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「海・サーフィン・ヨガ」が好きな田中律子先生に学ぶ、ヨガとサンゴの保全活動

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真理
みなさんナマステ!
ウェルネスストーリー編集長の横幕 真理です!

今回の対談インタビューは、女優・タレントとして30年以上芸能界の最前線で活動をしながら、NPO法人アクアプラネットの理事長としてサンゴ保全の活動に取り組み、そして日本SUPヨガ協会理事長としてサップヨガインストラクターの輩出を行っている、田中律子先生に取材させて頂きました!

律子先生とは、私が沖縄に移住してまだ半年くらいのときに、律子先生も色々とご支援されていらっしゃるサンゴ畑に見学に行かせて頂き、そこでサンゴのお話もたくさんお聞かせ頂いたご縁があります。

また、ウェルネスストーリー初のインスタライブでの公開取材となりましたので、今回の記事は当日のライブ感をたくさんお届けできればと思います。

それでは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

1、田中 律子先生とは?

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田中 律子先生

女優、タレント、芸能活動を行いながら、NPO法人アクアプラネットと、一般社団法人 日本サップヨガ協会の理事長を務める。

また、2012年より沖縄に移住し、沖縄と東京の2拠点生活を送る。

美ら島沖縄大使、久米島観光大使、石垣島さんご大使、燦々ぬまづ大使、座間味村観光大使など数々の大使を歴任。

4/22まで、「100年後の子供たちに、この海を残したい」サンゴ復活1,000株プロジェクトのクラウドファンディングを実施中。

「100年後の子供たちに、この海を残したい」クラウドファンディングページはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/548598

2、サンゴってなに?

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真理
律子先生、本日はよろしくお願い致します。まず早速ですが、女優やタレントとして長く芸能界でご活躍されていらっしゃいますが、現在はどのような活動を中心に行っているのでしょうか?

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律子先生
現在は、東京と沖縄の2拠点生活をしています。生活の半分は東京でテレビに出たり芸能のお仕事をして、もう半分は地方ロケや沖縄でゆっくり、自宅にあるヨガスタジオでレッスンをしたり、ハレクラニホテルでサップヨガのレッスンをしています。

そして、NPO法人アクアプラネットを立ち上げて、サンゴの保全活動を16年間やっています。

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真理
サンゴの保全活動とは、具体的にどのような活動なのでしょうか?

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律子先生
枯れた山に一本一本、木を植えていくように海の中に潜って、地道にサンゴを植える活動をボランティアでやってるんです。

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真理
現在サンゴの保全活動の一環としてクラウドファンディングを立ち上げられていますが、「100年後の子供たちにこの海を残したい」という言葉に、私は非常に感銘を受け、その理念に向かって、わたしたちに何ができるか、を考えさせられました。

こういった活動を行うようになったきっかけは何だったのでしょうか?

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律子先生
芸能活動を12歳からやっていて、14歳で初めて沖縄に撮影で来たんです。その時に、西表島でダイビングをやりました。そのとき、生まれてはじめてのダイビングで、海に潜ったら本当にきれいだったんです。海中の砂浜には足の踏み場がないくらいサンゴ礁が拡がっていて、色とりどりの熱帯魚が泳いでいて、こんな世界があるんだ!と。

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真理
それからダイビングのライセンスを取られて・・・

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律子先生
そうですね。そして世界中の海を潜りました。でも、そんな海の中で、サンゴが死んでいくのを見てきたんです。最初に驚いたのが、1998年に世界的にエルニーニョ現象がおきて、海水温が上昇したときのこと。サンゴというのは、水温が30度以上になると死んでしまうと言われているんです。ちなみに読者の皆さんは、サンゴってそもそも何か、わかりますか?

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真理
わたしも去年、サンゴ畑に行って教わるまでサンゴが何かを知りませんでした。

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律子先生
そうですよね。サンゴって、実は動物なんです。サンゴは毛穴みたいにプツプツ穴が開いていて、その穴の一つ一つがポリプと言って、それがどんどん分裂して、大きくなって群体になり、枝サンゴとかテーブルサンゴとかに育っていくんですね。

沖縄の珊瑚

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律子先生
一つのポリプの中に、褐虫藻という藻が入っています。その藻が太陽を浴びて光合成することによって、サンゴに栄養を与えたり酸素を与えて、海を浄化する役割を果たしているんですが、水温が30度以上になっちゃうと、褐虫藻がサンゴの中から出て行ってしまうんですよね。

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真理
それで30度以上になると死んでしまうんですね・・・

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律子先生
そう。今まで共生して仲良くポリプの穴の中で生活していた褐虫藻がいなくなることによって、白化現象が起きてしまうんです。

3、NPO法人アクアクラネット立ち上げのキッカケ

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律子先生
1998年のエルニーニョ現象のときに、褐虫藻が一斉にサンゴの中から出てしまって、あたり一面、それまでピンクとかブルーとかグリーンだったサンゴたちが全部真っ白になってしまいました。

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真理
真っ白なサンゴって想像もつかないですね・・・

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律子先生
はじめて見たときには、白いサンゴがすごく綺麗だと思いました。ダイビングが終わって船に戻ってキャプテンに、今日のサンゴ真っ白でめちゃくちゃ綺麗だったけど、これなに?って聞いたら、それは白化現象といってサンゴが餓死する寸前の状態なのだと聞いて、とても驚いた記憶がずっと頭に残っていました。

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真理
それはとても衝撃的ですね。

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律子先生
でも、だからと言って自分たちに何ができるのか、そのときはわからなかった。そして半年後にもう一回、慶良間諸島の座間味という島に潜りに行ったら、真っ白だったサンゴが今度はボロボロに折れてしまっていて、あたり一面魚もいなくなっていました。半年で、本当にこれは同じ場所なの?って思って。

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真理
たったの半年で、そんなに変わってしまうんですか?

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律子先生
サンゴは育つのに何十年もかかるのに、白化現象が起きてから死んでしまうまでは、本当にあっという間なんです。サンゴは動物なのに、プランクトンを食べている量だけだと栄養が足りないの。だからその中に褐虫藻がいて、褐虫藻がサンゴに栄養を与えていて、それで生きることができる動物なんです。

サンゴの様子

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律子先生
それで、何かしないといけないなと思っていたときに、沖縄でサンゴの苗を育てて海に植えるという活動をしている金城さんに出逢って、“絶対に応援するから”と約束して、NPO法人アクアプラネットを立ち上げました。そこから今のサンゴを保全する活動を16年間続けています。
※NPO法人アクアプラネットのHPはこちら
http://www.aqua-planet.org/

4、100年後の子供たちに、沖縄の海を残すために私たちにできること

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真理
わたしも支援させて頂いたのですが、クラウドファンディングもそういった活動の一環で立ち上げられたんですね。

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律子先生
3/5の“サンゴの日”にスタートしました。1000本のサンゴの苗を沖縄の海に植えようというプロジェクトです。サンゴがどんどん減ってきているから、沖縄でも保護動物に指定されているんですね。だから、海の中で生きているサンゴを傷つけたり折って持って帰ってきたりしてはいけないんです。サンゴはこのままだと絶滅する可能性があるので。

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真理
わたしも、律子先生の活動を通じて、“沖縄の海にわたしができること”を考え始めて、沖縄ではビーチクリーンとビーチヨガの活動をはじめています。少しずつ、沖縄の海に貢献したいという想いでやっています。

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律子先生
「遊ばせてもらった場所に“ありがとう”を返す」これがとても大事ですよね。川でも山でも、遊びに行ったときに、ワンハンドでできることでいいので、例えばゴミを持って帰るとか。

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真理
そんな小さなことの積み重ねがとても大切ですよね。

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律子先生
14歳からダイビングして、17歳からサーフィンして、今ではサップヨガで海の上でヨガもして・・・気が付くと私はずっと海で遊んでいたんです。海にいると悩みがちっぽけに思えてくる。人間は小さいな、自然は偉大だなって。だから恩返ししたいし、子供にも孫にも海で遊んでほしいの。だから、今やらないといけない。

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真理
今サンゴ保全活動をしていかないと、今後、具体的にどのような環境になってしまうんでしょうか?

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律子先生
ユネスコの発表によると、2030年、たった8年後にいま生息している世界中のサンゴの90%が死滅するというデータが発表されているんです。そのことによってどうなるかと言うと、地球は約80%が海で、その海の中にサンゴはたったの0.2%しか生息していない。

でも、その0.2%のサンゴ礁の中に海洋生物が9万種類生きているの。だからサンゴが死ぬと、その9万種類もの海洋生物が生きられなくなってしまう。

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真理
たった8年後にそんな大変な事態になるということを、知らない人も多いですよね。
わたしたちにできることは、どんな事があるのでしょうか?

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律子先生
無駄な電気を使わない。スイッチをこまめに切る。パソコンもそのままにせずに閉じる。電源コンセントを抜く。環境にやさしい洗剤を使う。そんな身近なこと一つ一つ誰にでも地球のためにできることはあります。私は東京では車ではなくて電動自転車に乗ってます。

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真理
本当に、まずは知らないことがダメだと、改めて強く思いました。自分たちが生きている地球の事や環境の事を知って、自分たちに何ができるかを考えないといけないですね。

5、サップヨガは、マインドフルネス

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真理
ヨガについてもお伺いしたいです。元々わたしは、律子先生に初めてお会いしたのは沖縄のサンゴ畑の前に、渋谷のヨガフェスタでレッスンを受けたときでした。そんな律子先生はどのようなキッカケでヨガを始めることになったんですか?

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律子先生
30歳くらい、子育てがひと段落して頃に、やっぱりそれまでと比べて、身体にお肉がつきやすくなったり、冬は霜焼けになったりと自分自身の変化を感じ始めて。それで、何かやらないといけないと思って近所のヨガスタジオに行ったことがキッカケです。

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真理
最初にヨガをしたときのことって覚えていらっしゃいますか?

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律子先生
ヨガの先生が深呼吸しましょうと言うのでやろうとしたら、うまく深呼吸ができなくて(笑)それまで子育てに集中しすぎて、常に姿勢も肩が内側に入って、胸も閉じちゃっていて、深呼吸すらできない身体になっていました。

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真理
それから身体が良い状態に変わっていったんですか?

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律子先生
ヨガスタジオに通うようになって、9か月くらい通ったら、その年の冬はもう霜焼けにもならなくて、身体も柔らかくなって深呼吸ができるようになりました。“ヨガってこんなにカラダも心も変わるんだ” そう感じてからは、もうどっぷりハマりましたね。

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真理
ヨガのレッスンを受けるようになって、インストラクターとしての道を歩み始めたのはいつからなんですか?

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律子先生
その頃、通っていたヨガスタジオの社長さんに、「りっちゃんヨガの先生になりなよ!」って言われたんです。最初はヨガの先生なんて無理無理!って思ったけど(笑)まあ、じゃあ、やってみる?ってなって(笑)

それで、2011年に綿本彰先生の合宿のTT(Teacher Training)を取って、10日間×2回という合宿日程だったので、1年前から事務所に言って仕事を休ませてもらって資格を取りました。

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真理
ヨガの勉強をして、気付いたことや印象的だったことはありますか?

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律子先生
ヨガ哲学を学んで、“あ、私、瞑想ってだいぶ前からやってたなあ”って思いました。たとえば、ダイビングとかサーフィンとかキャンプの焚火とか、そういう自分が好きで遊んでいたことって全部、瞑想だったんだって。

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真理
なるほど!確かにすべて繋がるものがありますよね。

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律子先生
それまで無意識のうちにやっていた、自然の中で遊ぶことの大切さ、自分と向き合う時間を取ることの大切さを、ヨガの勉強をしたときに、再認識したんです。

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真理
それからサップヨガを始められたんですね?

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律子先生
サップヨガは「海」「サーフィン」「ヨガ」と、私の大好きな3つが全部入っているので。そして、サップヨガは、とっても「マインドフルネス」なんです。

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真理
それはどういった所でそう感じるのでしょうか?

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律子先生
例えば、普段椅子に座っていて左右どちらかに体重が偏ったとしても、椅子から床に転がり落ちることはないですよね?でも、サップボードの上で左右どちらかに体重が偏ったらすぐに海に落ちてしまうんです。

だから、今自分のバランスがどっちに寄ってるのかを意識して、「今ここ。今この瞬間。に集中する」これがサップヨガなんです。

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真理
本当に、マインドフルネスの教えと全く一緒ですね。

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律子先生
そのときあるべき位置に足をおかないといけない。あるべきところに手を伸ばさなきゃいけない。見なきゃいけないところに目線をもっていかないといけない。

「今どこ?」「今ここ」をすごく感じられるのがサップヨガの魅力ですね。

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真理
その「今ここ」は、やっていればわかるようになるものなんですか?

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律子先生
なります。ピタって位置が決まると、そこをずーっとキープできるようになる。波でふらふらするけど、フッとあるべき場所に戻れる。でも、その日その日で違います。昨日できたけど今日出来なくて海に落ちちゃうとかも全然あるので。

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真理
実は一回だけ私もサップヨガをプールでやったことあるんですよ。すぐに落ちましたけど(笑)

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律子先生
でも、その落ちる感覚も楽しいですよね。そんなサップヨガの魅力を私も伝えて、だいたい年に2回、サップヨガのTTをやっていて、今年は4月と11月を予定しています。

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真理
次は11月まで受講のチャンスはないのでしょうか?

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律子先生
6月か7月くらいに、もう一回やりたいですけどね。今、ありがたいことに、募集告知は全くしていなくても、お問合せをたくさんいただいています。

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真理
そうですよね、うちのスクールの卒業生の方もサップヨガに興味を持っている方、とても多いです。

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律子先生
ぜひ、日本サップヨガ協会にお問い合わせください(笑)
※一般社団法人 日本サップヨガ協会のHPはこちら
http://jsya.or.jp/

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律子先生
ヨガの資格を持っている人が来るので、ヨガの勉強というより、ロープの結び方、セッティングの仕方、海の中のレスキューの仕方などから学んでもらって、朝から体幹トレーニングするので、盛りだくさんな4日間です。

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真理
それはヨガの資格を持っている人やヨガインストラクターのみの参加でしょうか?

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律子先生
そうですね。4日間しかないから、ヨガの資格を持っているか、指導歴3年以上でヨガの知識を持っていてスタジオでヨガのレッスンができる人、というのが参加資格かな。やっぱり陸上でできないものは海の上ではできないので。

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真理
そうですよね。私もやってみて、あれ、普段地上でできることが、水の上だとこんなにできないんだ!ってなったので。でも、わたしもサップヨガにもまたチャレンジしたいです。

6、沖縄のサンゴを守るために

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真理
ちなみに、沖縄に移住されたのはいつ頃からなんでしょうか?

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律子先生
2012年に沖縄に家を買いました。14歳でダイビングをはじめてやってから毎年沖縄に遊びに来るようになって。10代の時から沖縄に住みたかったんです。いつか沖縄に住もうと思っていて、やっと10年前に今のおうちと出逢って。

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真理
その頃も、東京で芸能のお仕事をたくさんされている状況ですよね?

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律子先生
もちろん。だから、“移住なんてできるのかな”って思ってたけど、行ってしまえば意外といけるし、生活にメリハリが出ます。東京にいるときはお仕事をするONのモードで、沖縄に帰ってきたらもう目の前が海で、毎日波の音を聞いてOFFモードです。

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真理
わたしも沖縄に移住して来ているので、本当に沖縄での生活最高ですよね。

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律子先生
家が沖縄の西側だからサンセットが見えて、季節によって夕陽が沈む位置が変わるんです。沖縄で暮らしていると、太陽の場所で季節がわかる。東京にいると、この季節は太陽がどこに沈むとかわからないじゃない。

沖縄は自然のリズムを毎日感じて、自然に感謝しながら生きることができるようになったから、メンタルにも身体にもとてもいいですね。

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真理
逆に、沖縄に住んで大変だったことは・・・

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律子先生
台風がちょっと大変なことくらいかな。でも、台風が来ることで、強い雨風で海の水が混ざり合って水温が上がらなくて済むんです。冷たい水を海底から巻き上げてくれるので。だから、人間にとっては大変だけど、サンゴにとっては台風も必要なんですよ。

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真理
そんな風に考えられるのも自然のことを知っているからこそで、素晴らしいことですよね。最後に、サンゴの再生活動について、聞いてくれている人へのメッセージをお願いします。

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律子先生
本当にサンゴは海のゆりかご、小魚たちもそこで子育てをしたり卵を産んだり、あらゆる海洋生物にとって、とても大切な場所なんです。私がサンゴの保全活動を始めたときはサンゴが死滅するのは2050年と言われていたのが、最新のデータでは2030年に迫ってきてしまっているので、これを少しでも食い止めていかないといけません。

今わたしたちがやらないと、もっと期間が短くなってしまうかもしれない。“海を守ろう”ということを、たくさんシェアしてほしいです!

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真理
ヨガも、5000年前からの先人たちの教えや知恵が今の私たちの生活を豊かにしてくれているもので、それが“口承”で伝えられてきています。だから、「言葉を届けること」ってとても大切だと私も思っています。

今日私たちが、律子先生から学んだこと、サンゴの事や海の事。これを伝えていくことも、100年後の子供たちにこの海を残すために私たちができることだと、改めて思いました。

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律子先生
ありがとうございます。そういう人たちが一人でも増えてくれることを願っています。自分一人の世界じゃない。みんなで繋がって、地球にハッピーを返していきましょう!

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真理
最後に、ヨガのインストラクターを目指す方にもメッセージを頂けると嬉しいです。

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律子先生
ヨガは自分の人生に彩りを添えてくれる、いくつになっても、どこでもできるのがヨガの素晴らしいところです。朝5分でも10分でもいいので自分と向き合う時間を持ち、頭の中や心の整理をすることにとっても役に立つので、瞑想や身体を動かすことをしてみてください。もっともっと自分がやりたいことが見えてきたり、自分の想いがクリアになっていくと思います。

そして、ヨガの資格を取ったらぜひサップヨガにもチャレンジしてみてください(笑)

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真理
ありがとうございました!
田中 律子
■ Instagram
https://www.instagram.com/ri2kotanaka/?hl=ja
■「100年後の子供たちに、この海を残したい」クラウドファンディングページはこちら
https://camp-fire.jp/projects/view/548598

横幕 真理
■ 公式サイト
https://majoli.jp/
■ 著書
New Me-わたしだけの新しい人生の見つけかたー

横幕 真理 / ウェルネスストーリー代表
横幕 真理 / ウェルネスストーリー代表
今まで3000名(2024年1月1日現在)の受講生を抱える業界最大手のヨガ・ピラティススクールMAJOLIの社長。

自らプロデュースするヨガ・ピラティス講座や著書「New Me~わたしだけの新しい人生の見つけ方~」を通じて、多くの人々にウェルネスを通じて新しい人生の価値や可能性を伝えてる活動をしています。

ヨガ、ピラティス、ダイエットを通じて、現代を生きる女性のキャリアアップや生き方を提唱するメディア創りがしたい。 「ウェルネスで世界をハッピーに」そんな情熱とヴィジョンをもって、読者の心身の健康と豊かな人生をサポートするウェルネスストーリーを運営していきます♥
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