ここ数年、リモートワークや外出自粛の影響による運動不足で、なんとなく体がスッキリしないからヨガでもしてみようかな?という話をよく聞きます。
しかし、いきなりヨガウェアを買い揃えてスタジオに行くのはハードルが高いですよね。
今回は、あまりコストをかけずに初めてみたいという方の為に、ヨガを独学で身につける方法を紹介します。
・ヨガを行うときは満腹の時間を避けて行いましょう。
・ポーズをとるときには無理をせず、呼吸が楽にできる程度の動きで行いましょう。
・寒い時期は特にウォーミングアップをしっかりとしてください。
・ポーズをとっている時に、呼吸が速くなったり浅くなったりしてきたら、我慢をせずにひとつ前のステップに戻るようにして少しずつ練習してください。
・怪我のないように注意深く自分の体を観察しながら行いましょう。
では、独学でヨガを身につける5つの方法について紹介していきます。
ヨガを独学で身につける方法
1. 書籍で学ぶ
ひとりでじっくりとヨガを深めていきたいという方にオススメの書籍を紹介します。
【ポーズについての書籍】
・YOGAポーズの教科書 (著)綿本彰
日本ヨーガ瞑想協会会長である綿本彰氏が100のポーズを紹介。ポーズの最終形に至るまでのステップを写真で紹介すると共に、意識するポイントや呼吸のタイミングについても書かれています。
体を痛めないようにするための具体的な説明は、ヨガスタジオでクラスを受けているかのような充実の内容となっていますので、初めてヨガをする人にもオススメです。
・YOGAポーズ大全 (監修)Satori Sankara / 久保玲子
ヨガ全体についての簡単な説明と127のポーズを紹介。トラディショナル版の太陽礼拝や基礎のポーズとなる「座法や入門」のページも充実しています。大きな写真で見やすく、簡潔なポイントやバリエーションのポーズも載っていますので初心者の方にもオススメです。
・効かせるヨガの教科書 (著)中村尚人
理学療法士である中村尚人氏が37のポーズを紹介。正しいポーズの取り方とNGポーズを紹介すると共に、ポーズがどこに効いているかを説明しています。
ヨガでよく聞く坐骨の位置の確認方法や、尾骨の探し方などについても説明していますので、初心者の方には特にわかりやすい一冊です。YouTubeのQRコードもついていますので、動画で確認することもできます。
【解剖学についての書籍】
・ヨガの解剖学(著)中村尚人
太陽礼拝に基づき、解剖学の視点からそれぞれのポーズを分析しています。ひとつひとつのポーズについて意識するポイントを問いかけ、どのように行えば体を正しく使うことができるのかを筋肉や骨の構造を通して具体的に説明しています。怪我を予防するためにもオススメの一冊です。
・図解YOGAアナトミー:アーサナ編 (著)レイ・ロング医学博士
整形外科医であるレイ・ロング医学博士が、解剖学、生理学の視点から55のポーズについて説明しています。
ポーズをとった時に使う筋肉の働きが細かく図解されているので、正しい筋肉の使い方をイメージしながらポーズを深めていく時のテキストとして使用できます。より深くポーズについて知りたい方にオススメです。
【その他のヨガの学び】
・新版インテグラル・ヨーガ(著)スワミ・サッチダーナンダ
ヨガのポーズだけでなくヨガの哲学を知りたい人にオススメなのが、ヨガの根本経典である『ヨガ・スートラ』をスワミ・サッチダーナンダ氏が説いた哲学書である本書。
ヨガの定義や実践方法が書かれており、ヨガスクールでも推薦されることが多い書籍です。しかし、初めて読むと知らない言葉も多く分かりづらいので、第2章から読むことをオススメします。
・アーユルヴェーダ入門 (著)上馬塲和夫 / 西川眞知子
ヨガとはコインの裏表の関係であると言われているインドの伝統医学であるアーユルヴェーダについて、わかりやすく説明しています。自分の体質と心がわかるドーシャチェックや体質別の1日の過ごし方、セルフケアなど、体の毒を出して健康に過ごしたい方にオススメです。
・ヨガのポーズの意味と理論がわかる本 ~ヨガの古典とインド哲学に学ぶチャクラ理論とアーユルヴェーダ~ (著)西川眞知子
日本でのアーユルヴェーダの第一人者として名高い西川眞知子氏が、45のポーズについて解説しています。
ポーズにまつわる意味や関係するチャクラ、アーユルヴェーダ的見地など総合的に解説しているので、ひとつのポーズからいろいろなことをまとめて知りたい方にオススメです。
2. YouTubeから学ぶ
インストラクターのリードでヨガを学びたいという方には、YouTubeから学ぶ方法をオススメします。YouTubeでは様々なテーマのレッスンがありますが、その中でも初めてヨガをする方にオススメの動画を紹介します。
KAORI ヨガ – 初心者向けレッスン –
はじめてのヨガ(7Days Gentle Yoga)
3. ウェブサイトで学ぶ
本を読んだり動画を見たりする前に手軽にいろいろ知りたいという方には、ウェブサイトを覗いてみるのもオススメです。
・ヨガジャーナル
・【完全保存版】初心者でも簡単!ヨガの効果と基本ポーズ30選
当メディア「ウェルネスストーリー」もヨガについて発信しています。沢山の記事で読み応えがあるのでぜひご覧ください。
→https://yoga-story.jp(TOPページへ)
4. アプリで学ぶ
自分に合わせたプログラムでどんどん動いていきたいという方には、アプリで学ぶという方法はいかがでしょうか?
・初心者のためのヨガ、アーサナポーズ
・Nike Training Club
・Daily Yoga デイリーヨガ|ワークアウト+瞑想
5. 通信教育で学ぶ
ヨガを俯瞰的に学びたい方には、通信教育講座を受講するという方法もあります。今回は自分のためにヨガを学ぶ講座と、短期でインストラクターの資格が取れる講座を紹介します。
・ユーキャン「はじめてのヨガ&ピラティス講座」
通信教育講座大手のユーキャンの「はじめてのヨガ&ピラティス講座」では、ヨガとピラティスを同時に学ぶことができます。ヨガでリラックス効果を高め、ピラティスでコアの筋肉を鍛えることで心と体のバランスを整えていくことを目的としています。
DVDを見ながらマイペースで行える講座です。
・formie(フォーミー)「ヨガインストラクター資格取得講座」
スマホだけで資格が取れると人気のオンライン通信資格サービスformieでは、公認のヨガインストラクター認定書が発行される「ヨガインストラクター資格取得講座」があります。
受講を申し込んだ後はマイページからいつでも教材を確認することができるので、忙しい人にはぴったりの通信教育です。
2. 独学のメリットと注意点
ヨガを独学で学ぶ方法を紹介しましたが、ご自身に合った方法は見つかりましたか?
独学で学ぶには場所や時間を選ばず、自分のペースで割安に学べるというメリットはありますが、ヨガを続けていく強いマインドが必要です。また、ヨガで無理をすると首や腰、膝を痛めることがよくありますので、体に無理をさせない知識や自制心も必要となってきます。独学でヨガを学ぶ際には、怪我をしないことを第一に行ってください。
ヨガを独学で学び続けていて、もっとヨガのことを知りたい!独学だとわからないことが解決できない!と思われる方は、思い切って “全米ヨガアライアンスRYT200”の資格取得を考えてみてはいかがでしょうか?
“全米ヨガアライアンスRYT200”は世界で認知されているヨガインストラクターの資格です。
この資格取得講座では、ヨガのポーズはもちろんのこと、ヨガ哲学、アーユルヴェーダなど多岐にわたる知識を体系的に教わることができます。
時間も費用もかかりますが、経験豊富なインストラクターから教えてもらう内容は、独学では得られない専門的な技術やヨガの知識を短期間で身につけることができますので、ヨガを深めていきたいと思われる方はぜひ考えてみてくださいね。