成人男性一人分の体重を減らしたと言ったら、あなたは信じることができますか?
私は過去にとあることがきっかけで、120kgから50kgまで、計70kgの減量に成功しました。
「どうしてそんなに痩せられたの?」
「何がきっかけで痩せたの?」
そんな疑問がわいた方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
>>【本気痩せ🔥#1】夜だけ断食ダイエットで70kg減量!そのやり方とは?
70kg痩せるまで、本当に様々なダイエットにチャレンジしました。その数なんと44種類!
この連載では、私が過去に取り組んできた44種類のダイエット法の中から厳選したダイエット法をご紹介します。
今回は「半身浴ダイエット」です。
おすすめ度★★★★★
一念発起!半身浴ダイエットで身体スッキリを目指す!
あれはまだ、ダイエットしてはリバウンドを繰り返していたころの事です。クーラーの効いた部屋でお菓子やアイスを食べてゴロゴロしていた私の体重が、またも(増加の方向で)更新されたのを確認して(そろそろダイエット頑張らないと本当にヤバいかも…)と焦っていた時のことでした。
ダイエット雑誌のバックナンバーを読んでいると、目に留まったのは「半身浴ダイエット」の文字。気になって読んでみると、なんとみぞおちくらいまでのお風呂に入るだけで痩せるのだとか。
夏で汗もよくかくし、お風呂で汗を流しながら身体もスッキリを目指せるなら…と、重い腰をあげて半身浴ダイエットにチャレンジすることにしたのです。
驚き!半身浴一回で1.5kg痩せ?!
半身浴ダイエットをやってみて驚いたのは、一回の半身浴でなんと1.5kgも痩せたことです。
夏場だったのもあって自分の身体がむくみがちだとは思っていなかったのですが、クーラーの効いた部屋で過ごすことが多かったことや、当時味の濃いものばかり食べていたのもあってか、気が付かないうちにむくんでいたのでしょうね。
半身浴をすることで身体に溜まっていた余分な水分が抜けて、顔も一回り小さくなりました。もちろん、水分を摂ることで多少体重は戻りますが、それでもむくみのとれた身体は少しずつスッキリしていきました。
たった一回の半身浴で1.5kg痩せした私は、
- 本を読んだり音楽を聴いたりしながら半身浴をする
- 常温のミネラルウォーターを持ち込んでこまめに水分補給する
- お風呂の中でマッサージやストレッチをする
といった工夫をしながら一週間続けていくことにしました。
半身浴ダイエットを一週間続けた結果3kg痩せることに成功!
半身浴ダイエットを一週間続けた結果、なんと3kgも痩せることに成功しました!
簡単にダイエットできたことも嬉しかったのですが、じつは痩せる以外にも以下のようなメリットがありました。
- よく眠れるようになった
- お肌のざらつき・ごわつきがなくなりツルツルに
- むくみ解消
- 冷え性改善
- 精神的にもリラックスできるように
- 食欲も自然と落ち着いた
特に、精神的にリラックスできるようになったのは嬉しかったです。リラックス効果からか、食欲も落ち着き、ぐっすり眠れるようになりました。
半身浴ダイエットは手軽にできてメリットが多いので、ぜひお勧めしたいダイエット法です。
半身浴ダイエットには意味がない?!
実際に半身浴ダイエットで痩せた体験談をお送りしましたが、
「半身浴で痩せるなんて本当かしら?」
「半身浴ってあまりダイエットの意味はないんじゃない?」
と考える方もいらっしゃるかもしれませんね。
花王株式会社と北海道大学教育学研究科の研究によれば、半身浴を継続することで安静時エネルギー消費量が一日あたり200kcalも増加したという結果が出ています。
これはきついジョギングを20分程度行うことと同程度であり、体力のない方でも辛いジョギングなどしなくても十分にダイエット効果を期待することができると言えるでしょう。
参考:半身浴による整理変化/日温気物医誌第70巻3号2007年5月|J-STAGE
このように、半身浴には十分にダイエットとしての意味があります。ぜひ安心して半身浴ダイエットにチャレンジしてほしいと思います。
半身浴ダイエットのやり方
半身浴をする際には、正しいやり方で行う必要があります。とはいっても、難しいことはなにもありません。効果的なお湯の量や温度、入浴時間を知って、正しく半身浴を実践しましょう。
みぞおちくらいまでのお湯に浸かる
半身浴ダイエットをする際には、お湯の量はみぞおちくらいまでにしましょう。そうすることで、心臓にかかる負担を減らしながら効果的に半身浴をすることができます。
お湯の温度は37〜40℃!ぬるめのお湯にじっくりと入りましょう
半身浴する際には、お湯の温度は37〜40℃を目安にしましょう。ぬるめのお湯にじっくりと入ることで身体が芯から温まり、リラックス効果も得られます。
お湯に浸かっていない上半身に冷えを感じる場合には、肩からタオルをかけるなどして対応するようにしましょう。
入浴時間は20~30分程度を目安に
半身浴をする際には、20〜30分程度の入浴時間を目安にするとよいでしょう。
半身浴を始めたばかりの方や汗の出にくい方は、30分の半身浴でもあまり汗をかかない場合もありますが、安心してください。続けていくことでだんだんと汗をかきやすくなってきます。
あまり汗をかかないからといって、心配して入浴時間を長くするのは体調不良を起こす原因になります。半身浴時の入浴時間は必ず守りましょう。
私が試した半身浴の効果を上げるためのコツ
「もっと半身浴の効果を高める方法があったりするのかしら?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここからは私が試した半身浴の効果を上げるためのコツについてお話しします。
半身浴の効果を上げるためのコツは6つあります。
- 冬場などは浴室の温度を温める
- お風呂のふたを半分程度しめてサウナ効果を狙う
- 入浴前に常温の水をコップ一杯飲む
- 身体を温める効果のある入浴剤を使ってダイエット効果を高める
- お湯の温度を保つ
- 入浴中にマッサージやストレッチを行う
冬場などは浴室の温度を温める
寒い冬場などは、浴室の温度も低くお湯も冷めてしまいがちです。そのため、身体が温まりにくく半身浴の効果が出にくくなってしまいます。
秋から冬にかけて、浴室の温度が低く感じるときには、浴室内暖房を使ったり熱いシャワーを浴室の壁にかけたりするなどして、半身浴の効果を高められるようにすることがコツです。
お風呂のふたを半分程度しめてサウナ効果を狙う
半身浴をする際、お風呂のふたを半分程度しめるのもダイエット効果が高まります。浴槽内に蒸気が溜まるため、サウナのような効果で汗をかきやすくすることができるからです。
特に、汗をかきにくい方はお風呂のふたをしめて半身浴にチャレンジすることをおすすめします。
入浴前に常温の水をコップ一杯飲む
入浴前、できれば半身浴30分前に常温の水をコップ一杯飲むようにすることが効果的な半身浴のコツになります。コップ一杯の水を飲むことで、半身浴の際に汗が出やすくなります。また、脱水症で体調不良になるのを防ぐこともできます。
身体を温める効果のある入浴剤を使ってダイエット効果を高める
体を温める効果のある入浴剤を使うことでダイエット効果を高めるのも大切です。様々な種類の入浴剤がある中でも、無機塩類系や炭酸ガス系、生薬系の入浴剤がおすすめです。
下記の特徴を参考に選んでみてくださいね。
身体を温める入浴剤の特徴 | |
無機塩類系 | 湯冷めしにくい。身体の芯まで温まることができる。 |
炭酸ガス系 | お湯に溶け出した炭酸ガスを皮膚から吸収。血管が広がって血行がよくなる。 |
生薬系 | トウキやセンキュウといった生薬が含まれる入浴剤には血行を促進する効果がある。生薬の香りでリラックス効果も期待できる。 |
お湯の温度を保つ
半身浴ダイエットでは、長い時間お風呂に浸かる為、お湯の温度が下がってしまいがちです。お湯の温度が下がると身体を温めダイエット効果を促進することができなくなってしまうので、お湯の温度を保つ必要があります。
追い炊き機能のあるご家庭では追い炊き機能を使っていただくのが一番ですが、ない場合には、お風呂の蓋を半分程度しめたりあるいお湯を適宜足したりして調節をしましょう。
入浴中にマッサージやストレッチを行う
入浴中にマッサージやストレッチを行うと、血行が良くなり、むくみが取れやすくなるのでおすすめです。私の場合ですが、特別なやり方などを覚えなくても足裏からふくらはぎ、太ももにかけてじっくりともみほぐしていくだけでも十分に効果がありました。
むくんだ足がほっそりするのと同時に、疲労感もスッキリ解消できるのでぜひ試してみてください。
「簡単なマッサージだけじゃ物足りないなぁ…」という方は、下の動画を参考にしながら半身浴にチャレンジするのもおすすめです。
半身浴ダイエットの注意点
半身浴ダイエットを行う際には、以下の5つの点に注意することが大切です。
- 身体を冷やさないようにする
- こまめに水分補給する
- 食後や飲酒後は避けて入浴する
- 30分以上の入浴は避ける
- 体調不良を感じた時にはすぐに中断する
身体を冷やさないようにする
半身浴ダイエットでは身体をしっかり温めることが大切です。しかし、入浴時間が20〜30分程度と長いため、上半身が冷えやすかったり、お湯の温度が下がってせっかく温まり始めていた身体が冷えてしまったりします。
身体が冷えてはダイエット効果も落ちてしまいます。
- 上半身にタオルをかけて入浴する
- 追い炊き機能などを遣ってお湯の温度を一定に保つ
といった工夫で、身体をしっかり温めながら半身浴するようにしましょう。
こまめに水分補給する
半身浴をしていると、大量の汗をかきます。その量はなんと約800ml!(41℃の風呂に15分間入浴後30分間安静時)
800mlと言ったら、コンビニなどでよく売られている500mlのペットボトルよりも多い量。それだけの水分が身体から失われているなんて、驚きですよね。
身体が脱水状態になると、お風呂上りに眩暈や立ち眩みがしたり身体に力が入らなくなったり、脈が異常に早くなったりといった体調不良を起こしてしまいます。
入浴前の水分補給と合わせて、入浴中も常温の水をこまめに飲み、脱水症状にならないように気を付けましょう。
食後や飲酒後は避けて入浴する
食後や飲酒後に入浴すると、食べたものの消化が遅れたり心臓に大きな負担がかかったりしてしまいます。特に飲酒後はそれだけにとどまりません。飲酒後には身体が脱水状態になりやすいため、続けて入浴すると深刻な脱水症になりかねないのです。
半身浴をする際には、食後や飲酒後は避けるようにしましょう。
30分以上の入浴は避ける
ゆっくりと時間をかけて入浴するのが半身浴のやり方ですが、30分以上の入浴は避けるように気を付けましょう。長く入るほど痩せるというようなものではありませんし、長時間の入浴によって体調不良を引き起こす可能性もあるからです。
20分から、長くても30分程度を目安として半身浴をしてくださいね。
体調不良を感じた時にはすぐに中断する
痩せるためと思うと、どうしても無理をしてしまいがちな方も多いのではないでしょうか。しかし、体調不良を感じた時には決して無理をせず、すぐに半身浴を中断するようにしてください。
「心臓がどきどきしているけれど、まだ20分経っていないから…」
「意識がボーっとするけど、30分までは頑張らなきゃ…」
というような頑張り方は健康を害しますので、無理のない範囲で半身浴ダイエットに挑戦してくださいね。
半身浴ダイエットでスッキリきれい痩せを目指しましょう
半身浴ダイエットは、37〜40℃のお湯にみぞおちくらいまで浸かって、さらに20〜30分程度入浴するダイエット法です。
誰でも手軽にチャレンジできるダイエット法で、継続することで安静時エネルギー消費量が一日あたり200kcalも増加し、痩せやすくなります。
きつい運動が苦手な方や、普段から汗をかきにくい方、むくみがちな方に特におすすめです。
半身浴ダイエットに興味をお持ちでしたら、ぜひ気軽に始めてみてください。
この機会に、スッキリきれい痩せを目指しましょう!