「ザ!世界仰天ニュース」で大注目。運動と食事制限、ピュアココアの生活を1年間続けて、20kgのダイエットに成功した女性が紹介されました。
SNSでも話題沸騰で、ココアダイエットが注目されています。
いま世界仰天ニュースに、体細いのにわんこそば560杯食べても太らない大食い女性が出てたんだけど、
彼女元々太ってて、ダイエットで1年カカオパウダー直食いしてたら体質が変わって太りにくくなったらしい。速攻Amazonでココアパウダーポチった。… pic.twitter.com/P4d9bJvDg3
— のる (@noru_xo) August 8, 2023
https://twitter.com/michan_cosmetic/status/1688971767921131520
明日からカカオパウダーがスーパーの棚から消えるな。
— さく (@sakusack39) August 8, 2023
そこで今回の記事では、人気急上昇中のココアダイエットについて、痩せる理由や効果・方法などを徹底解説します。興味がある人は、ぜひ最後まで記事を読んでください。
- ココアでダイエットできる理由が知りたい
- ココアダイエット効果や方法を知りたい
- 市販でおすすめのココアを知りたい
土崎 翔
日本健康ダイエット協会(JDHA)
プロフェッショナルアドバイザー
過去数十回のダイエットやファスティングを経験。
ダイエットの正しい知識や、ダイエットをするにあたっての成功マインド(考え方)を発信中。
目次
ココアダイエットで痩せる理由
ダイエット中にココアを摂取して痩せる理由について解説します。
脂肪燃焼効果が期待できる
ココアに含まれている「カカオポリフェノール」には、脂肪燃焼効果が期待できます。カカオポリフェノールには血流をよくして善玉コレステロールを増やす効果があると言われています。血流がよくなることで栄養素が身体の各組織に運ばれやすくなり、代謝が上がるため脂肪燃焼が期待されます。
不溶性食物繊維が豊富に含まれている
カカオには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維のなかでも特に多く含まれているものは「リグニン」です。リグニンは消化酵素や腸内細菌に分解されにくい特徴があります。そのため、体内に吸収されず、便性を改善して糞中に排泄されます。
また、不溶性食物繊維が豊富に含まれているものを食べると満腹感を得やすいため、食欲抑制効果も期待できます。
参照:http://www.chocolate-cocoa.com/lecture/q2/
ダイエット中のイライラを抑える
ココアを摂取することで、ストレス軽減に役立つと言われています。ストレスでイライラが増えると、コルチゾールが多く分泌されるようになります。コルチゾールは健康な身体を維持するために必要なホルモンの一つです。しかし、過剰に分泌されるようになると、ダイエットに悪影響を与えてしまいます。
- 食欲が増進する
- 脂肪が蓄積されやすくなる
- 筋肉が分解されやすくなる
ココアの効果
ココアのおもな効果は、下記のとおりです。
抗酸化作用
ココアに含まれているカカオポリフェノールには、抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、身体の酸化を防ぐものです。具体的には、活性酸素の働きを抑え、身体の老化や炎症を防ぐことなどで身体を守っています。
抗酸化作用は20代がピークと言われています。そのため、年齢を重ねていくにつれて、日頃の抗酸化作用を含む食品の摂取が大事です。
整腸作用
ココアには整腸作用がある食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維のリグニンは、便通改善の効果が認められています。カカオリグニンを1日1.5g摂取することで、便秘傾向の成人(便通が気になる健常者)において「便通(排便回数、排便量)」の改善が確認されています。
参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000019896.html
参照:https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42308160911301
冷え性抑制
ココアには冷え性抑制効果があります。ココアに含まれている「テオブロミン」や、カカオポリフェノールの「フラバノール」「プロシアニジン」には、毛細血管を刺激して血流を促す働きがあると言われています。
参照:http://www.chocolate-cocoa.com/symposium/pdf/sympo_13c.pdf
ココアダイエットの方法
一般的なココアダイエットの方法を解説します。
朝と夜(または間食)の食事前に1杯飲む
ココアダイエットをする場合、ココアを朝と夜の食事前に1杯飲みましょう。ココアには食物繊維が豊富に含まれているため、食事前にココアを摂取することで血糖値の急上昇を防げます。
また、朝は体温が低くなりやすいため、血流をよくするココアを摂取することで、ダイエットを効率的に進められます。そして、間食や夜にココアを摂取することで空腹感を紛らわすことも可能です。
1日2杯以上は飲まないようにする
ココアの摂取量は1日2杯までにしましょう。飲みすぎるとカフェインを摂りすぎて内臓に負担がかかってしまう可能性があります。「朝と夜」または「朝と間食」というように、自分で飲むタイミングを決めておくとよいでしょう。
ココアダイエットの注意点
ココアダイエットをするときに注意したほうがよいことを解説します。
純ココアを使用する
ココアダイエットでは、純ココアを使用しましょう。原材料はココアパウダーのみで、砂糖や添加物が含まれていません。調整ココアは簡単に美味しいココアを作れますが、カロリーが高くなっているのでダイエットには不向きです。
牛乳を使用していいのか?
「ココアダイエットでは、牛乳を使用しないようにしましょう」と解説している記事があります。牛乳を飲むことでカロリー摂取が増えることを理由としていますが、牛乳100mlのカロリーは61キロカロリーです。2杯飲んでも122キロカロリーなので、大きな問題となるカロリー摂取にはならないと考えます。
ココアをそのままお湯に溶かして飲むことが苦ではなければよいですが、苦みが強く飲みにくいと感じる人もいるでしょう。そのため、ココアと相性が良い食材を用いて飲むことも手段の一つです。以下では、ココアと相性が良い食材について解説します。
参照:https://fooddb.mext.go.jp/result/result_top.pl?USER_ID=16778
ココアと相性が良い食材
ココアと相性が良いとされる食材は、下記の五つです。
シナモン
きなこ
ミント
はちみつ
順番に解説していきます。
生姜
生姜は身体を温める働きがあります。ココアと組み合わせることで、さらに代謝を上げることが期待できます。
<生姜を使ったレシピ>
純ココア:大さじ1(1杯分)
お湯:適量
生姜:適量
1.お湯を沸かす。その間に生姜を擦っておく。
2.ホットココアを作る。
3.擦った生姜を入れて完成。
シナモン
シナモンにはココアと同様にポリフェノールが含まれています。脂肪燃焼効果が期待できるとともに、シナモンの香りが引き立って普段とは違うココアの風味を楽しめます。
<シナモンを使ったレシピ>
純ココア:大さじ1(1杯分)
お湯:適量
シナモンパウダー:2〜4振り
1.お湯を沸かしてホットココアを作る
2.シナモンパウダーを適量振りかけて完成
参照:https://www.sbfoods.co.jp/recipe/detail/04307.html
きなこ
きなこは大豆が原料であり、ココアに不足しているたんぱく質を補えます。また、甘みを感じられるので飲みづらさを軽減できます。
<きなこを使ったレシピ>
純ココア:大さじ1(1杯分)
お湯:適量
きなこ:適量
ココアときなこを入れたカップに沸かしたお湯を注いで、よく混ぜたら完成。
参照:https://cookpad.com/recipe/1401650
ミント
ミントは「天然の食欲抑制剤」とも言われていて、即効性があり匂いを嗅ぐだけでも食欲がおさまる効果が期待できます。
<ミントを使ったレシピ>
ココア:大さじ1(1杯分)
ミントリーフ:小さじ2
お湯:適量
1.ミントリーフをティーポットに入れ、熱湯を注ぎます。
2.約3分蒸らす。
3.カップにココアを入れ、ミントティーを加える。ダマにならないようによくかき混ぜて完成。
参照:https://www.womenshealthmag.com/jp/diet/a66958/best-drinks-for-weight-loss-20180925/
はちみつ
はちみつは砂糖よりカロリーが低く、殺菌作用や保湿作用があります。また、抗酸化作用があるので、老化につながる活性酸素の増加を防げます。
<はちみつを使ったレシピ>
ココア:大さじ1(1杯分)
はちみつ:大さじ1
お湯:適量
1.お湯を注いでホットココアを作る
2.はちみつを入れて、よく混ぜて完成
参照:https://www.yoshimike.com/cocoa-stomach-friendly/
参照:https://tential.jp/journals/sleep/-/092
ココアダイエットにおすすめの市販で購入できるココア2選
純ココアは市販されています。以下では、ココアダイエットにおすすめの純ココアを二つ解説します。
バンホーテン ピュアココア
「バンホーテン ピュアココア」は、厳選した上質のカカオのみを使用した、バンホーテンの代名詞ともいえる純ココアです。「バンホーテン」はオランダのココアメーカーで、1828年にココアパウダーを世界で初めて作ったメーカーです。
参照:https://vanhoutencocoa.jp/products/product1.html
森永製菓 純ココア
「ココアはやっぱり森永〜♪」のCMで有名な純ココアです。厳選したカカオ豆を使用しており、カカオ本来の香り豊かなコクと苦みのある味わいを楽しめます。バンホーテンと飲み比べをして楽しむのもよいでしょう。
参照:https://www.morinaga.co.jp/products/detail.php?id=PRD2009-08-0159
まとめ
今回の記事では、人気急上昇中のココアダイエットについて、痩せる理由や効果・方法などを徹底解説しました。内容をまとめると、下記のとおりです。
- ココアダイエットで痩せる理由は、「脂肪燃焼効果が期待できる」「不溶性食物繊維が豊富に含まれている」「ダイエット中のイライラを抑える」の3つ
- ココアのおもな効果は、「抗酸化作用」「整腸作用」「冷え性抑制」の3つ
- ココアダイエットではココアを食事前に飲み、飲むタイミングは「朝と夜」または「朝と間食」の食事前がおすすめ
- ココアを飲むのは、1日2杯までにする
- ココアダイエットでは「純ココア」を使用する
- ココアと相性がよい食材は「生姜」「シナモン」「きなこ」「ミント」「はちみつ」の5つ
- ココアダイエットにおすすめの市販で購入できるココアは、「バンホーテンピュア ココア」または「森永製菓 純ココア」
ココアを普段の生活に取り入れられそうな人はぜひ取り入れてみましょう。ただ、ダイエットにおいて大事なことは、普段の食事と適度な運動です。ココアを飲み始めればダイエットが成功するとは限らないので、ココアをダイエット成功のための一つのきっかけにするとよいでしょう。