「ヨガが好き」
「ヨガインストラクターになりたい」
「人を笑顔にする仕事がしたい」
「体を動かす仕事がしたい」
きっかけがどうであれ、ヨガインストラクターという仕事に興味があって今この記事に辿り着いた方が多いと思います。
私は現在、フリーのヨガインストラクターとして活動していますが、過去にホットヨガスタジオでレッスンを担当していたこともありました。
そんな私の体験談をお話しします。
その後、自身のヨガを深めるためにインドへ行き、RYT200を取得。
現在、大阪市内でフリーのヨガインストラクターとして活動中。
インストラクターを目指した経緯
元々運動が苦手、体力的にきついことはしたくないという性格で、運動らしい運動を何もしていませんでした。
ただ、これから年齢を重ねていく中で、やっぱり綺麗なボディラインはずっとキープしておきたい…「何か体を動かすことを始めないと」という焦りだけはある状態。
何を始めようかな~と考えた時に、体だけではなく心にもアプローチできるというヨガに心惹かれました。ストレスを感じやすく、自分自身の感情に振り回されることも多々あり、「なんとなく心が疲れやすいなぁ」と感じていた私は、ヨガで何か変わりそうだなと思い始めてみることにしました。
運動を全くしていなかった私には、ヨガの体の使い方は正直最初はちんぷんかんぷんであまりよく理解していませんでしたが、不思議なことにレッスンが終わるときには毎回心がすっきり!
それがとても心地よく、続けていくうちに体も引き締まり、ストレス解消にもなり、ヨガは体と心を健康にしてくれると確信しました。
ヨガの楽しさを伝えられる仕事ができたらいいなぁ~と思い、インストラクターに興味を持ったものの、「まだヨガを始めて間もない自分にできるわけがない」と尻込みしていました。
ただ、これからヨガを始める方は、自分と似たような人もたくさんいるのではないか?運動を全然していなかった私だからこそ伝えられることもあるのでは?と思い、一念発起し大手ホットヨガスタジオの求人に応募してみることに。
ヨガを始めて間もないこと、インストラクターの経験がないことが不安要素ではありましたが、未経験でも研修が充実していることで、安心してインストラクターを目指せると思い入社。
私のインストラクター生活が始まりました。
ホットヨガで働く魅力
ホットヨガは、温度湿度ともに高い環境で行うため毎回汗だくになります。汗で老廃物を排出できたおかげか、ホットヨガのインストラクターになってから、肌が綺麗になりました。
肌がトーンアップして、きめ細かくなった感じですね。一緒に働くインストラクターたちも、肌はとても綺麗な人が多かったです。
また、ホットヨガのレッスンを担当し始めてからするすると体脂肪も落ち、体も引き締まりました。
私は食べることが本当に好きで、また食べた分だけ太ってしまうタイプでしたが、ホットヨガでレッスンをしている時は、どれだけ食べても体重はあまり変動しませんでした。
社会人になると、綺麗でいるためにはお金と時間を掛ける必要がありますよね。
例えば、良い化粧品を買ったり、エステに行ったり、ジムに通ったり。ホットヨガで働いているとそれらが仕事の中でできるので、綺麗に年齢を重ねたいと思っている私にはぴったりでした。
資格取得まで
ホットヨガインストラクターとして5年働きましたが、資格は取得していませんでした。資格がなくてもヨガインストラクターとしてレッスンができるのです。
ただ、同じインストラクターならやっぱり資格がある方がいい…。なんとなく、資格がないことを引け目に感じていました。
ただ、資格がなくともレッスンをする中で学んだことは多々ありました。一番良かったなと思うことは、大手のヨガスタジオだからこそ、たくさんの方に自分のレッスンを受けていただけたことです。
幅広い層の方へのアプローチ方法は、多くの方にレッスン提供できたからこそ学べたことだと思います。実際、資格を持っていてもレッスンを提供する機会がなければ、インストラクターとしてスキルアップを図ることは中々難しいのです。
そしてヨガインストラクターとして更なる成長を求め、仕事を辞めインドへ行き、RYT200を取得することに。
なぜインド!?日本でも取得できるのでは?と思う方も多々いらっしゃると思いますが、ヨガの起源はインドです。
「せっかくならヨガの聖地で学びたい」という想いと、国内外含めRYT200を取得する方法を様々調べましたが、「この先生から学びたい」と思える先生に出会ったことでインド行きを決めました。
一か月の研修と大変だったこと
約一か月のヨガ研修がはじまりました。朝から晩までヨガ三昧。アシュラムという施設で宿泊や食事をし、そしてヨガを学びました。
朝が苦手な私は毎日5時起き、6時からプラクティス開始の生活に馴染めるのか!?と不安に感じていましたが、一週間もあればそれは慣れました(笑)
体を動かすだけではなく、解剖学、ヨガ哲学、指導法等、日々学ぶことはたくさん!
新たな知識をしっかり定着させるため夜はその日勉強したことを整理し、復習する時間に充てました。予想よりも机に向かって勉強する時間が必要だったかなと思います。
RYT200を取得するためにはただ単に一か月の研修に参加するだけではなく、卒業テストに合格する必要があります。卒業テストは、筆記試験、アーサナ(ポーズ)、プラーナヤーマ(呼吸法)、模擬レッスンと、結構盛りだくさん。
私が一番大変だったのは、筆記試験。試験というよりは課題提出ですね。テーマが10個ほど与えられ、それについて一か月学んだことを記述します。この「一か月学んだこと」を言葉にするのがとても難しかったです。
セクションごとで理解できていても、それらを繋げて総合的に説明するのが難しい。もう一度学んだ知識を整理し論理的に言葉で説明する作業は大変でしたが、それがあったからこそ得た知識を自分に落とし込むことができました。
私はRYT取得前にレッスンを担当していたことから、模擬レッスンは割とスムーズにパスすることができましたが、周りの参加者はレッスン未経験の方が殆どでしたので、練習に時間を割いている人が多かったです。
資格取得してよかったこと
ずばり、ヨガへの理解が深まったこと!
それまでにもヨガについて学んでいましたが、RYTで学んだことでそれまでの経験や知識が体系化され、よりシンプルに理解できるようになりました。
ポーズ面では、体の使い方の理解が深まったことで自身の練習の質が変わりましたし、それに伴ってレッスンを受けてくださる生徒様へのアジャストも変わりました。
心の面では、ヨガ哲学や、教わった先生自身の自分との向き合い方を学んだことで、日常生活で自分の感情に振り回されず、また、どんな自分でも愛をもって受け入れられるようになりました。
まさに、ヨガを始める時に感じていた心の疲れやすさは、RYTで学んだ知識で変えることができたのです。
終わりに
私自身はRYT取得前にヨガを学んではいましたが、これからヨガを学ぶ方もRYTでしっかり勉強することで、自信を持ってインストラクターとしてデビューすることができます。
この記事を読んで「やっぱりヨガインストラクターになりたいな」と思う方は、是非一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
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