骨盤矯正ってよく聞くと思いますが、実際ダイエット効果があるのかどうか、分からないですよね。
運動神経のないアラフォーの私は、骨盤矯正を使って半年間で20キロのダイエットに成功しました。実際にやってきた経験を余すことなく紹介します。
気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
産後太り!何とかダイエットしようと骨盤矯正に挑むことに
アラフォーの私は4人目の出産後、産後太りのうえに体はボロボロ、とてもオシャレを楽しめる状態ではありませんでした。
「このままじゃだめだ」と思いながら「赤ちゃんがいる状態でできることなんてない」と半分諦めていたころ、友達の勧めで整骨院を訪れてみることに。
初回の整骨院で、「体が悲鳴をあげていますよ。骨盤矯正に通ってみたら体も元気になるし、痩せていたころに履いていたボトムスが履けるようになりますよ」と言われ「本当に?」と疑いながらも藁をもすがる思いで骨盤矯正ダイエットに挑戦することに決めたのです。
いざ骨盤矯正に通い始めると「整骨院での骨盤矯正=骨盤のズレを正してもらう」こと自体にダイエット効果はないようでした。その時は正しい位置に骨盤が戻るけど、また自宅に帰れば骨盤は徐々にずれていくのです。
あくまでも骨盤を支えているのは私の体であり、支え切れていないから骨盤がずれていくのです。
骨盤がずれるのは体の中にある骨盤を支える筋肉が使えていないからであり、自分で正しく骨盤を支える力をつける必要があります。
骨盤を支える筋肉は「天然のコルセット」とも言われていて、生涯にわたってとても大切な筋肉です。でもどうやってその筋肉を使えばいいのか、素人には分かりません。
その「素人に分からないかつ私に必要なこと」を整骨院で教えてもらいました。一生使える知識ばかりです。ちょっと出費は痛かったですが、「体をしっかり作る」には必要な出費だったと思います。
毎週通いながら、自分の体に必要な筋肉をつける運動や、食事方法、歩き方の指導を受けました。私が思い描いていた「骨盤矯正ダイエット」とは、少々違いましたが、実感のできる骨盤矯正にハマっていきました。
本来真面目な性格の私は、毎日コツコツと運動を続けるのが性に合っていたようです。「何とか痩せたい」だけだった気持ちが「体をしっかり作りたい」という気持ちに。心まで変化してきました。
20キロ減量まで、毎日行った小さな積み重ね
私が実際に半年間欠かさず行った積み重ねを紹介します。
食事方法
食べたいものを食べたいだけ食べていた産前産後ですが、体にいいはずはありません。
まず取り入れたのが白湯です。
気軽にコーヒーやらジュースやら飲んでいたものを白湯にチェンジ。飲み慣れてくると白湯の甘みを感じられるようになりました。
パンを朝ご飯にしていましたが、パンではなくホットヨーグルトに変更しました。「ヨーグルトって冷たいからこそ美味しいのでは?」と思っていましたが、すごくおいしくいただけます。温かいので満足度も高く、朝ご飯はホットヨーグルトだけで十分になりました。
間食は基本ナシです。誰かからのいただきものなどは美味しくいただきますが、何となく食べていたおやつのたぐいは0にしました。小腹が空いたら白湯を飲むことで解決します。
さらに、血糖値が急激に上がると脂肪を作りやすくなってしまうので血糖値の上がりにくい低GI食品を取るようになりました。
家族もいるのでこれは「できる範囲で」しかやっていません。自分が何を食べたかを意識するだけで全然今までとは違う気がしました。
簡単な運動
体を動かすのがいいことだとは分かっていても、赤ちゃんが24時間いる自分には「運動は無理」だと思っていました。ところが全然そんなことはなく、本当にスキマ時間で効果のある運動がたくさんあるのです。実際に行っている毎日できる運動を紹介します。
肩回し
外側から両手の指先を肩に乗せます。指先を固定したまま肩を前側から一周し、それを10周。何となく回すのではなく、しっかりと自分の動かせる限界まで大きく回すのがポイントです。限界まで回そうとすると早くは回せず、自然とゆっくり回すことになります。
しっかり、ゆっくり回すともう5回目ぐらいから体が熱くなります。代謝がよくなるらしいです。自分でも「燃えている」と感じるほど、簡単なのに効果がある運動でした。これを10周ワンセットで1日数回行っていました。
今までも「肩が凝ったなぁ」という時に何となく肩を回すことはしていたのですが、得られるものが全然違うのです。
足回し
うつ伏せに寝転び、足を回す運動です。外回り、内回り、左右それぞれ10回転回す運動を、1日3回行います。これも適当に回すとさほど効果が得られませんが、「より大きく、よりゆっくり」回すことを意識するのです。
自己整体になるこの運動は、骨盤のずれも戻してくれる気がします。寝起きに凝り固まった下半身を回すことで、左右のバランスも整うのを体で感じました。
しっかりこの運動を続けていくと、始めは足しか回せていなかったことに気づきました。少しずつ筋肉を使えるようになってくると、腰より下全体を回せるようになりました。この運動は、かなり腹筋を使うことができます。
お腹回り、お尻、太もも、気になる部分の脂肪がどんどん減っていきました。3か月経つ頃には、痩せていた頃に履いていたボトムスがすっきり履けるようになったのです。
骨盤底筋を鍛える運動
仰向けで膝から下をソファやいすなどに乗せ、足にできるだけ頼らずにお尻をあげる運動です。あげる時もおろす時も、うち太ももは開かず力をいれたままです。やり始めたころは「え?あがるはずない!」と嘆いていましたが。でも毎日あげて深呼吸を3回して、おろす。
短時間で終わるこの運動を続けていくと、すぐに簡単にお尻があがるようになりました。さきほどの足回しとの合わせ技で、下半身はどんどん細くなっていく実感がありました。
寝たまま腹筋
仰向けで膝を立てた姿勢で腹式呼吸で深呼吸を10回する運動です。この時、背中は床にくっつけたまま、というのがポイントです、息を吸う時は、お腹の風船をふくらますようにします。吸う時は自然に背中は床にくっつきます。
難しいのは息を吐く時です。息を吐くとお腹が薄くなりますが、その分背中が浮きがちです。しかし背中をしっかり床につけたままをキープします。私はこの感覚が分からなかったのですが、整骨院で教えてもらううちにできるようになりました。
寝る前と起床時の2回、布団の中でできる手軽な運動です。腹横筋と呼ばれる天然のコルセットを鍛えることができ、3か月たつ頃には、私のお腹は、ぼよっとしたお腹ではなく、うっすら筋のみえるお腹に変化していました。
歩き方の工夫
歩き方なんて、誰も義務教育で習っておらず、自分の歩き方になっていますよね。体の使い方が上手な人はきれいな歩き方をしているのでしょうが、体の使い方が下手な私はガニ股歩きでした。そこで正しい歩き方も教えてもらいました。
後ろ足を使って、買い物カートを押すように歩くのです。「え?足って前に出さないの?」と衝撃が走りました。後ろ足を使って歩くと、ちゃんと足やお尻周りの筋肉を使えていると実感できました。
長時間歩くことはしませんでしたが、ちょっとした買い物でも下半身を鍛えられていると思えるので、歩くのが楽しくなったのです。
まとめ
アラフォーの私が骨盤矯正に3か月通いその後も地道に運動を続け、半年間で20キロの減量に成功した方法を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。痩せて服を買うのがとても楽しくなりました。
私が行っていたのは、どれも時間がない忙しい人でも取り入れることができるものばかりです。ダイエット効果だけでなく健康な体も手に入るので、気になった方は「明日から」と言わず「今日から」生活にとりいれてみませんか?
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