「ピラティスをやってるけど、なかなか体重が落ちないんだけど、、、」
「友達からピラティスやると痩せるって聞いたけど、本当なの?」
など、このような疑問を持たれている方は数多くいらっしゃると思います。
こちらの記事では、ピラティスで効率よく痩せない人の特徴、そういった方の対策方法をご紹介します。
目次
そもそも痩せる、体重を減らすには何が必要なの?
痩せたり体重を減らすには、「摂取カロリー」に対し「消費カロリー」が上回ることが条件となります。
例えば、痩せない人は、摂取カロリーが2,000キロカロリーで消費カロリーが1,800キロカロリーの状態。
このカロリー状態が続くと、摂取カロリーが上回っているので、逆に体重が増えていきます。この摂取カロリーと消費カロリーについて知らないと、なかなか体重が落ちない要因となります。
<参照:大正製薬ダイレクト 健康お役立ち情報>
まずは、カロリーについて整理しましょう。
摂取カロリーとは、食事や飲み物などを通して、身体に摂取されるカロリーのことをいいます。
摂取カロリーを知るには、食べ物や飲み物についている成分表のところをみたり、各企業さんが出されているカロリー表や栄養の本などにも記載されているので、参考にしてみてください。
消費カロリーとは、日常の生活や運動によって消費するカロリーのことをいいます。皆さんが普段よく耳にする基礎代謝に加え、ピラティスやウォーキングなどによって消費されたカロリーが消費カロリーとなります。
基礎代謝とは、私たちが生きるために無意識に行っている呼吸や睡眠、体温維持などに使われるエネルギーのことです。
例えば、30代女性の方を例に考えてみましょう。
30代女性は、基礎代謝は「1,160kcal/日」となっています。
つまり、何もしなくても1日で1,160kcalを消費していることになります。
また、ピラティスを行ったり、通勤で歩いたりすると、消費カロリーを増やす要因となり、痩せやすい身体を作ることができます。消費カロリーの半分以上は基礎代謝が含まれているため、痩せるには基礎代謝を上げることが必要になります。
各企業さんより消費カロリーの早見表が出ているので、普段の家事や運動がどれくらいの消費カロリーなのかを知ることができます。
日常での消費カロリーにつきましては、下記のサイトを参考にしてみてください。とても分かりやすく書いてあります。
<参照:大正製薬ダイレクト 健康お役立ち情報>
つまり、痩せるためには摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすことが必要となります。
摂取カロリーを減らすために「食べないダイエット」を行ったことがある方もいらっしゃると思います。食べないことで摂取カロリーが減るため、一時的に体重は減りますが、すぐにリバウンドします。また、食べないことで筋肉や美容に関わるタンパク質が不足します。
タンパク質が不足することで、筋肉量の減少、肌荒れ、身体の疲労感、浮腫みなど身体に様々な悪影響を及ぼします。
筋肉量が減ることで基礎代謝も下がり、見た目にも悪影響を及ぼします。そのため、食事もしっかりと摂ることが必要です。
タンパク質についてもう少し詳しく知りたい方は下記のサイトをみてみてください。なぜ、タンパク質が大事なのかより理解でき、日々の食生活が変わると思います。
<参照:日清製粉グループ ウェルナビ>
ピラティスをやっても痩せない人の特徴3選
ピラティスをやっても痩せない人には特徴があります。
ここでは、痩せない人の特徴を3つにまとめましたので、ピラティスやっててもなかなか痩せないなと思っている人は当てはまっていないか是非、確認してみてください。
① 正しい知識を持ったインストラクターのもとでピラティスを行っていない人
② ピラティスのレッスン頻度が少ない人
③ 適切な食事ができていない人
① 正しい知識を持ったインストラクターのもとでピラティスを行っていない人
ピラティスで効果が出ない人は、もしかしたらインストラクターの問題かも知れません。
例えば、その人の身体を見ずにルーティーンのようにレッスンを行っている場合は、求めている効果はほとんど出ません。身体の悩みは人それぞれ違います。反り腰で悩んでいる人、太ももの前が張ることで悩んでいる人、巻き肩や肩こりで悩んでいる人など、様々な悩みを抱えた方がいらっしゃいます。
悩みに応じてレッスン内容を変えたり、プログラムを構成しているインストラクターではなく、どの方にも行うようなルーティーンレッスンを行っているインストラクターのもとでレッスンを継続しても当たり前ですが効果は出ません。
② ピラティスのレッスン頻度が少ない人
レッスンに通っても効果が出ない人は、週に1回で通っている方が多いです。
週に1回程度のレッスン頻度ですと、残念ながら身体が元に戻りやすくなります。
筆者はピラティスインストラクターをしておりますが、ピラティスの効果をなかなか感じられず、痩せない人の特徴として、レッスンが週に1回の方がほとんどです。
費用面でスクールに通うのが難しい場合は、自宅でマットピラティスをして出来るだけ頻度を増やすことをおすすめします。
③ 適切な食事ができていない人
ピラティスを頑張っているのになかなか痩せない人の特徴として、適切な食事が出来ていない事が考えられます。
冒頭にカロリーの話をしましたが、ピラティスを頑張って消費カロリーをあげても、それ以上に食べて摂取カロリーが消費カロリーを上回っていると痩せません。効率よく痩せるには、カロリーを意識した食事をすることが大事になります。
効率よく痩せるためのコツ
それでは、上記の事を踏まえて上で効率よく痩せる方法について書いていきます。
正しい知識を持ったインストラクターのもとでレッスンを行う
効果の出るインストラクターの特徴として、「悩みに応じて、レッスンプログラムの構成を作り、かつ安全にレッスンを行う人」です。
例えば、夏に水着をきたいのでお腹を引き締めたいという悩みを持った方がいたとします。ここで、「お腹を引き締めたいので腹筋運動しましょう!」といういきなり腹筋運動から入るインストラクターのもとでは効果は出ません。
「なぜ、お腹が出る身体になったのか?」、「どこの筋肉の硬さがあってお腹が引き締まらないのか?」など、まずは原因を聞いて見てください。
この原因に対しピラティスを行っているインストラクターのもとでレッスンをすると効果が出やすいです。
よくみる原因は、背中の筋肉の広背筋が硬くなっている人や肋骨が開いている人です。このような方にいきなり腹筋運動しても、お腹は引き締まりません。
逆に無駄な力が入り効果が出ないことがほとんどです。
このような状態の方には、まずは広背筋のストレッチを入れたり、肋骨が開かないように運動をしてから腹筋系のメニューを行う事が効率よく結果が出ます。
レッスン回数もピラティスの効果に影響してきます。筆者のスタジオでも、効率よく痩せる人は週に2回以上通っている方がほとんどです。週に2回以上通うことで、身体を効率よく動かすことができるため結果が出やすくなります。
食事の意識を少し変えてみることで効果を出す
ピラティスで効果を出すには、カロリーやGI値を意識した食事が必要になります。いきなり食事を変えるのは難しいので、少しずつ意識しながら変えていくことで効果が出やすくなります。
甘いものが好きでケーキなどの洋菓子をよく食べる人は、団子や羊羹などの和菓子に変えるだけでも、脂質が抑えられ摂取カロリーが低くなります。また、GI値を少し意識するだけでも効率よく痩せます。
朝食に食パンを食べる方はご飯に、うどんをよく食べる方はそばに変えるだけで、肥満などに関与するGI値が低くなり痩せやすい身体になります。
GI値につきましては、下記のサイトをみてもらうとより納得すると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
<参照:大塚製薬>
こちらは、主に炭水化物のGI値の一覧になります。図を参考にして食生活を考えると、パンが好きで毎朝食パンを食べている方は、ベーグルやクロワッサンに変えるだけで低GI値の食事にする事ができます。
図を参考に日々の食生活を少し変えるだけで、痩せやすい身体を手に入れる事ができます。
カロリーとGI値の関係を少しでも理解していただけますと幸いです。摂取カロリーを低く、低GI値の食べ物を食べて痩せやすい身体を手に入れましょう。
まとめ
ピラティスをやっても痩せない人の特徴として、以下の3つがあります。
① 正しい知識を持ったインストラクターのもとでピラティスを行っていない人
② ピラティスのレッスン頻度が少ない人
③ 適切な食事ができていない人
ピラティスで効果を出すためのコツも参考にしながら、素敵なピラティスライフを送りましょう。