こんにちは。私は現在ヨガスタジオでインストラクターとして働いています。
その中で、楽しいことやしんどいこともどちらも経験してきました。しんどい時を乗り越えるための対処法やヨガインストラクターのやりがいなど、現ヨガインストラクターが詳しく解説していきます。
これからヨガインストラクターになりたいと考えている方や、ヨガインストラクターがしんどいと感じている方の参考になれば嬉しいです。
目次
1. ヨガインストラクターに向いている人
まずはじめに、ヨガインストラクターはどんな人が向いているのでしょうか?
ヨガインストラクターには様々な人がいますし、十人十色のレッスンがあります。一概にこんな人が向いているということはありませんし、反対に向いていない人もいないということです。
もちろん、ヨガが好きだったり身体を動かすことが好きという方にはぴったりの職業と言えるでしょう。
しかし、私の周りにはもともと運動が苦手だったけれどヨガと出会って身体を動かす楽しさを知ったからインストラクターになったという人や、精神疾患があったけれどヨガを通して改善したので同じように悩んでいる人の力になりたいという理由でインストラクターになった人もいました。
どんな理由でも、自分自身がヨガの魅力を実感しそれを人に伝えたいと感じている方は素敵なインストラクターになれると私は思います。
また資格がなく未経験でインストラクターになれるか不安に感じている方は、インストラクターとして働く前に資格を取得するのもおすすめです。
ヨガインストラクターの8〜9割は何か資格を持っているといわれています。どんな資格がいいか迷う方も多いと思いますが、ヨガの資格で有名なものだと全米ヨガアライアンス認定のRYT200があります。
資格があることで自信にも繋がりますし、活躍の場も広がるので不安がある方はぜひ挑戦してみてください。
2. ヨガインストラクターはしんどい?
現在ヨガインストラクターをしていてしんどいと感じている方や、インストラクターを目指していてヨガインストラクターは大変と聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか?
その理由を現ヨガインストラクターが解説します。
体力的にしんどい
やはりヨガインストラクターは身体を動かすお仕事なので、その日の体調によっては体力的にしんどいと感じることもありますね。
私のスタジオでは1日1〜3レッスンを担当しています。身体が資本であるヨガインストラクターにとって無理は禁物です。
スタジオによってはレッスンの数を自分で調整することが可能なところもあるようなので、自分の身体や体調を優先しながら無理せずに働きましょう。
金銭的にしんどい
ヨガインストラクターの収入はどれくらいなのか気になるところですね。
ヨガスタジオに所属しているインストラクターの平均年収は250〜400万円程度といわれており、フリーでインストラクターをしている場合はレッスンごとに報酬として払われる場合があり1、レッスン3,000円~5,000円程度といわれています。
スタジオに所属している場合は、勤続年数や役職によって昇給も期待できますね。
金銭的にしんどいといわれる理由としては、個人でヨガスタジオを開業するとはじめは集客が難しく、それだけで生活できるようになるまで時間を要するからかもしれません。
そのため、スタジオで安定した収入を得ながらスキルを磨いて、その後フリーランスとして独立するのも一つの手段としていいかもしれませんね。
体形維持が大変
ヨガインストラクターは人前に立つお仕事です。少人数やパーソナルで行う場合もありますが、スタジオによっては30〜50名程のお客様の前でレッスンをすることがあります。
やはり人に見られる仕事なので、見た目には気を遣う必要があります。
また、ダイエットを目的でいらっしゃるお客様もいるので、インストラクターとして説得力のある体形でいることも一つの大事な要素ですね。
常に憧れられるような体形を保つには、日常生活の食生活や運動など気を付けることがたくさんあります。
しかし、常に美意識を高く持ち美しい体形でいられることは自分にとっても嬉しいポイントですよね。
3. ヨガインストラクターのやりがい
ヨガインストラクターのお仕事はしんどいことばかりではありません。楽しいことややりがいもたくさんあります。
ここからヨガインストラクターの良い面を解説していきます。
お客様の笑顔がみれる
私がヨガインストラクターをしていて一番やりがいに感じることは「お客様の笑顔」です。ヨガインストラクターは一人では成り立ちません。お客様が目の前にいることで成り立つお仕事です。
そのお客様が抱えているお身体の悩みや精神的なお悩みなど、ヨガを通して少しでも改善し笑顔になることができれば、私たちヨガインストラクターにとってこんなに嬉しいことはありません。
好きなことを仕事にできる
ヨガが好きな人にとってこんなにヨガに没頭できる仕事はとても魅力的ですよね。
ヨガはとても奥が深く、探求心がある方にとっては飽きずに学びを深められるのではないでしょうか。
実際にヨガが好きで趣味として行っていたところ、学びを深めるうちにインストラクターになっている人は多くいます。趣味の延長線で楽しく仕事ができるのはヨガインストラクターの大きなメリットですね。
健康的になれる
ヨガは全世界で約3億人が行っているといわれており、心身の健康を保つため日常的にヨガを行う人が日本でも年々増加しています。
実際に姿勢改善や代謝アップ、メンタル面での安定などヨガを行うことで心身ともにたくさんのメリットがあります。
そんなヨガを毎日のように行うヨガインストラクターは健康的に生き生きと過ごしている人が多い印象です。
自分自身の健康はもちろん、多くの人の健康をサポートできるヨガインストラクターは今後も需要が増えていくのではないでしょうか。
4. しんどい時に乗り越えるための対処法
ヨガインストラクターは多くのやりがいがありますが、それでもしんどいと感じる時にはどうしたらよいのでしょうか?具体的に対処法を解説していきます。
とにかく休む
体力的にも精神的にもしんどいと感じるときには休むのが一番です。スタジオで社員として働いている場合は、上司に一度相談してみてください。
フリーランスで働いている方は一度お仕事を制限してみることも一つの手段です。旅行に出かけたり趣味を楽しんでみたり、一度心身ともに休んでリフレッシュすることで、またヨガがしたいという気持ちが自然と湧き上がってくるかもしれません。
誰かに話を聞いてもらう
ヨガインストラクターをしていると、通ってくださるお客様の相談にのる機会も多いと思います。人のことに意識を向けている内に自分のことが置き去りになっていませんか?
身近な家族や友人と話す機会をつくることで、気持ちが晴れるきっかけになるかもしれません。たまには自分のためにも時間を使ってみてくださいね。
働き方を変える
ヨガインストラクターには様々な働き方があります。例えばヨガスタジオに社員として所属していたり、フリーランスでスタジオと契約しているインストラクターもいます。
もし現在の働き方が合っていないと感じていれば、働き方を変えてみるのも一つの手です。
社員として働いていて拘束時間が長いと感じていればフリーランスで働きたいときに働きたい時間でレッスンをするのもいいですね。逆にフリーランスで金銭的にしんどいということであれば社員としてスタジオに所属することで安定した収入を得られるかもしれません。
5. 様々な活躍の場
ヨガインストラクターはフィットネススタジオとしてだけでなく、ホテルの宿泊者向けのヨガや産前産後のマタニティヨガなど様々な活躍の場があります。
また、ヨガスタジオでピラティスのレッスンを行うスタジオも増えてきました。
ピラティスは元々リハビリとして生まれたエクササイズなので、今後医療や介護業界でも需要が増えていきそうですね。
特にマットピラティスは自宅でも気軽に取り入れることができるので、YouTubeやSNSでも徐々に人気が高まっているようです。
近年健康志向が高まっていることもあり、ヨガやピラティスはこれからもどんどん需要が増えていきそうですね。今後も需要が増えていくからこそ資格を持っておくと活躍の場が広がることが期待できます。
ヨガの資格であれば、全米ヨガアライアンス認定のRYT200は世界的に知名度があり、ヨガインストラクターとしての基礎から指導の仕方まで学ぶことが可能です。
そしてお仕事の合間や家事育児の間にも学ぶことができるオンラインコースがあるのはご存知でしょうか?最短1か月で取得可能なのですぐにインストラクターとして活躍したいという方にもおすすめです。
資格はなくてもインストラクターになれますが、資格があることで信頼にも繋がります。
ぜひこれからヨガインストラクターを目指そうと考えている方やヨガインストラクターをしていてしんどいと感じている方は、自分にあった働き方を探して活躍の場を広げてみてくださいね。