ピラティスインストラクターの資格を取得したいと考えている方、通信・通学どちらで学ぶか悩んでいませんか?
結論、通信でも通学でもインストラクターとして働くことはできます。
この記事では、通信・通学どちらも受講した私がそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。どのような方法で資格取得をすればいいか参考にしていただける内容だと思いますので、是非最後までご覧ください。
目次
1. 私が通信と通学でピラティスインストラクターの資格を取得した理由
私はマットピラティスインストラクターの資格を保持しています。通信講座と通学講座の両方を受講しました。現在は、副業でフリーのインストラクターとして活動しています。
BASIのベーシックコースを受講し、その後キャリカレの通信講座で資格を取得しました。
私がキャリカレの資格講座を受講した理由は、クライアント様のためでもあります。
担当しているクライアント様から、自分もインストラクターとして働いてみたいと相談を受けることが多々あります。その際に通信・通学どちらがおすすめかお答えできるようにしたいと思ったことがきっかけです。
以下に、通信・通学それぞれを受講した私が感じたメリット・デメリットをまとめていきます。
2. 私が感じた通信講座のメリット・デメリット
通信はキャリカレのピラティスインストラクター資格講座を受講しました。
約3カ月かけて自分のペースで進めました。
私は理学療法士の資格も保持しています。元々解剖学的な知識があるということもあり、かなり早いペースで進めることが出来ました。解剖学的知識がゼロからの場合、基礎を固めるためにも半年以上はかかるのではないかと思います。
・学ぶスピードを自分でコントロールできる
・自宅で完結するため、身なりを気にしなくて良い
費用面でのメリットがとても大きいと思います。通学コースと比較すると10万円以上も差がありました。
キャリカレの通信講座は、テキストとDVDを見ながらの受講スタイルなので、他の受講者さんとの交流が無い点も私にとってはメリットでした。
通学コースでは、他の受講者さんと密に交流するため身なりを整えることも必要でした。一方通信講座では、お風呂に入った後のスッピン・パジャマスタイルでも学べたので非常にストレスフリーでした。
・人の体に触れる機会がないため、インストラクターとしての自信がつきにくい
・教材+αで解剖学の本が必要になると思われる
私は物事において三日坊主なことが多く、継続ができないタイプの人間です。そのため、学びスイッチを入れ続けることに苦労しました。
通信講座は、やらなくても誰にも何も言われない環境なので気持ちを強く持ち続ける必要がありました。
他には人の体に触れる機会がないこともデメリットだと感じました。人の体に触れるお仕事をしていない方の場合、通信の学習とは別に家族や友人で模擬レッスンをする機会を作ることをおすすめします。
そして、私が感じた最大のデメリットは、解剖学的知識が身に付き難い点だと思います。
テキストに載っている解剖学的知識だけでは、インストラクターとして働くには不足していると思います。そのため、テキストとは別に筋肉の構造を理解できる本を購入して学ぶことをおすすめします。
このような本がおすすめです。
腹筋をするとどこの筋肉が働いて、その筋肉は骨のどこに付いているかを、テキストとは別に学ぶといいと思います。
3. 私が感じた通学講座のメリット・デメリット
BASIの通学講座は、働きながら取得するには正直大変でした。予め決められたBASIのスケジュールを把握し、仕事のスケジュールを立てる必要がありました。
ですが、リアルで学ぶということはインストラクターとして働くにあたって大きな自信につながることは確かです。通学講座は仲間と楽しみながら学びたい方や、確かな自信をつけたい方におすすめです。
・同じ志をもつ仲間とつながることができる
私が感じた通学講座の最大のメリットは、実技を学ぶことができる点。実際に人の体に触れて骨や筋肉の動きを理解する機会は貴重です。また、インストラクターとしての声掛けの仕方なども学べるので資格取得後に自信をもって働くことができると思います。
・身なりに気を遣う
通学講座の大きなデメリットは感じませんでした。金額も10万円以上するので高く感じますが、それだけの価値はあると感じました。通学講座で繋がった方々とは現在も交流があり、インストラクターとして活動している現在のモチベーション維持にもなっています。
4. 結論!インストラクターとして働きたい場合、通信・通学どちらがおすすめ?
通信と通学、どちらで資格を取ればいいのか悩みますよね。通信・通学どちらも学んだ私が、独断で考えたおすすめの方法をご紹介します。
通信講座をおすすめしたい人
解剖学的な知識をお持ちの方
理学療法士や、整体師、ヨガインストラクターなどの身体に関わるお仕事をされている方は通信講座をおすすめします。
テキストのみの通信講座でも、ピラティスの基本原則、指導方法、エクササイズ方法などを丁寧に学べます。もともとお持ちの解剖学的知識と合わせればすぐにピラティスインストラクターとして働くことができると思います。
解剖学的知識がないが、学びを自分のペースで進めたいマメな人
先述したように、通信講座は解剖学的な学びが不足しているため自分でコツコツ学ぶことが出来る方には通信講座がおすすめです。
通学講座をおすすめしたい人
解剖学的知識をお持ちでない方
通学講座では実際に人体模型を見たり、自分の身体を動かしながら解剖学を学べました。解剖学に自信のない方は、通学講座の方が学びやすい環境が整っていと思います。
普段から三日坊主になりやすい方
三日坊主になるタイプの私の友人は、通信での資格取得に1年以上かかっていました。通学講座は学ぶためのスケジュールがあらかじめ立っているため、やるしかない環境に身を置くことが出来ます。マメに学び続けることが難しい方は、はじめから通学講座を選択することをおすすめします。
資格取得後スタジオで働きたい方
スタジオの募集要項によっては、国際的に認められたPMA加盟団体での資格取得が義務づけられている場合があります。ユーキャンやキャリカレなどの値段の安い通信講座でPMA加盟団体の資格がとれるケースは無いので、事前の確認が必要です。
※私の受講したキャリカレよりお値段は高くなりますが、通信講座のみでPMA加盟団体の資格を取得できる講座もあるので参考にして下さい。
詳しい団体はこちらの記事を参考にどうぞ。
関連記事:ピラティスインストラクター資格はどこがいい?種類、選び方、PMA団体をご紹介
5. まとめ【インストラクターの資格は通信・通学どちらでも働ける】
この記事では、ピラティスインストラクターの資格は通信・通学どちらがおすすめかをまとめました。
結論、通信・通学どちらを選択してもピラティスインストラクターとして働くことはできます。
解剖学的知識があるかないか、自分の性格、資格取得後の希望の働き方などに応じて通信か通学かを選べると良いと思います。
悩んでいる方は、結論!インストラクターで働きたい場合、どの講座を選ぶのがいいの?をご覧になって下さい。
なお、現在では「BASI」や「MAJOLI」などで通信と通学のハイブリット講座もあるので、こちらも参考にして下さい。
→https://yoga-story.jp/pilates-studio/#PMAMAJOLI