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シヴァナンダヨガとは【解説】歴史や特徴、得られる3つの効果、資格取得まで

インドで始まり世界中へと広まったシヴァナンダヨガ。医師として働いていたスワミ・シヴァナンダ師がスタイルを確立しました。

アーユルヴェーダの食事法やマインド、瞑想をヨガの大事な柱と考え、5つのポイントを体系化。シヴァナンダヨガは、健康な身体と心のケアができるヨガです。

高弟であるスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ師が北米へと伝え広め、その後も各地へと広がり、今では世界中にシヴァナンダヨガのセンターがあります。

それでは、シヴァナンダヨガの特徴や効果について見ていきましょう。

シヴァナンダヨガとは?歴史と特徴

シヴァナンダヨガは、現在はカナダに本部を置き世界中に支部を展開しています。世界各地で広がるシヴァナンダヨガの歴史や特徴についてご紹介します。

シヴァナンダヨガの歴史

シヴァナンダヨガは、西洋医学の医師だったスワミ・シヴァナンダ師によって創設されました。

医師として活動をしていたシヴァナンダ師は、治療を続けていく内に、心や精神からも救われなければならないと感じインドへと戻り各地を巡ります。

その後、リシケシの地でヨガの修行をはじめました。偉大な師がいると彼の元に人が集まりアシュラムが出来上がって行ったのです。

シヴァナンダ師の元に集まった人の中には、インテグラル・ヨーガの創設者スワミ・サッチダーナンダ師やスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ師など、現代にヨガを広めていくことになる人々も集まっていました。彼らによって、シヴァナンダ師の教えは世界中へと伝えられていくのです。

現在は北米に本部を置くシヴァナンダヨガ。1957年に高弟のスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ師は、スワミ・シヴァナンダ師の指示によってヨガを伝えるために北米へと行き、インターナショナル・シヴァナンダ・ヨガ・ヴェーダンタ・センターを作りました。

日本では、2007年に代々木に開設され、現在は高円寺にシヴァナンダ・ヨガ・ヴェーダーンタ・センターがあります。レッスンの開催やアシュラムのように住み込みでヨガをすることも可能です。

シヴァナンダ・ヨガ・ヴェーダーンタ・センター(高円寺)

シヴァナンダヨガの特徴

図4 シヴァナンダヨガとは【解説】歴史や特徴、得られる3つの効果、資格取得まで
シヴァナンダヨガは、アーユルヴェーダを取り入れた食事や瞑想なども重視しているヨガです。よりシヴァナンダヨガが伝わりやすいよう、スワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ師は5つの柱をまとめました。

適切な運動(アーサナ):しなやかでバランスの良い身体を整えるためのエクササイズをします。

適切な呼吸(プラナヤマ):身体全体、そして心や思考を動かす原動力であるプラーナ(生命エネルギー)を高め、コントロールします。

適切なリラクゼーション(シャバアサナ):心や思考の中まで深くリラックスするヨガのリラクゼーションは、自分の芯から身体を充電し回復させるでしょう。

適切な食事法(ベジタリアン):食べ物が私たちの身体を作っています。純粋で生命力の多い物を食べることでより良い身体へと導いてくれます。

ポジティブな思考と瞑想(ヴェーダンタとディヤーナ):ポジティブな思考と瞑想は自分自身をコントロールします。集中したマインド、意識を作りコントロールしましょう。

引用:シヴァナンダヨガ東京センター

シヴァナンダヨガは、シークエンスの流れが決まっています。アーサナとアーサナの間にはシャバアサナを入れ、それぞれのポーズの後自分の身体がどのように感じているかを見ていきます。

現代の自由に動くヨガとは違い、同じシークエンスだからこそ自分の身体の変化に気付きやすいヨガとも言えるでしょう。

シヴァナンダヨガの効果とは?3つのメリット

近代のヨガとして、アシュタンガヨガ同様に広く伝わったシヴァナンダヨガ。その効果について見ていきましょう。

柔軟性の向上

シヴァナンダヨガは、12のポーズをそれぞれシャバアサナを入れながら行います。動と静のバランスの取れたヨガは、しなやかでバランスの良い身体へと導いてくれるでしょう。

リラックス効果が高い

シヴァナンダヨガは、「緊張と緩和」のバランスが良いヨガです。ポーズをした後にシャバアサナをすることで、身体の緊張や強張りがないか目を向け、身体をリラックスさせることができます。

また、呼吸法やマントラで心や精神をポジティブな思考へと導き、日頃のストレスなどに囚われていた気持ちが解放され、心からリラックスできるでしょう。

身に付く集中力

シヴァナンダヨガは、レッスンの始めと最後にマントラを唱えます。マントラは、言葉の音や意味を意識することで、集中力を養うことができます。また、瞑想を取り入れることで日頃の雑多な考えから解放され、集中力を向上させてくれるでしょう。

シヴァナンダヨガ|基本のアーサナとは?

シヴァナンダヨガは身体を鍛えしなやかにするだけでなく、チャクラを刺激し身体の奥へもアプローチしていきます。レッスンの流れは、マントラ、呼吸法、太陽礼拝、12のアーサナ、シャバアサナ、最後にマントラを唱えて終わりとなります。

それでは、12の基本アーサナをご紹介します。

シルシャーサナ(逆転のポーズ)
サルヴァンガーサナ(肩立ちのポーズ)
ハラーサナ(鋤のポーズ)
マツヤーサナ(魚のポーズ)
パスチモッタナーサナ(前屈)
ブジャンガーサナ(コブラのポーズ)
シャラバーサナ(バッタのポーズ)
ダヌラーサナ(弓のポーズ)
アルダマツェンドラーサナ(半ねじりのポーズ)
カカーサナ(カラスのポーズ)
パダハスターサナ(立位前屈)
トリコナーサナ(三角のポーズ)

はじめにシルシャーサナが入ることで、全身の血流がよくなり、後のポーズがより効果的になります。そして、12のポーズはそれぞれ7つのチャクラをバランスよく刺激し、整えてくれると考えられています。

シヴァナンダヨガが向いている人

シヴァナンダヨガは、ゆったりとしたシークエンスのヨガです。マントラや瞑想も入り、食へも意識を向けていき、ヨガのライフスタイルを試したい人におすすめです。

慢性的に不調を感じ、体質改善をしたい人
ライフスタイルを含めたヨガを実践したい人
瞑想や呼吸法も学びたい人

アーサナはできないポーズもあると思いますが、シヴァナンダヨガは、できるできないを見るのではありません。練習をする中での自分自身の心の変化や向上などに目を向けていきます。

初心者でもできるようポーズの練習から指導してくれるので、安心して取り組みましょう。

インストラクターにもおすすめ!シヴァナンダヨガの資格取得

インストラクターとして資格をとったとしても、1からヨガのライフスタイルを取り入れて過ごせることは、現代の生活では意外と難しいものです。日々の生活に追われて、ケアが疎かになってしまうこともあります。

シヴァナンダヨガは世界各地にアシュラムやセンターがあります。奉仕活動を行いながら、毎日ヨガを行うと共に、食生活を見直すことも可能です。

じっくりと自分自身の身体と向き合う時間を改めて作ってみるのも良いですよね。マントラや瞑想、アーユルヴェーダまで学べるシヴァナンダヨガ。学ぶことでよりヨガへの理解が深まるでしょう。

シヴァナンダヨガを通じて生活習慣を整えよう

生活習慣を変えることは意外と難しく、すぐに楽なものへと戻してしまいがちです。シヴァナンダヨガは、ヨガを通じて生活習慣を変えたい方におすすめです。そして、ポジティブな思考や集中力を養い、健康でしなやかな身体へと導いてくれます。

また、アーユルヴェーダの食事も学ぶことができます。ベジタリアンの食事が主になるので、改めて自分の食事を見直しする良い機会になりますね。オンラインでも学ぶことができるので、ぜひ試して見てください。

くりとも / RYT200ヨガ講師
くりとも / RYT200ヨガ講師
ヨガインストラクター・Webライター
ヨガ資格
・全米ヨガアライランス200時間 修了
・筋膜リリースヨガ養成講座 修了
・Yinyogaインストラクター養成講座 修了


パティシエの仕事でフランスやカナダへ滞在。バンクーバーの大自然に魅了され、ヨガに出会う。帰国後心機一転!ヨガインストラクターへと転職。現在はWebライターとしても活動中。ヨガ・健康・食を中心に発信。飲食店応援にお店を紹介する執筆活動もしています。
好きなこと:カメラ・登山・ヨガ・スイーツ・猫etc
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