「オシャレは我慢。」
最近はこの言葉を聞くことが少なくなってきましたね。
10年ほど前を思い返すと…ブラはワイヤーでぐっと寄せるのが主流で、パンプスが痛いのは当たり前、メイクが肌を傷めるのも何のその…。
当たり前のように我慢していたことが、今では一つ一つ解消されているように感じます。
ワイヤーが食い込むのを我慢していたブラは「ノンワイヤーブラ」へ。血を流すのも我慢していたパンプスは「走れるパンプス」へ。肌がボロボロになるのを我慢していたメイクは「美容液入りのベースメイク」へ。
ここ最近は、そんな快適なモノを見つけると胸が躍ります。
少し話は変わりますが、私は学生時代、経営学部に所属しマーケティングのゼミに入っていました。「この白いセーターが売れるにはどうしたら良いと思う?」という問いに対して、様々な策を考えていたわけです。
「流行りのデザインにする?」
「生地はどんなものが心地良い?」
「どんな白色が主流?」
学生たち同士でディベートを繰り返した後に教授が言ったのは、「消費者はその製品を買っているんじゃない。その製品のストーリーを買ってるんだよ。」ということでした。
消費者が買いたいセーターを考えるのではなく、消費者がセーターをどのように着たいのかを先に考えるべきだったんです。
「デートで着るのかな?」
「職場で着るのかな?」
「家着としても着るのかな?」
ディベートは夜遅くまで続きました。
この日を境に、モノを買う際の発想がガラッと変わったのを覚えています。
快適なモノが溢れる時代。選ばれ続けるのは、人生のストーリーを豊かにしてくれるモノかもしれません。
おすすめのヨガウェアの「トップス」と「ボトムス」
また前置きが長くなってしまいました。
ここからは、快適な物が溢れる時代にこそ選ばれ続けてきた「ヨガウェア」についてご紹介していきたいと思います。
ヨギーにとって欠かせないヨガウェア。
様々なスポーツと併用できるものもありますので、ヨギー以外の方にもご注目頂きたいです。
今回はそんなヨガウェアの中でも代表的な「トップス」と「ボトムス」について。
いまどんなヨガウェアをお使いですか?
これから買いたいヨガウェアはどんなものですか?
少しでも参考になれば幸いです。
トップスは大きく分けて3種類。
①タンクトップ
②半袖
③長袖
お気に入りのトップスを手に入れると気分もルンルン。様々な色・柄にも挑戦して、自分のユニフォームにしてみるのはいかがでしょうか。
ボトムスは大きく分けて4種類。
①フルレングスパンツ
②クロップドパンツ
③ハーフパンツ
④リラックスパンツ
トップスとボトムスだけでも、様々なヨガウェアがありますよね。
今後またどこかで、「胸パッド」や「インナー」「ユニセックス」商品などもご紹介していきたいと考えています。
ヨガウェア購入の際の注意点
さあ、お気に入りのヨガウェアを見つけたので早速購入!
…の前に、注意しておきたいことも何点か。
ヨガウェアを購入する際は、実店舗での試着をオススメします。
特に新しいブランドに挑戦する場合は、サイズ感はもちろん色味や質感も確認できると安心です。
そんな試着の際に意外と見落としがちなポイントを3つまとめてみました。
①縫い目
意外と気になってしまうのが、縫い目の痒み。動かす部分に丁度縫い目が重なっていて、毎回痒い!なんてことも。
少しの痒みの我慢が積み重なると大きなストレスにもなりますよね。まずはサイズを変更してみることをオススメします。それでも痒い場合は、体のラインに合っていない可能性も…。
特に気をつけたいのは、トップスのわきの下周辺とボトムスの内もも周辺。肌が薄い部分はデリケートです。縫い目の位置は商品によって違うので、慎重に選んでみてください。
②伸縮
着用する際に「着づらいな〜」と感じたら危険サイン。「着ている間に体に馴染むかな?」なんて期待しがちですが、それは単純に生地が伸びているだけ…なんてことも。
伸縮性に優れたフィット感のある一着を選んでみてください。着用後、試着室の中でウールドゥバハスタアーサナ(手を上に上げるポーズ)をしてみるのもオススメ。肩が突っ張らないか、呼吸が苦しくないか、下半身に無理な締め付けはないか、確かめてください。
女性の場合、胸の収まりが心地よいかのチェックも忘れずに。
③透け感
女性も男性もスマートにヨガウェアを着こなしたいですよね。下着のラインが透けてしまっていると、恥ずかしい…。結局自分が一番気になるんですよね。
そんなときは、ヨガ専用インナーも活用しつつ、柄や質感でカバーができると便利。濃い柄がついているデザインや、柔らかい素材でできたものを選ぶだけで、意外と簡単に悩みが解消できます。
以上の3点は”ヨガウェアあるある”とも言えるかもしれません。私も、ヨガクラスの先生や生徒の皆さんとお話しする中で得た知識でもあります。
「このヨガウェア、お腹の引き締め効果があるんだよね〜」
「肌触りが良いものもあるよ!」
「生地が厚めだからあったかいのよ」
「洗ったらすぐ乾く物も良いよね!」
などなど。
前述した「オシャレは我慢」の精神は捨てて、より快適なヨガウェアを選んでくださいね。
ここからは少しだけ小声で。
個人的なおすすめのヨガウェアの着方は、日常的に洋服の下に着ておくこと。もはや下着感覚に近いかも…。特に冬場は防寒にもなってオススメなんです。
帰宅して洋服を脱いで、すぐにヨガができる!
ズボラな私なりの快適ヨガライフなのですが、いかがでしょうか?(笑)
今日もお気に入りのヨガウェアと一緒に、快適なヨガライフを!
photo : Yuta
styling : easyoga