当方50歳になる男性です。
48歳の時に「赤から鍋ダイエット」にチャレンジし、6カ月で84kgあった体重を67kgにまで落とす17kgダイエットに成功しました。
ダイエット前に医師から「境界型糖尿病だから痩せるように」と言われていましたが、数値は正常に。違和感を覚えていた指先の痺れも治りました。
身体に無理がないどころか、健康な身体へと戻してくれた「赤から鍋ダイエット」についてご紹介させていただきますね。
赤から鍋ダイエットを始めるまで
こちらでは「何故ダイエットを始めることになったか?」「ダイエット方法に赤から鍋を何故選んだか?」についてお伝えしますね。
ダイエットを始めるに至るまで
私は26歳の頃にダイエットに成功し、以来体重は65kg前後をキープしてきました。身長176cmなので、丁度良い感じのスタイルだったと思います。
では何故84kgになったかと言いますと、それは40代で骨折を伴う怪我をしたから。
骨がくっついて拘束具を外すまでの二カ月半は一人でお風呂も入れない状態でしたし、外してからもリハビリが必要でした。そんな身体をまともに動かせない状態だというのに、食事はかなり食べたんですよね。
栄養不足だと骨折の治りが遅いかも?と普段より栄養価の高いものを食べたり。
元通りに腕を動かせるようになるのだろうか?といった不安がストレス性の過食にも繋がって。身体を動かさない生活習慣が身についてしまい、気付けば80kgオーバーの体重になっていました。
そんなある日、指先にしびれを感じて病院で診察を受けたら検査結果がよくありません。
医師から「境界型糖尿病が原因かもしれないから痩せるように」と言われ、ダイエットを決意しました。
赤から鍋ダイエットを選んだ理由
数あるダイエット方法の中から赤から鍋ダイエットを選んだ理由は、若い頃のダイエット成功体験と48歳という年齢によるものです。
実は26歳の頃に3カ月で101kgから62kgまで鍋ダイエットで痩せました。その経験からお鍋が痩せやすいことは知っているので、鍋関連のダイエットにすることは決定。
とはいえ48歳の今、当時行った鍋ダイエットを実行すると健康を損なう恐れがあります。あれは26歳という若さがあったからこそ出来たダイエット方法ですから。
無理せず痩せられる鍋ダイエットは何かないか?と思った時に閃いたのが赤から鍋ダイエットでした。
私は赤から鍋が大好物。ただ辛いだけでなく、コクと旨味の詰まったスープが凄く美味しいんです。赤から鍋だと美味しいから毎日でも食べ続けられるでしょうし、お鍋ならダイエット効果も期待できます。
そこで今回は赤から鍋でチャレンジしてみよう!と決めました。
赤から鍋ダイエットをしてわかった効果
赤から鍋ダイエットを実践したのは12月~5月までの6か月間です。冬~春にかけて赤から鍋ダイエットをしたわけですけど、冬にピッタリのダイエット方法でした。
ということでこちらでは「赤から鍋ダイエットをしてみて感じた効果はどんなものか?」「どんなところが冬向きだったのか?」についてお伝えしますね。
食事に時間がかかるので、満腹中枢が働きやすい
満腹中枢が働きやすいという点は鍋ダイエット全般に言えるメリットですが、赤から鍋はそれが顕著に出ていました。
赤から鍋は熱いだけでなく辛いんです。その辛さ故、パクパク食べるなんてことは出来ません。全部食べ切るのに、普通のお鍋より5割増しぐらいの時間がかかっていました。
これだけ食事に時間がかかってしまうと、食べ終わった頃にはもうこれ以上食べられない!と感じる程の満腹感を覚えます。
この満腹感の高さが赤から鍋ダイエットの凄さでした。
便通改善効果が高い
ダイエットには便秘が付き物と言っても過言ではないでしょう。食事量を減らしたことで便意を感じづらくなり、2~3日に1回出るかどうかとなってもおかしくはありません。
ところが赤から鍋はその逆。食後1時間もすれば便意が覚えるように。
そう、この便通の良さが赤から鍋の効果でした。
後ほど赤から鍋の具材について説明しますけど、中に入っているのはキノコや葉物野菜等の食物繊維がたっぷりの食材ばかり。これだけ食べると、あっという間に腸内が一杯になって便意を催します。この便通改善効果が赤から鍋ダイエットならではのメリットと言えましょう。
冷え症改善効果が凄い
温かい物を食べたら身体の芯から暖まりますし、鍋ダイエット自体が冷えに効果のある料理とも言えます。
しかし、赤から鍋は普通のお鍋よりも冷え性改善効果が高く、真冬でも暖房無しで気持ちよく眠れる程でした。
赤から鍋には豆板醤、コチュジャン、唐辛子等の辛い食べ物が沢山入っています。鍋は身体をポカポカにしてくれますし、辛い食べ物は身体を熱くしてくれます。
唐辛子に含まれるカプサイシンは末梢血管まで血流を良くしてくれるので、これらの相乗効果で冷え性改善効果がとんでもないことになっていました。
おかげで赤から鍋ダイエット中は冷え症知らずで過ごせましたし、冬向きのダイエット方法だと感じました(逆に夏場はキツイです)。
赤から鍋ダイエットのやり方について
ここでは「赤から鍋の食事回数はどれぐらいか?」「具材には何をいれているのか?」についてお伝えしますね。
食事回数について
食事回数ですが、1日2回で行いました。朝食は無し、昼食は食べるけど適当、夜は赤から鍋という感じです。
まず朝に関してですが、特にストレスを感じることなく朝を抜くことが出来ました。というのも夜に赤から鍋をガッツリ食べる為、起床時にお腹はあまり減っていなかったので。
昼ですが、こちらは結構適当です(笑)。もちろんある程度の指針的なものはあるんですけど、それは「食べ過ぎない」程度のもの。
例えば昼にラーメンを食べるなら、具材と麺は食べてもいいけどスープは残す。コンビニや弁当屋でお弁当を買うなら、一人前分のみ。カレーライスを食べるなら、カツカレーではなくノーマルカレーを頼むという感じで食事量抑え気味を意識する程度。
もちろん食べ過ぎてしまうこともありましたが、そういう場合は夜に食べる赤から鍋の具材を減らす等で調整していました。
赤から鍋の具材について
ここでは赤から鍋の具材をご紹介しますね。
ベースとなる具材は、下記10種類です。
キノコ類 :椎茸、しめじ、エノキタケを各々1/4パック
たんぱく質:豆腐 1/2丁
炭水化物:うどん 1玉
野菜類とキノコ類はほぼ固定で、日によってたんぱく質を増やします。焼売or餃子or豚バラ肉のいづれかを足すという感じで。
お昼を食べ過ぎた場合や今日は頑張りたい!という日はたんぱく質を豆腐のみとし、うどんを抜いて調整をしていました。
赤から鍋の作り方
ここでは作り方を説明していきます。
まず白菜とニラを一口大サイズに切り分け、お鍋に投入。
京ネギは厚めに斜め切りをして、お鍋へ。
ホウレン草は茎と葉部分の真ん中ぐらいで切り分けてお鍋へ。
椎茸は薄切りにし、しめじとエノキタケはほぐしてお鍋へ。
豆腐は一口大サイズに切り分けてお鍋に投入。
焼売等の追加具材も適量お鍋へ入れてしまいます。
ここでお鍋に赤から鍋スープを入れ、加熱。具材が煮上がったらうどんを投入し、1分程煮込めば完成です。
レタスは一口大サイズにちぎり、芯に近い部分は茹でたり、葉部分は軽く湯がいてレタしゃぶのような感じでいただきます。
赤から鍋ダイエットをする際の注意点について
赤から鍋ダイエットをする場合、ココは気を付けた方が良い!という点をご紹介していきますね。
夏場は避ける
赤から鍋は真冬に食べても汗ばみます。それを夏場に食べれば、とんでもないことになるので注意してください。
私は体重維持の為に夏場でも赤から鍋を食べたりするんですが、その時の発汗量はとんでもないことになっています。頭の天辺から汗が噴き出し、シャツは汗でびっしょり。食後にお風呂へ入る用意が出来ているとかならいいですけど、入浴後に食べるのは控えてくださいね。
またお風呂に入らないといけなくなってしまいますから。
辛さは自分に合ったものを選ぶべし
私は辛味が好きなので、赤から鍋スープの5番を愛用しています。これは私にとってベストなだけで、他の人にもベストであるとは限りません。辛味は限界を超えると食べるのは無理!となってしまうので、自分に合ったものを選ぶよう心掛けてください。
辛味の目安を主観(笑)でお伝えしますね。からあげクンREDやカラムーチョを美味しく食べられるなら、5番が丁度良いぐらいの辛さです。これらがちょっとキツイかなって感じる方は3番とかが良いですね。
3番でもキツイ!基本的に辛い物は向いていない!という方は辛さマイルドの1番を試してみてください。
〆は控える
私はうどんを入れていますが、これは〆というより具材として食べています。
例えばすき焼きにうどんを入れると思いますが、このうどんを〆とは思いませんよね。赤から鍋に入れるうどんも同じような立ち位置だと考えてください。
ここでいう〆とは雑炊やリゾット等、赤から鍋スープを大量に吸収する〆を指します。雑炊にしたからといって、味が悪いわけではありません。辛味を強く感じることになりますが、卵を入れればマイルドに出来ます。
最初から雑炊をする予定なら、いつもより辛味を落としたスープを選べば丁度良い辛さで雑炊をいただけるでしょう。
では美味しいのに何故ダメか?と言いますと、それは塩分摂取過多になってしまうから。
〆無しだと摂取できるスープの量は少ないので、そこまで塩分を気にする必要はありません。
しかし〆でスープを大量に取り込んでしまうと、塩分は摂取過多に。これではせっかく体重を落とせたとしても、健康的な身体から遠ざかってしまう可能性が高くなってしまいます。
若い方なら無理がきくでしょうけど、中高年の方は〆を控えるようにしましょう。
赤から鍋成功の為のアドバイス等
赤から鍋ダイエットは精神的にも肉体的にも負担をあまり感じない、楽なダイエット方法です。ただその分、体重減少ペースは緩やかなのでダイエット期間が長引いてしまいます。ここに注意してください。
ダイエット期間が長いとモチベーションを維持するのは大変。
幸い赤から鍋ダイエットは昼食の自由度が高いので、昼食で好きなものを食べる等して心身のリフレッシュをはかってくださいね。