はじめまして。小学生男児2人を持つシングルマザーです。
私は今から約4年前、下の子が幼稚園の時に約半年間通学し、RYT200とキッズヨガインストラクターの資格を取得しました。
現在は自身で立ち上げたヨガサークルで、月に数回ヨガを教えています。
今回は、ヨガの資格を取得しようと考えている子育て中の方へ
・思い立った理由
・実感した資格を取得する過程での難しさ
・資格を取得してよかったこと5選
・取得してからの具体的な活動
などについて、お伝えしようと思います。
思い立った理由
「ヨガが好き!」きっと、インストラクターを目指す理由はそういった方が多いでしょう。
先にお伝えすると、私は「お母さんがリフレッシュできる場所を提供したい」という理由から、インストラクターを目指すようになりました。
その他、タイミングなどいくつかの条件が重なったのも大きかったです。
子連れOKなヨガとの出会い
体を動かすことが好きだった私は、長男を出産後はピラティス、次男を出産後はヨガに通っていました。
月謝を払ってまで、お金を払って子供を預けてまでは気がひけるけれど、運動はしたい。そんなわがままな思いを受け止めてくれたのが、子連れOKのピラティス、ヨガの教室でした。
どちらの教室のインストラクターの方も出産経験のある方で、教室にお子さんを連れてくることも。
「子供がいるから」といろんなことを諦めていた私には、「子供がいるからこそ」と活動している彼女たちがとても輝いて見えました。
いつしか、「私もこんな場所を提供できる人になりたいな」と思うように。
しかし、当時住んでいた場所から資格取得の学校までは1時間以上。
下の子は幼稚園に入ったばかりで、延長保育は拒否。
現在はオンライン受講などもありますが、私は「通学」しか頭になかったので、今はそのタイミングではないと諦めていました。
タイミングは今しかない
その後、地元に戻ることが決まり、子連れOKのヨガを検索してみてもほぼ出てこない。
「ないなら私がやろう!今がチャンスかもしれない」と思いながら資格取得のための学校を探すと、諦めていた学校の姉妹校があることが判明しました。
この時点で2年後に離婚をと考えていたので、猶予はあまりありませんでした。
お得なキャンペーン中
地元に戻ってから、とにかく早く資格を取りたい私はすぐに見学へ。
実際の通学スケジュールを見せてもうと、短期集中型のものから2週に1回のものまで、たくさんのコースがありました。
なるべく子供に負担をかけずに、でも早めの取得を目指していた私に合うコースも。
見学後のカウンセリングで、
・実際に同じくらいの年齢のお子さんをお持ちの方が多数通っていること
・振替講習も可能なこと
・資格取得後の活動のイメージ
など、不安に思っていることを全て聞き、あとは資金のみという段階へ。するとキャンペーン中で、調べ始めた当初の7割ほどの金額になっていました。
これはもう今しかない!と、ほぼ勢いで契約。
インストラクターになる前に社会復帰のリハビリ、交通費などの足しにと、通学を決めてからパートを始めました。
実感した資格を取得する過程での難しさ
スケジュール調整
通学中、いちばん大変だったのはスケジュール調整でした。
長男が小学校、次男が幼稚園、しかも本部役員になってしまい、とにかく行事が多い。それに加えパートもあり、資格取得まで何も予定がない日はありませんでした。
週1回のコースでしたが、何回か行事と重なってしまい、試験まで振替授業もギリギリ。どうか体調不良にだけはならないでほしいと、自身だけでなく子供の体調管理にもいつも以上に気を配っていました。
宿題が終わらない
毎回宿題を出されるのですが、バタバタしているとあっという間に1週間が経ってしまい、宿題が終わらなかったことも。
実際に瞑想をしてみるという宿題では、気づいたら朝だったこともありました。
模擬レッスンの緊張や、早く宿題を終わらせなければいけないと自分を追い込んでしまったことで、好きだったヨガが嫌いになりかけたことも。
RYT200を取得中に並行してキッズヨガインストラクターの資格を取得したので、その時期は非常に苦しかった記憶があります。
子供に負担をかけてしまう
授業の他にレッスン受講のノルマもあり、週に2回はヨガ関連でパートの休みをもらっていました。
基本は平日週4日の契約だったのですが、ヨガで休みをもらう分、土日に出勤することに。
どうしても間に合わず、いやだと言われていた延長保育を利用することや、留守番をさせることもありました。応援してくれていましたが、結果的に子供に負担をかけてしまい申し訳ない気持ちになることも。
資格を取得してよかったこと5選
1.仲間ができた
「ヨガが好き」「ヨガのインストラクターになる」
共通の思い・目標があり、通学中は学生時代の部活動のような感覚がありました。
学校以外でもランチや一緒に他のヨガスタジオに行くことも。卒業後も交流があり、情報交換をしたりしています。
2.ポースの理解が深まった
骨・筋肉の付き方、ポーズで使う筋肉など解剖学を通して「先生のポーズの真似をする」という受け身から、使う筋肉を意識してポーズをとれるように。
鍛えたい筋肉からレッスンを作ったり、よりヨガを楽しめるようになりました。
3.自分と向き合う時間ができた
それまでは、いつも子供のこと・家事で時間に追われている気がしていました。
意識して自分のために時間を作り、自分をいたわる。
気持ちに余裕が生まれ、子供にも優しくなれた気がしています。
4.自分の中に軸ができた
ヨガ哲学を学び、「自分がどうありたいか」という軸ができました。ヨガ教室に通うだけでは得られなかった、「内面の成長」が得られたと思っています。
5.自分に自信が持てるようになった
「〇〇さんの奥さん」「〇〇くんのお母さん」と呼ばることが多く、自分には何もないという思いがありました。
子育て・パートをしながら資格を取得したことで、自分も努力できる、行動すれば結果は付いてくると思えるようになりました。
取得してからの具体的な活動
保護者サークルがある幼稚園に通ってたこと、本部役員をしていたこともあり、ヨガサークルを作りたいと園長先生直々にお伝えしました。
その時点で、まだヨガインストラクターの資格は何も取得していません。いつ取得できるのか、どんな活動をしたいのか、具体的にお伝えしました。
保護者会の規約があり、発起人を集めたり嘆願書の作成も。
無事に承認され、RYT200修了前にサークル活動を開始。
幼稚園の教室をお借りして月に3、4回のペースで活動していました。
その他、知人のスポーツクラブでお試しレッスンをさせてもらったり、ママ友と自宅でレッスンをすることも。
3年目の現在は、コロナ禍で人数を集めての活動はできなくなりましたが、月に数回、自宅や貸しスタジオでレッスンを開催しています。
さいごに
子育て、パートをしながらの通学は本当に大変でした。
とにかく毎日があっという間。
通学だけが原因ではないですが、2カ月で3キロ痩せ、10年以上ぶりにインフルエンザにかかり、帯状疱疹も出ました。
それでも、実際に体を見られる、触れられると言う点は通学の大きなメリットかなと思います。
そして短い間ではありましたが苦楽をともにした仲間ができ、悩みを相談できるのもメリットでしょう。
しかし、必ずしも全員と仲良く慣れるとは限らず、私の場合はスタートから卒業まで無視され続けた人もいました。また、周りと比べる必要はないとわかっていても、比べて落ち込むことも多々ありました。
そういった経験から必ずしも私は、通学型を推したいわけではありません。
コロナ禍の影響でオンライン受講も増えましたね。
自分のペースで受講できるので体調を崩すことや、人間関係での悩みもなく、より自分と向き合う時間を確保できるのではないでしょうか。
何より、時間に融通がきき、子供への負担が少ないというのは、子育て中の方にとって最大のメリットではないでしょうか。
地方在住の私にとっては、都内の先生の講義を受けられるという点もメリットと感じています。
オンラインでの資格取得も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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