マーメイドドレスを美しく着こなすために必要なこと
マーメイドドレスは、女性らしい曲線美を強調する憧れの一着。
でも同時に、「自分の体型や姿勢が気になる…」「着こなせるかな?」という不安も抱きやすいドレスです。
私自身も最初は体重を落とすことばかり考えていましたが、試着してみて気づいたのは、“痩せるだけでは理想の着こなしにはならない”という現実でした。
ここでは、私が実感したその理由と、長年悩んできた姿勢コンプレックスについてお話しします。
「痩せるだけ」では足りないと気づいた理由
結婚式が決まり、最初に思い浮かんだのは「ドレスをきれいに着たい!」という気持ちでした。
私が一目惚れしたマーメイドドレスは、体のラインがすべて出るデザイン。だからこそ、「とにかく痩せなきゃ!」と、食事制限や有酸素運動、筋トレのことばかりに意識が向いていました。
でも、実際に試着してみて思ったのです。
「あれ…痩せたのに、なんか思ってたのと違う」
その時初めて、“マーメイドドレスを美しく着るには、ただ細くなることではなく、姿勢や体の使い方を整えることが大切なんだ”と気づきました。
痩せていても、立ち姿が崩れていればシルエットは美しく見えない。むしろ、少しふっくらしていても背筋がまっすぐで自然な曲線がある方が、ずっときれいに見えるのです。
この気づきが、“痩せるだけ”の美容法から、姿勢や動きを整えるピラティスに興味を持つきっかけになりました。
巻き肩・反り腰…長年の姿勢コンプレックス
実は私、昔から姿勢の悪さがコンプレックスでした。
デスクワークが中心の生活で、気づけば肩は内側に入り込んで猫背気味。スマホを見る時間も多いから首が前に出て、いわゆる「巻き肩」状態です。さらに腰は大きく反っていて、お腹だけぽっこり出て見える…。これがいわゆる“反り腰”です。
自分では意識してまっすぐ立っているつもりでも、写真に写るとどこか不自然で、背中が丸まって見えたり、腰が突き出て見えたりする。そのたびに「私って立ち姿がきれいじゃないんだな」と落ち込んでいました。
特にマーメイドドレスは、胸からヒップ、そして膝下にかけて体のラインが強調されるデザイン。だからこそ、この姿勢の崩れがそのまま目立ってしまうのです。
背中が丸まっていると胸の位置が下がって見え、腰が反っているとお尻やお腹のラインが強調され、せっかくのドレスシルエットが台無しに…。
「せっかく痩せたのに、なんかかっこよく着こなせない」
「モデルさんみたいなスラッとした立ち方ができない」
そう思うと、自分の体型や骨格に自信が持てず、ドレスを綺麗に着こなすイメージがつかない時期がありました。
でも、これって努力不足ではなく、体のクセが原因なんですよね。
巻き肩や反り腰は、筋肉のバランスの崩れや普段の姿勢習慣が作り出したもので、ちょっとのストレッチや意識だけではなかなか直らない。
そんな長年の悩みを解消したくて出会ったのがピラティスでした。
体の奥の筋肉(インナーマッスル)を整えて、正しい位置で立てるようになることで、初めて“美しいシルエット”が作れると知ったのです。
花嫁美容にピラティスを選んだ理由
痩せるだけではなく、立ち姿そのものを整えたい。そう思ったとき、私がたどり着いたのがピラティスでした。筋トレやエステでは得られない、“体の使い方を変える”というアプローチが、マーメイドドレスをきれいに着たい私にぴったりだったのです。
ジムやエステでは叶わない「体の使い方」から整えるアプローチ
これまで私がやってきた美容といえば、ダイエット目的のジム通いや、痩身エステでした。どちらも確かに効果はあります。
ジムは筋肉をつけて基礎代謝を上げられるし、エステはむくみや老廃物を流して一時的にスッキリした見た目を叶えてくれます。
でも、どちらも根本的な「体の使い方」までは変えてくれません。
例えば、ジムでスクワットをしても、反り腰のままトレーニングしてしまえば腰痛が悪化することもあるし、筋肉のつき方が偏ってしまうこともあります。エステは受けた直後はすっきりするけれど、次の日にはまた元どおり…なんて経験もありました。
一方、ピラティスは“自分の体のクセを知り、正しい位置で動かすこと”を大切にしています。
最初のレッスンでは呼吸の仕方からスタート。胸やお腹をどう使えば深く息が吸えるか、どこに意識を向ければ骨盤がニュートラルな位置になるか、インストラクターが一つひとつ教えてくれました。
「普段、自分の体をどれだけ無意識で動かしていたか」に驚きました。
私は無意識にお腹の力を抜き、腰を反って立っていたことに気づきました。これではどんなに痩せても、きれいなシルエットにはならないのです。
ピラティスを始めて数週間経つころ、自然と“背筋が伸びている感覚”がわかるようになりました。歩くときも立っているときも、体幹に軸が通っている感じ。外見はもちろん、“自分の体を思い通りに動かせる”という内側からの変化が嬉しくて、続けるモチベーションにもなりました。
カウンセリングで言われた衝撃の一言
ピラティスを始める前、スタジオでインストラクターと行ったカウンセリングが、今でも印象に残っています。
体の悩みや、結婚式で着たいマーメイドドレスの話を一通り終えたあと、インストラクターがふとこんなことを言ったのです。
「結婚式当日は、姿勢のことを意識している余裕がないと思う。でも、普段から正しい使い方が身についていれば、自然と美しく立てるようになります」
その言葉を聞いた瞬間、なんだかハッとしました。
それまで私は「もっと痩せなきゃ」「引き締めなきゃ」と、見た目ばかりにとらわれていたのです。
でも、体の使い方次第で、今の体でも十分にきれいに見える可能性がある、そう気づかせてくれた一言でした。
さらに、こうも教えてくれました。
「マーメイドドレスは体のラインが出ますが、だからこそ“立ち方”ひとつで印象が大きく変わります。姿勢が整えば、筋肉や脂肪のつき方に関係なく、美しく見えるんです」
この言葉が、私にとっての大きな転換点になりました。完璧に痩せることだけがゴールじゃない。もっと自分の体と向き合って、丁寧に扱うことが大切なんだ、そう思えるようになったのです。
そこからは、“減量のための運動”ではなく、“きれいな立ち姿をつくるためのピラティス”という気持ちでレッスンに通えるようになりました。
結果として、体重以上に見た目の印象が変わり、自信を持てる体を手に入れられたのです。
週2回・3ヶ月続けたピラティス習慣
結婚式までの3ヶ月間、私はピラティスを週2回のペースで続け、レッスンがない日も自宅でできる動きは行っていました。
仕事や家事との両立は大変でしたが、「自分の体が変わっていく感覚」が楽しくて、自然と習慣になっていきました。
ここでは、実際に続けるためのコツと、取り組んだ具体的なエクササイズについてお話しします。
通い方のコツ(頻度・スタジオ選びのポイント)
最初に決めたのは「無理なく続けられる頻度」です。
私の場合、結婚式準備や仕事のストレスもあったので、体に負担をかけすぎないよう週2回がベストでした。レッスンとレッスンの間に1〜2日の休息があることで、学んだことを自分の生活の中で意識して取り入れる時間も取れました。
スタジオ選びもとても重要でした。
私はマンツーマンのマシンピラティススタジオを選びました。
理由としては、通いやすい距離と、インストラクターの方が元理学療法士さんで、体のプロだったこと。また、その日の筋肉痛や体調に合わせて毎回メニューを組み直してくれる柔軟さも魅力でした。
大人数のグループレッスンだと、自分のフォームが合っているのか不安なまま進んでしまうこともあります。
でもマンツーマンだと、「呼吸して〜」「腰もっと丸めて〜」とその場で細かく修正してもらえます。特に私は反り腰と巻き肩がクセになっていたので、この細やかな指導が大きな支えになりました。
さらに、ピラティスだけでなく、お腹がうまくへこまないときは「腸の動きが原因かも」と腸のマッサージまでしてくれるなど、全身をトータルで見てもらえたのが印象的です。
マシン中心のレッスンでしたが、毎回必ず「これはお家でもできますよ」とマットでできるメニューも教えてもらえたので、自宅でも無理なく取り組めました。
大人数のグループレッスンだと、自分のフォームが合っているのか不安なまま進んでしまうこともあります。
でもマンツーマンだと、「呼吸して〜」「腰もっと丸めて〜」とその場で細かく修正してもらえます。特に私は反り腰と巻き肩がクセになっていたので、この細やかな指導が大きな支えになりました。
また、スタジオによっては花嫁さん向けのメニューや相談ができるところもあります。結婚式というゴールがあるからこそ、「どの部分を重点的に整えるか」を一緒に考えてくれる環境はとても心強いです。
実際に取り組んだエクササイズ内容
レッスン内容は、姿勢と体幹を整えることが中心でした。具体的にはこんなエクササイズをしていました。
ブリージング(呼吸法)
仰向けで胸や肋骨の動きを意識しながら深い呼吸を行う練習。呼吸で肋骨を広げたり閉じたりする感覚をつかむことで、体幹が安定しやすくなりました。
キャット&カウ(背骨のしなやかさを出す)
四つ這いになって背骨を丸めたり反らせたりする動き。反り腰気味の私にとって、背骨をニュートラルに戻す感覚を身につけるのに役立ちました。
ペルビックカール(骨盤・背骨を整える)
骨盤から背骨を一骨一骨滑らかに動かすことで、骨盤の歪みや背骨の柔軟性を高め、ヒップアップの効果も実感しました。
マーメイド(猫背改善)
横座りの姿勢で上半身をゆっくりと側屈させるエクササイズ。わき腹や背中を心地よく伸ばしながら、左右のバランスを整えることで、猫背や巻き肩の改善につながりました。上半身のしなやかさが出て、ドレス姿にも自信が持てるようになりました。
最初は「これで効果が出るの?」と思うほど小さな動きでしたが、回数を重ねるうちに体の奥の筋肉が目覚めていく感覚がわかるようになりました。
さらに、レッスンで教わったことを日常生活にも取り入れるようにしました。
電車で立っているときはお腹を引き上げる意識をしたり、デスクワークの合間に肩甲骨をほぐすストレッチをしたり。“レッスンの時間だけ”ではなく、“日常の体の使い方そのもの”を変えていくことが、3ヶ月で大きな変化につながったのだと思います。
効果を感じ始めたタイミング
「本当に変われるのかな?」そんな半信半疑の気持ちで始めたピラティス。でも続けていくうちに、ある日突然“変化がわかる瞬間”がやってきました。体重やサイズの変化よりも先に感じたのは、意外なことに呼吸と立ち姿だったのです。
最初に変わったのは呼吸と立ち姿
ピラティスを始めて2〜3週間経ったころ、ふと気づきました。
「呼吸が深くなっている。」
私はずっと胸やお腹がガチガチに固まっていて、呼吸が浅く、肩で息をしているような状態でした。でもレッスンで学んだ胸郭を広げる呼吸を続けていくうちに、自然と深く吸えて、ゆっくり吐けるようになっていたのです。
この呼吸の変化は、姿勢にもつながっていきました。
以前の私は立つときに腰を反らせ、お腹を前に突き出すクセがあったのですが、呼吸と体幹を意識できるようになったことで、骨盤をニュートラルな位置に保ったまま立てるようになりました。
この感覚がつかめたとき、「あ、今まで自分の体をちゃんと使えていなかったんだ」と実感しました。まるで背骨の中心にスッと一本軸が通ったような、安定感のある立ち方ができるようになったのです。
意識を変えただけで、自然と背が伸びて見え、肩が下がって首も長く見える。数字の変化がなくても、立ち姿だけで印象が変わることを体感できました。
写真で実感した後ろ姿の変化
次に大きな変化を感じたのは、写真を見たときです。
「あれ?前より少しスッキリして見える?」
これまで背中のラインには自信がなく、ドレス試着でも後ろ姿が気になって仕方ありませんでした。でもその写真には、肩甲骨が自然な位置に収まり、腰から背中にかけてスラッとしたラインが写っていたのです。
特に嬉しかったのは、肩の丸まりが改善されていたこと。以前は巻き肩のせいで肩の位置が前に入り、背中が広く見えていたのですが、今は肩が開き、首まわりがすっきりして見える。自分でも「これならマーメイドドレスを自信を持って着られるかも」と思えるほどでした。
さらに、夫からも「なんか姿勢よくなったね!」と言われたのも嬉しいポイント。自分ではなかなか気づけない後ろ姿の変化を、他人に褒められることで実感できたのです。
こうして体の内側(呼吸・体幹)から外側(ライン・シルエット)まで少しずつ変わっていくのを感じたとき、「続けてよかった!」と心から思いました。
マーメイドドレスに自信を持てた日
ピラティスに通ったのは3ヶ月間。結婚式2ヶ月前にレッスンは終わりましたが、2ヶ月間は教えてもらったマットピラティスをコツコツ続けました。そしていよいよ迎えた結婚式当日。
鏡の前でマーメイドドレスを着た自分を見たとき、「あ、私いける」と心の底から思えました。これまで抱えてきたコンプレックスや不安が、一つひとつ溶けていくような感覚でした。
ビフォーアフターで感じた心境の変化
正直、最初のドレス試着のときはショックでした。
「体重を落とせば何とかなる」と思っていたのに、立ち姿の悪さや背中の丸みがドレス越しにも伝わって、まったく“理想の花嫁”に見えなかったからです。
でも3ヶ月のピラティス習慣を経て、当日着たドレスは全く違う印象に。
背筋が自然に伸び、肩が開いて胸の位置が高くなり、反り腰が良くなり、ぽっこりお腹もスッキリした印象に。痩せたというより、“整った”という表現がぴったりでした。
特に驚いたのは、自分のメンタルの変化です。
以前の私は「体型が気になる」「うまく着こなせていないかも」と不安だらけ。でも当日は、「このドレスを堂々と着られる」という自信が湧いてきて、自然と笑顔で過ごせたのです。
体型が変わったことよりも、「自分を肯定できる気持ち」が得られたことが、一番のビフォーアフターでした。
写真映え以上の価値、「自信」という花嫁美容の成果
結婚式が終わってから、たくさんの写真や動画を見返しました。
そこに映る自分は、以前コンプレックスに感じていた後ろ姿さえ、凛として見える。姿勢が整っただけで、こんなにも印象が変わるのかと驚きました。
でも、ピラティスをやって得られたものは写真映え以上のものでした。
それは、「自分の体を好きになれた」という自信です。
痩せることだけをゴールにしていた頃は、数字や見た目ばかり気にして苦しかった。でも、体の使い方を学び、立ち姿が美しくなったことで、「私は私のままでいい」と思えるようになったのです。
この自信は、結婚式のその日だけで終わりませんでした。
日常のちょっとした場面でも、背筋を伸ばすだけで堂々とした自分でいられる。ピラティスを通して得たのは、花嫁としてだけでなく、これからの人生を支えてくれる“自分の軸”だったのかもしれません。
これから挙式を迎える花嫁さんへ
結婚式は一生に一度の大切な日。だからこそ、「もっと早く始めておけばよかった」と後悔しないように準備したいですよね。
私が実感したのは、ピラティスは早めに取り入れる価値があるということです。
ピラティスは早めに始めたほうがいい理由
私がピラティスを始めたのは結婚式の3ヶ月前でしたが、正直に言うと「もっと早く始めればよかった!」と思いました。
なぜなら、ピラティスは筋トレのように短期間で見た目が劇的に変わる運動ではないからです。呼吸や体幹の使い方を学び、徐々に体のクセを整えていく、“自分の体と向き合う時間”が必要だからこそ、早めに始めることで心にも余裕が生まれます。
加えて、早く始めれば始めるほど日常生活の姿勢や歩き方も改善できるので、結婚式当日だけでなく、前撮りや試着のときから自信を持って過ごせるようになります。
忙しい準備期間だからこそ、「自分のための時間」としてピラティスを取り入れることが心身のリセットにもつながりました。
3ヶ月で得た一番の変化は「体重よりも立ち姿」
私が3ヶ月で得た最大の成果は、数字ではなく“立ち姿の美しさ”です。
体重やサイズは多少変わりましたが、それ以上に「体がまっすぐ整って見える」という見た目の印象の変化が大きかった。
マーメイドドレスを着たとき、背筋が自然に伸び、肩が開き、腰から脚にかけてのラインがスラッと見える——それは数字では測れない美しさでした。
そして、この立ち姿の変化が心の自信につながったのです。
「私、このドレスを堂々と着られる」という気持ちで結婚式に臨めたことが、何よりの宝物になりました。
もし今、「体重を落とさなきゃ」「どうせ私には似合わないかも」と不安になっている花嫁さんがいたら、声を大にして伝えたいです。
「自信は数字ではなく、体の使い方で手に入る」ということを。
おわりに:ピラティスを続ける今の私
結婚式が終わっても、私はピラティスを続けています。
最初は「ドレスをきれいに着るため」だったのが、今では「自分の体と向き合い、気持ちよく毎日を過ごすため」の習慣になりました。
姿勢が整うことで、肩こりや腰痛が減り、呼吸が深くなってストレスが軽くなる。体だけでなく心もラクになるのがピラティスの魅力です。
もし結婚式を控えている方がいたら、ぜひ一度ピラティスを体験してみてほしいです。
「自分らしい美しさ」を見つけるきっかけになるはずです。
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