皆さんはヨガの練習をするときに、ヨガブロックを使っていますか?
「体がかたい人が使うもの」「初心者をサポートする補助具」といったように、誤った認識をされてる人もいますが、道具を積極的に使うことで心身が正しく調整できます。
今回はヨガブロックの効果と、おすすめ10選をご紹介します。
目次
ヨガブロックとは?
バランスのとれた身体と心をつくるために、ヨガポーズをサポートしてくれる道具です。
ビーチサンダルに使われるEVA樹脂で作られているものが一般的で、軽くて耐久性があります。他にも、コルク製や木製など様々な素材でできていますが、そのほとんどが立体的な長方形です。
ヨガブロックの効果
ヨガポーズをとるときは、身体をサポートしてくれ過度な負担を減らしてくれます。正しい姿勢がとれることで身体への内観が深まり、自然な柔軟性と筋力を養うことができます。
また、瞑想のときにも役立ち、骨盤が立つことで背骨を正しく伸ばすことができます。そうすることで呼吸やチャクラといったエネルギーの流れが良くなり、瞑想への集中力が高まります。
ヨガブロックの使い方
三日月のポーズ
足を前後に開く三日月の後屈ポーズ(アンジャネアーサナ)では、反り腰になりやすいです。
2個のヨガブロックを前の足の両サイドへ置き、手をブロックにそえてポーズをとってみましょう。股関節がしっかりアプローチされ、腰への負担をかけずに背骨をキレイに伸ばすことができます。
橋のポーズ
寝ながらお尻を持ち上げる橋のポーズ(セツバンダーサナ)では、内もも(内転筋)に力が入らずヒザが左右に開きやすいです。左右の太ももの間にヨガブロックを1個はさみながらポーズをとってみましょう。
ブロックが落ちないように自然に内転筋に力が入ります。骨盤調整や足の引き締めに効果的です。
寝ながら胸を開くポーズ
2個のヨガブロックをTの字に並べ、上のブロックへは後頭部を乗せ、下のブロックは肩甲骨の間に来るようにして寝ます。両腕は胸を広げるように横へ伸ばします。
丸まりやすい背中がブロックに押し出され、ハートである心臓まわりの緊張をゆるめることができます。
瞑想の姿勢
座布団のようにお尻の下にヨガブロックを入れます。左右のお尻にあるコリッとした坐骨を、ブロックの前側に引っ掛けるように浅く座ります。
骨盤が前に30度傾いた正しい姿勢がつくられることで、腰や首に不快感なく気持ちよく瞑想にとどまることができます。
ヨガブロックを使ったおすすめYouTube
ヨガブロックを使ったヨガレッスンを受けてみたい人にはこちらの動画がおすすめです。基本姿勢からポーズまで、つなげて練習することができます。
【初心者向け!20分ブロックを使うヨガ/STUDIO-yoga journey-】
ヨガブロックの選び方
ヨガブロックには、素材・サイズ・形状などの違いがあります。また、値段も数百円のものから数千円のものまであります。ここでは、そんなブロックの選び方をチェックしていきましょう。
素材
一番人気のEVA樹脂
冒頭でもお伝えしましたが、最もスタンダードなヨガブロックはEVA樹脂といって、ビーチサンダルでも使用されるような素材です。日本のヨガスタジオでよく見かけるのはこちらのタイプです。
軽くて持ち運びやすく、ほとんどのヨガポーズへ使用することができます。運動量の多いヨガから、リラックス系のクラスまで幅広く使えるため、迷ったらこのタイプを用意しておきましょう。
おしゃれなコルク製
引用:https://www.amazon.co.jp/Yoga-Design-Lab-ヨガデザインラボ-トレーニング用ブロック/
ビジュアルで選びたい人なら気になるコルク製のヨガブロックは、EVA樹脂よりも安定感があります。力が強く加わる、難しいポーズを練習したい人におすすめです。
また、汗を吸収する効果もあるため激しく動くヨガにはいいです。ただし、その分臭いがつきやすいので、乾かして保管するようにしましょう。
香り豊かな木製
ヒノキ・杉・竹など、木材によって作られたヨガブロックは、他の素材よりも固さがあり、耐久性・安定感は抜群です。体の大きい男性や海外の人でも、安心してポーズに集中することができます。
しかしその一方で、リラックス系のポーズでは骨に当たる不快感が生じることがあります。タオルで包むこともできますが、用途ごとに使い分けることをおすすめします。
サイズ・形状
通常のヨガブロックは下記のサイズが一般的です。
厚さ:約7.5㎝(厚いものがいい場合は約10㎝)
重さ:約300g(木製・コルク製は約1kg)
形状:立体的な長方形
初心者でブロックの使い方にまだ慣れていないなら、スタジオやYouTubeでも使用されることの多いこちらのサイズを用意しておくと安心です。
自然にやさしい、たまご型
すこし変わったヨガブロックでは、たまご型のものがあります。人間の体は自然からできているため、骨を含めて一直線なところがありません。どこかしらカーブしています。
身体にやさしい形でつくられたブロックがこのたまご型です。使用方法があまり出まわっていないため、初心者の方は注意しましょう。
100均にもヨガブロックはある?
なんと、100円ショップでもヨガブロックが買えます!2022年11月時点では、ダイソーで販売していることがわかりました。ちなみに、セリアでは発見できませんでした。
また、ダイソーで取り扱ってはいるものの、お値段は200円(税別)でした。それでも安いですね!
100均のものはダメ?
ヨガインストラクターの目線で言うなら、おすすめしないです。理由は、柔らかすぎるからです。
特に初心者さんだと、体幹が弱く、その分ブロックへ体重を分散させるわけですが、100円ショップのものだとブロックそのものが凹み、身体が支えきれていない場合があります。
ヨガブロックは安いのと高いのとでは、何が違うの?
100円ショップ同様に、安いヨガブロックは素材が柔らかく、密度が粗いです。指で押したり、体重をかけると凹みやすいのが特徴的です。
ヨガでは重力に反発するように筋力を使うポーズも多いので、ある程度、力を跳ね返す固さがあった方がいいです。
ヨガブランドなどのヨガ専門店が開発したブロックは、身体の安定性や集中を妨げないよう、ポーズのとりやすさに重点を置いて造られています。
開発や、素材、密度の高さなどにお金がかかっていると言えます。
おすすめのヨガブロック10選
Yogaworks/ヨガワークス:ヨガブロックA
→https://www.yogaworks.jp/products/detail/11
EVA樹脂 23㎝×15㎝ 厚さ7.6㎝ 300g
多くのスタジオで採用されている最もスタンダードなブロックです。迷ったときはこのブロックがあると安心です。
Yogaworks/ヨガワークス:ヨガブロックB
→https://www.yogaworks.jp/products/detail/12
EVA樹脂 23㎝×15㎝ 厚さ10㎝ 400g
軽さと厚みを求めるなら、こちらのヨガワークスのBタイプがおすすめです。
suria/スリア:ヨガブロック
→https://online.suria.jp/fs/suria/2SU-YB
EVA樹脂 23㎝×15㎝ 厚さ7.5㎝ 300g
やわらかい色彩で使いやすいスリアのブロックは、4色のニュアンスカラーから選ぶことができます。正面にはスリアのエンボスロゴも入っています。
Manduka/マンドゥカ:コルクブロック
→https://shop.manduka.jp/products/401105042
コルク製 23.5cm×10.5cm 厚さ15.5cm 907g
一流インストラクターも愛用するマンドゥカのブロックは、再生可能で地球にやさしいコルク素材でできています。
Yoga Design Lab/ヨガデザインラボ:コルクブロック
→https://item.rakuten.co.jp/ps-sports/yogadesign-cork-block/
コルク製 23㎝×14㎝ 厚さ7.6㎝ 700g
バリ島のインスピレーションを受けてデザインされたこちらのブロックは、個性的な美しさだけでなく環境を思いやるエコフレンドリーな欧米ブランドの一品です。
HINO/ヒノ:木製ヨガブロック
→https://item.rakuten.co.jp/sikoku-kako/hino-yo-1/
木製(ヒノキ) 23㎝×12㎝ 厚さ7㎝ 約1kg
国産材100%のヒノキでつくられたこちらのブロックは、無添加・無塗装の自然を感じられる一品です。
Reebok/リーボック:ヨガブロック シェイプタイプ
EVA樹脂 22.8㎝×15.2㎝ 厚さ7.6㎝ 240g
Reebokから登場したこちらのブロックは、指をかけて掴めることができます。立ちポーズの練習で使いやすさを実感できます。
奏運動工具業/HATAS:ヨガブロック
→https://www.amazon.co.jp/秦運動具工業-ヨガブロック-1個/dp/B06WVQZNH4?th=1
EVA樹脂 22.5㎝×15㎝ 厚さ7.5㎝ 約100g
こちらは、フィットネス・健康用品を手掛ける専業メーカーによるヨガブロックです。かなり軽量のため耐久性は低いですが、安いわりに使い勝手がいいと評判です。
ヨガブロックがないときは?家にあるもので代用する方法
オンラインヨガや動画レッスンでブロックが出てくると、思わず試してみたくなることもありますよね!
ヨガブロックが無いときは、家にある「本」で代用するといいです。最近はあまり見かけないですが、辞書をもっているなら辞書が最適です。
他には、雑誌や書籍を積み重ねた使用方法もおすすめです。
橋のポーズのように、足の間にはさむ場合は大きいバスタオルや厚めのクッションで代用できます。柔らかい素材は凹みやすいため、挟んだ後に約7㎝ほどの厚みが残るように多めに準備した方がいいでしょう。
ヨガホイールについてはこちら。
>>ヨガホイール【徹底解説】効果・使い方・選び方・体験できるスタジオまで