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オゼンピック【GLP-1ダイエット】は本当に痩せるのか? 口コミ評判・効果・副作用・問題点まとめ

「食事制限なし」「運動もしなくてよい」「我慢不要」これでも痩せられる魔法のような薬があるのを知っていますか?

1週間に1回だけ、決められた箇所に注射するだけで簡単に痩せると話題になっている薬「オゼンピック」を使ってダイエットをする人が急増しています。

実際にSNSでは、オゼンピックを使ってダイエットした人の口コミが多数見られます。

色々なダイエット方法を試しても痩せなかった人からすれば、たとえ医療に頼ったとしても痩せられたら嬉しくなるのではないでしょうか。

しかし、オゼンピックを使ったダイエットには問題点があります。魔法を使ったかのごとく簡単に痩せられたとしても、現状の問題点を知らないままオゼンピックをダイエット目的で使用することに私は賛同いたしかねます。

今回は、オゼンピックなどを用いたGLP-1ダイエットの効果・副作用・問題点について徹底解説します。

<筆者プロフィール>
土崎 翔土崎 翔

日本健康ダイエット協会(JDHA)
プロフェッショナルアドバイザー

過去数十回のダイエットやファスティングを経験。
ダイエットの正しい知識や、ダイエットをするにあたっての成功マインド(考え方)を発信中。

オゼンピックなどを用いたGLP-1ダイエットが問題となっている理由

お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんが、自身のyoutubeチャンネル「かまいたちチャンネル」のなかでGLP-1ダイエットをおこない、3ヶ月で8kgの減量に成功したことを公表し話題になったことがありました。(※現在この動画は非公開となっています。)

動画の概要欄ではクリニックのページを掲載するなどして、GLP-1ダイエットのおすすめ・宣伝をしていたことが問題視されたのですが、「そもそもなぜ問題視されたのか?」が論点です。

それは、オゼンピックなどのGLP-1受容体作動薬は医薬品であり、健康な人が使用することにはリスクがあるとされているからです。

また、オゼンピックなどを用いたGLP-1ダイエットは、副作用で悩まされる可能性が高く健康被害を訴える人もいます。実際にテレビニュースでも取り上げられたことがあります。

Youtubeでは、現役医師がGLP-1を使ったダイエットについて解説している動画があげられています。見ればわかるのですが、GLP-1を使ったダイエットをおすすめしている医師もいればおすすめしていない医師もいます。

現状問題点があるにもかかわらず積極的におすすめしている医師がいるのはなぜでしょうか?私は正直理解に苦しむのですが、考えられる理由は下記のとおりです。

  • 本来使用目的が異なる医薬品だとしても痩せられるため、ダイエットで悩んでいる人たちを救済していることになる
  • 利益優先で考えている(高額で薬を提供しているクリニックもある)

以下では、オゼンピックなどを用いたGLP-1ダイエットに詳しく解説していきますが、メリットが大きい分デメリットや問題点も多いことを頭に入れながら読み進めてもらえると幸いです。そのうえで、自分にとってGLP-1ダイエットをやる価値があるのかどうか判断してみてください。

オゼンピックとは?

オゼンピックとは、2型糖尿病治療で使われているGLP-1受容体作動薬の一つです。「ノボノルディスクファーマ株式会社」が「オゼンピック®皮下注2mg」として販売しています。

ちなみに、GLP-1受容体作動薬の国内外の需要拡大により、現在オゼンピック®皮下注2mgについては、需要に見合った供給が難しくなることが予想されています。

GLP-1とは?

GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1)とは、私たちの身体のなかにあるホルモンの一つで、血糖値を下げる働きがあります。

GLP-1が血糖値を下げる仕組み

GLP-1は、下記の1〜5の順番で血糖値を下げていきます。

1.食事をして消化管の中に食べ物が入ってくると、小腸からGLP-1が分泌される。
2.その一部は、血中を流れてすい臓に運ばれる。
3.すい臓にたどりついたGLP-1は、インスリンを出すように呼びかける。
4.呼びかけに応じて、すい臓からインスリンが分泌される。
5.血糖値が下がり始める。

食事をしていないとき(血糖値が高くないとき)にはGLP-1は分泌されないため、インスリンは分泌されません。

GLP-1受容体作動薬の働き

小腸から分泌されるGLP-1は、わずか数分で体内酵素(DPP-4)の働きにより一部が切断されて、血糖値を下げる働きを失ってしまいます。GLP-1受容体作動薬はDPP-4による分解を逃れるための工夫がされていて、体内のGLP-1よりも長い時間作用するのが特徴です。

GLP-1受容体作動薬の種類

GLP-1受容体作動薬は、オゼンピックだけではありません。

  • ​​ビクトーザ
  • リベルサス
  • マンジャロ
  • ウゴービ

などのGLP-1受容体作動薬があるので、違いを表でまとめます。

名称 形式 使用頻度
オゼンピック 注射 1週間に1度
ビクトーザ 注射 1日に1回
リベルサス 内服 1日に1回
マンジャロ 注射 1週間に1度
ウゴービ 注射 1週間に1度

使用頻度に違いがあったり、注射か内服薬かの違いがあります。

GLP-1ダイエットの効果・メリット

オゼンピックのようなGLP-1受容体作動薬を使ったダイエット効果は、下記のとおりです。

きつい食事制限や運動が必要ない

​​GLP-1ダイエットでは、きつい食事制限や運動が不要です。GLP-1受容体作動薬を使うことで食欲そのものが落ちるため、普段より少ない食事量でも満足できるでしょう。

また、運動の苦手意識がダイエットがあるため、ダイエットを続けられない人もいます。その点、GLP-1ダイエットであれば運動をしないでもダイエットができます。

ただし、きつい運動は不要とはいっても、定期的な軽めの運動は健康維持のために必要です。運動はストレス発散にも効果的だといわれているので、無理のない範囲で運動をしていきましょう。

投薬のみで簡単に誰でもできる

GLP-1ダイエットは、簡単に誰でもできるのがメリットです。決められたときに投薬(注射または内服薬使用)するのみで、きつい食事制限や運動は必要ありません。そのため、食事制限や運動がネックでダイエットに失敗し続けてきた人にとって、GLP-1はまさに「救世主のような存在」ともいえるでしょう。

リバウンドしにくい

無理な食事制限や運動をすると、一時的には体重が落ちるものの途中で挫折したりモチベーションが維持できなくなってしまい、リバウンドしてしまうリスクがあります。その点、GLP-1ダイエットは無理な食事制限や運動が不要のため、リバウンドしにくいといわれています。

空腹のストレスを感じにくい

GLP-1には、摂取した食物の胃からの排出を遅らせる作用があるといわれています。ダイエットにおいて空腹感は大敵であり、頑張りたい意志があったとしても、周りで美味しそうに食事しているのを見るだけでストレスを感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。

GLP-1ダイエットは食欲を抑えながらダイエットできるため、ほかのダイエット方法と比べるとストレスを感じにくいといえるでしょう。

GLP-1の副作用

GLP-1受容体作動薬は医薬品のため、下記の副作用を生じる可能性があります。

  • 低血糖:脱力感、倦怠感、冷汗、動悸、ふるえ、頭痛など
  • 膵炎:吐き気を伴う上腹部の激しい痛み、背中の痛みなど
  • 胃腸の不調:悪心、嘔吐、下痢、便秘など

副作用が起きることは稀ですが、症状を強く感じたときには医師の診断を受けるようにしましょう。

オゼンピックの使い方

以下は、「ノボノルディスクファーマ株式会社」が販売している「オゼンピック®皮下注2mg」の使用方法を詳しく解説します。

使用量・使用回数

使用量は、症状などにあわせて、医師が決めます。通常は下記のとおりです。

開始量 維持用量
1回量 0.25mg 0.5mg
使用回数 週1回 週1回

「オゼンピック®皮下注2mg」は、週1回同じ曜日に使用します。開始量を4週間注射したあと、維持用量に増量します。0.5mgを4週間以上注射しても効果不十分な場合には、1.0mgまで増量されることがあります。

注射のやり方

「オゼンピック®皮下注2mg」は、腹部や大腿(だいたい)部上腕に注射します。注射場所は毎回変更し、少なくとも前回の注射場所から2〜3cm離しましょう。皮下注射なので、静脈内や筋肉内に注射しないでください。

注意点

「オゼンピック®皮下注2mg」を使用するにあたって、注意点がいくつかあります。おもな注意点を下記で紹介します。

  • 注射針を装着した時に液漏れがあった場合は、新しい注射針に交換する。
  • 複数人で同じ薬を使用しない。
  • 他の薬と混合しない。
  • 注射後は、必ず注射針を廃棄する。
  • 注射針は。毎回新しいものを注射直前に取り付ける。
  • 注射法や低血糖症状への対処法、使用済みの製剤や針の安全な廃棄方法などについて、患者やその家族は十分に理解できるまでの説明を受けたほうがよい。

オゼンピックを使ってダイエットをする前に知っておいてほしいこと

ここまで、オゼンピックを使ったダイエット(GLP-1ダイエット)について解説してきました。

  • ダイエット効果・メリット
  • 副作用
  • 使用方法

など理解したうえで、オゼンピックを使ったダイエット(GLP-1ダイエット)の現状や問題点を知っていただけると幸いです。以下で詳しく解説します。

日本でGLP-1ダイエットの安全性は確立されていない

海外では肥満症の治療薬として使われていることを根拠に、糖尿病の患者以外(いわゆるダイエット目的)に自由診察でGLP-1受容体作動薬を提供しているクリニックがあります。たしかに、海外ではGLP-1受容体作動薬を用いて減量に成功した論文も発表されているため、信ぴょう性は確かでしょう。

ただし、あくまで海外の事例であり、日本で同じことがいえるとは限りません。

海外でおこなわれた肥満治療の治験の対象患者はほとんどの場合BMI30〜35以上が対象で、BMI25以上のデータはほとんど存在しないといわれています。

BMI(Body Mass Index)とは、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。BMI30または35の場合の体重と身長は、下記の表を参考にしてください。

BMI(縦軸)/身長(横軸) 150cm 160cm 170cm 180cm
30 67.5kg 76.8kg 86.7kg 97.2kg
35 78.8kg 89.6kg 101.2kg 113.4kg

日本では男女とも15歳以上「BMI=22」を標準としており、肥満の判定基準は下記のとおりです。

判定 低体重(やせ) 普通 肥満
BMI 18.5未満 18.5以上25.0未満 25.0以上

日本人の肥満者(BMI25以上)の割合は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告(令和元年)」によると、下記のとおりです。

  • 男性:33.0%
  • 女性:22.3%

すなわち、「日本は肥満者の割合が少ない国」といってよいのではないでしょうか。

また、BMI30または35以上の割合はさらに少なくなります。

人口1億人以上の国々における2016年の20歳以上の性別にみたBMI25の割合

上の表から、日本人は男女ともにBMI35の割合は1%にも満たないことが読み取れます。また、BMI30以上の割合もわずか数%です。それに比べ、米国(アメリカ)は男女ともにBMI30以上の割合がかなり多くなっています。

いくら海外で肥満症の治療薬として使われているとしても、日本のクリニックでGLP-1受容体作動薬を使ってダイエットしようとしている人はBMI25未満(すなわち「普通」の人)の確率が高いのではないでしょうか。

そのため、「GLP-1受容体作動薬をダイエット目的で使用しても副作用が少ないから安心です」とは言い切れないと私は考えます。

実際、日本においてGLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の適応症で承認されていますが、「肥満」や「体重減少目的での使用」については承認されていないため、保険適用外で使用されているのが現状です。すなわち、副作用が生じて何か健康に問題が起きたとしても、十分な補償を受けられないリスクがあります。

現時点において、GLP-1ダイエットは多くの日本人に対して安全に実行できるだけの安全性や有効性のデータはないといわざるをえないでしょう。誇大広告につられて安易に手を出さないようにしてもらいたいのが私の願いです。

GLP-1受容体作動薬はダイエット目的の薬ではない

繰り返しになりますが、GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療目的で使われる薬であり、ダイエット目的の薬ではありません

にもかかわらず、ダイエット目的でGLP-1受容体作動薬を自由診療で提供する美容クリニックが増えています。なかにはオンライン診療で処方し、薬を自宅に配送しているクリニックもあるといわれています。

「結果的に痩せたい人を救うことになっているから問題ない」
「食事制限や運動が苦手でどんなダイエットも成功しなかった人でも痩せられる」

あくまで「結果」にフォーカスすれば、GLP-1ダイエットもありだと考える人もいるかもしれません。果たして本当にそれでよいのでしょうか?以下で詳しく解説します。

実際に必要としている人に届けられない可能性

2023年8月、「オゼンピック®皮下注2mg」を販売している「ノボノルディスクファーマ株式会社」が限定出荷のお知らせを医療関係者向けに発表しています。一部を引用して下記で紹介します。

「GLP-1受容体作動薬の国内外の需要拡大により、現在オゼンピック®皮下注2mgについては、需要に見合った供給が難しくなることが予想されています。」

「今回の対応は製造における不具合発生によるものではございません。オゼンピック®皮下注2mgの効能又は効果は「2型糖尿病」であり、適応外で使用された場合には、本来の効果が見込めないだけでなく思わぬ健康被害が発現する可能性も想定されます。真に必要な患者様へ少しでも多く供給できますよう、適応外使用(美容・痩身・ダイエット等)は厳にお控えくださいますよう宜しくお願い申し上げます。」

販売元が使用外目的を控えるよう発表するのは異例でしょう。本来必要な人に薬が届かなくなる状況はあってはならないことです。将来的にどうなるか現時点ではわかりませんが、同じ状況を繰り返さないためにも本来の使用目的内で薬が使われるべきではないでしょうか。

日本医師会今村副会長の発言

日本医師会の今村聡副会長は、定例記者会見において「自由診療における糖尿病治療薬の不適切使用に対する見解」を以下のとおり示しています。

「糖尿病治療薬の一部が、個人輸入や美容クリニックにおいて、”痩せ薬”として不適切に使用されている実態がある」

「健康な方が医薬品を使用することのリスク及び医薬品適正使用の観点からも、このような行為を禁止すべきである」

「リスクがあるとしてもなお、治療が必要で効果が期待される方に対して投与されるべきであり、国民の健康を守るべき医師が、治療の目的を外れた使い方をすることは”医の倫理”にも反する」

日本医師会のトップに位置する副会長の発言であり、かなり厳しい言葉で糾弾していることから注目に値します。この発言の裏には、利益優先でGLP-1ダイエットを推奨しているクリニックがあとを絶たないことがあるでしょう。

利益優先で経営しているクリニックがいけないわけではありませんが、医師のモラルが問われるところではないでしょうか。「”医の倫理”にも反する」の発言はかなり重たいものでしょう。

ダイエットの基本を覆すもの

「ダイエットの基本は、日常のバランスよい食事と運動習慣にある」と私は考えています。

そもそも「ダイエット」とは、痩せることを意味するものではありません。日本では減量を目的とした食事制限や運動を意味する言葉として使われますが、英語の「diet」は日常の食事や食べ物を指す言葉です。

「日本で住んでいる以上、日本流に解釈して何がいけないのか?」といった声も聞こえてきそうですが、ダイエットは「痩せるため」におこなうものではなく「健康になるため」におこなうものだと私は解釈しています。

実際、日本人は肥満者の割合が少ないにもかかわらず、なぜ痩せようとする人があとを絶えないのでしょうか。私は、企業側が仕掛けるマーケティング戦略だと考えています。「痩せている人=キレイ・可愛く」と印象づけて、キレイで可愛くなるための商品を販売していく一つの手法ではないでしょうか。

「モテたい」という人間の深層心理を突いていることもあり、大衆心理に流されやすいとされている日本人にとって、ダイエット市場は常にニーズがあるといえます。

きつい食事制限や運動不要で、楽して痩せる魔法のような薬がダイエットの一手段として確立するようなことがあっては、ダイエットの基本から逸脱してしまいます。薬に頼ることがいけないと言いたいのではなく、あくまで第一手段はバランスよい食事と運動習慣を身につけることにあると考えます。

オゼンピックに関するQ&A

オゼンピックを使うにあたって、よくある質問についてまとめます。

オゼンピックの料金はいくら?

自由診療のため、クリニックごとによって料金が異なります。

※価格は税込表記

Aクリニック 1ヵ月:11,440円〜
1本:22,880円
※別途、針・アルコール綿代(8回分):550円
Bクリニック スターターセット(1ヵ月・針14本・消毒綿14枚):27,500円
Cクリニック 1ヵ月:24,500円
Dクリニック 1ヵ月:26,000円
Eクリニック 1本:22,000円

5つのクリニックを調べた限りだと、25,000円前後が相場といえそうです。参考にしてください。

オゼンピックの注射は痛いのか?

「オゼンピック®皮下注2mg」に付属している注射針は、採血などで使用する針と比較すると非常に細い針を使用しています。薬液そのものが染みたりしますが、ほとんど痛みを感じないといわれています。

針の先端が曲がっている場合、痛みを感じる可能性があります。針は繊細でわずかな接触でも曲がってしまう場合があるため、取り扱いに注意してください。

オゼンピックを打ち忘れたときはどうすればよいか?

オゼンピックを打ち忘れたときは、次の注射をする日までどのくらいの期間があるかを確認しましょう。

  • 次に注射する日までの期間が48時間以上:気づいた時点でただちに注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射する。
  • 次に注射する日までの期間が48時間未満:気づいた時点で注射せずに、次のあらかじめ定めた曜日に注射する。

2回分を一度に注射をしないようにしてください。

オゼンピックの廃棄方法は?

「オゼンピック®皮下注2mg」などは、医療廃棄物です。そのため、医療機関の指示どおりに廃棄しましょう。

オゼンピックは誰でも使用できるか?

「オゼンピック®皮下注2mg」は医薬品のため、誰でも使用できるものではありません。下記に該当する人は、「オゼンピック®皮下注2mg」の使用を控えましょう

1.膵炎などの膵臓疾患の既往、甲状腺疾患の既往、重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)のある人
2.低血糖を起こす可能性が高い以下の状態の人
 ・脳下垂体機能不全又は副腎機能不全
 ・栄養不良状態、飢餓状態、食事摂取量の不足
 ・激しい筋肉運動
 ・過度のアルコール摂取者
3.糖尿病の人
4.妊娠中または2か月以内に妊娠する予定の方、未成年の方、60歳以上の方

安全に使用するためにも、何かしらの持病がある人は医師に報告しましょう。

まとめ

今回は、オゼンピックなどを用いたGLP-1ダイエットの是非について徹底解説しました。最後にもう一度内容をまとめます。

  • オゼンピックとは、2型糖尿病治療で使われているGLP-1受容体作動薬の一つ
  • GLP-1(Glucagon-Like Peptide-1)とは、私たちの身体のなかにあるホルモンの一つで、血糖値を下げる働きがある
  • GLP-1受容体作動薬は、体内のGLP-1よりも長い時間作用するように工夫されている
  • いわゆる「GLP-1ダイエット」は、きつい食事制限や運動不要で、投薬だけで誰でも簡単にできるため流行っている
  • GLP-1受容体作動薬は副作用があることや、日本では保険適用外になっていることから安全性は確立されていない
  • GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の治療目的の薬であり、ダイエット目的で使用する薬ではない
  • ただし、GLP-1受容体作動薬を自由診察で提供しているクリニックは多く存在している

現状では、GLP-1ダイエットに興味がありやってみたいと思えば、一部の人を除き誰でもできます。日本は「痩せている人がキレイで可愛い」とされる風潮があるため、きつい食事制限や運動をしないでもダイエットができるGLP-1ダイエットはこの先しばらくは流行ることが予想できます。

ただし、GLP-1受容体作動薬はダイエット目的で使用するための薬ではないことを、頭の片隅でよいので入れておいてほしいと私は考えています。決して肥満ではない人が、薬を使ってでも痩せたいと思う人が多くいる日本の現状を憂いています。

あくまでダイエットの基本は、日常のバランスよい食事と運動習慣です。朝・昼・晩とバランスよく食事をし、適度な運動をする習慣を身につけることが、健康への第一歩だと私は信じています。

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ゲストライター
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