ウェルネスストーリー運営会社MAJOLI代表取締役のMARIです。
ヨガインストラクターになるにはどうしたらいいの?
ヨガインストラクターのお仕事ってぶっちゃけどうなの?
そんな疑問にお答えするため、ヨガインストラクター100人のストーリーに迫る!インタビュー企画を始めました!
私は今まで、数々の素晴らしいヨガインストラクターに出逢ってきました。
一口にインストラクターと言っても、働き方や考え方、指導方法や得意分野など、本当に色々なスタイルの先生がいるなぁといつも思っていますが、一つだけ、素敵なヨガインストラクターには必ず共通していることがあります。
それは、魅力的なインストラクターは必ず魅力的な「ストーリー」を持っている、ということです。
この企画では、私が尊敬する100人のヨガインストラクター、お一人お一人のストーリーをインタビューしていきたいと思います。
これからヨガのインストラクターを目指す方、現在インストラクターとして活躍中の方、またはどんなインストラクターからヨガを学んだらいいかと悩んでいる方の参考になったら嬉しいです!
荒木 愛弓さんのプロフィール
荒木 愛弓 Araki Ayumi
千葉県出身。
幼少期から心のことや目に見えないものに心を惹かれ、精神世界に関心を持つ。
10代前半から、日本独特の常識に違和感と生きづらさを感じ続け、17歳の時に単独でアメリカへ。そして高校卒業後、フィリピン・セブ島のスラム街に住むストリートチルドレンのボランティア活動に参加し、本当の豊かさを学ぶ。
その後、セブ島で語学留学を経験。留学後は、日系IT企業のインターンとして働きながら、週末は、海と共に生きるバジャウ族の村で暮らす。彼らと一緒に過ごす中で、あるがままに生きる心地よさと人間本来の美しさを体感する。
海外での経験を通じて、それぞれの地の文化や多種多様な生き方に触れたことで、一人一人がユニークで特別な存在だと感じ、生まれ持った個性や感性を大切にしながら、自然と内側から湧き起こる想いを軸に生きよう、と決意。
その後、インドへ渡り、ヨガに出逢う。
今を大切に丁寧に生きること、心と体のつながりを感じること、アシュラムでの学びや気づきの中で、体・心・魂がひとつに、本来の自分自身へ還っていく体験をする。
そして、自分自身や周りの人たち、自然、さらには地球と調和しながら、心穏やかで平和的に、人生を豊かにしていくための生き方は、ヨガの道にあると気づく。
帰国後、関西を中心にヨガセラピストとして活動をはじめる。
2019年、一人旅で訪れた長崎県の離島・壱岐島で、個性豊かな温かい島の人々、豊かな食、暮らしの中にある穏やかな自然に出逢う。そして、ゆるやかな空気感とパステルカラーのやさしい色に包まれたこの島に魅了され、心から大好きになったこの場所で、わたしの中にある想いをカタチにしたいと思い、移住。
現在、壱岐島を拠点に、ヨガリトリートの主催をメインに活動中。
【message】
一人一人が生まれ持った個性や感性、心から湧いてくる想いを大切に、自分という存在で表現し、喜びを感じながら生きていくこと。
それが、日々を穏やかに、自分自身を大切に丁寧に生きる道となり、結果的に平和な未来を紡いでいけると感じています。
この循環こそが、今を生きているわたし達、これからの世界を生きていく可能性溢れる子どもたちの未来へと繋がっていく。
そう信じて、わたしの軸となる4つのツール(ヨガとお手あて、旅すること、暮らすこと、自然を感じること ※HP参照)と、わたしなりの生き方を通して、お一人お一人の心にやさしく触れられる存在で在りたいと願い、活動しています。
【資格】
E-RTY200(インド・リシケシ)
アーユルヴェーダ療法マルマセラピスト
アーユルヴェーダマイスター
陰陽五行ヨガセラピー指導者
【現在、開催しているリトリートプログラム】
ご詳細は、下記のリンクにてご覧ください。
→https://lit.link/ayumiaraki09
幼い頃から学生時代までの少女時代
大勢の場が苦手で、お友達も1、2人いれば十分という感じ。でも、外で遊ぶことが大好きで動物と触れ合ったり、虫を観察したり、木登りをしたり、男の子のようにいつも活発に自然の中で遊んでいました。
可愛いものというより、妖怪や仏像がすごく好きで、周りからはよく変わっているね、と言われていた記憶があります(笑)思い返すと、幼い頃から目に見えない世界に惹かれていたんだなぁと思います。
一人一人が持っているもの、個性や感性は違うのに「周りと一緒ではないといけない」「みんな同じがいい」という日本独特のルールに嫌気がさし、ちょうど反抗期の時期とも重なり、家出をしたり、学校に行かない日々が続いたりグレはじめました(笑)
初めて海外にいく前まで(高2くらいまで)の学生時代は、一人でいつも悩んでいて悶々と葛藤していて、どこにいても心の拠り所がなく、周りに中々理解してくれる大人がいなくて、一人暗闇の中にいるようで本当に辛かったし、苦しかったです。
でも、そういう経験を経たからこそ「生きづらさ」を抱えている人たちに寄り添える存在でありたい、という想いに繋がっているので、必要不可欠な出来事だったと感じていて、とても尊い時間だったなと思います。
アメリカ・ウィスコンシン州で二ヶ月ほどホームステイをしたり、フィリピン・セブ島でストリートチルドレンのボランティア活動に参加したり、その時に大好きになったセブで語学留学をしたり。
留学中にもセブ愛が止まらず、まだこの場所に居たいと思い、日系のIT企業の会社に面接に行きました。そこで半年間インターンシップを経験し、人生で初めて、会社という場所に所属しました。
一つの大きな組織の中で働いていたことが今でも私自身、信じられないくらい不思議な体験だったなぁ、と感じてます(笑)
まりさんともこうして今でも繋がれているのも、明るさと温かさに包まれているセブという場所があり、アドウェイズという素晴らしい会社があったからこそ、だと感じています。
ヨガを始めたきっかけ
そして、セブでのインターンが終わったタイミングで、次はどこに行こうかと考えていた時にふと、「インド」というキーワードが浮かび、それがとても違和感なくしっくりきて「よし、次はインドに行こう!」と決めました。
でも、せっかくインドに行くなら旅だけではもったいない、もっと深くインドという場所を知りたい、その地に根付いているものを学びたいと思い、色々調べていたら「ヨガ」にたどり着きました。
ただ、ヨガというものを調べているうちに、体だけではなく精神へと通じるものがあると知り、純粋にこの部分を学びたい、知りたい、体感してみたいと思ってました。
ですが、自然のリズムに合わせて、規則正しい生活の中でヨガを学んでいく中で身体と心が軽くなっていく感覚があり、辛さよりも心地よさを日に日に感じていました。
ヨガの資格を取得している最中の出来事
中心にいるとき、物事がクリアにみえて、生きてきた中で経験してきたネガティブな面を受け入れることができ、バラバラだと感じていた点と点がひとつに繋がっていきました。
中心に立ち、過去の自分や出来事を許し、それを受け入れることができた時、全てが必要な経験だったんだ、と腑に落ちた体験は本当に素晴らしい経験でした。
だけど、日々ヨガを実践していく中で「一旦、立ち止まること」を学んでからは、感情と思考のバランスが取りやすくなり、どんな時も落ち着いて客観的に物事が見れるようになったり、心に余白が生まれいつも心穏やかな状態で過ごすことができるようになりました。
ヨガを始める前の私は今ではなく、いつも未来のことを考えていました。
「次、何しようかな」「次、どこへ旅に行こうかな」と、次することばかり。だけど、ヨガを通して、意識を外ではなく内に向けて体、心、呼吸、今あるものをしっかりと感じてみる、味わってみる。
美味しいご飯を作れる手があること、可愛い鳥の声を聞ける耳があること、嬉しい、悲しい、ドキドキ、ワクワク、沢山の感情を感じることができる心、肉体という乗り物を通してこの美しい世界を経験できてること、自分が今生きていること、生かされていることへの感謝を日々感じれるようになりました。
ずっと、「ないない。」と探していたものが、「もうすでにここにあった。」ということを体感的に理解できたのは、私の人生をとっても豊かにしてくれました。
私にとってのヨガ
自分は、どんな時も愛と平和、調和を大切にしている人だと思っています。
「世界平和。」が大きなテーマとして、いつもわたしの中にあるのですが、その一つの段階として、いま長崎県の壱岐島で行っているヨガリトリートを通して、一人一人が生まれ持った個性や感性、心から湧いてくる想いを大切に、自分という存在で表現し、喜びを感じながら生きていくキッカケの場所で在れたらと思い、活動しています。
それが、日々を穏やかに、自分自身を大切に丁寧に生きる道となり、結果的に平和な未来を紡いでいけると感じています。
会社や世間、周りから見た視点ではなく、いつでもあなたが大切にしてるものをどうか、大切にしてあげてください。
ヨガは真実の道を生きる、生き方です。
ヨガインストラクターというブランドや立場に囚われず、自分の心に素直に、大切にしていることを大切にする生き方こそが、ヨガだと感じています。
自分が大切にしていることを把握した上で、ヨガインストラクターとして活動していきたい想いが心の中にあるならば「ヨガインストラクターとして、どんなメッセージを世に伝えていきたいか。」ぜひ、問いかけてあげてみてください。
ヨガインストラクターという、真実の道へ導く一人の人間であるとき、いつでも自分自身の内側にあるもの、真実を見続ける姿勢が大切かな、と思います。
世界には、沢山のヨガインストラクターがいます。
その中に埋もてしまわない為にも、あなたの中にある情熱、世界で一人しかいないあなたという個性を大切に、いつもご自身との対話の大事にしてあげてほしいな、と心から思います。
きっと、あなただからこそ届けらるものがあると信じています!沢山の愛を込めて、お一人お一人のご活躍を心より応援しています。