ここ10年くらいで酵素ドリンクとファスティングの存在を知っている方はかなり増えましたね。
しかし、「ドリンクを飲んでも効果が出なかった」「ファスティングに挑戦したけど辛くて諦めてしまった」という方もたくさんいるのではないでしょうか?
この記事では、「酵素ドリンクを100%使いこなす方法を知りたい!」「何を基準に選べばいいかわからない」「酵素ファスティングの正しいやり方は?」といった悩みを解決できる内容になっています。
正しい酵素ファスティングの知識を身に付けて、理想の自分を手に入れましょう。
約10年前ファスティングに出会い、健康的なダイエットに成功!ファスティングの魅力にハマり、5回程の本格的な酵素ファスティングや十数回のクレンズダイエットを経験。現在も1日1食の半断食を継続中。ファスティングアドバイザーと食生活アドバイザー3級の資格を保持。家電解体の工場で肉体労働に従事しながら、ウェブライターとしても活動するちょっと健康オタクな30代後半の二児の父。こんな私が酵素ドリンクとファスティングの魅力をお伝えしていこうと思います。
目次
人の体内で働く酵素について
私たちの体内に存在する酵素は、消化酵素と代謝酵素の2種類に大きく分かれます。
消化酵素は、体内に摂取した食物を消化・分解して吸収できるようにする役目。
代謝酵素は臓器や身体の動作および回復、体内の老廃物を排泄するなどの役割をそれぞれ果たしてくれています。
どんなにいい栄養素をたくさん摂取しても、この2種類の酵素が働いてくれなければ人は生きていくことができません。
建物で例えるならば、材料がタンパク質や脂質・ビタミンといった栄養素。材料を使って建設作業をする職人や完成後の建物を維持してくれる管理人・修理工の方達が酵素といった感じですね。
酵素の人体での役割は、最も重要と言っても過言ではありません。
酵素ドリンクとは一体何か?
酵素ドリンクとは、植物性発酵エキスが含まれたものです。
わかりやすく例えるならば、味噌や醬油、納豆と同じ発酵食品になります。
酵素ドリンクに含まれる酵素の多くは、野菜や果物を発酵熟成させたものです。
前述した消化酵素の働きである「消化・分解」とは、発酵を指します。
つまり酵素ドリンクとは、「酵素を摂取する」というよりも「消化酵素を節約して栄養素を吸収する」という意味合いが強い食品になります。
この考え方がファスティングにおいても重要なポイントです。
ファスティングが体にいい理由3選
それでは、なぜファスティングが体にいいと言われているのでしょうか?
その理由を詳しく見ていきましょう。
1.体内酵素の比率が変わる
ファスティング(断食)をすると、消化酵素の役割はほぼ無くなります。
この消化酵素を作る必要が無くなった分は、代謝酵素の生産分にプラスされます。
つまり、酵素の大半が体内の修復や老廃物の排泄促進のために働くわけです。
体内酵素は作り出せる全体量があらかじめ決まっており、1日3食の方は消化酵素が9割、代謝酵素が1割の比率で作り出されます。
しかしファスティング中は、この比率が完全に逆転します。
1日3食の消化に使うエネルギーは、42㎞のフルマラソンを走るのと同程度。
これが体内メンテナンスに使われるエネルギーになるのですから、体調不良や肥満・病気等が劇的に改善したという口コミも大袈裟ではありません。
筆者も身を持って体験しています。
2.サーチュイン遺伝子が覚醒する
通称「若返り遺伝子」とも言われているサーチュイン遺伝子ですが、普段は眠ったような状態で機能していません。
覚醒条件はいくつかあるのですが、その一つがファスティングです。
2日目で覚醒し、そのあとは身体に必要なカロリーを70%に抑える生活を続けることで機能した状態が持続されます。
この遺伝子の働きは、シミやしわの改善・予防、脳の老化予防、壊れた遺伝子の修復、長寿延命など様々です。
ファスティングをやるべき最大の理由の一つとも言えるでしょう。
3.内臓脂肪を栄養に変えるオートファジー
ファスティングを開始して身体が飢餓状態になると、体内で栄養にできる物がないか隅々まで探し始めます。
この時に臓器や血管の内側にこびりついた脂肪を栄養として消費する現象が起こるのです。これをオートファジーと言います。
オートファジーは、万病のもとである内臓脂肪を勝手に栄養として掃除してくれます。
しかも生命維持に必要な脂肪は残しながら、無駄で有害な物から優先して使用するという医者顔負けの機能付きです。
こうした理由から、ファスティングダイエットは健康的な理想のスタイルも比較的簡単にゲットできると言えるのです。
酵素ドリンクを使ってファスティング
ファスティングのメリットの一部を先程ご紹介させていただきました。
しかし、デメリットにあたるつらい部分もあります。
特に、好転反応による体調不良とカロリー不足による倦怠感と集中力の低下により、挫折してしまった方は少なくないようです。
この問題点を解決してくれるアイテムこそが酵素ドリンクなのです。
ファスティング中は、普段とは比べものにならないほど解毒や排泄作用が活発化します。
そのため人によって症状や程度は様々ですが、頭痛や吐き気、下痢、身体の各部位の腫れ、強烈な眠気などの症状が好転反応として現れます。
しかし酵素ドリンクを使用すれば、消化酵素を使わず身体に必要なカロリーと栄養素を吸収することができます。
それによって代謝酵素の効果を最大限に発揮させつつ、デメリットである体調不良の辛さを最小限に抑えることが可能になるのです。
酵素ドリンクを使用したファスティングは、水だけで行うファスティングよりも遥かに安全で楽だと言えます。
具体例として、3日間の酵素ファスティングメニューの一例をご紹介します。
ドリンクは1本の内容が500ml、約1000kcalのものです。
準備日は1日、本番3日、復食期間1日の計5日間で4本のドリンクを使用します。
3日間の酵素ファスティングメニューの一例
準備日
・朝食 ドリンク120mlを水で割り、500mlにしてゆっくりと嚙むようにして飲む。
・昼食 納豆蕎麦・大根の味噌汁
・夕食 お粥・きゅうりの漬物・お吸い物
本番3日間
朝・昼・夕・就寝前にドリンク120ml~130mlを水で割り、500mlにしてゆっくりと嚙むようにして飲む。
3日間は水とドリンクのみを摂取。
ドリンク1本を1日で飲み切り、1日で最低2ℓの水分補給をすることを忘れないようにします。
復食日
朝食 ドリンク120mlを水で割り、500mlにしてゆっくりと嚙むようにして飲む。
昼食 お粥・梅干し・お吸い物
夕食 なめこおろしうどん・たくあん・ワカメの味噌汁
※準備日、復食日ともに1.5ℓ以上の水分補給を心掛けてください。
アルコールや脂っこい物、糖分やカフェインの摂取は準備日と復食日には控えましょう。
酵素ドリンクの選び方
酵素ドリンクを選ぶ際の大前提として、「消化酵素をほぼ使わずに栄養素を吸収できる」ということが大事です。
消化酵素の無駄使いになってしまうため、白砂糖や科学調味料を添加物として使用しているものは避けるようにしましょう。
次に味です。
ファスティング時には大量に飲みますし、その後も基本的に継続して飲む物なので、好みの味のドリンクを探してみましょう。
気持ちよくファスティングをすることで、効果にも違いがでたりするものです。
そして最後はカロリーです。
これは選ぶ基準というより、自分が愛用しているドリンクのカロリーを把握することが重要になります。
先程のメニューでは1本で1000kcalでしたが、原材料や製法によってカロリーに違いが出てきます。
カロリー不足や過多でファスティングが失敗しないように注意しましょう。
ファスティング以外での酵素ドリンクの飲み方3選
酵素ドリンクは、ファスティング時以外でも摂取することができます。
ここでは、おすすめの飲み方を3つご紹介します。
1.炭酸水で割って飲む
コーラなどの炭酸飲料が好きな方におすすめの方法です。
糖分の高い炭酸飲料水を酵素ドリンクに置き換えるだけでも、摂取する糖分をかなり減らすことができます。
ちなみに無糖・無香料・無着色であれば、炭酸水はファスティング中に摂取しても問題ありません。
2.1食置き換えでプチファスティング
3食のうち1食を酵素ドリンクのみに置き換えましょう。
先程ご紹介したメニューの準備日・復食日のようなイメージです。
人体は朝4時~昼12時くらいまでが排泄の時間にあたり、一番断食にふさわしいとされています。
できれば朝食での置き換えをおすすめします。
3.調味料として使用する
サラダにドレッシングとしてかけたり、スムージーに混ぜて栄養バランスを整えたり、調味料代わりに使うこともできます。
不足しがちなビタミンやミネラルを簡単に補給できるのでおすすめです。
酸味の強い物であれば、マリネなどに使用することもできます。
ドリンクの味や性質に合った使い方を探すのも楽しいですよ。
まとめ
酵素ドリンクは消化酵素を極力使わずに栄養素を吸収するための発酵食品であり、ファスティングでその性質が最大限に発揮されます。
ファスティング以外の日常生活でも消化酵素を節約して代謝酵素の量を増やすことを心がければ、間違いなく健康な体に近づいていきます。
酵素ドリンクを上手に使いこなして、代謝酵素を活性化させましょう。
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