成人男性一人分が身体から消えた…と言ったら、あなたは信じられますか?
じつは私、120kgから50kgへと-70kgのダイエットに成功した過去があります。そうです、成人男性一人分です。人間一人分が私の身体から消えたのだと思うと、今でもなんだか不思議な気持ちになります。
「どうしてそんなに太っていたの?」
「どうしてそんなに痩せられたの?」
そんなふうに不思議に思った方は、過去の記事をご覧くださいね。
私が70kg痩せるまでに、本当に色々なダイエット法を試しました。その数はなんと44種類!
今回はその中から、りんごダイエットをご紹介したいと思います。
おすすめ度★★★☆☆
目次
私のりんごダイエット体験談
私がりんごダイエットを始めたのは、母の友人の話を聞いたことがきっかけでした。話によれば、母の友人がりんごダイエットでぽっこりお腹がスッキリして、きれいになったというのです。ついでに慢性的な便秘も解消されたとか。
私もぽっこりお腹が気になっていましたし、酷くはありませんでしたが便秘がちだったため、りんごダイエットを始めてみることにしました。
方法は簡単で、
- 3日間りんごのみを食べる
- 飲み物は水かお茶か砂糖を入れないコーヒーのみ
というものです。
3日間で終わるというのも魅力的でした。ダイエットは苦しく辛いものというイメージがあったので、苦しい思いが3日で終わるなら頑張れると思ったのです。
りんごダイエットを始めてみて驚いたのは、その整腸作用の素晴らしさでした。りんごダイエットを始めた翌日にはスッキリとしたお通じがあり、元々体重が多かったのもあってか、体重は1kgほど減っていました。
満腹感もありお腹が空いて辛いということもなく、あっという間に3日間のダイエット期間が終わりました。結果は3日間で-3kgくらいになっていたと思います。
こんなに簡単に痩せていいのかなと思うくらいに簡単でしたが、りんごダイエットが終わってから気が緩んでしまい、元の食生活に戻ったらリバウンドしてしまいました…。
とはいえ、ダイエット効果が数字として目に見えやすいので、りんごダイエットが終わってからも食生活に気を付けられればとてもいいダイエット法だと思います。
りんごダイエットのやり方
「りんごダイエットって、3日間もりんごを食べ続けるの?」と不安になった方もいらっしゃるかもしれませんね。でも大丈夫。りんごダイエットには以下の3つのやり方があるので、ご自身のやりやすい方法を選ぶことができます。
- 3日間りんごのみを食べる
- 1日1食をりんごに置き換える
- 食前にりんごを食べる
それぞれの方法を詳しくご紹介します。
3日間りんごのみを食べる
一つ目は「3日間りんごのみを食べる」だけのりんごダイエットです。
私がやったりんごダイエットはこちらの方法でした。りんごを食べる量に制限はなく、お腹が空いたらいくらでも食べてOKなので、お腹も空きにくかったです。
こちらはとてもシンプルなダイエット法ですが、注意点が4つあります。
- 飲み物は水、お茶、砂糖の入っていないコーヒーのみにする
- 体調の優れない日は避ける
- 体調不良を感じたらすぐやめる
- 栄養のバランスが偏るため、3日間で必ず終わりにする
※続けたい場合は2~3日間をおいてから再開する
特に、簡単で効果の出やすい方法なのでどうしても3日間以上続けたくなる方がいらっしゃると思いますが、必ず3日間で一度終わりにした方が良いと思います。
栄養のバランスも偏りますし、摂取カロリーも低くなりがちなのであまり長く続けると体調不良を起こす可能性があります。私の知人にもりんごダイエットで痩せた人がいるのですが、無理をして2週間続けたところで倒れてしまい、病院にかかっていました。
続けてりんごダイエットを行いたい場合には、3日間のりんごダイエットが終わったら2〜3日の休息日をいれるといいのではないでしょうか。そうすることでストレスが溜まりにくく、長く続けていきやすくなると思います。
キレイになるためのダイエットですから、体調を崩さない範囲で行うことをおすすめしたいです。
一日一食をりんごに置き換える
二つ目は「一日一食をりんごに置き換える」方法です。
一日一食をりんごに置き換えられれば置き換えのタイミングはいつでも良いそうですが、私のおすすめは夜の置き換えです。夜はどうしても食事のウェイトが大きくなりがちですよね。当然、摂取カロリーも高めになりやすいのです。
このタイミングで食事をカロリーの低いりんごに置き換えれば、満腹感を得ながらカロリーダウンを実現でき、痩せやすくなります。
食前にりんごを食べる
三つ目は「食前にりんごを食べる」りんごダイエットです。
食前にりんごを食べることによって満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防止。結果的にカロリーダウンすることができます。この場合、りんごは1/2個に抑えるとよいでしょう。
丸々一個食べたい場合には、主食であるご飯や麺類、パンなどを少し減らすのがおすすめです。
りんごダイエットで効果的に痩せられる7つの理由
「りんごダイエットのやり方は分かったけど、どうしてりんごで痩せられるの?」
と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。そこでここからは、りんごダイエットで効果的に痩せられる7つの理由について、私の体験も踏まえながらご紹介したいと思います。
りんごダイエットで効果的に痩せられる理由は7つあります。
- カロリーが低い
- 肥満予防できる
- 低GI食品のため太りにくい
- むくみ解消に効果的なカリウムが摂取できる
- 整腸作用のある食物繊維が豊富に含まれている
- 血糖値の急上昇を抑えてくれる
- 食べ応えがあり満腹になりやすい
カロリーが低い
りんご一個(約200g)あたりのカロリーは約100kcalととても低いです。1個食べればかなりの満腹感がありますし、たくさん食べても低カロリーなので効果的に痩せられます。
私もりんご1個でかなり満腹感がありました。お腹が空いたときにはもう少し食べることもありましたが、それでも太るどころかきちんと痩せていきましたよ。
カロリー(100gあたり) | 炭水化物 | 脂質 | たんぱく質 | |
りんご(皮あり) | 56kcal | 16.2g | 0.3g | 0.2g |
りんご(皮なし) | 53kcal | 15.5g | 0.2g | 0.1g |
肥満予防できる
調べたところ、りんごに含まれる豊富な食物繊維は、腸内の環境を改善し、肥満予防に効果を発揮すると考えられているそうです。
また、りんごには「プロシアニジン」という成分も豊富です。プロシアニジンはりんごに含まれるポリフェノールの一種です。このプロシアニジンは内臓脂肪を減らす効果があるとされています。
ぽっこりお腹が気になる方は積極的に摂りたい成分ですね。
低GI食品のため太りにくい
りんごはGI値34と低GIで、太りにくい食品です。
GI値とはグリセミック・インデックスのことです。厚生労働省によるとこのように定義されています。
”グリセミック・インデックス(glycemic index:GI)は、血糖上昇という消化性炭水化物の生理機能の違いに着目して消化・吸収される炭水化物の質的評価を行うための指標である。”
これは、簡単に言うと「食後の血糖値の上昇度を数字で表したもののこと」です。
GI値が高いほど血糖値が急上昇して太りやすくなり、低いほど血糖値は緩やかに上昇して太りにくいと言われています。GI値55以下は低GIであるとされていますが、その中でもりんごはGI値34であるため太りにくい食品であると言えるでしょう。
むくみ解消に効果的なカリウムが摂取できる
りんごにはむくみ解消に効果的な「カリウム」が豊富に含まれています。カリウムはナトリウム(主に食塩として摂取されるミネラルのこと)を排出する働きがあるため、塩分の摂りすぎによるむくみを解消してくれます。
そのため、塩分の摂りすぎなどでむくんだ顔や身体がほっそりするのです。ふだんからむくみがちな方には嬉しいですね。
整腸作用のある食物繊維が豊富に含まれている
りんごには水溶性食物繊維「ペクチン」や不溶性食物繊維「セルロース」が豊富なため、整腸作用があります。
りんごが便秘に効果的と言われるのはこの2つの食物繊維のおかげだったのですね。普段からお腹がポッコリしがちな方は、りんごでお腹すっきり効果が期待できるでしょう。
血糖値の急上昇を抑えてくれる
調べたところ、りんごには血糖値の急上昇を抑える効果もあるそうです。
血糖値が急上昇すると、インスリンで処理しきれなかった糖が中性脂肪として身体に貯えられてしまうので、太りやすくなってしまいます。
りんごには前述の通り豊富な食物繊維が含まれています。特に水溶性食物繊維には糖質の吸収を遅らせる働きがあるため、血糖値急上昇を抑制し、ダイエットに効果を発揮してくれます。
食べ応えがあり満腹になりやすい
シャキシャキと歯ごたえのあるりんごは、とても食べ応えがあり、満腹になりやすいです。そのため、食べ過ぎを防止して痩せやすくなる効果があります。
私もりんごダイエット中はこの食べ応えに助けられました。
りんごダイエットのデメリット
メリットの多いりんごダイエットですが、デメリットも2つあります。
- りんごに飽きやすい
- リバウンドしやすい
りんごに飽きやすい
りんごダイエットに限らずですが、単品を食べ続けることになるため、どうしてもりんごの味に飽きてしまいがちです。特に、ダイエットに一番効果的な「3日間りんごのみを食べ続ける」方法ではりんご以外の食べ物を摂らないため、3日もするとりんご以外が食べたくなってしまう場合もあります。
りんごの食感や味に飽きてしまった場合、私は焼きりんごを作っていました。
芯を取ったりんごを5mm幅にスライスし、耐熱容器に並べてシナモンパウダーを少々振り、トースターで10分程度焼くだけです。自然な甘みとシナモンの香りで美味しくいただけますよ。
リバウンドしやすい
りんごを食べることによって痩せられるのは私も体験し実感できたのですが、普通の食事が食べたくなってストレスが溜まりやすいのも事実です。りんごダイエットが終わった途端に気が緩んで、お菓子などドカ食いしてリバウンドしてしまう危険性もあります。
りんごダイエット中からストレスが溜まりすぎないように、こまめにストレス発散をしましょう。また、ダイエットが終わってからも以前の食生活に戻らないように注意が必要です。
より効果的にりんごダイエットするには
りんごは栄養が多く含まれる「皮ごと」食べることでダイエット効果が高まります。
前述の通り、りんごには食物繊維やポリフェノールといったダイエットに効果的な成分が多く含まれていますが、じつはそれらの成分は実よりも皮に多く含まれているのです。皮ごとりんごを食べることによって、これらの成分がよりダイエットを後押ししてくれます。
皮ごと食べるのが苦手ではない方は、ぜひ皮ごと食べてより効果的にりんごダイエットを行ってみてくださいね。
りんごダイエットでお腹の中からキレイを実感しましょう!
今回は、私の試した数々のダイエット法の中からりんごダイエットについてご紹介しました。
最後にもう一度おさらいしましょう。
りんごダイエットには3つのやり方がありましたね。
- 3日間りんごのみを食べる
- 1日1食をりんごに置き換える
- 食前にりんごを食べる
もしも3日間りんごのみを食べる方法でダイエットする場合には、3日間以上連続して続けないように注意してください。体調を崩してしまう場合があります。
より効果的にりんごダイエットを行いたい場合には、皮ごとりんごを食べるようにしてみてください。りんごに多く含まれる食物繊維やポリフェノールは実だけでなく皮にも多く含まれています。丸ごと食べることでダイエットを後押ししてくれることでしょう。
りんごは様々なダイエット効果がある優れた食品です。特に整腸作用に優れているため、「お腹すっきり」は私も強く実感しました。普段からお腹ぽっこりに悩まされている方には特におすすめのダイエット法です。
ぜひあなたも、りんごダイエットでお腹の中からすっきりキレイを実感してみてくださいね!