私は半年前に11年間続けた小学校教員を退職し、ピラティスインストラクターに転職しました。
朝から夜まで仕事に追われて心も身体も疲弊していた教員時代と比べ、今は毎日が楽しくてハッピー。転職してからは、ストレスフリーで仕事ができている上に、自分の時間もしっかり確保できるようになりました。
しかし、私はもともとピラティスを数か月を習っていただけで、資格も無く知識もほとんどありませんでした。
そして、転職活動を始める上で一番心配だったのは自分の年齢。
今からインストラクターになるのはさすがに遅いかな…と不安でいっぱいでした。そんな私でも、いくつかのポイントを意識しながら転職活動をしたことで『転職してよかった!』と思える会社に巡り合うことができたのです。
「ピラティスインストラクターになりたいけど資格がないし無理かな…。」
「未経験で運動も苦手だしインストラクターになるのは難しいかな。」
「年齢的に今から新しいことをするのは勇気がないな。」
そんなお悩みをもった方に、未経験・資格なし・30代からでも転職活動を成功させたポイントをいくつかご紹介します。
目次
転職活動を行う時のポイント
いざ転職活動を始めよう!と思っても、何からすればいいか分からないという方もいますよね。ここでは、私が実際に転職活動をする中で感じた大事なポイントをお伝えします。
①転職サイトに登録する
初めて転職活動をするという方は、まず転職サイトに登録してみてください。
転職サイトは条件を保存しておくだけで、何万件もの求人募集の中から自分に合うものを知らせてくれます。
インストラクターを目指す方におすすめなのがこの2つ。
私もいくつか登録しましたが、この2つのサイトはピラティスインストラクターの求人が他のサイトと比べて多く、運営の方とのやり取りもスムーズでした。
②未経験可に絞って探す
現在ピラティスの需要はとても高く、未経験可のインストラクターの求人はたくさん出ています。資格が無いことを引け目に思わず、未経験・資格なしの求人に絞って登録することをおすすめします。
実際に、私もほとんど未経験でしたが、1ヵ月の社内研修を受けてからインストラクターとしてデビューすることができました。知識や技術等は働きながらも勉強し続けることができるので、安心してください。
③迷わず何社か受けてみる
転職サイトを見ていると多くのスタジオがあり、「どこに募集すればいいの?」と悩んでしまうかもしれません。また、1社エントリーしたら他の会社は受けない方がいいのかなと躊躇してしまう方もいるでしょう。
初めのうちは書類選考の段階で落とされてしまう場合もあるので、同時進行で何社も受けることをおすすめします。
何社か受けているうちに、スタジオの良し悪しを比べることができ、自分の中で譲れないポイントも出てくるでしょう。
譲れないポイントを妥協してスタジオを選んでしまうと、いざ転職しても悩み続けることになってしまいます。そのポイントを早めに見つけるためにも、まずは何社か受けてみることをおすすめします。
実際の転職活動について
私は3月末に退職し、約1ヵ月で転職活動を成功させることができました。ここからは、転職活動の実態や重視すべきポイントについてご紹介していきます。
内定をもらえたのは4社中2社!
転職サイトに登録後、まずは条件を未経験可・年齢不問の二つに絞り、4社のスタジオに応募しました。
初めて受けた1社目は書類選考まで通り、オンラインでの面接を行いましたが結果は不合格。初めての転職活動ということもあったので、厳しい現実にかなり落ち込みました。
年齢のせいかな、未経験だからかな…と色々考えましたが、ここで諦めるわけにはいきません。
切り替えて、2社目の面接に臨みました。こちらの会社は書類選考から最終面接へと進み、無事に内定をもらうことができました。しかし、この会社は研修制度がかなり厳しく、インストラクターとして正式にデビューするのに3年はかかるという条件が。
自分の年齢を考えると今から3年間の研修を受けることに自信が無く、他の会社も受けるつもりだったので、せっかくのチャンスですがお断りしました。
3社目も最終選考まで進みましたが、勤務地が遠く同時進行で進めていた4社目の社風や待遇に惹かれていたのもあり、一度保留にすることに。
4社目は今在籍している会社です。他の会社とは違い、面接前にオンラインで企業の説明会がありました。
未経験を中心に採用していること、顧客満足度を目指すと共に従業員を大切にするという考え方に惹かれ、この会社を選びました。
結果的に4社中正式に内定をもらえたのは2社、1社は途中辞退という結果でした。
今は研修制度を充実させ、未経験者を中心に採用している会社も多くあります。年齢や未経験であることを引け目に思わず、自分に合った会社を選べるよう見極めていくことが大切です。
前職の経験を活かす自己PRを
ピラティスインストラクターを目指すのであれば、もちろん経験や知識があることが望ましいでしょう。しかし、私のように全く違う業種からインストラクターを目指す方もいます。
私が実際に転職活動する中で感じた大切なポイントをご紹介します。
異業種からの転職者に企業が期待していることは、
「前職から活かせる経験・スキルがあるか」
「業務に取り組むスタンスが自社にマッチしているか」
の二つが多いように感じます。
今までのキャリアを無駄にせず、ピラティスインストラクターにつながるPRポイントを用意しておくことが大切です。
私は長年教える立場の仕事をしてきたので、「教員時代に身に付けた指導力と協調性」を武器に転職活動に臨みました。
今までに身に付けたスキルや知識などをピラティスインストラクターとしてどう活かせるのか考えておくことが大切です。
また、ピラティスインストラクターを目指す理由や志望動機をしっかり言語化し、熱意をアピールすることもポイントになります。転職理由や自己PRの内容と一貫性を持たせ、ブレのない回答をできるようにしましょう。
ピラティスインストラクターになるには?転職活動を成功させるポイントまとめ
ピラティスインストラクターへの転職活動を行う時に大切なポイントは大きく3つです。
転職活動を行う時のポイント
①転職サイトを使う
②未経験可に絞って探す
③迷わず何社か受けてみる
実際の転職活動について
①未経験でも内定をもらうことができる!
②前職の経験を活かす自己PRが大切
この記事では、教員からピラティスインストラクターに転職した筆者が、転職活動の実態やポイントについて解説してきました。
異業種への転職だから、30代の転職だからといって諦める必要はありません。現在ピラティスの需要は右肩上がり。それに伴ってインストラクターの求人も増えています。やりたいという気持ちがあるなら迷わずチャレンジするチャンスです。
「なぜピラティスインストラクターになりたいのか」
「インストラクターとして働く際の自分の強みは何か」を明らかにして、ぜひ積極的にチャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。