前回のピラティス×好転反応の仕組みや、ケアについての記事はお読みいただけましたでしょうか?
こちらを知っているか知らないかで、ピラティスとの向き合い方がガラッと変わっていきますので、もしまだ読んでいない方や気になる方がいましたら、ぜひ、前回の記事をお読みいただいてからこちらの記事を読み進めてみてください。
ピラティス×好転反応の記事はこちら
>>ピラティスの【好転反応】とは?主な症状と原因をプロが分かりやすく解説
目次
世代別よくある質問
今回は、WELLNESS STORYの読者様世代が気になる内容について回答していきます。
『気になってはいたけど、聞けなかった…』
『これ私も感じたことがある!』
というあるあるがきっと盛り沢山です!今までの自分と照らし合わせながらお楽しみくださいね。
20代〜30代によくある質問
Q:好転反応が出たら筋トレは休むべき?
A:強い筋肉痛が出ている場所の激しい筋トレは控えた方が良いです。筋肉痛=筋肉が損傷している状態になります。良質なタンパク質を摂取して、筋肉をケアしてあげましょう。
損傷したままでは質の良い筋肉には育ってくれないので、頑張った時間と自身の努力を無駄にしないためにも意識的にタンパク質をとってみてくださいね。軽い筋肉痛であれば、ストレッチなどを取り入れるのもおすすめです。
Q:頭痛や眠気が出るのは普通?
A:ピラティスは背骨を沢山動かしていく為、自律神経にもアプローチすることが可能です。
普段から休む暇なく働いてる方や、常に誰かのことを想って過ごしている方など神経がアクティブな方は自律神経の中の交感神経が優位なので、自律神経が整ってくるまでは頭痛や眠気といった症状が出やすくなります。
そんな症状を感じている方は、ピラティスの時間外でも心と脳を休ませてあげることを意識してみてください。いつも頑張っている証拠だと受け入れ、頑張らない時間も大切にできるといいですね。
Q:何回くらいで慣れて消えるの?
A:回数はピラティスに取り組む頻度や元々の筋肉量などによって変わってくる為明確なものの定義は難しいです。
ですが、ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスさんが残した『10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で全く新しい身体になる』という言葉の通り、週一回ピラティスを行えていれば大体2ヶ月半から3ヶ月ほどで、毎回感じていた好転反応は感じなくなるかもしれません。
そして、その好転反応とは別のものが出てくることもあるでしょう。常に体は変化していきますから、その時々の自分によっても変わりゆくということを理解しておくと、好転反応は悪いものではないと受け入れられるようになるかもしれません。
実際に私も筋肉痛という好転反応は今でも何度も感じています。
40代〜50代によくある質問
Q:だるさや倦怠感は、年齢のせい?
A:更年期症状等が出ている場合は年齢が原因とも言えるかもしれませんが、一般的には年齢が若い方でもだるさや倦怠感を訴える方がいらっしゃるので、年齢は関係ないと私は思っています。
実際にジョセフさんも『年齢とは生きている年月で決まるのではなく、背骨の柔軟性で決まる』という言葉も残しています。背骨の柔軟性が上がっていくにつれて、だるさや倦怠感も少しずつ良くなっていくかもしれませんので、年齢はただの数字と理解し、ご自身の心身と向き合ってみてください。
Q:毎回重だるい感じがするのは強度が高い?
A:ピラティスは普段固まっている場所を伸ばしたり、使っていない場所を使っていくため、強度が合わない場合は疲労感を強く感じることもあるかと思います。
担当インストラクターが筋肉量や柔軟性、運動レベルに合わせてエクササイズ選択を適切に行っていただければ、レッスン後は『なんだか体が軽い』とか『すっきりした』と感じる方が多いです。
重だるいのレベルが分かりかねるので難しいですが、もし心身のポジティブな変化を受け取ることが少ないのであれば、担当のインストラクターに実際に感じている想いや体感を伝えることも1つの手だと思います。
Q:休むと効果が落ちる?
A: 1つの目安として、体は約3日で元に戻ると言われています。
そのためスタジオに通うのであれば、最低でも週に1回はプロの目でしっかりと見ていただき、体を動かすことで変化は感じやすいです。
その他にもご自宅で1日5分でもいいので、自分の体に少し意識を向けてあげる時間を過ごせるとより効果は上がっていくと思います。
まとめ
どんなことも継続して、初めてその物事の魅力がわかり、効果を感じられると思います。
まずは約3ヶ月、自分を信じて、そしてスタジオに通うのであれば、担当のインストラクターさんを信じてピラティスに真摯に向き合っていけば、必ずピラティスの恩恵を感じられる時が来ると思います。
好転反応は良い方向に向かっている合図!ポジティブに受け取り、そこからどんなケアをしてあげたら今の自分が喜ぶのか?と考えてみるとさらに良い変化が訪れるかもしれませんね。