タイ古式マッサージの資格取得をするにはどうすればいいのか?それぞれの資格の種類・通い方・費用を比較していきましょう。
また、身体やエネルギーを扱うといった点ではヨガとも深い関係性があります。タイ古式マッサージと合わせて取っておくといいヨガ資格もご紹介します。
目次
タイ古式マッサージとは?
タイの伝統医学であるタイ古式マッサージでは「セン」と呼ばれるエネルギーの流れに合わせて筋肉をゆるめたり、血流を促し、人間が本来持っている免疫力や自然治癒力の回復をとり戻していきます。
2人ヨガとも呼ばれ、セラピスト自身の体を伸ばすことができエネルギーを整える効果があります。
他のマッサージとの違い
マッサージには様々な種類があり、揉む・押す・さする等のボディケアや、足裏をほぐすリフレクソロジー、アロマを使ったオイルマッサージといったものがあります。
タイ古式マッサージはアクロバティックなストレッチと、心地よいリズムによる指圧を行います。肩こりなどの上半身に不調を感じる場合でもセン(エネルギー)の流れに沿って足先から頭・指先まで全身へアプローチします。
そのため施術時間が長いのも特徴的です。1回2時間前後をかけて深いリラクゼーションへと導きます。
タイ古式マッサージの資格はこう活かせる!
仕事として活かす
資格取得の際に学んだ知識や技術を仕事として活かすことで、お金として返ってきます。
セラピストを本業としてもいいですし、副業として週末に数人だけ対応するのもいいでしょう。多くの人の体に触れることで、自分のスキルもアップしていき一石二鳥です。
大切な人を癒す
タイ古式マッサージを仕事にするのは難しいといった人は、身近な家族・友人を癒すために活用するといいです。
体の緊張をほどくことは精神的なリラクゼーションになります。大切な人が笑顔でいることでケンカなどが減り、結果的にあなたへ穏やかな暮らしをもたらしてくれます。
タイ古式マッサージの資格取得方法
国内のスクールに通学
自宅から通え、尚且つ実技の練習も行うことができる国内通学コース。
タイ古式マッサージ協会(JTTMA)
https://www.jttma.com/license/
<種類>
解剖学ベースのタイ古式マッサージ
<通い方>
場所:東京、大阪
期間:1~3ヶ月
集中コース:9時間×4日間
半日コース:4時間×8日間
<費用>
348,000円
伝統的な東洋医学の精神性と、最先端の西洋医学の解剖学を学ぶことができます。べーシックから始まり、アドバンス、マスター、ティーチャーの4つのステージがあります。既にプロとして活躍するインストラクターや、国家資格をもつ理学療法士などと一緒に練習できるのは魅力的です。
通信講座
家にいながら、安く通える通信講座。
SARA school Japan
https://www.saraschool.net/biyo/thai/
<種類>
基本が知れる、初心者向けのオリジナル講座
<通い方>
場所:自宅
期間:6ヶ月(1日あたり30分の学習時間)/最短2ヶ月から可能
<費用>
59,800円
初心者でもわかりやすくタイ古式マッサージの基礎を知ることができます。基本コースとプラチナコースの2つがあり、プラチナコースを受けると「タイ古式整体セラピスト」「タイ古式整体士」の2種類の資格を同時にとることができます。
本場タイに留学
本場タイで、生命の根元から学ぶ。
タイ古式マッサージ協会(JTTMA)
https://www.jttma.com/license/
<種類>
チェンマイ式タイ古式マッサージ
<通い方>
場所:タイ王国(チェンマイ)
期間:5日間~1ヶ月
<費用>
講座・宿泊(トイレ・シャワー付)の場合 10,200タイバーツ~
短期集中コース:5日間(37.5時間)
ドミトリー:10,200タイバーツ(約38,500円)
個室タイプ:19,000タイバーツ(約48,000円)
4週間コース:24日間(180時間)
ドミトリー:37,700タイバーツ(約142,000円)
個室タイプ:51,700タイバーツ(約195,000円)
医療現場にもとり入れているタイ王国の政府認定スクールで学ぶことができます。体のことだけでなく、自然界との関係性など生命の根本から健康を目指せます。5日間の短期コースや、1ヶ月のフルコースなど、滞在日数に合わせて受講ができ、宿泊利用の有無も自由に選べます。。
タイ古式マッサージの資格取得には、通信講座とスクールどっちがいいのか?
上記では「国内スクール」「海外スクール」「通信講座」の3つをご紹介しましたが、どれが一番いいのか迷ってしまう人は、自分の目的に合わせた選び方をしましょう。
仕事にしたいなら国内スクール
仕事としてやっていきたい場合は、やはりお客様からの評価は避けられません。金額は高くても、的確な技術を身につけることで収入につながります。
特に日本ではエネルギー調整よりも、目で見てわかる身体を整えられた方が信頼されやすいです。
自分のエネルギーも整えたいなら海外スクール
相手にストレッチをしながら自分の体を痛めてしまう人も珍しくないですが、本来のタイ古式マッサージでは双方のエネルギーを良くすることができます。
本場タイの文化に触れている人は、とても気持ち良さそうにマッサージしていることが多いです。自然のように緩やかな気持ちは相手の癒しにもつながります。
趣味として資格が欲しいなら通信講座
趣味の一つとして学びたいといった人や、何か資格を持っておきたいといった人は、費用が安く抑えられる通信講座で大丈夫です。そこで学んだことを家族など身近な人へやってみましょう。
高額なスクールでも、安い通信講座でも、相手を気持ちよくほぐせることが大切です。
「まずは知りたい!」というところからスタートする方のための勉強法
資格取得にはお金がかかり迷ってしまう人もいると思います。
まずは、本やYouTube動画をマネして家族で試してみるのもいいでしょう。こちらで紹介する無料セミナーでは実際に相手にストレッチをかける体験ができます。
書籍
タイマッサージストレッチ200
著書:臨床タイ医学研究会
出版社:BABジャパン
定価:3,080円
https://rinsho-thai.jp/stretch200
様々なストレッチ方法と、筋肉の場所や効果などがわかりやすく解説してあります。スクールに通う前にどんなストレッチの種類があるのか確認しておくと資格の勉強もスムーズです。
無料体験・無料セミナー
シヴァカ伝統医学学校(鎌倉市)
http://wyoga.jp/free/free01.html
身体に触れることに慣れていない未経験者から、現役セラピストまで無料で参加できる体験セミナーが定期的に開催されています。お笑い芸人であり整体師としても知られている「楽しんご」さんもこちらのスクールの認定者となっています。
店舗で研修(勤める)
Y‐GARDEN(東京・複数店舗あり)
https://www.ygarden.jp/recruit
タイ古式マッサージ店では研修制度があり未経験から働くことができます。研修費用は会社や雇用形態によって無料・有料と様々ですが、自己負担の場合でもスクールに通うより安くすみます。また、多くの人を相手にするので学んだ知識もどんどん磨かれていきます。
タイ古式マッサージと相性の良い資格
ヨガ資格
タイ古式セラピストの中にはヨガ資格を持っている人が多いです。ヨガでは瞑想を行いますが、タイ古式マッサージでもまた脳を瞑想状態へと導きます。
タイ古式マッサージの受け手は完全に身をゆだねることで心身を癒しますが、その後、ほぐれた体を維持するための筋力や知識はヨガなどを通して学ぶ必要があります。
タイ古式マッサージでは相手の体重を支えていきますが、ヨガはセルフケアが中心となるため、相手の自立をサポートする手助けができます。ヨガ業界で有名な「全米ヨガアライアンスRYT200」は世界各国で一定の基準を満たした証になります。
<種類>
ヨガアライアンスRYT200
<通い方>
場所:オンライン受講
期間:自分のペースで
<費用>
今だけ!248,000円(税込)
まとめ
・タイ古式マッサージは双方のエネルギーを整えてくれる
・タイ古式マッサージの資格は、収入アップや円滑な人間関係に役立つ
・資格取得方法は「国内通学」「通信講座」「海外留学」の3つ
・仕事にするなら国内スクール
・趣味として資格が欲しいなら通信講座
・自分のエネルギーを良くしたいならタイ留学
・スクールに通う前に、本、動画、無料体験セミナーを試すのもおすすめ
・ほぐした体を維持するにはヨガ資格が役立つ
タイ古式マッサージがヨガインストラクターにおすすめな理由はこちら!
→タイ古式マッサージの資格はヨガインストラクターにおすすめか!?