今回はハーフムーンヨガができない、苦手な人のための4つのポイントをご紹介します。
ハーフムーンは全身の筋肉を使うバランスポーズです。このヨガポーズができるようになると、バランス力、集中力がつき、むくみの解消や下半身を引き締める効果があります。
目次
ハーフムーンができない人の特徴とは!?
ハーフムーンとはどんなポーズ!?
ハーフムーンは英語でHalf Moon Pose、日本語で半月のポーズとも言われるポーズです。
サンスクリット語ではアルダ・チャンドラ・アーサナと言われます。
「アルダ」は「半分」、「チャンドラ」は「月」、「アーサナ」は「ポーズ」という意味です。
インドでは月がバランスの象徴であったことが由来とされています。床に着いた手と足、伸ばした足と手、そして床に着いた手を結ぶと半月に見えますよね。
ハーフムーンを行う時に使う主な筋肉について
上げている足を支える筋肉:お尻の外側(中殿筋)、ももの外側(大腿筋膜張筋)
上半身を支える筋肉:お腹(腹斜筋)、背中(脊柱起立筋)
腕を支える筋肉:肩周り(前鋸筋)、腕(上腕三頭筋)
胸を開く筋肉:背中(広背筋、僧帽筋)
多くの筋肉を使う事がわかりますね。ハーフムーンは全身の筋肉を満遍なく使い、バランスを取るポーズです。
少し強度の高いポーズなので、苦手に感じるもいると思います。
ハーフムーンが苦手な人には特徴とは一体何なのでしょうか。早速見ていきましょう!
ハーフムーンが苦手な人の特徴
ハーフムーンが苦手な人の特徴を紹介します。
あなたはいくつ当てはまりますか?
① 手を着く位置が軸足に近い
初心者の方によく見られる特徴です。手をつく位置が軸足に近いと、上半身が前に倒れてしまい、バランスが取りにくくなってしまいます。
② もも裏(ハムストリングス)が硬い
もも裏の筋肉が硬い方は多いですよね。もも裏の筋肉が硬いと、その反動で背中が丸まってしまい、バランスが取りにくくなってしまいます。
③ 体幹が弱い
体幹が弱い人はバランスポーズ全般が苦手ですよね。体幹が弱いとお腹に力が入らないので、バランスが取りにくくなってしまいます。
ハーフムーンが苦手な人の特徴を3つご紹介しました。
当てはまった方もそうでない方も、次に紹介するハーフムーンが苦手でもできるようになる、4つのポイントをチェックしてみてくださいね。
ハーフムーンが苦手な人でもできる!4つのポイント
ハーフムーンが苦手な人でもできる!4つのポイントをご紹介します。
① 手を着く位置
手の位置は肩から床に向かって真っ直ぐ伸びる所に置きましょう。肩、床に着いた手、床に着いた足、腰、肩を結ぶと四角形になるようにします。
② 軸足の膝を曲げる
もも裏が硬い人は、軸足の膝を軽く曲げて、ももの付け根がしっかり折れ曲がるようにしましょう。
もも裏の柔軟性がある人も、膝を真っ直ぐに伸ばしてしまうと膝に負担がかかり故障の原因になります。目に見えないくらいでいいので、軽く曲げておきましょう。
③ 丹田に意識を向ける
薄いお腹をキープできるようにしましょう。
④ 目線は最後に
目線はバランスが安定してから、最後に上げるようにしましょう。
この4つのポイントを押さえていれば、苦手な人もハーフムーンができるようになります!今までできていた方はさらに安定感がますことでしょう。
4つのポイントを意識しながら、次はハーフムーンの練習方法を見ていきましょう。
ハーフムーンの練習方法
ハーフムーンの練習方法をご紹介します。4段階の練習方法があるので、1つずつクリアしていきましょう。
■ ハーフムーンの練習方法①下向き
■ ハーフムーンの練習方法②横向き
■ ハーフムーンの練習方法③壁
■ ハーフムーンの練習方法④完成形
■ 用意する物
ヨガマット、あればブロック
■ 注意事項
無理をしない:バランス感覚が必要なポーズですので、無理をすると転倒や捻挫などのケガに繋がる可能性があります。
長時間行わない:頭が下に下がりますので、長時間行うとめまいや立ちくらみに繋がる可能性があります。
ハーフムーンの練習方法①下向き
ハーフムーンの練習方法①下向きの手順を紹介します。
②肩幅2個分脚を横に広げます。
③左足のつま先を90度外側に向け、右足のつま先を45度内側に向けます。
④右足を左足側に一歩近づけ、右手を腰に添えます。
⑤左足に重心を乗せて、左足の先の床に左手の指先をつけます。
この時、肩から床に向けて真っ直ぐ手が伸びる所へ手を置きます。手が床に届かない場合はブロックを手の下に置きましょう。
⑥体は床側に向けたまま、ゆっくりと右足を床と平行の高さに上げます。
⑦この状態でキープします。
ハーフムーンの練習方法の一つ目は、体を下に向けたままキープする方法です。この姿勢でバランスが安定するようになるまで練習を続けましょう。
余裕が出てきたら次の練習方法に進みます。
ハーフムーンの練習方法②横向き
ハーフムーンの練習方法②横向きの手順を紹介します。
②肩幅2個分脚を横に広げます。
③左足のつま先を90度外側に向け、右足のつま先を45度内側に向けます。
④右足を左足側に一歩近づけ、右手を腰に添えます。
⑤左足に重心を乗せて、左足の先の床に左手の指先をつけます。
この時、肩から床に向けて真っ直ぐ手が伸びる所へ手を置きます。
手が床に届かない場合はブロックを手の下に置きましょう。
⑥体は床側に向けたまま、ゆっくりと右足を床と平行の高さに上げます。
⑦体を床から90度開きます。この時頭から踵までが一直線になるようにします。
⑧この状態でキープします。
ハーフムーンの練習方法の二つ目は、体を横に向けたままキープする方法です。この姿勢でバランスが安定するようになるまで練習を続けましょう。
余裕が出てきたら次の練習方法に進みます。
ハーフムーンの練習方法③壁
ハーフムーンの練習方法③壁の手順を紹介します。
②肩幅2個分脚を横に広げます。
③左足のつま先を90度外側に向け、右足のつま先を45度内側に向けます。
④右足を左足側に一歩近づけ、右手を腰に添えます。
⑤左足に重心を乗せて、左足の先の床に左手の指先をつけます。
この時、肩から床に向けて真っ直ぐ手が伸びる所へ手を置きます。手が床に届かない場合はブロックを手の下に置きましょう。
⑥体は床側に向けたまま、ゆっくりと右足を床と平行の高さに上げます。
⑦体を床から90度開きます。この時頭から踵までが一直線になるようにします。
⑧バランスが安定したら、右手を天井に向けて伸ばし、最後に目線を天井へ向けます。
この時バランスが安定するまで、右足の踵を壁につけた状態でキープします。
ハーフムーンの練習方法の三つ目は、壁を使ってキープする方法です。この姿勢でバランスが安定するようになるまで練習を続けましょう。
余裕が出てきたら次の練習方法に進みます。
ハーフムーンの練習方法④完成形
ハーフムーンの練習方法④完成形の手順を紹介します。
②肩幅2個分脚を横に広げます。
③左足のつま先を90度外側に向け、右足のつま先を45度内側に向けます。
④右足を左足側に一歩近づけ、右手を腰に添えます。
⑤左足に重心を乗せて、左足の先の床に左手の指先をつけます。
この時、肩から床に向けて真っ直ぐ手が伸びる所へ手を置きます。手が床に届かない場合はブロックを手の下に置きましょう。
⑥体は床側に向けたまま、ゆっくりと右足を床と平行の高さに上げます。
⑦体を床から90度開きます。この時頭から踵までが一直線になるようにします。
⑧バランスが安定したら、右手を天井に向けて伸ばし、最後に目線を天井へ向けます。
ハーフムーンの練習方法の四つ目は完成形です。この姿勢でバランスが安定するようになるまで練習を続けましょう。
余裕が出てきたらブロックを外します。
ハーフムーンヨガができない!?苦手な人のための4つのポイントまとめ
ハーフムーンヨガができない、苦手な人のための4つのポイントをご紹介しました。
①手を着く位置
②軸足の膝を曲げる
③丹田に意識を向ける
④目線は最後に
このポイントを押さえながら少しずつ練習を積み重ねていくと、ハーフムーンができない人でもできるようになります。
苦手意識が無くなるまで練習して、バランス感覚や集中力がつくハーフムーンヨガを是非マスターしてくださいね。