羊羹(ようかん)とは、小豆の餡(あん)に砂糖・寒天を加えて固めた代表的な和菓子の一つです。
多くの人に愛されている和菓子の羊羹ですが、ダイエットに効果的な和菓子であることはあまり知られていません。
材料に砂糖を使っていることもあり、ダイエットに効果があるといわれてもピンとこない人もいるのではないでしょうか。
本記事では、羊羹がダイエットによいかどうか、カロリーや栄養成分から解説します。
甘いものに目がなく、ダイエット中でも羊羹を食べたいと思ったことがある人からすれば必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。
目次
【結論】羊羹はダイエット向きの和菓子
先に結論をお伝えすると、羊羹はダイエット向きの和菓子といえます!ダイエット中でも甘いものを食べたいと思っている人にとっては、魅力的な食べ物ではないでしょうか。
ただし、いくらダイエット向きの和菓子といっても食べ方の工夫や食べる量を調整しないと太ってしまう可能性が出てきます。
以下で解説する内容を理解した上で、羊羹ダイエットを実践していきましょう。
羊羹の種類と特徴|ダイエットするなら知っておいて損はない
羊羹にはいくつか種類があり、種類ごとに特徴が異なります。
ダイエットするのであれば知っておいて損はありません。以下では、羊羹のおもな種類と特徴について解説します。
練り羊羹
練り羊羹とは、餡に砂糖や寒天を加えて練り、型に流し込んで固めた和菓子です。蒸し羊羹に比べると口あたりが滑らかで、つるっとした軽い食感が特徴の羊羹です。
日持ちがよく、現在では羊羹の主流となっています。素材の選別と作り手の技術が味の決め手となります。
<可食部100gあたりに含まれる成分>
エネルギー | 289kcal |
水分 | 26.0g |
たんぱく質 | 3.6g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 69.9g |
水羊羹
水羊羹は練り羊羹と同じ材料で作りますが、寒天の量を練り羊羹よりも少なくして水分を増やしています。そして、煮詰めないようにして型に流し込み、固めて作るという違いがあります。
ツルッとしたのどごしとみずみずしい食感があり、口に入れるとさっぱりとした味わいが広がるのが特徴です。
一般的には、練り羊羹と比べて甘さが控えめで、あっさりとしています。そのため、甘いものが苦手な人でも食べやすい羊羹といえます。
<可食部100gあたりに含まれる成分>
エネルギー | 168kcal |
水分 | 57.0g |
たんぱく質 | 2.6g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 | 39.9g |
蒸し羊羹
蒸し羊羹は、練り羊羹と水羊羹と異なり寒天を使いません。餡に小麦粉または葛粉などを加えて蒸しあげて作ります。羊羹の中では特に古い製法で作られ、もっちりとした食感が特徴です。
また、小豆本来の風味や味わいが楽しめるのも特徴で、さまざまなバリエーションの商品があります。
例:栗蒸し羊羹、芋羊羹
<可食部100gあたりに含まれる成分>
エネルギー | 237kcal |
水分 | 39.5g |
たんぱく質 | 4.4g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 55.4g |
羊羹がダイエット向きの和菓子といえる理由
羊羹には種類があることを踏まえた上で、なぜ羊羹がダイエット向きの和菓子といえるのかを解説します。
比較的低カロリーな食べ物
羊羹は、ケーキやチョコレート、クッキーなどの洋菓子と比べると低カロリーな食べ物といえます。
・ショートケーキ:314kcal
・スイートチョコレート:530kcal
・クッキー(ビスケット):512kcal
参照:文部科学省|食品成分データベース
ただし、比較的低カロリーであることは、必ずしもすべての羊羹にあてはまるわけではありません。
羊羹の種類や製法、材料によってカロリーは変動します。あくまで一般的なデータとして参考にしてください。
ダイエットに効果的な栄養素が含まれている
羊羹には、ダイエットに効果的な栄養素が含まれているといわれています。具体的には、以下のような栄養素が該当します。
食物繊維
小豆に含まれていて、満腹感を持続させる効果や食欲を抑える効果が期待できます。また、腸内環境を整え、便秘の解消にも役立ちます。
ビタミンB群
糖質や脂質の代謝を助け、エネルギーを効率的に作り出す効果が期待できます。
ポリフェノール
抗酸化作用があり、代謝促進効果が期待できます。
ただし、ダイエットに効果的な栄養素が含まれているといっても、羊羹は糖質量が多い食べ物です。食べすぎると糖質の過剰摂取によって肥満の原因となるため、食べ過ぎには注意しましょう。
甘いものが食べたい人でも食べ方を工夫すれば食べられる
ここまでお伝えした内容を踏まえると、羊羹は食べ方次第でダイエット効果を得られる可能性がある食べ物と考えられます。
食物繊維が含まれるので、よく噛んで食べることが必要です。そして、食べる量に気をつければ甘いものが食べたくて我慢するのがつらい人の間食にもなりえます。
羊羹ダイエットを成功させるポイントは、食べ方を工夫することです。どのような工夫ができるのか、次章で詳しく解説します。
羊羹ダイエットを成功させるポイント
羊羹ダイエットを成功させるポイントは、以下の4つです。
- 間食として食べる
- 食べる量に気を付ける
- 手作り羊羹を食べる
- 羊羹に含まれるカロリーや成分を知っておく
それぞれについて、一つずつ詳しく解説します。
間食として食べる
ダイエット中に羊羹を食べるとしたら、間食として食べるのがおすすめです。
ただ、いつでもどのようなタイミングでも間食していいかといわれたら、そうでもありません。以下のタイミングで間食をとってみましょう。
- 15時ごろ:この時間帯は、脂肪を身体に蓄えるために働くたんぱく質の量が体内に少なくなるといわれている
- 空腹時:羊羹に含まれる食物繊維によって、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待できる
また、ダイエット目的で運動する場合、運動前に羊羹を少量食べることでエネルギー源としても活用できるでしょう。
食べる量に気を付ける
羊羹を食べる量には気をつけましょう。
ただ、ある程度の目安が分かっていたほうが、食べる量を調整しやすいですよね。そこで、以下のように食べる量を調整してみましょう。
1日の摂取カロリーを把握する
あなたの1日の摂取カロリーはどのくらいでしょうか。きちんと把握した上で羊羹を食べる量を調整しましょう。一般的に、間食として食べる量は1日の摂取カロリーの10%程度にとどめておくことが目安です。
羊羹の種類によって変える
羊羹の種類によってカロリーが異なります。たとえば、水羊羹であれば1日に1個(約150〜200kcal)食べても問題ありませんが、練り羊羹にすると1個あたりのカロリーが高くなるため調整が必要です。
もし、個包装されている羊羹を食べるのであれば、1個あたりのカロリーがわかりやすいので量の調整がしやすくなります。
手作り羊羹を食べる
料理が好きな人や砂糖不使用の羊羹を食べたい人には、手作りの羊羹を食べることもおすすめです。手作り羊羹のレシピについては、一例として以下を参考にしてください。
羊羹はダイエット中でも罪悪感なしで食べられるおすすめの和菓子!
本記事では、羊羹がダイエットによいかどうか、カロリーや栄養成分から解説しました。
羊羹はダイエット向きの和菓子であり、工夫次第で罪悪感なしで食べられます。そのためには、羊羹には種類があって種類ごとにカロリーが異なることや、間食として食べる時間や量を調整したりする必要があります。
そして、羊羹に含まれる食物繊維やビタミンB群などがダイエットに効果的といえ、運動する前のエネルギー源としても活用可能です。
また、手作り羊羹を作れば、自分好みの味や風味の羊羹を食べられます。
本記事を参考にして、羊羹をダイエットに有効活用してみるのはいかがでしょうか。
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