韓国アイドルの影響で流行中のピラティス。
今やダイエットしたい女性が、始めてみよう!と思うもので1番に上がるのではないでしょうか?
そんなピラティスを継続しているとなぜ美ボディになれるのか?
アイドルたちはなぜあんなにもスタイルがいいのか?
本当にピラティスだけ?厳しい食事制限をしているからでしょ?
なんて疑問に思う方も多いかもしれません。
本日はピラティスインストラクターであり、ダイエット検定一級を取得している私の知識や経験からお話しさせて頂きます!
【ダイエット】本当の意味とは
ダイエット=体重を落とすこと
というイメージがあるかと思いますが、実は本来の意味から逸脱した和製英語だったということをご存知ですか?
DIETという言葉を英和辞典で検索すると、日常の食事・食事療法・規定の食事・食事制限と記載されています。
日本人の痩せる・体重を落とすという認識は、食事療法などの結果から得られるものが由来になってしまった、ということです。
ここの理解があるだけで、ダイエット=無理をする、きついというイメージが払拭できるかと思いますし、ダイエットは自分の身体をより良く、健康的にするものであるとお分かり頂けるのではないでしょうか?
私自身、知識がつく前は○○だけダイエット、ファスティング、糖質制限、甘いものを一切やめる、などの食事制限から、筋トレやジョギング、HIITトレーニングなどのハードな運動まで様々なダイエット方法を試してきました。
ですが、理想の身体、心地がいい自分になれたのは全てを辞めてから。
ダイエットとは人が本来持っている機能を適切に保ち、活用するために、食事や生活習慣、身体活動を改め、心身ともに健康である事を目指すもの。
そんな風に私は思います。
私は今も昔も食べることが大好きなので、食をおろそかにすることは一切なく、好きなものを好きなように食べています♪
間違えて欲しくないのは、暴飲暴食をする、ではないということ。
あくまでも、自分の心と身体に聞いてみて、その上で選択をする。少し体が重たく感じれば、体を整える時間を作る。むくみが強いと感じれば、塩分を控えたり、マッサージをしてみる。食べすぎたなと思ったら前後の食事で調整をしてみる。
こんな簡単な選択の繰り返しなんです。
欲しい情報がすぐにキャッチできる世の中は有難いですが、私たちのこのシンプルな生き方を複雑にしてしまうというデメリットもありますよね。
現代を生きる私たちには何かを足そう、足そうとするのではなく、一旦人間のあるべき姿をイメージして、不要なものを削ぎ落とすほうが必要なのかもしれません。
どんな不調にも、よく食べ、よく寝て、よく動く、この3つを言われることが多くないですか?
今、様々なものを試している方は是非一度、恐怖心を手放し、自分の心に従って生活を改めてほしいと強く願います。
ピラティスのダイエット効果
ここまでを踏まえて、ではなぜピラティスがダイエット効果が高いと思われるのか、痩せる方が続出するのか。
一言で表すと、ピラティスで骨格や身体機能の改善ができるからだと思います。
ピラティスを日常的に行うことで、普段使わない筋肉たちにアプローチすることができ、筋肉量がUPします。筋肉量が上がれば基礎代謝も上がり、脂肪の燃焼度も上がるということ。
そして、適切な筋肉たちがつくということは、偏った体の使い方をしないため骨格の歪みも改善されていきます。
筋肉は骨にくっついていますから、誤った体の使い方やクセがあるとどんどん骨格を悪い方へと引っ張っていってしまうんですよね。
まだまだ続きます。骨格が整っていけば、臓器も適切な位置に戻り、身体の中までもきれいに整っていく。
呼吸を深く意識することや集中力を高め、エクササイズ一つ一つに意識を向け続けることで自律神経も整い、身体の内側外側、心、頭の中全てに繋がっていくということなんです。
まるで連想ゲームのように心身の繋がりがあることをご理解頂けたでしょうか?
おすすめエクササイズ3選
ダイエットの為にピラティスを始めたい方におすすめなのが、下半身のエクササイズ。なんと全身の筋肉の約70%が下半身にあると言われているんです。
効率よく筋肉量を上げるエクササイズはこちら↓
【ショルダーブリッジ】
1.仰向けになり膝を立て(坐骨幅)腕を手のひら下向きにして身体の横に置く
2.息を吸って準備、吐きながら骨盤から背骨を一つずつ上に上げていく
3.胸から膝まで一直線でストップ。次の吐く息で胸から一つずつマットに下ろす
◎床から離れるときはセロテープを剥がすようなイメージ、降りていくときは押し付けるのではなくそっとマットに下ろしてあげる
【クラム】
1.肘枕をして横向きに寝る。頭、肩、お尻、かかとまでが一直線になるように膝を曲げる
2.左右の骨盤がマットに対して垂直な状態をキープ、吐きながら上の足を開き、吸いながら閉じる。
3.(股関節から本を開くように膝をパカっと開く。このときかかとは離さない)
◎膝が遠くを通るように、骨盤がグラグラしないように行うと効果UP
【シングルレッグキック】
1.うつ伏せになり、肩の真下に肘をつく
2.恥骨を優しくマットに当て、お腹を引き込む。肩がすくまないよう前腕でマットを押す意識を保つ
3.片足ずつお尻をキックしにいくように膝を曲げる
◎お腹の意識が抜けるともも裏やお尻に効いてこない為、常に上半身の意識を保つ
まとめ
私の考えでは、ピラティスでダイエットは可能だと思います。
ピラティスを行うことで、身体機能が活性化され、心身ともに整っていくと考えられます。その結果、自分の本当の声が聞こえるようになり、食事の管理も無理なく行うことができる。
ダイエットは食事の管理、運動も大事ですが、何よりもメンタルが大切です。メンタルの安定こそが食事の管理をスムーズにしてくれるんですよね。
これらのことからピラティスを日常的に行っている方は、無理にダイエット(日本の捉え方)をしなくとも、健康的に引き締まっていくのだろうと思います。
身体を変えたい!という方は、週に二、三回の運動がオススメなので、その中の一回だけでも、ぜひプロにしっかりと見ていただき適切な動き方を身体で覚えてみてください。
この記事を読んでくださった方が1人でも、無理なダイエット、体重に縛られるダイエットから離れ、健康的な心身を目指すという意味のダイエットを実践して頂けることを願います。
そしてピラティスの無限の可能性をぜひ、味わってくださいね♪
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