「ピラティスを始めたいけど、高校生でもやって大丈夫?」
「成長に悪影響はないの?」
ピラティスブームが高まるなか、そんな不安を抱く方もいらっしゃいますよね。
まずは結論から。
高校生でピラティスを行うことは、とても健康に良いことばかりでおすすめです。
ただし、初心者が行うと体を痛めたり、姿勢が悪くなってしまう可能性も…。
この記事では高校生でピラティスを始めたい方向けに、ピラティスを始める際に知っておきたいメリット、デメリットをまとめています。
目次
ピラティスとは?
ピラティスは、身体の中心部である「インナーマッスル」を鍛えるエクササイズです。
筋肉を強化し、姿勢を改善することができます。
もともと戦争中に負傷した兵士のリハビリのために作られたエクササイズですが、今では健康法の一種として老若男女様々な方に愛されるものになりました。
マットで行うエクササイズや、専用のマシンを使用するエクササイズなど、様々な方法があります。
高校生でもピラティスってできるの?
結論から述べると、高校生でもピラティスはできます!
成長期中の高校生のうちからピラティスを始める方が、成人してから始めるよりも身体のクセを修正しやすくなると言われているんです。
さらに、ピラティスは部活動などで疲れた身体のケアにもおすすめのエクササイズ!
高校時代は「ダイエットをして、より可愛くなりたい!」と思うことが多い時期だと思いますが、ピラティスは健康的なダイエットとしても定評があります。
多くの方が挑戦しがちな「食事を減らす」「過度な運動をする」といったダイエット法は、成長期の阻害になり高校生にはおすすめできません。
ピラティスはエクササイズにより成長期に必要なホルモンバランスを整えたり、小さな負荷でエクササイズをおこなうため身体を痛めずにダイエットができます。
それでは、高校生からピラティスを始めることのメリット、デメリットを確認してみましょう。
高校生でピラティスをはじめることのメリット5選
高校生のうちからピラティスを始めることには、多くのメリットがあります。
代表的なメリットは、以下の通りです。
- ピラティスで姿勢を改善すると学習効果も高まりやすい
- 運動不足の解消やストレス解消に効果的
- 成長期に必要なホルモンバランスを整える
- 健康的なダイエットになる
- ピラティスを学ぶことで将来の選択肢が増える
それでは、詳しくみていきましょう。
ピラティスで姿勢を改善すると学習効果も高まりやすい
高校生がインナーマッスルを鍛えると、姿勢が改善され、外見が美しくなるだけでなく、姿勢が整うことで脳に届く血液の量が豊富になり、脳の活性化にも繋がります。
受験シーズンや期末試験期間などにピラティスを取り入れることで、学習効果が高まりやすいとも言われていますよ!
運動不足の解消やストレス解消にも効果的
ピラティスは有酸素運動です。
ピラティスを20分行うことは、20分ウォーキングをすることと同じ運動量になると言われています。
さらに有酸素運動には自律神経を整えてくれる効果もあり、ストレスの解消にも効果的です。
成長期に必要なホルモンバランスを整える
成長期や、思春期に大切なホルモンは数多くあり、それらのホルモンは脳からの指令を受けて働きます。
ピラティスエクササイズで脳を活性化することは、ホルモンの調整が盛んにおこなわれる高校生の身体にとてもいい効果を及ぼすでしょう。
健康的なダイエットになる
高校時代は「ダイエットをして外見を美しくしたい!」と思い始める方が多くなる年齢ですよね。
私も高校時代、急に夕飯の白米を減らし始め、親に「食べなさい!」と何度も言われた記憶があります‥(苦笑)
当時の私は、食事を減らしても、ランニングをしても、身体の土台が出来ていなければ美しい外見は保てないということに気づけませんでした。
ピラティスは身体の土台と呼ばれる「インナーマッスル」を鍛え、整えます。
また、身体の土台ができていると「アウターマッスル」と呼ばれる、お尻の筋肉や胸の筋肉など、美しい外見には欠かせない筋肉も鍛えることができますよ。
さらに、ピラティスは脂肪燃焼効果もあり、基礎代謝もアップ。
基礎代謝があがると、食べたものを燃焼し、エネルギーに効率よく変えてくれます。
健康的にダイエットができるピラティスは、高校生におすすめのエクササイズです。
ピラティスを学ぶことで、将来の選択肢が増える
ピラティスを受けたことがきっかけで、ピラティスインストラクターを志す方も増えてきました。
一般的に、将来の選択肢を増やすにはスキルアップや様々な経験が必要ですよね。
ピラティスを深く学ぼうとすると、人間の筋肉や骨格などの解剖学に触れます。
これらはスポーツインストラクターやリハビリ職など、様々な職業に活かせる知識です。
高校生からピラティスを始めることが、将来の選択肢を増やすチャンスにつながるかもしれません。
高校生でピラティスをはじめることのデメリット2選
高校生でピラティスをはじめることは、メリットばかりでなく以下のようなデメリットもあります。
- 初心者が自己流でエクササイズを行うと身体を痛める危険性がある
- 効果を感じるまでに約3ヶ月かかる
デメリットを理解しておくことで対処できるので、詳しく確認していきましょう。
初心者が自己流でエクササイズを行うと身体を痛める危険性がある
ピラティスで行う身体の動きは、初心者にはやや難しいと言われています。
呼吸の方法や骨盤の動かし方など、一見簡単そうな動きでも、意識したいポイントが多いのがピラティス。
正しい知識がないまま、見たままの動作をすることで腰や首に負担がかかり、身体を痛めてしまう可能性もあります。
初めてエクササイズを行う時は、初心者向けの動画を参考にしたり、可能であればスタジオにいるインストラクターに直接動きを確認してもらうのがおすすめです。
効果を感じるまでに約3ヶ月かかる
エクササイズを始めたら、なるべく早く効果を感じたいものですよね。
しかし残念ながら、ピラティスではすぐに効果を感じることは難しいと言われています。
それは、小さな負荷で身体の奥にあるインナーマッスルを鍛えていくため、それなりの時間がかかるため。
ピラティスの生みの親であるジョセフピラティス氏は、「ピラティスエクササイズをおこなうと10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」という言葉を残しています。
私も初めてピラティスをした時は、すぐに変化を感じられないことにモヤモヤしていました。
しかし3ヶ月経過した頃、友人から「姿勢が綺麗になったね!」と気付いてもらえ、効果を実感したのです。
効果を感じるまでには時間がかかることを理解したうえでエクササイズを始めると、穏やかな気持ちで継続できそうですね。
高校生でピラティススタジオに通えるの?
高校生でもピラティススタジオに通うことは可能です!
スタジオによっては、年齢制限や、未成年の場合年齢確認が必要なこともありますので事前に確認しましょう。
ピラティススタジオのお支払い方法は、月額制が多く、支払い方法もクレジットカードや口座引き落とし、現金払いなどスタジオによって対応が異なります。
事前にお支払方法をどのようにするかなど、家族と確認できるといいですね。
近年、習い事の感覚でピラティスのスタジオに通う高校生が増えてきています。
高校生の多くは土日のレッスン枠や、学校の後の時間枠に予約をしてスタジオに通われていますよ。
スタジオでは、マンツーマンレッスンとグループレッスンがあります。
マンツーマンレッスンでは、しっかりインストラクターに身体を見てもらえるので、初心者の方にはおすすめのコースです。
一方のグループレッスンが身体を見てもらえないというわけではありません!
個別で関われる時間は少ないですが、生徒さんみんなでレッスンを受けるとやる気も倍増します。
一人で黙々と何かをするよりも、誰かと楽しみながら物事を行いたい方はグループレッスンがおすすめです!
対象年齢、レッスン内容など、自分に合っているスタジオでピラティスができるといいですね。
高校生におすすめ!割引のあるピラティススタジオ
zen placeというピラティス・ヨガ専門スタジオは年齢制限がありません。
しかし18歳未満の方の体験・ご入会にあたっては、保護者の承諾書が必要となります。
さらに、25歳以下の方を対象とした月額会費 20%オフ割引プランもあるようです。
プランによっては適応外もあるようなので事前に確認してみてください。
高校生がピラティスを行う際の注意点やポイントについて
高校生がピラティスを行う際に注意したいポイントは2つあります。
- 基礎疾患のある方はピラティスを行う前に医師に相談しましょう
- 自分の体の調子を見て、無理をせず楽しくピラティスを行いましょう
ピラティスは、無理をして行うものではありません。
リラックスした状態で行うことで、ストレス発散にもつながり、リフレッシュできます。
部活動や勉強、友人との交流などで何かと忙しい学生時代。
身体に無理なく始められるように調整してみましょう!
初めて行う際のポイント
ピラティスは呼吸法がとても大切なエクササイズです。
胸式呼吸という呼吸を意識して行わないと、体のすみずみまで酸素が行き渡らず、効果が出にくくなります。
慣れない動きで呼吸を止めたくなりますが、ピラティスを始める際には呼吸の練習から行うのがおすすめです!
まとめ
高校生でピラティスをはじめると、姿勢改善や筋力アップ、学習効果が高まるなど、多くの効果を得ることができます。
デメリットや注意点を理解したうえで、楽しくピラティスにチャレンジできるといいですね!
楽しいピラティスライフになることを応援しています。
読んでいただきありがとうございました。