巷ではよく「水を飲むことで痩せ体質になる。」と言われています。
私が水ダイエットを実践するまでは、体重を増やしたくないのに水を飲んだらむくみで逆に体重が増えそう・・・と思っていました。
たとえ実践に移せたとしても思い出した時にちょこっと飲む程度で、仕事や家事で忙しいと飲むことを忘れてしまい、結局続かないこともしばしば。
ですが、水を飲むタイミングを”習慣化”することで、ここ4年ほど継続できています。
飲む前は50kgあった体重も1年で5kg減り、周りからも痩せたねとの声をいただきました。
本記事では、私の実体験から水ダイエットのやり方や実感した効果などを紹介していきたいと思います。
目次
なぜ1.6Lなのか?
知識がない頃の私は、なんとなく水を多く飲めばいいと思っていました。
でもそれだと続かず、どのくらいの量を飲めばいいのか、まずは自分に必要な水分量を知ることから始めようと思い、計算式を調べて自分が1日に飲むべき水分量を算出することにしました。
現在の体重×35ml
私は当時の体重が50kgなので、50kg×35ml=1750ml(1.75L)が1日の必要水分量になります。
ですが、私は継続できるダイエットをモットーにしていました。
なので無理なく続けられるよう、4回に分けやすい1600mlを1日の目標量に設定し、1回400mlで実践することにしました。
私が実践した1.6L達成のやり方
まずは400ml入るコップをすぐ取りやすい、キッチンのカウンターに置いておきます。
水はわざわざ購入せず、水道水をやかんやポットで一度沸騰させて冷ました水を飲んでいました。
沸かした水は冷めたらピッチャーに入れて冷蔵庫で保管していました。
飲む時は体を冷やさないよう、電子レンジで600W30秒で温めて常温に近い状態で飲みます。
飲むタイミング
- 7:00 寝起き直後(うがい後)
- 11:00~11:30 昼食前
- 16:00~16:30 夕食前
i>20:00~21:00 寝る前
この4つのタイミングで、400mlずつ飲んでいました。
外食の際はマイボトルを持っていくか、お冷をご飯前に飲んでいました。
1.6L水ダイエットを続けてきた私が実感した効果
私は1.6L水ダイエットをこれまで約4年ほど毎日欠かさず実践してきました。
その中で私が実感した効果をお話しします。
体内時計が整い生活リズムが安定した
歯磨きやお風呂などの習慣とは違い、決まった時間に決まった量の水を直接体内に取り込むので、自分の体内にリズムができやすくなりました。
寝る前に水を飲むことで体が入眠準備を始めるからか、睡眠の質も上がりました。
食事前に水を飲むと満腹感があり食べ過ぎ防止になった
食事前に水を400mlも飲むと結構お腹が膨れます。
これが500mlだったら満腹で必要分の食事が足りなくなるし、300mlでも食べすぎに繋がるなと思ったので、400mlはちょうどいい量でした。
さらに、食事前に水を飲むと血糖値の上昇を抑える効果が期待できるとされており、それもダイエット成功の大きな要因なのでは無いかと思います。
血糖値の上昇も抑えられて食後の眠気もだいぶマシになりました。
便通が良くなり不調だったメンタルも改善された
医療機関によると、腸はセロトニンとドーパミンを作り出す第二の脳と言われています。
その腸がうまく働かないと、セロトニンとドーパミンが作られにくくなり、やる気や元気が出にくくなるようです。
私も水ダイエットを始めるまでは、体調も気分も不安定で、ずっと不調が続いていました。
水ダイエットを始めてから、毎日便通の記録もつけるようにしました。
始める前は大体3日に1回ぐらいだったのが、水ダイエットを始めてからは1週間のうち5日連続で出ることもありました。
そのおかげで体重もするする落ちて、すごくスッキリした実感があります。
水ダイエットの注意点
多く飲めば飲むほど痩せるのか?
筆者は1日の水分量を1.6Lに設定していましたが、それよりも多く飲んだ方がより早く痩せるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、人それぞれに合った適切な水分量があります。
計算式の答え通りにきっちり数字を合わせて飲む必要はありませんが、少なすぎても多すぎても問題があります。
例えば、自分の適切な水分量より少なすぎると肌や髪の潤いも減少し便秘になります。
逆に多すぎても、不必要な分は体内から排出されます。さらに過剰な水分摂取は水中毒のリスクもあります。
目安として、計算式で算出した水分量から±200ml以内に収めることをおすすめします。
私は、習慣化して継続したいと考えていたため、本来なら1.75Lが私に必要な水分量ですが、4回に分けやすい1.6Lに設定し1回400mlに設定していました。
ですが人によって1日5回に分けて飲む方法にするなど、体格や活動量により、それぞれに適した頻度や飲める量も変わってくるはずなので、自分の続けられる量を試しながら模索してみてください。
食事中に水を飲むと消化不良になりやすい
水は必ず食”前”に飲むことをおすすめします。
なぜなら、食事中に水を飲むと胃酸が薄まり消化不良になりやすいためです。
食事中に飲むなら、脂肪の吸収を抑えるウーロン茶や脂肪燃焼を助けるカフェインを含んだほうじ茶などを飲むことがダイエットの観点ではおすすめです。
水以外を1日の水分量に含まないようにする
コーヒーやジュースなど水以外は1日の水分量に含まないようにしましょう。
コーヒーは利尿成分が含まれているため、逆に水分を排出し体温が下がり冷えやすくなってしまいます。
ジュースは糖分過多になりやすく、カロリーを多く取ってしまう恐れがあるため、1日の水分として換算しないようにしましょう。
ただし、ダイエットにおいて絶対に飲んではいけないという意味ではありません。
あくまで、1日の水分量に含まなければ適度に飲んでも構いません。
自分がストレスを溜めないように何事も適度に楽しむことが、無理なく一生続けられるコツです。
冷たい水は避ける
冷たい水を飲むと体が体温維持のために、エネルギーを消費する情報も出回っています。
確かにエネルギー消費はされるのですが、ほんのわずかな消費なのです。
それより、飲みやすいくらいに温めた水を飲むことで基礎代謝の向上が見込めます。
そして、温かい飲み物は内臓を温めて消化も促進します。
水ダイエットと相乗効果のあるダイエット
ここまで本記事では、水ダイエットの魅力を紹介してきました。
そんな水ダイエットと一緒にやって、さらに痩せやすくなったダイエットを紹介していきます。
高温反復浴
高温反復浴は、水ダイエットと一緒に取り入れるとさらに効果を感じやすくなります。
運動の時間がなかなか取れない方でも、お風呂の時間を“消費タイム”として活用できるのでとてもおすすめです。
やり方は色々ありますが、ここでは私が実際に行っていた方法をご紹介します。
まず、入浴前に200mlの水を飲みます。
そのあとシャンプーをしてからトリートメントをつけた状態で流さず、40〜42℃のお湯に5分入浴。
→ 5分休憩
→ 5分入浴
→ 5分休憩
→ 最後にもう5分入浴
合計3セット終えたらトリートメントを洗い流し、体と顔を洗いお風呂から上がります。
仕上げに200mlの水を飲んで完了です。
5分休憩の時間に冷たいシャワーを手足の先に少しだけかけると効果倍増ですよ。
普段の入浴方法を少し変えるだけなので取り掛かる労力も必要ありません。
高温反復浴はストレス解消にもなるので、ぜひお試しください。
食物繊維を意識して摂る
水を飲むと、ある程度便秘は改善されますが食事に食物繊維をプラスすることを意識すると、さらに便の量が増え排出しやすく太りにくい体質になります。
水を飲んだ後、食前に食物繊維を摂取すると血糖値上昇の抑制にもなります。
筆者がおすすめする、常時ストックできて手軽に摂取可能な食物繊維を紹介します。
- キムチ
- 乾燥わかめ
- ひじき豆
- ドライフルーツ
最後に
水ダイエットは特別な道具も労力も必要がなく、思い立った時にすぐ始められるダイエットです。
水を飲む習慣がない方も、まずは飲む時間だけ決めて毎日の積み重ねの楽しさをぜひ実感していただけると嬉しいです。








