を動かせる
- ストレッチや簡単なポーズで疲れを取る
- 動画を見ながらリラックスしながら実践できる
実際に養成講座を開いている山田まゆみ先生の動画です。椅子ヨガでは一般的なヨガとは違い、マットを使用しない分、ウォーミングアップのバリエーションが少なくなりがちです。レッスンの構成に+αで活かせる内容となっています。
これから学ぼうとしている方へのアドバイス
チェアヨガを取得したことで、私が特に役立ったと感じた場面は、整形外科のリハビリ施設での経験です。
リハビリ患者さんの中には、腰痛や肩こりに悩んでいる方が多く、体を動かすこと自体に不安を感じている方もいました。そんな中、チェアヨガのポーズがとても効果的でした。
例えば、腰痛がひどくて長時間立っていられない患者さんに対して、椅子に座ったままでできるストレッチを提案しました。
椅子を使うことで、バランスを崩さず、無理なく体をほぐすことができ、徐々に自信を持って体を動かすことができるようになりました。
身体を動かすことが苦手に感じていた方が、少しずつ動けるようになっている姿はとてもやりがいを感じました。
最近ではオフィスや介護施設など、さまざまな場所でチェアヨガが取り入れられています。
しかし、まだ求人は少ないのが現状です。そんな中、面接時に「チェアヨガを学んでいる」と伝えると、採用に繋がるチャンスがあると思います!
ヨガインストラクターとして活動している方や、これから目指している方にとって、このスキルは大きな強みになります。活動の場を広げるために、ぜひチェアヨガを学んでみてくださいね。