突然ですが、歯磨き等の毎日のルーティンのように、痩せたい!ダイエットする!と事あるごとに口にしている方はいませんか?
…って、これ、過去の私なんですけどね(笑)
出産前のカリカリガイコツなようなスタイルの時でさえも、食べすぎた後には『明日からダイエットしよ〜』と太らないのがわかっていながら、どこかこんなストイックな私かっこいいでしょ?と浸るように決まり文句を言い放ち、産後の丸々した時には自分を甘やかすように、見て見ぬ振りをするように『明日からダイエットすればいいよね〜』と逃げの捨て台詞。
こう考えてみると、どんな時にも使えるとても使い勝手のいい言葉ですよね。(笑)
太った時に悩んでいたのはもちろんですが、体重的に痩せていても実際に悩んでいたのは事実。
私は『細いね!』『痩せてるね!』ではなく、【薄いね!】と言われることが多かったんです。
褒められてるのか、けなされてるのか分からないその言葉がすごく引っかかっていました。
ですが、そんな私もこの仕事を始めてからは有難いことにお腹周りを褒めていただくことが増え、今では長所として生まれ変わりました。
ここまで読んでいただき分かる通り、体のお悩みというのは体重に左右されるものではないんです。
そして改善していくにも体重からでは望んでいるものに近づけない、骨格から整えていくからこそ理想に近づくと私は思います。
その為にはピラティスが必要!本日は皆様のお悩みがどんなところから来ているのか、その原因を深掘ってみましょう。
お腹のタイプ診断
よくあるお腹のタイプを下記3タイプで分けてみました。
今の体の状態と照らし合わせながら、皆様が当てはまると思うものをぜひ探してみてください!
お腹ぽっこり厚底ヒールさんタイプ
特徴としては、高すぎるヒールを履いている女性のように、少し前のめりに見える姿勢で、産後の女性に特に多い例です。
・腰にはギュッと詰まっているような感覚や痛みがある
・太ももの前側が分厚い
普段洗い物をする時にキッチンにお腹をくっつけ、もたれながら行っていませんか?
子供をお腹や腰骨に乗せるように抱っこしていませんか?
上記3つの項目にチェックがつかなくても、これらに身に覚えのある方は要注意!!
お尻だらーんペタペタ草履さんタイプ
特徴としては、足をペタペタさせながら歩くような背面の硬さを感じる歩き方をする、男性に多い例です。
・腰痛もち(硬さを感じる)
・お尻がぺったんこ×垂れてる
普段椅子や床、ソファに座る時お尻を前にスライドさせて座っていませんか?お尻というよりも腰に近い辺りで座っている感覚です。
そして前屈が苦手だったりもします。
私の夫もまさにこのタイプ。毎朝10分ほどトレーニングやストレッチをしてから出勤するようになり、少しずつ改善されてきています。ドキッとした方は座り姿勢に気をつけて!
腰肉むぎゅっくたびれスニーカーさんタイプ
特徴としては、上記2つのタイプとは異なり、前後から見た時にどちらか片方に傾いているように見える左右差の歪みがある姿勢です。
・足の長さが違う
・首や肩など片側だけコリや張りを感じる
普段片足重心をしていませんか?床に座る時はいわゆる、お姉さん座りをしたり、足を組んではいませんか?
左右どちらかだけが常に伸ばされ、縮められたり、ねじれが出ている方もいます。この症状のみの方もいれば、上記①、②とセットの方もいたりと、身体は本当に様々です。
ご自身に当てはまるものはありますか?
簡単な診断ですが、身体の状態が何となくわかっていただけたかなと思います。そして、私たちの日常の小さな積み重ね、癖から今の体が出来上がっていることもわかりますよね。
まずは、無意識にやってしまっていた上記のような姿勢を辞めてみることから始めましょう!
そして、改善するために実際に動きたい!やってみたい!と言う方はぜひこちらの記事もあわせてご覧ください!
>>短期間で11字腹筋を手に入れる!初心者向けピラティス5選
お腹痩せになぜピラティスがオススメなのか、他の運動との違い
原因はわかったけれど、なぜそこにピラティスが繋がるのか。
それは骨格を整えてくれるから。
私たちの骨には筋肉がくっついています。その筋肉たちの強弱によって、歪みが作られたり、整ったり、そして不要なお肉たちもついていくのです。
基本となる骨格を維持しようとするには、適切な場所を適切に動かし、筋力アップを図ること、そして使いすぎている、過度に働いている所には少しお休みしてもらうことが大切。
その微細な動きを出し、筋バランスを整え、骨格を正しい位置に移動させてくれる、これができるのがピラティスなんです。
ピラティスは元々リハビリから始まっており、身体が本来もっている機能を純粋に表現できるよう正く、元の位置に戻してくれるのです。
少し考えてみてください。
骨折をしたら痛みが出たり、腫れたり、うまく動かせなくなりますよね?
ずっとそのままの状態だとどうでしょうか?思い通りに動かせない体に嫌気がさしたり、もはや使わなくていいわ!と開き直ってどんどん使わなくなりそうではないですか?
私達が今感じている体の不調も同じなんです。ただ、軽い症状だから蔑ろにしてしまっているだけ。身体はずっとサインを出し続けてくれています。
お腹痩せについても、他の部位に関しても同じです。
正しい骨格に戻ることで不要な場所にお肉はつかない。脂肪は普段動いていない場所、怠けている所についていくからです。
ピラティスで骨盤や背骨の調整をしていくことで、体重の変化がなくともお腹は自然に引き締まっていくという仕組み。
ただ、正しい位置に戻っただけ。それだけなんです。
そして、正しい位置をキープしようとすると自然に筋肉たちが使われます。無意識のトレーニングと言ってもいいかもしれません。なんだかとてもお得な気がしませんか??
では、他の運動ではなぜできないのか。
またまた、想像してみてください。
左右の紐の長さが違うブランコがあったとします。他のブランコと同様に前後に大きく動くことはできる。でも長さが違うことによって長い方だけ遠くまで行こうとする、短い方はもう行けないー!と踏ん張る。
よって、ねじれ、回旋の動きが出そうじゃないですか?
そして、紐の長い方には乗っている人の体重が集まりやすく、支えている軸の負担も強くなっていく。
身体も同じなんです。歪んだ骨格のままむやみにスクワットをしたり、走ってみたり、自己流のトレーニングをしたら、どこかだけに負担が集中したり、望んでいなかったものが返ってきたり。
例えば、前ももの張りを無くしたくて、スクワットやジョギングをしていたはずなのに、気付いたら最初よりも前ももがどんどん大きくなってしまっていた…こんなことが起こりかねないんです。
大事なのは、まず自分の身体の状態を知ること。そして、そこに合わせた適切な方法で身体を動かしていくこと。
シンプルですが、結局これが1番の近道だと思います。
私はヨガインストラクターでもあるので、ヨガももちろんいいものだと思っていますし、身体を整えていくことも可能だと信じています。
そしてそれを明確にしていきたいとも思っています。
ですが、ヨガの難しいところはピラティスと比べてダイナミックな動きだということ。パーソナルで教えてもらえる場合は別ですが、グループレッスンでは一人一人の身体に着目していくのはとても難しいものがあります。
では、ジョギングや、マシントレーニングではどうでしょう?
個人的には学生時代に駅伝をやっていたこともあり、走ることもマシンを使ったトレーニングも好きですし、とても良いものだと思います。でも、これらを快適に、安全に始めるには少しハードルが高い。
実際に私は学生時代という成長期の大切な時に、走り込みが大好きで毎日10キロ以上走っていましたが、次第に私の骨盤は悲鳴をあげ始め、骨盤骨端炎というスポーツ障害を引き起こしました。
身体の声も聞かず、身体の歪みがあるままがむしゃらに走り続けた末路ですね。
おかげで、学生時代最後の大会には出られずマネージャーに転身したという過去もあります。今では、その経験があったからこそ繋がっていったものが沢山あるので何の後悔もありませんが。
このように、そもそもが崩れていたら何にも意味がないよね!ということ。
効果が出ないからといって強度を上げ続けたり、時間を増やしても身体を痛めるだけ。少し辛口にも聞こえますが、これが実際によく起こっていることです。
ピラティスのメリット・デメリット
ピラティスのメリットは一言では言い切れませんが、ボディラインが整う、身体の不調が改善する、姿勢改善、その他にもポジティブ思考になる、自己肯定感が上がるというメンタル面でもとてもいい効果を発揮します。
デメリットとしては、郊外に住んでいる方は特に身近に受けられる場所がない、費用が高い、敷居が高い気がする、きつい…(笑)など、この辺りが多いかなと思います。
ピラティス=きつい
というのは、私から言わせていただきますと、そりゃそうなのよ!!です。
歪んでいるところを治していくわけですから、=筋肉が弱い所にアプローチしていくということ。ですが、回数や強度を変えることで、どなたでもできるものなのです。
デメリットの改善方法として、まずはオンラインレッスンをお勧めします。
MAJOLI(マジョリ)が運営するちょこピラというオンラインスタジオでは、養成講座を担当する先生方のレッスンを受けることができるので、安心安全、効果抜群!というのが他社様との大きな違いかなと思います。
自宅で気軽に参加できる、なおかつ、しっかりと身体を見てもらえるので、ピラティスデビューにはぴったり!
>>ピラティス初心者におすすめの本を紹介!1日5分でできる「ちょこっとピラティス」とは?
まとめ
【お腹痩せ】と一つとってもそこだけのアプローチでは変わらないのが私たちの体です。
全体のバランスを見て、様々なアプローチをとっていくからこそ改善していきます。長年連れ添った身体の癖を取るのは中々難しいものですが、ピラティスにはそんな希望の光があると思っています。
ブームがきているから、今だけやってみよう!ではなく、これから一生付き合っていく身体と出来るだけ仲良く、快適に、安全に暮らしていこう!
そんな気持ちでピラティスと長く関わって頂けたら私もとても嬉しいです。