突然ですが、皆様は身体の不調がありますか?
「なんの不調もありません!毎日快適です!!」
そう答えられる方は、ごく僅かではないかなと思います。
今では日々快適に過ごすことができるようになった私も、以前は膝や股関節が痛かったり、息が詰まる感覚があり常に浅い呼吸をしていて、息苦しさも感じていました。
私の症状以外でよく聞く慢性的な不調は、腰痛、首こり、肩こり、頭痛、メンタルの浮き沈み、これらが多いかなと思います。
皆様もきっとこの中に当てはまる症状があったのではないでしょうか?
そして、これら全ての原因の一つに【インナーマッスルの弱さ】が共通して考えられると言われたら、あなたは信じられますか?
逆にいうと、インナーマッスルを鍛えれば、慢性的に悩んでいて、もはやあることが当たり前になっていた不調たちが改善されたらどうでしょう?
心の奥底に眠っていた理想の生活ができると思いませんか?
天気に左右されない身体、疲れにくい身体、いつでも心地良くいられるメンタル。
そんな夢のような身体を手に入れる為の一つの手段となる、ピラティスの魅力について今回はインナーマッスルという視点から見ていきましょう!
そもそもインナーマッスルとは何か
インナーマッスルとは、身体の深層にある筋肉たちのこと。
反対に、表層にある筋肉たちのことをアウターマッスルと言います。
インナーマッスルは主に骨や関節、内臓を支えてくれる、いわば縁の下の力持ちといったところでしょうか。
その為、インナーマッスルが弱くなってくると適切な位置で骨や臓器を維持することが難しくなり、それによって身体の歪みや痛みとして表れていきます。
では、ここからはピラティスでインナーマッスルが鍛えられる理由をお話していきましょう。
ピラティスでは、常にパワーハウス(コア)を使用しながらエクササイズを行います。
このパワーハウスというのは、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋のことを言い、これら全てはインナーマッスルなのです。
簡単な役割は下記となります。
横隔膜は呼吸筋とも言われる屋根の役割をしてくれている筋肉。肋骨内でドーム状の形をしています。深い呼吸をするためにもとても大切な筋肉の為、メンタルが不安定な方にもぜひ鍛えていただきたいところです。
腹横筋は腹筋群の中で1番深層にあり、コルセットのように内臓を支えています。パワーハウスの中では壁の役割をしてくれている筋肉。
少し前にくびれを作る為のコルセットが流行っていた時もありましたが、私たちはすでに天然のコルセットを持ち合わせているので、活用しないのは勿体無いのです!
多裂筋は背骨に沿ってある細長い筋肉で、パワーハウスの中では柱の役割をしています。その為、多裂筋が弱くなると背骨が歪み、腰痛や猫背を引き起こしやすくなります。
美姿勢を作るためには必須の筋肉の一つです。
骨盤底筋群は恥骨から尾骨にかけてハンモック状にある筋肉の集まりです。床の役割をしており、産後の女性は特に緩みやすいためトレーニングが重要です。
自転車に座った時にサドルに当たる場所が大体骨盤底筋群の位置だと思っていただけると分かりやすいかなと思います。
このパワーハウスがある場所には背骨と内臓しかないため、筋肉たちが支え続けてくれないと私たちの身体はいとも簡単に潰れてしまいますし、様々な不調が生まれてくるというのが、ご理解いただけたかなと思います。
ピラティスでインナーマッスルを鍛えた先の効果
実際に私が経験した効果をお話しさせてください。
私がピラティスに出会ったのは2人目の産後。育休中にどうにかしてこの身体を戻したいと思い、YouTubeでピラティスやストレッチを始めてみました。
見よう見まねで気がついた時にやる程度では、正直すぐに効果が感じられたわけではありませんでしたが、なんとなく気持ちいいな、という感覚があり、お気に入りの先生を見つけ続けてみました。
すると、いつのまにか上の子と思いっきりジャンプしても尿漏れがしなくなったこと、お風呂から出た時の湯漏れもなくなっていたこと、何より骨盤のミシミシ響く感覚やズレている感覚がなくなり、日常が快適になっていたことに気づきました。
当時の私の体に起きていたこととしては、定期的なピラティスのおかげで、パワーハウスが強くなり産後で大ダメージを受けていた骨盤底筋群も回復をしてきたということ。
妊娠中に骨盤底筋群にかかってくる重さは、なんと妊娠前の100倍ほどになるとも言われています。
それほどまでにダメージを受け、緩んでしまった筋肉たちを鍛え直すのはどれだけ大変かというのがこの数字からもわかってきますよね。
そして、MAJOLI(マジョリ)のピラティス養成講座を担当する中で、生徒様の変化も本当に素晴らしいのでご紹介させてください。
ある男性はアウターがとても強く、講座当初はほとんどのエクササイズが苦痛でしょうがなかったそうです。
ですが、繰り返し丁寧に呼吸の練習に励んだり、エクササイズ練習をしていくうちに、身体が快適に動けるようになった!腰痛がなくなった!姿勢が良くなった!と体感できたと嬉しそうに伝えてくださいました。
他にも3キロ痩せたという方、肩こりがなくなったという方など、本当に皆さん学びながらも自身が様々な効果を感じてくださっていました。
そんなMAJOLIの、学びながら整う講座はこちらからご覧ください。
そして、ピラティスにチャレンジしてみたい!という方はぜひこちらの記事の呼吸法から始めてみてはいかがでしょうか?
ピラティスの基礎である呼吸法をマスターするだけでもインナーマッスルは動き出してくれますよ!
まずは一歩踏み出すところから始めてみましょう。
>>短期間で11字腹筋を手に入れる!初心者向けピラティス5選
まとめ
ピラティスは筋肉にただアプローチするのではなく、骨に着目することで結果的に適切に筋肉を使用し、正しい位置に戻っていく。
とても繊細でありながらも、とてもシンプルなものです。
まずは、現在の自分の不調に気付き、見てみぬふりをしないこと、あって当たり前と放置をしないことが第一歩かなと思います。
そこからはぜひ理想の未来を思い描いて、今の自分に何が必要なのか?と問い続けてみてください。きっとピラティスの実践があなたの理想に一歩近づくきっかけとなってくれるでしょう。