ピラティスマシンの一種であるキャデラック。マシンの中では最も大きく、いろいろなものがぶら下がっていて(難しそう…)という印象を持つ方が多いのでは?
そんなキャデラック、実は初心者にも超おすすめのピラティスマシンなのです!
この記事では、キャデラックの特徴や使用する際のメリット、デメリットをまとめていきますね。
目次
1. ピラティス キャデラックとは?
キャデラックは、ジョセフ・ピラティスさんが最初に考案したと言われているピラティスのマシンの一種です。
戦争で負傷した兵士のために考案したもので、ベッドの形をしています。ベッドの周りにあるフレームについているバネやバーを使用してエクササイズをしていきます。
初心者~上級者まで、利用する方の身体の状態やレベルに合わせて幅広く活用できるマシン。最近では有名なモデルさんやスポーツ選手が、姿勢の改善や身体バランスの強化に使用しています。
そんなキャデラックの効果などについて以下でお伝えしていきます!
2. ピラティス キャデラックの特徴
- ベッドのような構造でフレームにバネやバーが取り付けられている
- 様々な方向から身体に刺激を与えることができる
- 姿勢やバランスを整え、柔軟性や筋力も高めることができる
- 初心者から上級者まで幅広く利用できる
キャデラックは簡素な作りですが、エクササイズ種類は約100種類以上も可能。ベッドに取り付けられたバネには自由度があり、様々な方向から刺激をいれることができるという大きな特徴があります。
ベッドというしっかりとした土台の上でバネのコントロールをしていくため、目的の筋肉への刺激をしっかりと入力していくことが出来ます。
バネやバーを使用して“限界まで関節をのばす”ことが可能なので、柔軟性の強化はもちろん、筋力の強化にも効果的です。
マシン自体が大きくて、「レベル高そう…」と思う方もいらっしゃると思いますが、そんな心配はご無用!バネがしっかりと動きをサポートしてくれますから、初心者の方でも安全に正しい身体の使い方をすることができますよ。
3. ピラティス キャデラックのメリット
- 初心者にもおすすめのピラティスマシン
- 3Dに身体を鍛えることが出来る
- ぶらさがるエクササイズで、より高い運動負荷をかけることができる
詳しくみていきましょう。
初心者にもおすすめのピラティスマシン
一見難しそうにみえるキャデラックですが、実はバネやバーが運動をしっかりと誘導してくれるため初心者にもおすすめのマシンです。
マシンを使用したピラティスエクササイズは、マシンピラティス指導者の資格をもったインストラクターしかできません。そのため、安全で確かなサポートを得ながらのエクササイズが可能なので、安心して取り組むことができますよ。
3Dに身体を鍛えることが出来る
ベッドのまわりに立っている支柱にバネやスプリングが固定されています。
それらを使用することで、日常生活では意識しないような細かい筋肉を多方向(3D)から使うことができます。
スプリングには負荷をかけることができるので、可動域を拡大しながら抵抗運動をすることで身体の安定性と柔軟性を向上することができます。
ぶらさがるエクササイズで、より高い運動負荷をかけることができる
他のピラティスマシンでは実践できないエクササイズです。
天井に取り付けているバーにぶらさがった全身運動が可能です。自重を全て支えるエクササイズですから運動負荷が高く、大きな効果を期待できますよ。
4. ピラティス キャデラックのデメリット
- 自宅で気軽にエクササイズができない
- 内容によっては初心者ではできないエクササイズがある
- ピラティススタジオでもキャデラックの取り扱いがない店舗がある
デメリットをあえてあげるとしたら、上記のような内容が大半をしめると思います。
サイズが大きく、値段もするため個人での購入はなかなか難しいキャデラック。マットピラティスのような手軽さは求めることができません。
また最近ではリフォーマー(マシンピラティスの一種)の取り扱いスタジオが多く、キャデラックを置いているスタジオが少ないというのも現状です。
5. ピラティス キャデラックの使い方は?
こちらがキャデラック。サイドの支柱に取り付けてあるバーや、天井の支柱に取り付けてあるスプリングを使用してエクササイズをしていきます。
バーを握って座り、身体をアップダウンすれば腹筋によく効きます。
他にも、天井からぶらさがるスプリングに足をひっかけて横になり、お尻を上げればヒップアップに効果的。エクササイズ方法は多くあるので、自分の鍛えたい部位をインストラクターに相談してみてくださいね!
キャデラックを使ったエクササイズはこちらの動画を参考にしてみてください。
6. ピラティス キャデラックとリフォーマーの違い
キャデラックもリフォーマーもベッドのような形なので大きく違わないように思いますが…実は全然違います。
最も違う部分は、左右非対象な動きができるかどうか。
リフォーマーは左右対称の動きをしていきますが、キャデラックは天井に2本の支柱があり、左右違う負荷をかけたり、違う動かし方をすることができます!
なので、キャデラックの方が身体の左右差を改善するには効果が高いといえるでしょう。
スタジオでレッスンを受ける場合、リフォーマーはグループレッスンで受けることができますが、キャデラックは安全性確保のためプライベートレッスンがベター。
そのため一回のレッスンでかかる費用もキャデラックの方が高く、はじめるにあたっての手軽さはリフォーマーが勝ります。
費用がかかってもいいから、しっかりボディメイクしたい!と思う方はキャデラックをおすすめします。
7. ピラティス キャデラックを受けられるスタジオ
zen place
日本に125カ所もスタジオを持つ大手ピラティススタジオです。マシンピラティスコースではキャデラックのレッスンを受けることができます。
(※店舗によって異なるため確認してください)
キャデラックの他にも、バレルやリフォーマーなどのマシンも取りあつかっているため、身体の状況に応じて適切なマシンを利用することができますよ。
8. ピラティス キャデラックを使用する際の資格は必要?
キャデラックを受ける人には資格は必要ありません。全くの初心者でも安心、安全に受けることができますよ。
一方、インストラクターはキャデラックのレッスンをするために資格が必要です。
マットピラティスインストラクターの資格だけでは、マシンピラティスを指導することができません。マットピラティスインストラクターの資格を取得していると、解剖学を学んだとみなされマシンピラティスインストラクターの資格取得に進めます。
資格取得には10時間~30時間の実技講習を行い、お値段は15万円~30万円ほどかかります。
団体によって学ぶ内容、値段が様々です。資格取得を考えている方は確認してみてください。
9. ピラティス キャデラックを購入する際の値段は?
キャデラックは、定価で購入する場合1台30万円~100万円程度の相場です。
ブランドによって価格が大きく変わります。国内で購入可能な場合もありますが、国外からの輸入の場合本体価格以外にも配送業者の費用など諸経費もかかります。
自宅の中に6畳程度あれば余裕で設置できます。
購入する際は保証期間などをしっかり確認して購入することをおすすめします!
10. ピラティス キャデラックおすすめYouTube
こちらは外国の方が実践している動画です。解説などはありませんが、キャデラックでどんなエクササイズをするのか知りたい方におすすめです。柔軟性のあるしなやかな身体の動きが美しいですよ。
こちらは日本の方が紹介している動画です。キャデラックの醍醐味“ぶらさがった”エクササイズを見ることができますよ!(19分15秒~)
こんなエクササイズができたら楽しそうですよね。
11. まとめ【キャデラックは初心者~上級者におすすめ】
キャデラックは安定した土台の上で、バネをコントールしていくピラティスエクササイズです。単に力を使うのではなく、関節が動かせる最大の範囲でしっかり負荷をかけていくことでしなやかなボディを目指すことができます。
キャデラックは、多くのエクササイズ種類と負荷の調整により初心者~上級者まで幅広く使用できるマシンです。
マシンを使って、より効果的にボディメイクができる優れものです。使用できる場所が限られますが、是非その効果を実感してみてくださいね!