全米ヨガアライアンスは、世界でもっとも有名なヨガの非営利団体です。
全米ヨガアライアンスの指定するカリキュラムを満たした認定スクールでコースを修了すると、ヨガの国際インストラクター資格を取得できます。
今回は「ヨガの国際資格を取りたい」と考えている方のために、全米ヨガアライアンス公式ウェブサイトの記載内容を簡単に紹介します。
全米ヨガアライアンスWebサイトの項目
まず全米ヨガアライアンス公式サイトはこちらです。
全米ヨガアライアンスのトップページには、9項目が設けられています。
各項目の内容を表に簡潔にまとめたので、必要な情報を取得する時の参考にしてください。
項目名 | 記載内容 |
Our Standards (全米ヨガアライアンスの基準) |
RYT200の基準改訂、倫理的コミットメント、RYTオンラインコースの要件、ヨガについて、説明責任について |
Become a Member (メンバーになるには) |
メンバー概要、認定スクール・インストラクターになる方法、FAQなど |
Membership Benefits (メンバー特典) |
メンバー向けイベント、割引、動画などメンバー特典(一部メンバー以外も利用可能) |
About Yoga (ヨガについて) |
2016年ヨガ人口レポート、ヨガの科学的研究に関する記事、その他ヨガに関する記事 |
Get Involved (活動に参加する) |
新型コロナウイルス感染に関する情報、問い合わせ先、ディスカウントパートナー(スクール向け)になる方法など |
About Us (全米ヨガアライアンスについて) |
全米ヨガアライアンスの役員・貢献者・歴史・ポリシーの紹介、財務報告など |
Foundation (全米ヨガアライアンスファンデーションについて) |
全米ヨガアライアンスファンデーション(慈善団体)の活動紹介・寄付ページ |
CommUnity (コミュニティ) |
全米ヨガアライアンスメンバーのコミュニティ |
Find (検索する) |
認定校・インストラクターの検索ディレクトリ |
全米ヨガアライアンス認定スクール・講師の検索方法
全米ヨガアライアンスWebサイト内のディレクトリで、認定を受けたスクールやインストラクターを検索できます。
以下で検索方法について説明します。
行きたいスクールが認定されていることを確認する方法
1:画面上部「Find:」の項目にある「Schools」をクリックすると、スクール検索ディレクトリに移動します。
2:ページ真ん中の「City, Region or Country」にスクール所在地の市や地名を、「School Name or Keyword」入力します。
所在地を入力すると検索候補が検索窓の下に表示されるので、適切なものを選びましょう。
資格を取得したいコースが決まっているなら「Select designation」で「RYT200」や「RYT500」など希望コースを選ぶと、受けたいコースがあるかどうかもわかります。
3:各情報を入力したら「Search」をクリックしてください。全米ヨガアライアンスの認定を受けていれば、スクール名が表示されます。
日本の認定スクールの数・近くの認定スクールを検索する方法
日本の認定スクール数の確認方法
1:日本の認定スクールの数を確認したい時には、画面上部の検索ディレクトリ「Schools」をクリックし、ページ真ん中の「City, Region or Country」に「Japan」と入力します。(※「日本」と入力するとうまく検索できません。)
2:「Search」をクリックすると、検索時点での日本の認定スクールが表示されます。2021年9月時点では204校が認定を受けていることがわかります。
近くの認定スクールの検索方法
1:画面上部の検索ディレクトリ「Schools」をクリックし、「City, Region or Country」に地名やランドマークとなる建物名を入力します。検索候補から適切なものを選んでください。
表示される範囲が広いので、検索の際にはできるだけ細かく地名を指定するのがおすすめです。(例 横浜市役所 など)
2:「Search」をクリックすると、その地名の半径約80キロ以内にある認定スクールが表示されます。
自分自身や特定の講師の認定を確認する方法
1:画面の上部「Find: 」の項目の「Teachers」をクリックし、インストラクター検索ディレクトリを開きます。
2:検索窓「Teacher Name or Keyword」に苗字、もしくは名前をアルファベットで入力してください。
まずは下の名前で検索してみるのがおすすめです。フルネームを入力すると、検索結果に表示されないことがあります。
検索数を絞りたいなら「City, Region or Country」に地名を入力し、「Select designation」で取得したコースを選択してください。
3:情報入力後「Search」をクリックします。アカウント登録時に「ディレクトリに表示」に設定していれば、あなたの名前が表示されます。
表示設定はアカウントにログイン後「Edit Teacher Profile」から変更できます。
RYSに関する全米ヨガアライアンスの基準とは
Webサイト上部の「Our Standards(全米ヨガアライアンスの基準)」には資格認定のための決まりが表記されています。
今まで定められていたRYS200の基準が高くなったことに加え、新型コロナウイルス感染防止の観点からオンライントレーニングコースの導入が始まりました。
RYSに関する基準の変更点について以下で紹介するので、認定校を目指すスクールを運営している方は参考にしてください。
RYS200基準の引き上げ
Webサイト「Our Standards」項目内の「Elevated RYS 200 Standards(RYS200基準の引き上げ)」では、2019年6月に決定されたRYS200に関する新たな決まりについて説明しています。
新しいRYS200のカリキュラムとして、以下4点が定められています。
解剖学・生理学:30時間
ヨガ哲学:30時間
ティーチングの実習・教授方法:50時間
以前の基準との変更点に、40時間までのオンライン(座学に限る)の認可、RYS200を教えるリードインストラクターの必要要件の増加などが挙げられます。
2020年2月までにRYS200の基準の引き上げ要件を満たす必要がありましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、現在締め切りが無期限で先延ばしとなっています。
RYSオンラインティーチャートレーニングコースの要件
オンライン環境のニーズの高まりを受け、全米ヨガアライアンスはティーチャートレーニングの一部をオンライン受講できるようにしました。
オンラインでのトレーニングを実施する場合、スクールはオンラインティーチングの申請が必要です。
「RYS Online Teacher Training Requiremen(RYSオンラインティーチャートレーニングコースの要件)」ページ画面右側の「Available in(利用可能な言語)」の「日本語」をクリックしてみてください。
ページが日本語に翻訳されるので、表を参照しながら「自分のスクールがするべき申請」を把握しましょう。
OTEは「オンラインルール適用除外」のことです。スクールの状況に応じて、「RYS申請」もしくは「OTE申請」をしてください。
全米ヨガアライアンスの新型コロナウイルスに対する見解・対策
「Get Involved(活動に参加する)」の項目の1つ「COVID-19 Resouces(新型コロナウイルスに関する情報)」に、全米ヨガアライアンスが新型コロナウイルスの感染拡大防止のためい推奨している行為が挙げられています。
全米ヨガアライアンスが定める「ヨガのプロフェッショナルとして従うべき行動」は以下の4つです。
感染防止のために信頼できる公的な公衆衛生情報を活用する
誤情報や偽情報に警戒する
連邦・州・準州・地域の法律や推奨に従い、自分の属するコミュニティの感染率をつねに把握する
他にも、WHOなど信頼できる情報源なども記載されています。
「YA CommUnity(ヨガアライアンスコミュニティ)」とは
トップ画面上部の一番右にある「CommUnity」をクリックすると、「YA CommUnity」のページに飛びます。
「YA CommUnity」はメンバー同士の情報交換やネットワーク形成のためのコミュニティサイトです。
CommUnity Forumでメンバーに質問したり、YA CommUnityの情報リソースやイベントアップデートなどを閲覧したりできます。
CommUnity Forumを使うにはメンバー登録が必要ですが、リソースやイベント情報は登録なしでも閲覧が可能です。
まとめ
国際ヨガインストラクター資格を発行する、全米ヨガアライアンスのWebサイトの内容について紹介しました。
資格取得のための要件だけでなく、ヨガ仲間とつながるコミュニティや学習のためのリソースなど、ヨガに励む人のためにさまざまなコンテンツが設けられています。
RYT取得を考えている方はもちろん、資格を取る予定がない方も、ぜひ活用してみてください。
PS. RYT200の取得を考えている方はこちら、オンラインでヨガ資格が取得できます。
→体が硬くても大丈夫【RYT200】MAJOLIのオンラインヨガインストラクター養成講座