今回は、現在フリーでヨガインストラクターとして活躍されているayane先生に質問形式でお話をお伺いしました。
インストラクターになろうと思った理由や、インストラクターをしていて体験した良いエピソードなどをお話ししていただきました。これからヨガインストラクターを目指している方も必見です!
目次
ayane先生ってどんな人?
全米ヨガアライアンスにおける資格、E-RYT500, RPYT, RCYT, YACEP 全てを有するフリーランスヨガ講師。2016年、E-RYT200以上で全てを有したインストラクターは拠点である大阪では初であり、また日本全国5名のうちのひとり。
通常のスタジオレッスンの他、ヨガブランドタイアップによるウェルネスイベントでのレッスン講師、育児サロン、クリニック、プレゼンテーションイベントおよび雑誌など活動は多岐。
インドネシア、スリランカなど海外においてもヨガやアーユルヴェーダの学びを深めており、それらを活かす道を日々模索している。
ayane先生にインタビュー式質問!
自己紹介
現在フリーのヨガインストラクターをしております、ayaneと申します。
ヨガインストラクターになったキッカケ
偶然手渡された雑誌に”ヨガインストラクター”の方の記事を見つけて、で、なんだか突然その”響き”が気になったんです。
そして、あれ?そういえば私は今までヨガってしたことないなと。その日のうちにヨガの体験レッスンを探して予約し、まったくの初心者のくせにその体験の1時間が終わる前には既に「これしかない、これで生きていこう」と感じていました。
そして実際、その翌日にはTTに入学。ああそうか、自分を慈しんでもいいんだ、とその日初めて感じたのかもしれないです。 運命です、というと恥ずかしいんですけど。
ヨガインストラクターをする以前の活動
美容や医療系に属していた期間が長いのですが、よく考えると私はやってみたいと感じたお仕事以外、やったことがありません。
向いていたもの、向いていなかったもの、楽しかったこと、大変だったこともいろいろあったけれど、それでもおそらくすべてが今に通じていたような気がします。
思い出に残るエピソード
少し前に、婦人科疾患で手術することになってしまって復帰するまで1か月半ほどお休みを頂いたんです。
女性にとっては実はとても身近な病でありながらも、現代はなんとなくタブー視されがちというのか、おそらく何らかの症状に悩んでいたとしてもなかなかそれを共有しづらい雰囲気があるような気がします。
なので私は、逆にクラスで世間話のように豆知識も交えすべてを話しました。なんだかやっかいな状態らしいから私の場合子宮は残せない、全摘するよ、こういうことで気づいたよ、術前の薬はこんな副作用と隣り合わせだよ。
でも大丈夫、だってそれは身体に普通に起こり得ることだから。
するとこれまでレッスンを終えるとすぐにクラスから立ち去ってしまうタイプのかたなどからも「実はわたしも・・」とお声がけいただく機会が増え、レッスンを通じて悩みや経験を共有してくださるかたが圧倒的に増えたんです。
他にも温かいお言葉をいただいたのは限りなく、入院中に少しでも癒しをと心のこもった贈り物をくださったかた、なかには、私がお休みをいただいていた期間ほぼ同時に休んだよ!とおっしゃるかたまで・・(いや、それはさすがにレッスンは通って!!と申し上げましたが・・)
お休み前にいただいた「待ってます」も、復帰後にいただいた「待ってました」も本当に嬉しかった。ヨガを伝えさせていただくお仕事をしていなかったら、感じられなかっただろう愛がたくさんそこにはありました。
ヨガは人生を変える力を持っている。そして誰かの人生を変えるかもしれない力も持っている。
ヨガは、「愛」です。心身一如とか梵我一如とかいう字面ではなく、それは確かにすべてがつながっていて、そこには愛が溢れていました。それに気づかせてくれたこと。
苦労したエピソード
ないです。大好きなので。
フリーのインストラクターとして活動してから感じたギャップ
初めのころは、とにもかくにもお仕事につなげなければ!と様々なコネクションづくりに奔走してみたり、本当は自分には向いていないなと感じる内容のお仕事もすべてを掬い取ろうと必死でした。
今、それが駄目だったとは思わないし、そしてそういった時期もやはりこれからフリーを目指すかたには必要なのかもとも思うのですが、でも、そうありたいそのままの自分でいられることが私にとってのヨガだったのに、求められる自分で居続けることがヨガになりつつありました。
そしておや?それは違うぞと。フリーランスでの活動にギャップを感じたことはありませんが、自分のなかの、大好きなヨガさんをわざわざ自分で傷つけに行ってはいけない、とはそれ以来ずっと思っています。
インストラクターに必要なスキルとは
それが絶対的な正解なのかどうかは分かりませんが、フリーサイズの服は結局誰にもぴったりとは合いません。
もちろん、聴く力、応える力はある程度は必要だと思います。でももっと大事なのは、自分が提供しているそのレッスンを自分が受けたいと思えるかどうか。
大事なことは、みんな自分のなかにあります。コレというものなどなく、すべてが勉強だしすべてが必要です。あとは、疑問をそのままにしないこと。
ヨガインストラクターへの向き不向き
ヨガが大好きなら、そして伝えたいことがあるなら、向いています。 向いていないなと思うのは、ライセンスを取得した後勉強をつづけるのが苦痛に感じるひと。
メッセージ
なれるよ。 最初にすべきことは、自分を信じてあげること。