バレンタインに美味しいご飯を作ったり、散歩したりとお家でゆっくりと過ごすことだってありますよね。
せっかくならお互いのことを改めて知ることができる「ペアヨガ」をしてみませんか?パートナーと一緒にすることで、信頼感や安心感が増してほっとしたバレンタインを過ごせるかも。
今回は、「ペアヨガ」や、おすすめポーズについてご紹介しますね。
二人でボディワーク「ペアヨガ」とは?
「ペアヨガ」は、パートナーと2人で補助をしあいながら、1つのポーズを行うヨガです。
「パートナーヨガ」や「アクロヨガ」、「カップルヨガ」と呼ばれることがあります。
一緒に助け合いながら行うからこそ、お互いの信頼関係が必要なヨガと言われています。
ビンヤサフローヨガで有名なガンガ ホワイト氏とトレイシー リッチ氏によって広められた「パートナーヨガ」は、1980年代ごろから新感覚のヨガとして世に広まりました。
最近では、一見アクロバットな姿勢を2人で行う「アクロヨガ」も、ペアでやるヨガとして人気が出てきています。
ヨガは本来1人で行うものと思っている方も多いでしょう。
しかし、1人では得ることができない信頼や安心などを与えてくれるペアで行うヨガもまた、人を魅了して止まないのです。
ヨガの歴史を遡ると、すでに近代ヨガの父と言われるクリシュナマチャリア氏が2人でやるヨガのポーズを公表していた事実があります。
古くから行われてきたヨガ。2人でもできるポーズも多くの人が挑戦をしてきたのかもしれませんね。
ペアヨガで信頼関係を高めよう!ペアヨガの効果について
ペアヨガを行うとどのような効果が得られるかを考えてみましょう。
お互いの力をうまく合わせることで成り立つペアヨガは、他のヨガと違って、信頼関係や安心感が生まれます。さらに、今まで伸ばすことができなかった部分へとアプローチすることもできるのです。
それでは、ペアヨガの効果について詳しくみていきましょう。
お互いの信頼感を得られる
ペアヨガの最大の効果は、パートナーとの信頼関係をより高められることにあります。人に触れながらヨガを行うことで、お互いの距離感が縮み、親密度が今までよりも上るでしょう。
呼吸の長さを合わせることや、ポーズについて伝えたり、気持ちを伝えたりすることは、お互いのコミュニケーションにも影響を与えてくれます。
普段気持ちを素直に伝えていないことってありませんか?ペアヨガなら、お互いの気持ちを伝え合うのにとても良い機会を与えてくれるでしょう。
人に触れることで得られる安心感
日本では、大人になるにつれて、あまりハグをしたり相手に触れたりと言うことが少なくなって行きますよね。
しかし、お互い触れ合うことは、人にとって幸せだと感じることのひとつです。
動物との触れ合いなどでも得られるのですが、お互い触れ合うと、身体の中では幸せホルモンであるオキシトンが分泌されます。主に子育ての時などに関連するホルモンとして古くから知られていたオキシトン。
近年は研究が進み、「絆ホルモン」「恋愛ホルモン」などとも言われるようになりました。
他者への信頼を増やす
社交的な関わりを持ちたい好奇心
パートナーとのヨガで人との安心感を育ててみませんか?
パートナーとのサポート力で普段より伸びる
1人では気づけないことってありませんか?安心して身体を預けてサポートしてくるお互いがいるからこそ、深い呼吸が入り緊張が抜けるのでしょう。
力が入ってしまいうまく伸ばせなかった部位が2人でやってみたら、思いの他伸びる。そんな体験をさせてくれるのが「ペアヨガ」の良いところです。
お互いのサポート力に過信をしすぎずに、パートナーの様子に気を配り行いましょう。お互いが気持ちよく呼吸ができていることこそが、ペアヨガの効果を最大限いかしてくれるのです。
ペアヨガをする時のコツ
それでは、いつもとは違い、2人でヨガをする時はどのようなことに気をつけて行ったらよいのでしょう?
パートナーとヨガをする時のコツをご紹介します。
・パートナーとの呼吸を合わせる
・パートナーと信頼し合う
・パートナーへの思いやる心
それでは、ひとつひとつ詳しくみていきましょう。
パートナーとの呼吸を合わせる
ポーズをとる時には、お互いの呼吸を合わせることが大事です。呼吸が合わずにタイミングがずれてしまうと、ポーズが崩れたり、ポイントがずれたりして怪我の原因ともなりやすいので、気をつけて行いましょう。
呼吸を合わせることで、心や緊張から解放され、より癒しの効果を感じることができます。
パートナーと信頼し合う
ペアヨガでは、1人では行えないポーズばかり。お互いを支え合い、信頼の心があるからこそ楽しめるヨガです。
お互いを信頼し身体を預けることでポーズが深まるのです。信頼感は、幸せホルモンのオキシトンの効果でもあります。ペアヨガを行うたびに信頼感が増え、いろんなポーズを挑戦できるようになるでしょう。
パートナーへの思いやる心
2人で行うヨガだからこそ、自分の身体の声だけを聞いて行ってはいけません。相手への思いやりを大事に、それぞれのポーズで呼吸をあわせましょう。
時には、自分の体重で相手の柔軟性を深めていくこともあります。ひとりひとり違う身体をしていることを忘れずに、無理をしないようヨガに取り組みましょう。
せっかくの2人で行うヨガです。柔らかくしようと頑張ってしまい、不安感や不快感を得るのではなく、ヨガの効果を最大限得られるようパートナーへの思いやる心を忘れずに行いたいですね。
初心者におすすめ!ペアヨガのポーズ3選
ペアヨガには、相手を上に乗せたりするアクロバットなポーズもありますが、今回は、初心者にも簡単にできるポーズをご紹介します。
ぜひ、パートナーと一緒に試してみてくださいね。
スカーサナで安心感と信頼感を
まずは準備として背中と背中をあわせて座りましょう。背中が丸まってしまう時や胡座がかけない時は、背中がぴったりと合わせられるよう椅子の上に座るのも良いでしょう。
2.背筋を伸ばしてお互いの背中を合わせる
3.目をつぶって、お互いの呼吸を深めて徐々に意識を向けていく
4.呼吸の長さを合わせて背中の膨らみを感じてみよう
5.お互いの呼吸を合わせてゆっくりと吸って吐いてを繰り返す
頭をお互いの肩にのせあい、リラックスするのもおすすめです。また、両手を掌を後ろにむけてお互いの手をつなげてあげるのも良いでしょう。
チェアポーズでバランスとキープ力をつけよう
ひとりでもチェアポーズはなかなかきついポーズですよね。お互いの気持ちをしっかりと合わせて取り組みましょう。
2.足は腰幅くらいに空けておく
3.お尻を後ろに引きながら、腰を落とす(膝はかかとの上にあるように)
4.下腹部で身体を支える
5.お互いの手がちょうど良く引っ張りあって支えているのを確認しよう
6.背筋は丸まったり、前のめりになったりしないよう、上にまっすぐと立てよう
7.お互いの呼吸を合わせてゆっくりと吸って吐いてを繰り返す
お互いの左手をつなぎ合って、右手を広げてツイストしてみるのもおすすめです。交互におこなってみましょう。
リバースウォーリアでハートマークを作ってみよう!
せっかくのバレンタイン。2人でヨガのポーズを取りながらハートマークにチャレンジしましょう。
お互いの柔軟性も必要なポーズ。きれいなハートマークができたらSNSにアップしてみませんか?
2.引いた足の側面をつけたら、反対の足を踏みこむ(膝がかかとの上にくるように)
3.後ろの手を触れ合う(掌を合わせても握っても良い)
4.前の掌をまっすぐと目の前にのばし、掌を天井に向ける
5.吸う呼吸といっしょに手を天井に持ち上げる
6.数呼吸繰り返したら、上の手を相手の方へと曲げてハートの上部をつくる
柔軟性がない時は、後ろに反るのはつらいので、無理に背中を曲げるのではなく、目線を相手とあわせて胸をすこし広げるとよいでしょう。
ペアヨガの魅力を体験しよう
だんだんと日本でも浸透してきたペアヨガやアクロヨガ。レッスンを開催しているスタジオもあるので、パートナーと一緒に参加してみるのも面白いです。
バレンタイン時期はイベントでも多く開催されます。
また、パートナーだけでなく、子供と親子で参加するペアヨガも。触れ合うことでお互いのコミュニケーションをして、いつもより一歩相手に近く。そんなペアヨガを楽しみましょう。
2003年にサンフランシスコで生まれたアクロヨガは、日本各地でインストラクターが活躍しています。ペアヨガのレッスンを開催しているので、スケジュールを確認してみてください。
それ以外、多くのスタジオではイベントやワークショップで開催しています。通常レッスンで行われているところはまだ少ないですね。バレンタインや子供の日などを中心に開催されることが多いです。
気になる方は、スタジオ情報をチェックしてみてくださいね。
バレンタインにお家でペアヨガに挑戦
バレンタインに特別な時間をお家で過ごすなら、お互いがリラックスできる「ペアヨガ」をしてみませんか?いつもより一歩踏み込んだコミュニケーションで、よりお互いのことが理解できるかも。
オンラインでのイベントが開催されるかも?一緒に参加してみるとよいでしょう。
もちろん家族みんなで楽しむこともできます。子供と一緒にしたり、夫婦でしたり、いつもとは違うコミュニケーションを取りながら楽しい時間を過ごしてくださいね。