「手っ取り早くカロリーを消費したい!」ダイエット中にそう思ったことはありませんか?
ウォーキングやランニング・筋トレなどカロリーを消費できる運動は沢山あります。そして、ホットヨガもカロリー消費におすすめな運動の一つです。
しかし、「ホットヨガは痩せると聞いたけど本当?」そんな疑問を持っている人も多いですよね。
この記事では、ホットヨガがダイエットに効果的な理由を、元ヨガインストラクターが紹介します。
目次
ホットヨガの消費カロリー
ホットヨガ(60分)の消費カロリーは、約300〜350kcalです。
とは言え、この数字だけでは消費カロリーが高いのか低いのか分かりにくいですよね。
そもそも、1日でどれだけカロリーを消費すればダイエットに効果的なのでしょうか?
1ヶ月で1キロ痩せたい場合、1日約240kcal消費する必要があります。なので、ホットヨガは効率よくカロリー消費ができると言えるでしょう。
他の運動と消費カロリーを比較
ホットヨガと他の運動の消費カロリー(60分の場合)は以下のようになります。
ホットヨガ | 約300〜350kcal |
常温ヨガ | 約150kcal |
ウォーキング | 約150〜200kcal |
ランニング | 約450kcal |
筋トレ | 約200kcal |
水泳 | 約500kcal |
表を見ただけでは、ホットヨガのカロリー消費が一番高いとは言えませんよね。
では、更に詳しく比較していきましょう。
常温ヨガ
高温多湿の環境で汗を大量にかけるホットヨガと比べると、半分ほど消費カロリーが減少してしまいます。ですが、常温ヨガがダイエットに不向きというわけではありません。
一番大事なのは継続することです。
更に、強度の高いレッスンに参加したり、通う頻度を増やせばカロリーも消費しやすくなります。また、ホットヨガよりも難易度が高いポーズが多く、インナーマッスルも強化されるので痩せやすい体作りに効果的です。
ウォーキング
日常生活の中でも取り入れやすいウォーキングは、ダイエットに一番手っ取り早いのでは?と思う人も多いようですが、消費カロリーを見てみるとホットヨガの方が多く消費できます。
ウォーキングは外の気温に影響されやすいですが、ホットヨガでは季節関係なく汗をかくことができるので効率的と言えるでしょう。
ランニング
ホットヨガより消費カロリーが高いランニング。しかし、初心者の人が1時間走り続けるのは結構きついと感じるかもしれません。
私もホットヨガを始める前は何度かランニングに挑戦しましたが、三日坊主で終わることがほとんどでした。
ホットヨガはその日の気分によって参加するレッスンを変えられるので、実際に飽き性の人も継続できたという人が多かったです。
筋トレ
明確に引き締めたい部位が決まっている人は、筋トレがおすすめです。
しかし、筋トレに筋肉痛はつきもの。
負荷をかけすぎずに、程よく筋肉を強化したい場合はホットヨガが向いていると言えるでしょう。
最近ではジムとホットヨガを併用して使えるスタジオも多くあります。筋トレでは体脂肪の分解を促進してくれる成長ホルモンが分泌されるため、筋トレ→ホットヨガの順で行うとより脂肪燃焼効果を高められます。
水泳
泳ぐのが得意・体力に自信がある人は、正直水泳の方が効率よく痩せれると思います。
ただ、1時間泳ぎ続けるのは結構大変なので、個人的には色々なポーズや動きを楽しめるホットヨガがおすすめです。
水泳は温水プールの場合でもそこまで水温は高くないため体が冷えやすくなります。代謝が悪く痩せにくい体質の人は、ホットヨガで体を温めてあげる方がダイエットに効果的ですよ!
ホットヨガで消費カロリーを効率よく高める方法
ホットヨガで効率よくカロリーを消費するポイントは以下の5つです!
- 週に2回以上レッスンに参加する
- 強度の高いレッスンを選ぶ
- 深い呼吸に意識を向ける
- レッスン前に白湯を飲む
- レッスン前後の食事にも気をつけるそれぞれ詳しく紹介していきます。
1. 週に2回以上レッスンに参加する
週に1回しかレッスンに行けないという人が、ホットヨガNGという訳ではありません。ただ、通う頻度が少なくなるほど効果を実感できるまでの期間も長くなってしまいます。
時間に余裕があれば週2回以上はレッスンに参加し、代謝を高めましょう。
早く効果を実感したいからといって、無理に毎日通ったり、1日に何回もレッスンを受講することは体調を崩す原因にもなるため注意して下さいね。
2. 強度の高いレッスンを選ぶ
強度の高いレッスンでは、インナーマッスルを強化できるポーズがたくさん出てきます。
強度の低いレッスンに比べると体に負荷がかかりやすいため、消費カロリーも高くなります。しかし、初心者の方には難易度が高いですよね。
上級者向けのレッスン参加にまだ抵抗がある人も安心してください。初心者向けのレッスンでも、内容によっては運動量が変わります。
例えばリラックスヨガの場合、座ったりや寝たままのポーズで構成されることがほとんどなので、消費カロリーもそれほど多くはありません。ダイエット効果を高めたい場合は、立ちポーズも出てくるレッスンをなるべく選びましょう。
3. 深い呼吸に意識を向ける
ポーズばかりに集中すると、呼吸が浅くなってしまう人がたくさんいます。
ホットヨガは呼吸に意識を向けることも大切です。
吸う・吐くを丁寧に行い大量の酸素を取り込むことで、血流が良くなり基礎代謝UPにも役立ちます。初心者の人は、まずはポーズの完成形よりも深い呼吸を繰り返し行うことから意識してみて下さいね。
4. レッスン前に白湯を飲む
レッスン前にコップ一杯程度の白湯を飲むことで、内臓が温まり発汗作用が期待できます。
体が冷えた状態で参加すると、思うように汗をかけないこともあるので、レッスン前は体を冷やしてしまわないように気をつけましょう。
白湯だけでは不安、という方はスタジオに早めに入り十分に体を温めてあげるとより代謝も高まりやすくなります。
5. レッスン前後の食事にも気をつける
特にレッスン後は栄養を吸収しやすい体になっているため、食べ過ぎには注意が必要です。
頑張ったご褒美に食べたくなる気持ちはありますが、なるべく炭水化物や脂質・アルコール類は控えてタンパク質を多く含む食品を食べましょう。
また、レッスン前にも食べ過ぎると体が重たくなって思うように動けなくなってしまうので、消化吸収が早い食品を選んで下さいね。
ホットヨガはダイエットに効果的?
ホットヨガは効率よくカロリーを消費できるため、ダイエットに効果的な運動の一つです。高温多湿の環境で発汗作用を促し、脂肪燃焼効果が期待できます。
ただし、即効性は期待できないので最低でも3ヶ月以上は継続することをおすすめします。また、ホットヨガの時間だけではなく日常生活の食事や体を冷やさないという意識も大事にしたいですね。
私はホットヨガを始めてから半年で約4キロ痩せることができました。
スタジオに通っていた生徒の方からも、体重計に乗るのが怖くなくなったなど、嬉しいお声を何度も頂いたことがあります。
無理のない範囲で継続し、太りにくく痩せやすい体質を手に入れましょう!
ホットヨガダイエットの失敗例
ダイエットにおすすめなホットヨガですが、実は逆に太ってしまった!という体験談も多くあります。ここでは、ホットヨガダイエットの失敗例を紹介していきます。
レッスン後の食欲を我慢できなかった
レッスンを頑張った後はどうしてもお腹が空いてしまいます。それを我慢できずにお菓子やジュースを気にせず摂取してしまうと、「ホットヨガを始める前よりも太ってしまった」なんてことも。
ホットヨガで消費したカロリー以上に摂取してしまうと体重が減ることはありません。
レッスン前後の食事はなるべく注意しましょうね。
すぐに痩せると思っていた
ホットヨガは残念ながら即効性がありません。1ヶ月通ったのに中々痩せずモチベーションが下がってしまう人も多くいました。
とにかくすぐに痩せたいという人は、ホットヨガ以外に運動や食事制限なども頑張る必要があります。
しかし、急ピッチで無理に痩せようとするとリバウンドの原因に。なるべく焦らずに、ゆっくり確実に体質改善していくことをおすすめします。
体重ばかりを気にしてしまった
ダイエット中は毎日体重計に乗る人が多いのではないでしょうか。実は、ホットヨガを始めると筋肉量が増えることがあるのでそれに伴い体重も増加する可能性があります。
筋肉量が増えることはダイエットに不利ではありません。基礎代謝が高まり太りにくく痩せやすい体へと変化していきます。
一時的な体重増加で諦めてしまう人も多いですが、脂肪が増えて太ったわけではないので安心してくださいね。
まとめ
ホットヨガでは効率よくカロリーを消費することができます。しかし、ダイエット効果に即効性はありません。
何よりも大事なのは継続できるかということです。
ヨガインストラクター時代、初めはやる気に満ち溢れてほとんど毎日レッスンに来ていたけど、日が経つごとに参加の回数が減りいつの間にか退会していた、なんていう人を何度も見たことがあります。
忙しい時期や体調が悪い日は無理をせず、自分のペースでレッスンに参加しましょう。
自分の体に合うかどうかは一度体験に行ってみてくださいね。
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